ミノ駆動さんゲスト登壇!アーキテクチャ設計の現在地 DMM.com×楽天グループ×NISSAN×Hondaが語る設計判断の裏側【TECH DRIVERS Day4】

2025/11/26(水)19:00 〜 20:50 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
オンライン
先着順 無料 824人 / 定員850人

イベント内容

概要

TECH DRIVERS Day4「アーキテクチャ」
設計判断の裏側に迫る──業界を越えて学ぶアーキテクチャ設計のリアル

複雑化・老朽化・肥大化──
どの業界でもシステムが直面する課題は似ています。
そんな中で「なぜその構成を選んだのか?」というアーキテクチャ設計の判断は、技術だけでなく事業や組織のあり方とも深く結びついています。

本イベントでは、ソフトウェアアーキテクトとして多くの発信を続ける ミノ駆動さんが基調講演に登壇。
アーキテクチャ設計において避けられない""判断""とその背景を語ります。

その後、楽天グループ・NISSAN・Hondaが各社の現場での取り組みを紹介。
普遍的な視点と現場の実践が交わることで、自身の開発現場に持ち帰れるヒントを提供します。

TECH DRIVERSシリーズとは

技術が動かすのは、社会のしくみや、人々の暮らしそのものだ。

モノをつくる。仕組みを変える。新しい価値を届ける。
そのすべての現場で、エンジニアは静かに、しかし確かに世界を動かしている。

TECH DRIVERSシリーズでは、業界や企業の枠を越えて活躍するエンジニアたちが集い、それぞれの現場にある技術的な試行錯誤や意思決定、設計の工夫を共有します。

異なる文脈、異なる制約、異なる価値基準。
それでも“ものづくりの根っこ”にある問いは、きっとつながっている。
エンジニアとしての視野が広がり、技術がもっと面白くなる。

※配信URLは、申込者に対し本ページ上にて当日までに表示されます。

タイムスケジュール

時間 内容
19:00〜19:05 オープニング
19:05~19:25

目的の違いが分かればコードを楽に変更できる

合同会社DMM.com ミノ駆動
仕様の追加や変更の際、正しくコードを変更するのが難しい、変更すると別の機能に不具合が生じる……
こうした問題でお困りの現場は多いのではと思います。
この問題の根底的な原因は、コードの目的を見失っている、もしくは目的の違いが分からないことであると私は考えます。
この講演では、コードを楽に変更できるようにするための考え方を紹介します。
目的−目標−手段の関係性に基づき、コードを構造化する手法を解説します。
19:25~19:45

楽天トラベルが挑む、事業成長を止めないアーキテクチャ現代化:稼働中のシステムを刷新する戦略と実践

楽天グループ株式会社 三津石 智巳
国内最大級の旅行予約サービスとして、スピード感を持って成長を続ける楽天トラベル。 そのアーキテクチャ現代化は、まるで「アクセル全開で成長する事業活動を止めずにエンジン交換をする」とも表現できるような、現在進行形の挑戦です。 本講演では、楽天グループ トラベル開発部がチームとして蓄えてきた知見と、今なお続く挑戦の中で探求し続けている現実的な戦略を共有します。 それは、既存のシステムに外殻から段階的に変革するアプローチや、組織を巻き込む「Platform as a Product」といった考え方です。 事業成長を止めずにアーキテクチャの根幹と向き合う姿勢が、皆様の現場でのヒントとなることを願っています。
19:45~20:05

SDV実現に向けたソフトウェアアーキに必要な事

本田技研工業株式会社 坪内 一雄
本プレゼンテーションでは、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)実現に向けて必要となるソフトウェアアーキテクチャの要件について解説します。まず、ソフトウェアアーキを検討する際には、「何を実現したいのか」「どのような目的や価値を提供したいのか」といった根本的な意図の明確化が不可欠です。その上で、ソフトウェアに求められる要件として、車両・クラウド・インフラを含むシステム全体の構成や、データ活用基盤、リアルタイム制御、セキュリティ、OTAアップデート対応など、多岐にわたる観点を理解する必要があります。本発表では、これらの観点を踏まえ、SDV時代に求められるソフトウェアアーキの全体像と、その設計・開発におけるポイントを分かりやすく説明します。
20:05~20:25

