3rd 長崎 Software Quality and Development Gathering

2018/02/02(金)12:00 〜 17:20 開催
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イベント内容

「NaITE(長崎IT技術者会)」は長崎出身や在住、興味があるなど何かしらの縁があるメンバを中心とした、ボランティアベースのIT技術者コミュニティです。活動は柔軟に、長崎はもちろん以外の全国各地でも勉強会の開催やSIG活動に取り組んでいます(2015年4月より活動)。

長崎では、2015年8月に市内でNaITEのフラグシップ勉強会イベントである「長崎 Software Quality and Development Gathering 2015」を開催、2016年には「Agile Japan 2016 長崎サテライト」「長崎 Software Quality and Development Gathering 2016」、2017年も「Agile Japan 2017 長崎サテライト」を開催し、技術コミュニティの立場から長崎を盛り上げてきました。

そして長崎QDG2016の記憶が新しいなか、開催時期を冬に移し2018年に長崎市内で「3rd 長崎QDG(長崎QDG2018)」を開催することを決定いたしました!

3rd長崎QDGではスペシャルセッションとして日本アイビーエムの細川宣啓様による「ソフトウェア品質レビューの全て:生い立ちから先進技術まで」を予定しているほか、派生開発やチーム開発、STAMPやLT(ライトニングトークス)、NaITE-SIG報告セッションなど、充実した内容を予定しております。

長崎での貴重なこの機会、長崎内外からの多数のご参加を、実行委員会一同お待ちしております!

◆開催概要

名称 : 3rd 長崎 Software Quality and Development Gathering(長崎QDG2018)
日時 : 2018年2月2日(金) 12:00~17:30(開場11:30)
場所 : メルカつきまち
主催 : NaITE(長崎IT技術者会)

◆参加費

  • 参加費として4,000円ご負担願います
  • 学生の方の参加費は1,000円となります(当日受付で学生証をご提示下さい)
  • 参加費は当日受付にてお支払い下さい(領収書をご希望の方には当日受け付け時に発行いたしますのでお申し出下さい)
  • 参加費は公平分担の観点から参加者・NaITEスタッフ・実行委員全員を対象とします
  • 参加費は当日の会場費・プロジェクタレンタル料等運営費用に充当します

◆注意事項

  • 本勉強会の内容は講演者や主催者の都合により予告なく変更する場合があります
  • 参加者による撮影や録音は禁止いたします
  • 勉強会開催記録として勉強会の様子を写真撮影いたします。撮影した写真などは勉強会レポート等に掲載することがあります。
  • 公共の施設を利用しますので,他の利用者にご迷惑にならないようにご注意下さい
  • 当日の資料の配付はございません
  • 当日の発表資料については講演者が公開を了承したもののみ、本イベント終了後に本ページかSlideshare等で公開されます
  • 参加される方は,参加申込み完了時点で本注意事項にご了承いただいたものといたします。

◆参加受付

当ページからお申し込み下さい。

◆プログラム

# 時間 タイトル・アブストラクト 講師
- 11:30

12:00
受付 -
1 12:00

12:20
オープニング
 実行委員会より開会のご挨拶を申し上げます。
実行委員会
2 12:20

13:00
■技術セッション
「派生開発を考える ~新規開発との違いを理解しよう~」
 ソフトウェア工学の書籍や学術論文のほとんどは新規開発が対象のため、派生開発についての文献は少ないのが現状です。しかし、実際の現場ではどうでしょうか?ほとんどが派生開発という方も少なくないのではないでしょうか?
 今回の発表では、派生開発について考えます。派生開発は、新規開発とは前提や制約条件が異なりますので、当然、求められるプロセスや開発方法も違ってきます。短い時間ですが、派生開発の特徴と取り組みのポイントを理解して頂ければと思います。
古畑 慶次 氏
(株式会社デンソー技研センター)
3 13:00

13:30
■NaITE-SIGセッション
「マインドマップから始めるソフトウェアテスト読書会第2期 活動成果のご紹介」
 書籍「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」は2007年に発行され、その後ソフトウェア初学者の入門書として人気を博している。しかしながら、マインドマップを使ったテスト分析・設計は実際にマインドマップを描いてみて体感的に理解できる部分も多く、書籍を読むだけでは「わかったつもり」になってしまうことも多い。そこで、普段の業務においてテスト分析・設計に対して課題を認識しているメンバーで集まり、「マインドマップから始めるソフトウェアテスト読書会SIG」というSIGとして、マインドマップを使ったテスト分析・設計を実践しながら学習することとした。
本発表では、この活動過程で得られた成果について、実際に描いたマインドマップを交えながら紹介する。
藤沢 耕助 氏
(NaITE)
休憩(10分)
4 13:40

