Haconiwaを通じて眺めるコンテナの仕組みとエコシステム

2017/10/23(月)15:30 〜 17:00 開催
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イベント内容

概要

OSSをITに活用したい技術者および技術者を目指す総ての人々を対象とした、技術力向上を目的とした技術セミナです。

今回は、プログラミング言語RubyとLinuxコンテナ関連技術に造詣の深い、近藤宇智朗氏を講師にお迎えし、コンテナエンジン「Haconiwa」の開発経緯やコンセプト、さらにはLinuxコンテナの仕組みとエコシステムに関する展望をお話いただきます。

講演内容

インターネットサービスの大規模化、およびそれに伴う負荷上昇時の対応の困難化、あるいはオペレーションの自動化、Infrastracture as Codeの隆盛など、さまざまな文脈でLinuxコンテナに注目が集まっています。Linuxコンテナ自身も、Dockerの登場を皮切りに急激に進化をしており、単一のコンテナ利用からKubernetesのようなオーケストレーション層の技術の隆盛、ランタイム自身も古参のLXCからCRI-O、RailCarなどさまざまな実装が登場、またその基盤たるLinuxも継続的に新機能を実装し続けています。

このように注目度の高いLinuxコンテナ技術ですが、一方で、あまりに早い潮流の変化に置いていかれているような感覚を覚える向きや、触れてはみたものの根本的な技術の理解が追いつかない技術者も大勢いるのではないでしょうか。

今回は、RubyKaigi 2016のトークや、フクオカRuby大賞の受賞など、徐々に存在感を出しつつあるmruby製のコンテナランタイム「Haconiwa」の開発経緯やコンセプト、今後の展開をお話しし、それを通して今まさにダイナミックに変化し続けているLinuxコンテナの仕組みとエコシステムを一通り展望でき、学べるようなお話をする予定です。

以下のような話題に興味があればぜひご参加ください。

  • Linuxのコンテナ関連機能(Namespace、cgroup、Capability、seccompなど)
  • Linuxによる効率的なリソース利用
  • OCIなどのコンテナ標準化
  • Kubernetes、Nomadといったコンテナオーケストレーション

講師紹介

東三河出身、福岡在住。東京にて社内SE、ECサイトの開発、オンラインゲーム開発などに従事したのち、2013年よりGMOペパボに入社、技術基盤チームに所属。同年福岡に移住。もうすぐ10年戦士のRubyistであり、コミュニティ活動にも積極的で、福岡の「Fukuoka.rb」コミュニティの共催者の一人でもある。福岡Ruby会議02をよろしくお願いします。

直近の興味はシステムプログラミングとコンテナで、2016年にmruby製のLinuxコンテナエンジン「Haconiwa」をリリース。RubyKaigi 2016においてもHaconiwaに関するトークが採択されている。その後、コンテナに関する活動・講演等多数。好きなシステムコールは ptrace(2) 、好きなラーメンは北九州の「らーめん工房龍」。

タイムテーブル

時間 概要
15:00 開場
15:30-16:30 講演「Haconiwaを通じて眺めるコンテナの仕組みとエコシステム」
16:30-17:00 質疑応答
17:00 閉会

申し込み時のご注意

参加申込み時、以下の情報の入力を求めるアンケートが表示されます。
ご入力いただいた情報は、当日の会場への入館処理にのみ利用し、セミナーの終了後すみやかに破棄いたします。

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