サーバーワークス の技術ブログ

Serverless Framework で Flask app をデプロイする

はじめに こんにちは、技術一課の山中です。 本ブログでは Python の Web フレームワークである Flask を AWS に Serverless Framework を用いてデプロイしてみます。 今回は Amazon Linux 2 上で以下に沿って進めます。 Build a Python REST API with Serverless, Lambda, and DynamoDB Flask とは Flask は Python 用のマイクロ Web 開発フレームワークです。 標準で提供する機能を最小限にしているため、軽量で

Oracle RDSでメモリ使用率が常に高くても心配しなくてよい理由

PS課の杉村です。RDSのメモリ使用率が高くて心配になることはないでしょうか。 たとえRDSのメモリ使用率が80%~90%といった高い水準になっていても、それ自体をあまり心配する必要はない、という内容についてご説明します。 CloudWatchを利用するとRDSの各種パフォーマンス情報を閲覧することができます。 例えばFreeableMemoryメトリクスを見ることで、RDSの使われていないメ

AppStream 2.0で日本語がサポートされました!

こんにちは、PS課の佐藤です。 以前AppStream 2.0で日本語を使用する方法をブログにしていたのですが、その際にシステムロケールを変更することはサポートされていないと記載しました。先日アップデートで正式にシステムロケールの変更を含めて日本語サポートされましたので、確認した内容を記事にします。 アップデート内容 デフォルトの地域設定にて英語に加えて

今週のCloud Automator(2018-12-28)

リリース情報 今週のリリース情報 WorkSpacesの一覧をCSVでダウンロードできるようになりました Business以上のプランでご利用いただけます ジョブの状態 ( 有効/無効 ) を切り替える API サインインページにアクセスすると自動的にサインアウトがされるようになりました パスワードマネージャーなどで複数のCloud Automatorアカウントを使い分けている方は都度サインアウトする

Cloud AutomatorでWorkSpacesの情報を一覧でダウンロードできるようになりました(β版)

お使いのWorkSpacesの一覧情報を、CSVファイル形式でダウンロード可能な機能が、β版としてCloud Automatorに追加されたのでご紹介致します。 これに伴い、新たに当機能の利用可否をユーザーごとに設定可能な権限も追加されました。 (正式リリースは2019年1月上旬を予定しております) WorkSpacesリスト作成機能について AWSのマネージメントコンソール上でご利用中のWorkSpacesの
AWS

今週のCloud Automator(2018-12-21)

リリース情報 今週のリリース情報 Redshiftスナップショット作成アクション 旧インスタンスタイプ(t1.micro)に対応 CLBが21個以上存在する場合の表示の不具合の修正 次週(12/25 火)のリリース情報 WorkSpacesの一覧をCSVでダウンロードできるようになります Business以上のプランで利用可能 ジョブの状態 ( 有効/無効 ) を切り替える API HTTPトリガーの実行サンプルにWindows向けのマ

BacklogのWikiをGitで管理する仕組みを作ってみた話

こんにちは、技術1課の中村です。 今日の記事はBacklogのWikiをGitで管理する仕組みを作った話です。 本題 サーバーワークスでは業務の標準化や効率化のためのドキュメントをBacklogのWikiにて管理しています。 これまではBacklogのWikiをシンプルに使っていたのですが、BacklogのWikiだと以下の点で物足りなくなってきました。 承認(プルリクエストなど)のような仕組みがない(誰
Git

更新されたAWS Well-Architected Frameworkを読んでみた

はじめに PS課OJT中の谷内です。 2018年11月にAWS Well-Architected Frameworkホワイトペーパー(日本語版)の内容が更新・公開されました。 早速、新卒を含む有志メンバーにて社内輪読会を行いましたので、今回はその内容について簡単に報告したいと思います。 AWS Well-Architected Frameworkについて AWS Well-Architected Frameworkは、AWS上の設計や運用に関するベストプラクティス集です。 長

AD ConnectorでWorkSpacesを利用中、ADのIP変わった時の対処

こんにちは、PS課のミネです。 AD ConnectorでWorkSpacesを展開している場合、ADのIPアドレスが変更となった時、どのような対処がひつようなのでしょうか。 AD Connectorの設定変更だけでは足りない まずはAD ConnectorのDNSアドレスを変更します。しかし、これだけでは足りません。変更後に作成するWorkSpacesに対しては変更後のDNSアドレスが適用されますが、変更前から存在している
DNS

IAMポリシーでPassRoleするサービスをCloudFormationだけに絞る

こんにちは、PS課のミネです。 IAMユーザーにリソース作成を許可したくない場合、CloudFormation用のIAMロールを作っておき、そのIAMロールをPassRoleする権限だけIAMユーザーには与えておけば、CloudFormation経由でだけリソースを作ることが可能です。 PassRoleするサービスをCloudFormationに絞る 以下のようにiam:PassedToServiceでPassRoleするサービスを絞ることが可能ですが、CloudFormationで

トランジットゲートウェイ利用におけるアクセスコントロールについて調べてみました。

こんにちは、技術4課の城です。 先日、東京リージョンにリリースされたトランジットゲートウェイですが、検証していたところ、アタッチメントについてサブネットを指定する部分があり、少し気になりました。 どうやら指定したサブネットにENIが作成されているようで、トランジットゲートウェイでのアクセスコントロールに使えないかと思い、調べてみました。 ※
AWS

Cloud AutomatorにRedshiftのスナップショット作成アクションを追加しました!

既存のRedshiftクラスターからクラスタースナップショットを作成する機能が、Cloud Automatorに追加されたのでご紹介します。 アクションについて Redshiftのスナップショットを作成したい時、今まではAWSが標準で提供している自動スナップショットか、マネージメントコンソールまたはAPI経由で手動作成するのが普通でした。 しかし、自動スナップショットは世代管理が出来
AWS, API

トランジットゲートウェイをAWS CLIで設定する

こんにちは、技術4課の城です。 先日、トランジットゲートウェイが東京リージョンにもリリースされました。 というわけで、私も触ってみました。「AWS CLI」で。 備忘も兼ねて、手順を紹介させていただきます。 概要 172.16.0.0/16、172.17.0.0/16の2つのVPCを用意し、トランジットゲートウェイ経由で疎通させてみます。 ※VPC等の準備については割愛しています。 AWS CLIのアッ
AWS

Lambda・SESを使って、添付ファイル付きメールを送信する

渡辺です。 S3バケットにあるファイルをメールで毎月1回送信すべしというお仕事が発生しました。 パッと思いついた実装方法は以下となります。 CloudWatch Events ルールのスケジュール式 で毎月1回Lambda Function を動かす。 Lambda Functionの実装 S3バケットにある指定ファイルを取得する。 SESのメールで添付ファイルとして送信する。 CloudWatch Eventsの部分は特に問題なかったので
AWS

ACM証明書をEメール検証からDNS検証に切り替える

PS課の杉村です。AWS Certificate Manager(以下、ACM)ではEメール検証とDNS検証の2通りの方法でSSL/TLS証明書(DV)を発行することができます。 DNS検証はサービスリリース当初には無かった選択肢ですので、自動更新の理由でEメール検証の証明書をDNS検証に切り替えたい場合があるかもしれません。 参考: AWS Certificate Managerで発行した証明書の自動更新条件 では、一度Eメール検証で発
DNS