現場から始める──変化・負債・拡大に向き合うチームの実践知

2025/08/08(金)19:00 〜 21:00 開催
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イベント内容

Scrum Fest Osaka の“その先”を、DevLOVE関西で。──語られるべき実践と、私たちの問いに出会う場。

Scrum Fest Osaka には、全国から多様な現場の実践がプロポーザルとして集まりました。その中には、惜しくも採択されなかったものの、私たちが耳を傾けたい実践、現場の話が存在していました。

今回のDevLOVE関西では、そんな「聞き手として強く惹かれたセッション」をお話してもらおうと考えました。
いずれも、チームの立ち上げ・役割・関係性・意思決定といった、日々の現場に根ざした問いと向き合う話です。
それぞれの現場の話を聞き、そこで何が起きていたのかを一緒に探り、問いを持ち帰る。そんな場にできればと思っています。
今回も、まだ答えの出ていない問いと出会い、言葉にすることで深まっていく学びを、一緒に育てることができればと思います。

みなさんのご参加をお待ちしています。

こんな方はぜひお越しください

  • それぞれのセッションのテーマに関する課題を持っていたりする人
  • 自分だったらこの課題にどう向き合うかな?と考えたい人

少しでも興味をお持ちいただければ、ご参加ください!

コンテンツ

セッション1:技術的負債に立ち向かう、ひとりから始めるチームづくり

<概要>
ある日「技術的負債をなんとかして欲しい」というミッションを受けました。ただし、チームもなく、まとまった文書もなく、知識は分散しています。

そんな“ひとり”の状態から、観察し、構造を読み解き、仮説を立て、チームを作り、育て、アウトカムを出す。
このセッションでは、実際の経験をもとに、「ひとりでできること」と「チームでなければできないこと」の境界を見極めながら、最小限のチームをどう立ち上げ、成果を最大化していくかをお話しします。

スクラムやアジャイルを形式ではなく目的達成のための手段として捉えたときに、どんな思考とアクションが必要なのか、お話したいと考えています。

<話し手>藤井 善隆(@yoshiyoshifujii)

社会人22年目。うち10年ほど技術的負債を返済するプロダクト開発に従事した経験があります。その経験を活かしドメインに注目しプロダクトと組織をアーキテクチャから変えていく取り組みをしています。

セッション2:チームと一緒に育つために考えたこと - 属人性・期日・関係性のバランスと向き合う

<概要>
私はさくらインターネットという会社で、あるチームのマネージャーをしています。

この1年でチームは急拡大し、数名の個人を主体として活動していたチームが8名になりました。

メンバーの多くがチームにジョインして1年未満。 私もその1人でした。

属人化している知識と、期日の迫るプロジェクト。社内のドメイン知識もメンバーのこともなにも分からない中で、関係性を構築し、進捗を出しつつ、属人性の高い状態からチームとして働くための体制を整えなくてはなりませんでした。

このセッションでは、自身がマネージャーとしてチームに関わる中で、関係性・期日・属人性の観点からどのようなトレードオフに悩んだか、それらに対して、アジャイルで学んだ価値観やプラクティスを活かしながら、何がうまくいき、どのような失敗をしたかについて、自身の学びを交えてお話しします。

チームは引き続き課題に取り組んでおり、まだ道半ばの状態です。

登壇時点で取り組みがどの程度機能しているか未知数なところがありますが、最新の状態にアップデートしつつご紹介したいと思います。

<話し手>澁谷 哲也(@shibe23)

トライアル & エラーを地道に行うことと、こぼれそうなボールを拾うことを得意とする生粋のマネージャー 気質。 さくらインターネット株式会社にて、さくらのクラウドの中長期を見据えた組織づくりに携わっています。

セッション3:不確実性に耐えて、どう進む?「あえて決めない」勇気と「楽しむ」戦略

<概要>
正解のない時代、プロダクトオーナーは不確実性にさらされながらも方向性を示し、意思決定をし続けなければなりません。試してみるコストが下がった今、正しさを追い求めすぎず、小さく試しながら前に進む構えが求められています。

本セッションでは、確実性を求める組織の中でも、余白を持った価値探索を可能にするチーム設計と、不確実性や判断の痛みに耐えるための「楽しさ」という戦略について、実践から得た視点を共有します。

Summary

1:自由な意思決定という幻想
* 「自分ひとりで決める」のは不可能。人間に何からも自由な意思などない。
* スクラムが前提とするチームの協力や対話の重要性

2:正解がない中での意思決定プロセス
* 自信がなくても自信のあるふるまいはできる。仮決定で前に進もう。
* スクラムの透明性と継続的改善を意思決定に活かす

3:チームの納得感をどう醸成するか
* 「みんな正しい。ただし部分的に(Everyone is right — partially)」というマインドセット
* PM/POは権限ではなく、チームへの影響力と信頼で仕事をしている

<話し手>Aki Tanakaさん(@mamedai55)

関西在住のプロダクトマネージャー。
電機メーカーでAndroid端末のUI設計を経験後、Webディレクターを経て、Chatwork(現Kubell)でPdMに転向。
現在はマーケットプレイス/フィンテック事業の会社で、カスタマーサポート(CS)領域のPdM/POを担当。いつも等身大。

今回のテーマの対象領域

  • さまざまな文脈、状況におけるチームのあり方や取り組み

受付開始

18時45分からです。

スタッフ

ハッシュタグ

DevKan


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