「TEEの現在地とベンダーの最前線」〜AI時代の信頼できるデータ処理基盤〜

2025/01/23(木)19:00 〜 20:00 開催
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イベント内容

「TEEの現在地とベンダーの最前線」〜AI時代の信頼できるデータ処理基盤〜

イベント概要

生成AIを初めとするAI活用の進展に伴い、データの安全管理が益々重要性となっています。その中で、データを秘匿化したまま処理できるTEE(Trusted Execution Environment)が注目されています。TEEとはハードウェアレベルで安全な処理環境のことであり、Intel SGXなどが該当します。近年は、NVIDIAもGPUでのTEEをサポートし、現在はAzureなどのクラウド環境でも利用可能となっています。さらに、Appleが生成AIにTEEを適用すると発表し、TEEの注目度は急激に高まっています。

本イベントでは、TEEを中心に、信頼できるデータ基盤構築のための技術動向や活用事例を深掘りします。登壇者には、国内のTEE研究を牽引する情報セキュリティ大学院大学 教授の須崎有康氏、長年TEEを含む秘密計算の事業開発を進めてきているNECの横田治樹氏、そしてAcompanyでTEEを用いた処理基盤の開発を手掛ける坂本壮太氏をお迎えします。彼らの専門的な視点から、データを安全に活用するための最前線の技術や現場での応用例をご紹介します。

NECは、TEEを用いてデータを秘匿したまま処理ができる「秘密計算技術ソリューション」を提供しています。
またAcompanyは、TEEを用いたパーソナルデータ利活用クラウド『AutoPrivacy』を提供しており、複数の企業へ展開を進めております。

安全なデータ活用・設計に課題を抱えるエンジニアや新規事業担当者、DX推進者等の皆さまにとって、新たな発見と実践的なヒントを得られるイベントです。ぜひご参加ください。

なお、TEEを用いた安全な処理は、コンピューティング・コンピューティング(機密コンピューティング)とも呼ばれています。また、TEEのようにデータを秘匿化したまま処理できる技術の総称を日本では「秘密計算」と呼ぶことが多く、TEEは秘密計算の実現方法の一つとも言われます。

こんな方におすすめ

  • TEEやクラウド基盤技術に関心があるエンジニア・研究者
  • プライバシーテックを含む製品の導入検討のためにリサーチをしている新規事業・DX担当者
  • プライバシーテック協会に関心のある方

開催概要

  • 日時:2025年1月23日(木)19:00-20:00(イベント開始30分前より待機できます)
  • 会場:オンライン(YouTubeライブ配信)
  • 参加料:無料
  • 主催:プライバシーテック協会
  • 参加方法:本イベントページからご登録いただいた方

プライバシーテック協会とは

プライバシーテック協会は、プライバシーテックの社会実装を目指した業界団体です。
主な活動目的は以下3つです。
①プライバシーテックの認知・認識獲得
②プライバシーテックに関する現行法の関係整理や新たなルールメイキング
③プライバシーテックの実証実験・事業化推進のための環境整備
現在は株式会社Acompany、EAGLYS株式会社、株式会社LayerXの正会員3社と、株式会社JMDC、株式会社博報堂DYホールディングス、KDDI株式会社、株式会社電通、TOPPANエッジ株式会社、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社、日本電気株式会社の賛助会員7社、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の特別会員2団体で構成されています(社名・団体名は入会順)。

詳細はプライバシーテック協会について説明したnote「プライバシーテック協会の活動紹介(2024年12月)〜 安全なデータ連携・利活用に向けた法制度整備や認知向上の活動 〜」をご確認ください。

タイムスケジュール

時間 内容 登壇者
19:00-19:05 はじめに プライバシーテック協会事務局
19:05-19:20 登壇① 情報セキュリティ大学院大学 教授 / プライバシーテック協会 アドバイザー
須崎有康 氏
19:20-19:30 登壇② 日本電気株式会社(NEC) バイオメトリクス・ビジョンAI統括部 シニアプロフェッショナル / プライバシーテック協会 賛助会員
横田治樹 氏
19:30-19:40 登壇③ 株式会社Acompany エンジニア / プライバシーテック協会 正会員
坂本壮太 氏
19:40-19:55 ミニパネルディスカッション
参加者からの質疑応答
登壇者全員
19:55-20:00 おわりに・アンケート プライバシーテック協会事務局

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

須崎有康 氏

情報セキュリティ大学院大学 教授 / プライバシーテック協会 アドバイザー
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1991年東京農工大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程中退。同年、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現:国立研究開発法人産業技術総合研究所)入所。1997 - 98年オーストラリア国立大学 Visiting Fellow。2001年イリノイ大学アーバナシャンペイン校 Visiting Scientist。2004、05年IPA未踏、2009年に東京大学より情報理工博士取得。2010年IPA OSS貢献者賞。2010 - 13年日本クラウドセキュリティアライアンス発起人、Board Director。2019年TCG Invited Expert。2022年9月より情報セキュリティ大学院大学 教授。OS(1CD LinuxのKNOPPIX日本語版)や仮想化などのセキュリティに従事し、IEEE、ACMなどの学会ばかりでなく、BlackHat、CODEBULEでも発表。

横田治樹 氏

日本電気株式会社(NEC) バイオメトリクス・ビジョンAI統括部 シニアプロフェッショナル / プライバシーテック協会 賛助会員
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先進的な技術の企業システムへの適用や、エンタープライズアーキテクチャに基づくシステムの最適化を推進。秘密計算やブロックチェーンなどの技術を活用し、データの安全安心な活用をサポート。

坂本壮太 氏

株式会社Acompany エンジニア / プライバシーテック協会 正会員
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京都大学理学部修士卒の23新卒エンジニア。 大学時代に競技プログラミングにハマり、Acompany主催の競プロコンテストをきっかけに開発未経験ながらスカウトされた。 高度な数学・アルゴリズム技術をプロダクトに生かす環境に惹かれ入社を決意。 業務で用いる実データに合わせて臨機応変にアルゴリズムを考えることにやりがいを感じている。

参加費

無料

注意事項

  • リクルーティング、勧誘など、採用目的でのイベント参加はお断りしております。
  • キャンセル待ち・補欠・落選の方はご参加いただくことが出来ませんのでご了承ください。
  • 欠席される場合は、お手数ですが速やかにキャンセル処理をお願い致します。
  • 無断キャンセルや欠席が続く場合、次回以降の参加をお断りさせていただく場合がございます。
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