実践!インテグレーションパターン
イベント内容
EIP(エンテープライズインテグレーションパターン)をアプリケーション開発に活かす実践ノウハウの紹介です。
アプリケーションアーキテクチャの中でのEIPの位置づけ、いまどきの分散型システムを設計する基礎知識としてのEIP、アプリケーションサービスの設計パターンとしてのEIP、などの知見を共有しましょう。
参考情報
タイムテーブル
内容 | 時間 | 発表者 |
---|---|---|
オープニング | 5分 | |
実践EIP入門 ― Apache CamelでEIPを使いこなす | 40分 | 佐藤匡剛 Red Hatシニアソフトウェアエンジニア |
アプリケーションクラスの設計パターンとしてのEIP | 15分 | 増田 亨 (有)システム設計 代表 |
EIPとAkkaについて | 30分 | かとじゅん Chatworkテックリード |
発表者3人による座談会 + Q&A | 30分 |
発表内容
実践EIP入門 ― Apache CamelでEIPを使いこなす
概要
ファウラーの名著『エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン』(通称PofEAA)を受けて2003年に登場した2つの重要な技術書が『ドメイン駆動設計』(DDD)と『エンタープライズインテグレーションパターン』(EIP)でした。しかし、DDDが邦訳も出版されてかなり受け入れられているのに比べ、双子の片割れであるEIPは邦訳もまだ出版されずいまだに不遇をかこっています。
とはいえApache KafkaやJMS、AMQP、MQTTといったメッセージングミドルウェアやプロトコル、またApache Camel、AkkaといったEIPを実装したフレームワークも充実してきていて、それらを通してEIPを実践している人も少なからずいます。
発表では、EIPとはなんぞやというところから始めて、EIPの紹介、アプリケーションアーキテクチャの中でのEIPの位置付け、Apache Camelを使ってどうやってEIPを実現できるか、といったところを話します。時間があればApache Camelの最新の取り組みも紹介したいです。
発表者の自己紹介
佐藤匡剛(さとうただよし)
Red Hatシニアソフトウェアエンジニア。EIPのオープンソース実装であるApache Camelとそれを元にした製品Red Hat Integration/Fuseの開発に従事している。現在とくに注力しているのはCamelのクラウドネイティブ実装であるApache Camel K。好きなEIPパターンは、Routing SlipとClaim Check。
アプリケーションクラスの設計パターンとしてのEIP
概要
EIPのパターン、とくにメッセージのルーティングとトランスフォーメーションのパターンは、アプリケーションサービスの設計パターンとしても役に立ちます。
実際にどのようなパターンをアプリケーションサービスの設計にどう利用しているかの実践例を紹介します。
発表者の自己紹介
増田 亨
有限会社システム設計 代表取締役
著書:現場で役立つシステム設計の原則
EIPとAkkaについて
概要
EIPはメッセージングのためのデザインパターンです。インターネットもメッセージングで成り立っていますので、インターネットそのものがEIPのコンテキストと言っても過言ではありません。EIPは今どきの分散するシステムを設計する開発者として知っておいて損はありません。そんな偉大なEIPは、私が日常的に利用している分散システムのためのツールキットAkkaでもよく目にします。今回はその代表例を挙げて、EIPの考え方がどんなところで有用なのかを解説します。
発表者の自己紹介
かとじゅん
Chatworkのテックリード。10歳で初めてプログラミングに触れる。SIとしてさまざまな現場での業務を経験した後、2011年より某D社、2013年より大手ソーシャルゲーム企業で、それぞれScalaやドメイン駆動設計を採用したシステム開発に従事。
2014年7月よりChatworkに参画。現在はChatwork次期アーキテクチャのプランニングや設計、開発に携わる。
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