RESASのデータから地方創生を考える熱い2日間!(4/4)
審査発表は和やかに
いよいよ、ここから審査結果の発表です。
<マイクロソフト賞>
まずは、実業に継続開発する作品に贈られる「マイクロソフト賞」から。賞品は鞄にグッズを詰め合わせたものを提供していただきました。プレゼンターは日本マイクロソフト株式会社 テクニカルエバンジェリスト 増渕 大輔 氏。
受賞チームは「サバトレ」。
「RESASを使った上で地域に貢献している。落書き以外にも発展性があると思った」と増淵氏はコメントされました。
サバトレの皆さんは、「落書きは地域の指標に使われていないけれど、気にしている人は多いと思っています。賞を頂けて嬉しいです」と受賞を喜んでいました。
<ANTOR-JAPAN賞>
続いて、最もグローバルな作品に贈られる「ANTOR-JAPAN賞」。賞品は、「5000円分の商品券」を頂きました。プレゼンターはANTOR-JAPAN事務局 中山 圭太郎 氏です。
受賞チームは「Zen OS」。
「仮想通貨という新しい技術を使う、未来を見ていたアイディアを評価しました」というコメントと共に賞品を授与。
チームの皆様も「光栄です。法的な問題はあるなあと思いつつ、地域通貨は今後の課題として重要だと思いました」と答えていました。
<アソビュー賞>
次は、各地域の魅力付けの一助となり、人の移動を生み出すことにより一時的ではなく長期的な地域活性につながると期待される作品 に贈られる「アソビュー賞」。賞品は、「テルマー湯プレミアム入場券」を頂きました。プレゼンターはアソビュー株式会社 取締役執行役員 営業統括責任者 高村 圭 氏です。
受賞チームは「星Niteen」。
「地方では、地域を周遊して欲しいという願いが多いので、こういう経路を教えるサービスは魅力的。これまで手作りしていたものが沢山できる可能性があります」とコメント。
受賞者チームは「今回は直線で目的地に向かうルートのみでしたが、ぐるっと回るのも良いかもしれません」と答えていました。
<IDOM賞>
続いて、おでかけをもっと楽しく、もっと便利にする作品に与えられる「IDOM」賞。賞品は開発中のデバイス「タブレットナビ」。プレゼンターの株式会社IDOM 執行役員 新規事業開発室長 北島昇氏は、「まだ不具合もありますから」と笑っていました。
受賞したのは、「TripRecommender」。
「正面から地方創生をどうするかに向き合っているのを評価しました。出かけたくなるという部分で、似ていない町探しには可能性があります。一緒にやれるのではないでしょうか」と講評されました。
チーム代表は「エンジニアだけれど地方創生の現場にいました。そういう知見を落とし込めたかなと思います」と喜びを表していました。
<準優勝>
そして、いよいよ準優勝の発表です。賞品は地域の名産一人5000円分、内閣府とチームラボがアプリケーションの改善を別途支援、本ハッカソン会場のdots.利用券と豪華です。
まず先に、「他に比べて市場が具体的に定義されていました。また、ニッチな部分に着目しつつ、現実的なアイディアというのが良かった。データの可視化サービスが現実的で将来が見えていたと思う」と評価概要が述べられました。
受賞したのは、「アニメ版RESAS研究所」。
「アニメに沿った形で、わくわく感があります。アニメ情報のAPIが作られているのも良いですね。将来性が楽しみです」というコメントに対し、受賞チームは、「アニメは、10年前はニッチだったけれど、最近は地方創生にも使われていてファンとして嬉しいです。個人的に作っていたAPIも使ってもらえて嬉しかったです」と喜びを語っていました。
<優勝>
そして、優勝チームの発表です。賞品は地域の名産一人1万円分、内閣府とチームラボがアプリケーションの改善を別途支援、dots.利用券です。プレゼンターは内閣官房 地方創生推進室 RESAS 担当 大村 浩之 氏。
受賞チームは、「Happy Child」。
「元気が良かった。地方創生の中で子育ては需要が高いため、RESASでも入れたかったものを1週間で実現して驚きました。重み付け、地域のポイントを見える化、といった部分はシステムとして使えます。いろんな地域で使えるように改良してほしい」と絶賛のコメントを頂きました。
優勝チームのシステム開発担当者は「自分も北海道出身なので、地方創生にチャレンジしたいです」と抱負を語り、データの収集整形の担当者は、「データは使われなくては意味がないので、継続して、データ公開、共有をやっていければと思います」と将来を語ってくれました。
これで授賞式は終了。ここで、今回の参加者全員に「dots.利用券」が進呈されることが発表され、会場が沸きました。また、「RESASハッカソン2」の開催も発表されました。
懇親会
この後、集合写真を撮影。株式会社IDOM の北島 昇 氏の乾杯の音頭で、懇親会が始まりました。
長い1週間を終えた参加者の皆さんは、緊張が解けてほっとしたのか、とても穏やかな表情で、軽食や会話を楽しんでいました。