【東京工業大学 阪口教授ご登壇】Beyond5Gがもたらす、超スマート社会の実現: AI・サイバーとフィジカル空間・5G(ローカル5G/プライベート5G)・ミリ波の活用法
イベント内容
概要
2020年に商用化された5Gは、今後更なる発展を遂げ、2030年頃にはさらに次の世代の6Gが商用化されると予想されています。
5G/6Gの2世代はスマートフォンの延長線上ではなく、サイバー空間とフィジカル空間を直接結合する超スマート社会の実現を目指しています。本セミナーでは、東京工業大学 阪口教授をお招きし「5G/6Gの現状」「その特徴を活かして超スマート社会を実現するコンポーネントをどの様に結合するのか」そして「最も重要となる超スマート社会サービスプラットフォームによりどの様なサービスが実現されるのか」を紹介いたします。
また、弊社からはローカル5G/プライベート5Gの活用および、無線通信におけるAI・ディープラーニングの応用についてご案内いたします。
ハイライト
5Gの発展と超スマート社会への展開
通信システムへのディープラーニングの応用
AIシステム構築ワークフロー
タイムスケジュール
時間 | 内容 |
---|---|
14:00-14:40 | 5Gの発展と超スマート社会への展開 東京工業大学工学院電気電子系 教授 超スマート社会卓越教育院 教育院長 阪口 啓 2020年に商用化された5Gは、今後更なる発展を遂げ、2030年頃にはさらに次の世代の6Gが商用化されると予想されている。3G/4Gの2世代で創り出された革新的技術がスマートフォンであるのに対して、5G/6Gの2世代はスマートフォーンの延長線上ではなく、サイバー空間とフィジカル空間を直接結合する超スマート社会の実現を目指している。本講演では、はじめに5G/6Gの現状を紹介し、その特徴を活かして超スマート社会を実現するコンポーネントをどの様に結合するのか、そして最も重要となる超スマート社会サービスプラットフォームによりどの様なサービスが実現されるのかを紹介する。 |
14:45-15:25 | ローカル5Gの、現場への導入方法と活用事例 MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 田中 明美 近年、無線通信システムでは、より高い周波数の利用が求められており、今までの経験値でエリア設計することは大変困難な状況となっています。また、ローカル5Gのライセンス取得には、シミュレーション結果の提出が必須となっており、シミュレーションの重要性が増す一方で、専門家が不足している状況が見受けられます。 そこで、本セッションでは、アプリケーションを構築することで、専門家でなくても、電波伝搬のシミュレーションが行えるソリューションをR2022aの最新機能を含め提案いたします。 また、お客様の事例も合わせてご紹介いたします。 無線通信のシステム設計やプログラミング未経験者の方にもご覧いただける内容です。 |
15:30-16:00 | 無線通信向けディープラーニングの活用法 MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 竹本 桂充 近年、ディープラーニングは無線通信/レーダーシステムにおいても応用が検討されていますが、実際のシステムに実装する際には専門知識や試行錯誤の労力が必要であることに加え、時系列データを扱う例題も少ないため、アイデアを具現化するためには多くのハードルが存在します。 そこで本セッションでは、MATLABが提供する通信システム設計およびディープラーニング関連機能を用いた、システム構築の具体的なワークフローをご紹介します。例題としては、パワーアンプの非線形特性によるOFDM信号の劣化を、逆歪特性により補正する題材を取り上げる予定です。 |
※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。
登壇者
阪口 啓(さかぐち けい)
東京工業大学工学院電気電子系 教授
超スマート社会卓越教育院 教育院長
1998年、東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報工学専攻修士課程修了。2006年、博士(工学・東京工業大学)。現在の研究分野は5Gセルラーネットワーク、ミリ波通信、無線電力伝送。東京工業大学教授のほか、ドイツのフラウンホーファーHHIの上級研究員(Senior Scientist)、IEEE会員、IEICE(電子情報通信学会)フェロー、株式会社オロ 社外取締役。また、超スマート社会推進コンソーシアムを立ち上げ、Society 5.0の実現を推進する。
田中 明美 (たなか あけみ)
MathWorks シニアアプリケーションエンジニア
セルラーシステム基地局向けLSI/FPGA開発に従事。無線通信向けプロトタイプハードウェアのエンジニアを経て、2009年より現職。ローカル5G、Bluetooth、衛星通信などの通信システムを中心に、信号処理、画像処理、およびHDLの実装の支援を行う。また、電子情報通信学会/スマート無線研究会(SR)の幹事団としても活動している。
竹本佳充(たけもと よしのぶ)
ケーブルテレビ施設向け光送受信機等の広帯域伝送システムおよびその周辺装置の設計・開発に従事。2009年より現職。音声・音響、センサー、生体信号等の時系列信号処理に関連する業務を担当。
参加費
無料
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