新月の夜はデータ供養会

BADオープンデータ供養寺は、世の中に災厄をもたらすBADなオープンデータが二度とこの世を彷徨わないように「供養（データクレンジング）」するために建立されました。 シビックテックのカンファレンスCode for Japan サミットのセッションとして毎年多くの方にご覧頂いていたところ、セッションの枠だけでは話きれないdeepな話をじっくりできるように、「新月の夜はデータ供養会（くようえ）」シリーズを立ち上げました。 毎月新月の夜にゲストをお招きして、BADデータの実態や、GOODデータに生まれ変わらせるための供養術についてお伺いします。

第五夜は、サイエンスの現場におけるデータ活用の課題にフォーカスを当て、「地震データ供養」を取り上げます。私たち日本人にとって身近であり深刻な災害である「地震」について、横浜市立大学を中心とした研究グループではセンサーの活用による市民参加型の地震データ収集と活用の実証が進められています。 今宵は、地震データの収集と整備に取り組まれている国立情報学研究所の上松さんと横浜市立大学の中村さんをお招きして、元々ごく一部の専門家による利用しか想定されていなかったデータをいかに広く活用可能にするか、収集されたデータをどのように検証して正確性を向上させているかといった試行錯誤についてお伺いします。

概要

• 日時：2022年11月24日（火）23:00 - 24:00
• 主催：BADオープンデータ供養寺 https://bad-data.rip/
• 協力：Civictech.TV
• 参加方法：YouTube Liveにて配信予定です → https://www.youtube.com/watch?v=n9P0b3DYAzE

ゲスト

上松 大輝（うえまつ ひろき）氏

所属： 国立情報学研究所 特任研究員，Code for YOKOHAMA CNO

横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報メディア環境学専攻 博士前期課程修了 修士（情報学） 2003年，横浜国立大学在学中に未踏ソフトウェア創造事業（未踏ユース）にて場logが採択． 修了後，大手通信会社にてSIerとして勤務．Web系ベンチャーのCTO，COOを経て，現在，国立情報学研究所にて特任研究員としてSemantic Web，知識グラフ，IoTなどインターネットと記号に関する研究に従事．

中村 桃子（なかむら ももこ）氏

所属：横浜市立大学 生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻 修士課程

専修大学ネットワーク情報学部卒業後、横浜市立大学修士課程に進学。 アイドル好きが高じて専修大学ではアイドルの研究をしていたが、大学院では地震の研究をしている。

開催履歴

• 第一夜：高木 祐介氏（株式会社自動処理）
• 第二夜：古川 泰人氏（Code for Sapporo, MIERUNE）
• 第三夜：林 正洋氏（オープンデータ宣教師）
• 第四夜：山田 洋志 氏（株式会社ガッコム）