【TECH×GAME COLLEGE#28】形から入ったドメイン駆動設計によるゲーム開発の光と闇
イベント内容
概要
ゲームエンジニアに特化した勉強会「TECH x GAME COLLEGE」の今回のテーマは、ドメイン駆動設計(DDD)をゲーム開発に取り入れた事例をケーススタディに、株式会社 Nextat の中榮健二氏に登壇していただきます。DDDの戦術面を採用したソーシャルゲームの開発に実際に携わった中での成功・失敗の具体的事例や考え方の変化を技術寄りで紹介します。
DDDの戦略と戦術
DDD(ドメイン駆動設計)とは開発者・顧客や業務の専門家を含む関係者の間で、共通の言葉とメンタルモデルを育てシステムを開発していく手法です。
主にマインドについての話ではありますが、エリック・エヴァンスのDDD本ではメインの戦略面だけには止まらず戦術面たる実装パターンの紹介もなされています。
我々プログラマの多くは他者とのコミュニケーションよりセオリーや実装パターンが大好物な生き物で、本で紹介されているEntityやRepositoryを採用したり、レイヤードアーキテクチャを取り入れたりすることからDDDに入門したり、実装パターンやアーキテクチャの採用こそがDDDであるという誤解に陥ったりしがちです。
戦術面だけをつまみ食いするこれらの手法は"軽量DDD"とも呼ばれ、戦略的にモデリングまでしっかりと行う場合に比べて効果が薄いとされています。
もちろん戦略面に大局的な価値があるのは確かですが、形から入って戦術に慣れることにも意義がありDDDの理解の助けになるということをお伝えするのが本発表の趣旨となります。
お話ししたい実例の一部
- レイヤを綺麗に分けただけでもある程度保守しやすくなった話
- レイヤを分けすぎて開発速度が落ちた話
- UIから開発するView駆動設計の恐怖の話
- ユビキタス言語どころかエンジニア同士でも名付けが揺れていた話
- 10分経ってもレスポンスが返ってこなかったガチャAPIをチューニングした話
- 境界づけられ(なかっ)たコンテキストの話
お話しするゲームシステムの主な構成
PHP + Laravel + MySQL
登壇者紹介(敬称略)
中榮健二(なかえ けんじ)
株式会社Nextat 取締役
Twitter: @n_1215
予定スケジュール
18:50 受付開始
19:15 オープニング
19:20 勉強会
20:10 質疑応答
20:25 アンケート記入
20:30 meet up
21:00 終了
この勉強会の対象者(ぜひ参加していただきたい人)
下記のテーマをお持ちの方
- DDD(ドメイン駆動設計)に興味のあるエンジニア
- ゲーム開発に DDD を取り入れて悩んでいるエンジニア
その他下記のような方も是非お越しください
- 今ゲーム業界で働いているエンジニア
- これからゲーム業界で働きたいエンジニア
- ゲーム開発に興味のあるエンジニア
TECH x GAME COLLEGE とは
TECH x GAME COLLEGE(テック ゲーム カレッジ)は「渋谷でちょっといい人呼んでゲーム勉強会」をテーマに、エンジニアのための活動しています。
主催者は株式会社テクロスです。
少人数制のmeet up
勉強会のこだわりは【少人数制】で、登壇者と参加者がじっくりコミュニケーションをとり、「ここだけの話」や「もっとマニアックに」情報交換ができるように工夫しています。勉強会後のmeet upもぜひ楽しみにご参加ください。
勉強会書き起こし記事配信について
各勉強会では、ログミー(エンジニア向け勉強会の書き起こしメディア)で後日配信しています。
過去の記事
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TECH×GAME COLLEGE#1
3つのキーワードで学ぶ、ドメイン駆動設計の基礎知識 -
TECH×GAME COLLEGE#2
サーバレスか、コンテナか 歴史とともに振り返る、仮想化の次に来るもの -
TECH×GAME COLLEGE#5
よくわかるUnityアニメーション系機能~エヴァンジェリストが教える正しい使い方~
イベントでの撮影・取材のご協力
- 当日の様子のお写真をウェブサイトやSNSで公開する可能性があります。
- 撮影不可の場合は、受付でお伝えください。
その他の 注意事項
- ナレッジの共有や、参加者同士の交流を目的としない参加はお断りしております。
- 参加目的が不適切だと判断される場合、運営側で参加をキャンセルさせていただきます。
- 会場内は禁煙となっております喫煙は建物外の喫煙所をご利用ください。
2019.9.19 Update
注意事項
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