Beginning COBOL for Programmers 読書会参加者募集

2015/04/01(水)00:00 〜 23:30 開催
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イベント内容

概要

最近プログラミングコミュニティでは、再びCOBOL言語へのの関心が高まっています。その理由としては、業界全体でCOBOLシステムのリプレイスに失敗し続けてきている、ということもあるでしょう。オープンシステムへの移行によって生じる新たな課題への対処に、COBOLへの持つ特性がうまく合致することが明らかになってきたからです。確かにそれも重要な理由です。しかし、仮にそれだけなら、私がここでわざわざ「あなたもCOBOLプログラミングを学ぶべき」という文章を書くこともなかったと思います。

COBOLプログラミングのパラダイムを十分に学べば、その知識、技術は、レガシーシステムのリプレイスヘの対応以外にも幅広く役立つでしょう。まず、自分の書くコードの品質を大きく高めることができます。重要なのは、コードの可読性・再現性が向上するということです。

コードの可読性・再現性が高い、というのは非常に素晴らしいことです。コードの可読性・再現性が高いとは、SE をどこでいつ調達しようと、仕様が同じであれば、常に得られる結果が同じになる、ということを意味します。つまり、コードの実行結果が協力会社の技術力に左右されることが少ない(あるいは、まったくない)ということです。

Java 開発に不具合が生じる原因となりやすいのが、炎上による要員の追加です。本勉強会に関心をもった方なら、ある開発のアプトプットが、炎上によって予期したとおりの品質にならず、その理由を調べた経験が少なからずあるでしょう。50 年以上の歴史に裏打ちされたCOBOLのレガシーが、そうした目に見えにくい不具合を減らす上で役立つことはありますし、少なくとも、経験の少ない未熟な Java プログラマをプロジェクトから投ざけるの役立つのは間違いないでしょう。しかし、ここで本当に問題なのは、そもそも、仕様が変わってしまうような設計をしてしまったことです。

そういう設計を防ぐことができる PM, アーキテクトは、業界全体を見渡してもあまり見つからないことは確かです。Java 開発では、結合試験後の設計変更を営業が暗黙的に認めてしまっているプロジェクトもあります。比較的「長生き」する基盤クラスが、互いの設計矛盾を引き起こす仕様変更を次々に引き起こす、というようなプロジェクトから脱出してきた SE の逸話が大量の fav とともに retweet されていたり。これはとても危険です。

しかし、適切なプログラミング言語を選択をすれば、特に「オブジェクト指向プログラミング言語ではなく、COBOLを使うこと」を心がけるようにすれば、不要な可変性は、設計から排除できるでしょう。

COBOLプログラミングのパラダイムについてよく学ぶことで、COBOL言語での開発以外の場面にも、学んだことをうまく応用できるようになるでしょう。オブジェクト指向システムであっても、COBOLの考え方を高めることができれば、利益は大きいはずです。一般に信じられているよりも、オブジェクトプログラミングとCOBOLプログラミングの間に違いはありません。中には、「突き詰めれば、Java プログラミングと COBOL プログラミングは、どちらもお互いの鏡像にすぎない」などと言う人もいます。「陰と陽」のような関係、と言ってもいいかもしれません。

本勉強会では、経験豊富な Java プログラマを対象に Michael Coughlan, Beginning COBOL for Programmer を輪読していきます。

参加資格

  • Java 業務アプリ開発経験 10 年以上の SE
    • 実際に未経験でも職務経歴書やプロジェクト体制図でそう書かれたことがあれば OK
  • COBOL 業務アプリ開発 + Java 業務アプリ開発経験の合計が 20 年以上の中堅プログラマ

課題図書

Michael Coughlan, Beginning COBOL for Programmer

今回は 1 章〜5 章を対象とします。 参加申込時に担当したい章(第一希望〜第三希望)をお伝えください。 申込者が出揃った後で、こちらで担当を割り当てます。

日時

未定(平日夜一時間程度を想定)

場所

大阪市内のコワーキングスペース・貸会議室の予定

参加費

500 円(現地払い・会場費に充当します)

開催キャンセルについて

4/1 23:59 時点で参加者希望者が 10 名に満たない場合には流会となり開催されません。 しかし、反響が大きければ、別の形で勉強会を企画するかもしれません。

注意事項

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