人工知能のためのCommon Lisp入門(中京)

2017/05/22(月)18:10 〜 20:50 開催
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イベント内容

 Common Lispは人工知能用プログラミング言語です.オントロノミー合同会社ではこれまで,東京,横浜,大阪でCommon Lispの講座を開いてきましたが,チャンスがなくて名古屋は通り過ぎていました.このたび,めでたく名古屋で表記のように講習会を開くことになりました.これまで中京地域で残念な思いをしていたかたは是非参加されるよう,お願いいたします.

 人工知能がブームになっていますが,新しくブームに参加する人たちは1956年以来の人工知能の歴史をほとんど知りません.これまでに多くの人工知能プログラムが公開され,だれでもその中身を見ることができますが,そのほとんどはLispで書かれています.人工知能とはどういうものかを正しく理解するためには,Lispのコードを読んで理解することができなければなりません.また,自分で人工知能を開発するためにはそれらのプログラムを自分流に改造したり,アイデアを新規にプログラムすることができなければなりません.

 これまでの講義では,三日間かけて各2時間で6時間のCommon Lisp全般の講義や,まったくの初心者を対象とした3時間のCommon Lisp入門コースをやってきましたが,人工知能プログラムについてはその先にあるものとしてパスしてきました.今回はおもむきを変えて,人工知能の簡単な例題をとりあげて,Common LispのコードをCommon Lispを知らない人でも分かるように解説するなかで,Common Lispがいかに人工知能に向いているかを理解してもらうようにします.

 この3時間の講義だけで人工知能プログラミングができるようになることはありませんが,これをきっかけとして,これからCommon Lispで人工知能をやってみたいという人が一人でも増えることを期待しています.

 題材は,対話アプリの原型であるイライザか,簡単な動物エキスパートシステムか,参加者の希望のおおいほうを選択して行います.事前にCommon Lisp処理系をインストールしていただければ,イライザやエキスパートシステムの簡単なプロトタイプを走らせることができるようにいたします.

 定員が16名と少なくなっております.5月ですが,早目の登録をお勧めいたします.

【講師紹介】

1980年代初頭の産業界のAIブームをきっかけに,企業にてAI技術開発に参入.以来 Lisp を用いて,エキスパートシステム開発,知能ロボット研究,エージェント研究,オントロジー開発,セマンティックウェブ研究,OWL推論エンジン開発,LODモデル開発に取り組んできた.リスプユーザ会議,欧州Lispワークショップでも論文を発表している.研究業績はhttp://researchmap.jp/seijikoide/,彼のブログはhttp://blog.livedoor.jp/s-koide/を参照のこと.人工知能学会会員,オントロノミー合同会社代表,特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ理事,国立情報学研究所特任研究員,博士(情報学)

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