日産SDVを実現する、ソフトウエアプラットフォーム技術と課題への取り組み

日産自動車株式会社 三輪 剛
自動車の価値を「販売後」に高める――いま、業界の競争力を左右するのはソフトウエアのアップデート性です。
コネクテッド化と電動化が進む中で、車両を納車後も継続的に進化させる「Software Defined Vehicle(SDV)」への転換が急速に進んでいます。
本講演では、日産がこのSDVを実現するために取り組むソフトウエアプラットフォームの技術基盤と、その開発における課題への挑戦を紹介します。
アップデート性を高めるIT技術と、車両固有の制約を両立させるための車載アーキテクチャ設計。安全性や信頼性を維持しながら、ソフトウエアを進化させ続けるための現実的なアプローチ。自動車ならではの難しさにどう向き合っているのか、その具体的な取り組みを解説します。
20:25~20:45

質疑応答

20:45~20:50 クロージング

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

ミノ駆動
合同会社DMM.com
プラットフォーム開発本部第3開発部
大手電機からWeb業界へ転身。 リファクタリングやアーキテクチャ改善、若手の設計スキル育成といった、設計全般を推進する業務に従事。
暇さえあれば脳内でリファクタリングしている。
『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』著者。
12刷重版、ITエンジニア本大賞2023技術書部門大賞受賞。
2024年12月に改訂新版出版。
登壇実績多数。
Developers Summitベストスピーカー賞など受賞多数。
三津石 智巳
楽天グループ株式会社
トラベル開発部 シニアマネージャー
2013年、楽天株式会社(現・楽天グループ株式会社)に新卒入社。楽天トラベルでの新機能・プラットフォーム開発を経て、現在はサービス信頼性の最大化を軸に、開発・運用の両面からアーキテクチャの現代化を主導。
坪内 一雄
本田技研工業株式会社
四輪事業本部
SDV事業開発統括部 モビリティシステムソリューション開発部
エグゼクティブチーフエンジニア
1991年より組み込みソフトウェアに携わっており、FA製品に関わる開発エンジニア、チームリーダからキャリアをスタートし、2001年に国内Tier1へ移動。その後カーナビゲーションのソフトウェアPFの開発を担当し、2013年にはマルチコア、Linuxを使ったカーナビゲーションシステムの製品化を実現した。2018年からは、次世代統合システムのソフトアーキ、ソフトウェアPFの開発をリードしてきた。また製品開発と並行して、AGL, Genivi等のOSS活動、AUTOSAR、JASPAR等の標準化活動を担当し、AUTOSARではPL、JASPARにおいてはWGの主査を務めた。
2024年にHondaに入社し、SDVを実現する次世代E/Eアーキ、ソフトウェアPFの開発を担当している。
三輪 剛
日産自動車株式会社
ソフトウェアデファインドビークル開発本部 ソフトウェア開発部 主管
日産自動車 2004年入社。ディーラー用診断機のソフトウェア設計・評価業務に従事。その後、商品企画やインドの現地開発センターでの新型車の立ち上げを推進。帰任後は次世代EEアーキテクチャ開発を担当し、2025年からはSDVプラットフォーム開発としてセントラルECUのソフトウェアプラットフォーム構築に奮闘中。

参加対象

  • アーキテクチャ刷新・基盤再設計に取り組むテックリード/アーキテクト
  • 組織横断の共通基盤や構造最適化に携わるエンジニアリングマネージャー
  • 技術選定の根拠や設計思想を他社事例から学びたい方
  • レガシー脱却・リアーキに取り組む中で、現場の実践知を得たい方
  • SDVや大規模サービスの将来を見据えた設計・構想に関心がある方

参加にあたっての注意事項

※参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願いいたします。
※配信映像や音声は各自の通信環境に依存します。なるべく通信環境の良い状態で視聴ください。

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