14:20
■技術セッション
「いろいろ使える(システム理論に基づく)セーフウェアのためのモデルSTAMPとその分析法」
 MITのNancy Leveson教授によってセーフウェアが提唱され、社会情報システムの開発者を中心に我々に大きなインパクトを与えた。続いて、セーフウェアに対する工学的なアプローチのために、システム理論に基づく事故説明モデルSTAMP(Systems-Theoretic Accident Model and Processes)とその分析法が提唱され、欧米を中心に具体的な活用の取り組みが進んでいる。STAMPでは安全工学の知見を広く適用する意図の下、「事故」を広めに定義できるため、人命にかかわるものだけでなく様々な望まないイベントおよびその対策のモデル化や分析に利用できる。本発表ではそのような取り組みをいくつか紹介する。
日下部 茂 氏
(長崎県立大学)
5 14:20

14:50
■NaITE-SIGセッション
「PSP活用SIG活動報告」
 PSP(Personal Software Process)は、CMM(Capability Maturity Model, 能力成熟度)を開発したハンフリー博士が提案した個人レベルでの継続的プロセス改善のしくみです。PSPを活用することにより、技術者個人のエンジニアリングスキルや生産性、作業や成果物の品質を向上させることができます。PSP活用SIGでは、このPSPを日々の作業の中で、実際にどう活用していけばよいか、について議論しています。今回の報告では、改めてPSPについてみなさんにご紹介し、PSP活用SIGの活動状況について報告させていただきます。
くまちき 氏
(NaITE)
休憩(10分)
6 15:00

15:40
■技術セッション
「チームで、長期間で、たくさんのソフトウェアを快適に開発し、価値を生み続けるためのエンジニアリング」
 ひとりで、短期間で、1つのソフトウェアを開発するなら無くてもそれほど困るわけじゃないけれど…チームで、長期間で、たくさんのソフトウェアを開発し続けるなら必須のエンジニアリングプロセスがあります。そうしたプロセスを実現するためのツールの多くはWebアプリケーションであり、それらが連携することで真価を発揮します。本セッションでは、数あるソフトウェアエンジニアリング技術の中でそれらが重要だと考える理由をツールの歴史・トレンドと共に解説し、最近よく言われる働き方改革についても触れます。
金子 昌永 氏
(株式会社日立製作所)
7 15:40

16:10
■LT(ライニングトークス)セッション
1.「調整中」tosite氏
2.「ゆるファシ(仮)」caori_t氏
 ひとり7分の時間でソフトウェア開発に関する話題を参加者にLTしていただきます。お時間が来たら強制終了!ドキドキハラハラなセッションです!
tosite氏、
caori_t氏
休憩(10分)
8 16:20

17:20
■スペシャルセッション
「ソフトウェア品質レビューの全て:生い立ちから先進技術まで」
 ソフトウェア・レビュー技術はITの歴史の中でも古くから緩やかに成長し、今尚、最も効果が高いと 言われている技術の一つです。
しかし、その生い立ち・国内での普及期に比べて最近では作業負荷や時間制約から敬遠される場面も少なくありません。
 当セッションではレビューにまつわる多くの誤解を共有し、その解決方法・カン・コツをお話します。特にその技術的価値を有したままレビューの効率を高める工夫について議論します。
また、先進的なレビュー技法や特殊な対象(AI, IoT, Cloud)等に対するレビュー方法についてお話します。
基礎に立ち返った「息の長い定番技術」を持ち帰って頂ければ幸いです。メインテーマは「Back to Basic!
細川 宣啓 氏
(日本アイビーエム株式会社)
9 17:20

17:30
クロージング
 実行委員会より閉会のご挨拶を申し上げます。
実行委員会

講演者プロフィール

古畑 慶次 氏

株式会社デンソー技研センター
 1988年、日本電装(現 (株)デンソー)入社。研究開発部、基礎研究所を経て、1994年より携帯電話、自動車電話のソフトウェア開発に従事。2002年よりナビゲーション開発のプロセス改善、現場改善を推進。2004年に現職場のデンソー技研センターに異動。現在は、高度ソフトウェア専門技術者(トップガン)を育成する技術研修を担当。また、開発現場にて、ソフトウェア工学、プロセス改善をテーマに課題形成、問題解決、論文作成の支援・指導に従事。名古屋大学招へい教員,南山大学客員研究員、中部品質管理協会講師、派生開発推進協議会運営委員,産業カウンセラー(JAICO認定)、博士(数理情報学)

