サーバーワークス の技術ブログ

Amazon SageMaker(というかJupyter Notebook)からRescaleを操作する

コンピュータの演算性能向上と低価格化により、流体解析や構造解析などCAEのシミュレーションを複数の条件で同時に実行できるようになりました。その結果、CAEから得られた大量のシミュレーション結果を、機械学習の教師データとして利用することが現実的になってきました。実際の例としては、最適化アルゴリズムを使用した設計探査や、深層学習による温度分布

【資料公開】WorkSpacesとシンクライアント基礎知識

技術四課の鎌田(兄)です。 先日、社内にてWorkSpacesとシンクライアントの基礎知識に関する勉強会を実施しました。 社内でも好評でしたので、その時の資料を皆様にも公開致します。 資料 こちらになります。 概要 資料では、次の点について、まとめています。 シンクライアントの基礎知識 シンクライアントに登場する周辺システム なぜWorkSpacesを使うのか? まとめ WorkS

Running OpenFOAM on AWS with Singularity containers

日本語版はこちら Container virtualization is utilized in various systems, and HPC is no exception. For instance, some supercomputers in Japanese universities will introduce Docker, and AWS Batch is also a Docker-baed service. While Docker is becomimg a standard of container virtualization, it has some issue…

Amazon CognitoとFacebookとの連携

こんにちは、技術4課OJT中の峯です。 最近、さまざまなWEBアプリ・モバイルアプリが登場していますね。 私もニュースアプリや家計簿アプリ、フリマアプリなどはよく利用しています。 名前や住所などのような個人情報を扱うアプリケーションや、有料か無料かによってサービス内容が変わるアプリケーションは、利用者はユーザー登録・認証、もしくはFacebookやTwitter

HPC特化型コンテナ"Singularity"でOpenFOAMを動かす

Click here to read in English. 近年普及が進んでいるコンテナ仮想化技術ですが、HPCの領域においても利用が広がっています。大学のスパコンにDockerが導入される例も出てきていますし、AWS提供のAWS BatchもDockerベースのサービスです。 コンテナ仮想化のスタンダードとなりつつあるDockerですが、HPC用途で使用するにはいくつか課題があります。そのうちの1つが、コンテナ間でのMP

LaunchTemplateの注意点

すでにご紹介したとおり、EC2のローンチ設定をバージョン管理できるLaunchTemplateがリリースされています。 LaunchTemplateを4つ40バージョンほど書いてみて、出てきた設定を行う上での注意点をご紹介します。 LaunchTemplateの制約事項 LaunchTemplateで基本的な内容を管理する場合には特に問題はないのですが、Advanced detailsを設定した場合にいくつかの制約が発生します。 IAM instance
AWS

NetCloudのトラフィックだけを別ルートに流したい

はじめに クライアントがNetCloudに接続すると、NetCloudの仮想ネットワークに接続するトラフィックと、通常のトラフィックの両方に接続できます。172.86.160.0/20レンジ宛のパケットがNetCloudの仮想ネットワークに接続されます。 参考: Cradlepoint NetCloud(旧Pertino)を構成する時のポイントをまとめてみた やりたいこと さて、下記イメージ図のように、NetCloudの仮想ネットワー

【初心者向け】Cloud AutomatorでREST APIを使ってみよう

この記事はCloud Automator Advent Calendar 2017の24日目です。 技術4課の渡辺です。VMware へ入社して3ヶ月ほど経ちました。入社してから、Cloud Automatorをブラウザで使うようになりましたが、まだCLI操作はしたことがありません。 そんな私がCloud AutomatorのREST APIに挑戦してみたいと思います。 1. REST APIキーの発行 REST APIを使うためには、REST APIキーの発行が必要なようです。 こちら

Amazon Linux2 の注意点【Zabbixの視点から】

Amazon Linux 2 が発表されました。 Systemd対応など、RHEL6とRHEL7のような大きな変更になっています。 Wordpressを動かしてみたとかは誰かがやるでしょうから、 今回はZabbixの視点からAmazon LinuxとAmazon Linux2の違いを見てみます。 ※現在はAmazon Linux2 LTS Candidate となっており候補版ですので、LTSリリース時には変更になる場合があります。 MySQLが無い Amazon LinuxではMySQL 5.6 を利用する

re:Invent 2017 新サービス・アップデート 紹介

今年のre:Inventでは50以上の、そしてre:Invent直前にも20以上の新サービス、アップデートが発表されました。 AWSからも、AWS Black Belt Online Seminar 2017 AWS re:Invent 2017速報のような資料や 製品発表ページが公開されております。 Serverworksでも昨年同様全ての新サービスを1時間程度のセミナーにまとめた資料を作成いたしました。 是非ご覧下さい。 re:invent 2017 サービスレポート from
AWS

【Cloud Automator Advent Calendar 2017】構成レビュー機能でAWS環境を点検する

こんにちは、技術4課の多田です。 この記事は、Cloud Automator Advent Calendar 2017の21日目の記事です。今回は、Cloud Automatorの構成レビュー機能について書きます。 CloudAutomatorの構成レビュー機能 CloudAutomatorの構成レビュー機能とは、お客様のAWSアカウントにて利用されているEC2やRDSなどのAWSリソースが決められたルールに従って運用されているかをチェックし、お客様に通知
AWS

AWSでOpenFOAMを始める4つの方法

OpenFOAMは、主に流体解析に利用できるオープンソースのソフトウェアです。ライセンスの制限を気にせずに計算環境をスケールできる点や、クラウドのAPIを実行する連携ツールが自由に開発できることから、クラウドとの相性がよいと言えます。 よくOpenFOAMを使っている方から 「AWS上でOpenFOAMを使ってみたいけど、AWSは設定項目が多くて取り掛かりづらいです。どこからは
AWS, OSS

【Cloud Automator Advent Calendar 2017】エンタープライズ企業がCloud Automatorを使うべき理由

この記事は「Cloud Automator Advent Calendar 2017」の12/19日分のエントリーです。※Cloud Automatorとはサーバーワークスがサービス提供している「AWSの運⽤を自動化し、 クラウド利用のメリットを最大限に引き出すためのサービス」です。 AWSを使う理由は? まず、はじめにAWSを使う理由は何でしょうか?スタートアップをスモールスタートさせるため、インフラコスト削減のため、

【 Advent Calendar 2017 】re:Invent発表 AWS Systems Managerとは

re:Invent 2017 で AWS Systems Manager が発表されました。 EC2 Systems Manager との関係やどのようなサービスなのかを観てみたいとおもいます。 AWS Systems Manager概要 AWS Systems Manager はタグでグループ化されたリソースをまとめてAWS ConfigやCloudTrail、Personal Health DashBoardなどの情報を表示することが出来ます。 またEC2 Systems Managerの自動化やRunCommandをグループに対して実施することが可能で
AWS

【 Advent Calendar 2017 】Zabbix IoT と Cloud Automator で作るデッドマンスイッチ

Zabbxi Iot の接点センサーとCloud Automatorを組み合わせて、自席に居るときだけサーバーが起動し、離席するとサーバーが停止する仕組みを作ってみます。 Zabbix IoT 接点センサー まずはZabbixの接点センサーを設定します。 接点センサーのケーブルをA端子と+端子あるいは、B端子と+端子に接続します。(センサーの極性によっては+端子ではなく-端子に接続する場合もあり