藤沢 耕助 氏

NaITE 運営スタッフ
 情報通信系企業にて品質保証業務に従事.地元岩手から離れて勤務してはいるが,自分も何か地元に貢献することはできないかと考え、盛岡ソフトウェアテスト勉強会を企画した。同様に長崎地方でのソフトウェア技術振興に取り組むNaITEの活動に共感し、実行委員活動やSIG活動の取りまとめなどに携わっている。これまでの発表は「ISTQB-ALテストアナリスト シラバス解説(長崎IT技術者会主催)」、「品質エンジニアのスキル育成(SQuBOKユーザ会 )」など。

日下部 茂 氏

長崎県立大学
 九州大学・大学院システム情報科学研究院・准教授を経て,長崎県立大学・情報システム学部・教授。これまで並列処理、ソフトウェア開発プロセスなどの研究に従事。CMU/SEI PSPインストラクタ等。

くまきち 氏

NaITE 運営スタッフ
 1988年に製造業系システム子会社に入社。組込みソフトウェアの開発を経験後、技術スタッフ部門に移り、プロセス改善業務を中心に、人材育成とか生産性向上とか、いろいろやっています。元PSPインストラクタ/TSPコーチです。基本、プロジェクトマネジメント業界に生息しています。
昔から長崎大好き。茶わん蒸しはよっそう、よりよりは萬順で決まりでしょう。

金子 昌永 氏

株式会社日立製作所
 IoT・機械学習・データ分析における開発環境とエンジニアリングプロセスの研究に従事。元々は組込みソフトウェアの開発者およびコンサルタント。そこで得られた様々な経験を新たなフィールドで活かしている。SQiPシンポジウムでのチーム開発SIG主催、テスト設計の論文発表などの社外活動も行っている。個人では仕事とは別にドローンの開発に着手。

細川 宣啓 氏

日本アイビーエム株式会社 東京基礎研究所 セキュリティ&サービス 部長
 1992年日本アイビーエム株式会社入社。 グローバルビジネスサービス部門にてエンタープライズSIを中心にトラブルプロジェクトのレスキューを経験。 2003年、社内のQA組織に技術レビュー専門組織「QI:QualityInspection」を設立。組織名と同じ品質レビュー技法QIを開発し多数のプロジェクトの品質向上に貢献。2006年より、Capers Jones, Stephen H. Kan, Tom Gilb等に師事。定量的品質管理、およびソフトウェア品質工学の基礎の指導を受ける。当該QIの技術を中心に品質関連の技術で同社東京基礎研究所に異動。ソフトウェアメトリクス、ソフトウェア品質、欠陥研究に従事。世界初のソフトウェア欠陥マスターDBと欠陥交換通信プロトコルのデザインにいそしむ日々。 憧れの人はハワード・エイケン。
IEEE Associate Member.
早稲田大学 基幹理工学部・情報理工学部 非常勤講師
日本科学技術連盟ソフトウェア品質管理研究会第7分科会主査

◆LT(ライトニングトークス)

  • LT(一人7分)でご発表いただける方はLT枠でお申し込みください(先着3名です)
  • LTの内容はソフトウェア開発やテストに関するものであれば自由です
  • 申込時のアンケートにて発表タイトル(仮タイトルでも可)と連絡の取れるeメールアドレスをご連絡下さい。
  • 企業によるツールやサービスの宣伝など、営利目的の内容はお断りさせていただきます

◆情報交換会

  • 3rd長崎QDGとしての情報交換会はございません
  • 別途NaITE主催の懇親会を企画しておりますので、講演者や参加者とさらなる交流をされたい方は別途お申し込み下さい
  • 懇親会の申し込みページが作成されましたら、本ページにリンクを掲示いたします

◆イベントサポーター(スポンサー)

  • 本勉強会イベントを応援下さるサポーター(スポンサー)を募集中です。詳しくはお問い合わせ下さい
  • サポーターランクによって、本イベントページへの御社名掲載や休憩時間のスライド投影などいたします

◆3rd長崎QDG 実行委員会

共同実行委員長
  池田 暁 (NaITE)
  日下部 茂(長崎県立大学)
実行委員
  大月 美佳(佐賀大学)
  小笠原 秀人(東芝)
  岡野 麻子(NaITE)
  古畑 慶次(デンソー技研センター)
  佐藤 陽春
  すずき しょうご(NaITE)
  角田 俊(NaITE)
  テシマ ナオト(NaITE)
  藤沢 耕助(NaITE)

注意事項

※ こちらのイベント情報は、外部サイトから取得した情報を掲載しています。
※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。