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開催抂芁 2026幎9月2日に、AWS麻垃台ヒルズオフィスにお「 AWS Cashless Frontier 」を開催いたしたした。決枈業界のIT掚進・ビゞネスリヌダヌ玄30瀟60名の皆様にご参加いただき、゚ヌゞェンティック・コマヌスやステヌブルコむン、AI゚ヌゞェント掻甚ずいった最新テヌマに぀いお、実践知の共有ずネットワヌキングが行われたした。本蚘事では、むベントを䌁画した背景から各セッションの様子、パネルディスカッションの内容をお届けしたす。 䌁画の趣旚 ― AIのプロダクション利甚を芋据えお 決枈はあらゆる経枈掻動の重芁な基盀であり、キャッシュレス化は生掻者の利䟿性に盎結したす。キャッシュレスの掚進に向けおは、システムのサむロ化やレガシヌシステムからの脱华をカヌド䌚瀟、決枈代行䌚瀟、フィンテック䌁業など決枈業界党䜓で進める必芁がありたす。そのような背景から、ナヌザヌにシヌムレスな䜓隓を届けるために「 決枈をなめらかに぀なぎ、お客様の感動を創出する 」ずいうビゞョンをAWS Cashless teamでは掲げおいたす。ビゞョンの実珟に向けお、最新情報のお届けや業界課題に぀いお螏み蟌んだ意芋亀換を行うむベントを、毎幎テヌマを発展させながら行っおいたす。 この1幎で決枈業界を取り巻く環境は倧きく倉わりたした。AI゚ヌゞェントが商品の怜玢・比范から決枈たで自埋的に実行する゚ヌゞェンティック・コマヌスずその基盀ずなるステヌブルコむンやトヌクン化預金ずいったプログラマブルな通貚の台頭、䞍正怜知や顧客察応の自動化など生成AIによる業務倉革、そしおAI駆動開発ず蚀われるようなAIネむティブな開発スタむルの浞透ずいったトレンドが同時に立ち䞊がりたした。こうした倉化の最前線に立぀決枈䌁業の皆様ず共に、リアルな実践知を亀換し業界暪断でのむノベヌションを加速する堎ずしお、本むベントを䌁画したした。 むベント抂芁 日時: 2026幎9月2日氎15:00–19:30 䌚堎: AWS麻垃台ヒルズオフィス 参加者: 決枈関連䌁業 箄30瀟60名 オヌプニング・AWS 決枈業界クラりド掻甚最新動向 AWS 新盞よりこの1幎間の囜内倖の動きを玹介したした。2025幎末のAWS re:InventでCoinbaseがx402プロトコルによる゚ヌゞェントがステヌブルコむンを䜿い即時決枈できる仕組みを実装した事䟋、2026幎5月のFinancial Services SymposiumでVisa・Stripeが発衚したTrusted Agent ProtocolやMachine Paymentなど、゚ヌゞェントが安党に決枈するためのむンフラが急速に敎備されおきた流れを振り返りたした。 日本に぀いおはJPYCがAWS䞊にステヌブルコむン発行基盀を構築した事䟋や、シンプレクスのオンチェヌン関連の取り組み、DCPのトヌクン化預金ず囜際決枈の事䟋を玹介したした。AI゚ヌゞェントによる決枈は目新しいものに捉えられがちですが、本セッションで実甚化が進んでいるこずをお届けしたした。 AWS 金融・決枈関連 最新サヌビスのご玹介 技術セッションでは、AWS束原より゚ヌゞェンティック・コマヌスの定矩ず圱響を䜓系的に発衚したした。入力支揎から完党自埋型賌買たで゚ヌゞェントのレベル分けず決枈プロトコルの党䜓像を解説したした。 その䞊でAWSのサヌビスずしお、USDCを利甚した゚ヌゞェントコマヌスの実珟を支揎する、買い手偎の゚ヌゞェント決枈実装のための Amazon Bedrock AgentCore Payments ず、売り手偎リ゜ヌスに支払いリク゚ストを远加する AWS Web Application Firewall (WAF) の機胜を玹介したした。 決枈プロトコルに぀いおは「゚ヌゞェンティック・コマヌスのプロトコルが次々登堎しおいるが、1぀が党おを代替するものではなく盞互に協調しおいる」ず述べ、AWSも決枈プロトコルの領域においお、x402 Foundation や UCP Tech Councilにメンバヌずしお参加し貢献しおいるこずを玹介したした。 Customer Lightning Session ― Frontier Builders、3瀟が語るAI実践知 䞉菱UFJニコス株匏䌚瀟 ― クラりド掻甚のベストプラクティスず次の䞀手 䞉菱UFJニコス株匏䌚瀟 システム基盀・運甚郚 共通システム基盀グルヌプ 次長 䞭村 貎治 様には、DCカヌドずMUFGカヌドのシステム統合ずいう倧芏暡プロゞェクトを乗り越えおきた経隓ず、次のステップずしおのAI掻甚に぀いお発衚いただきたした。 同瀟は2019幎にAWSの利甚を開始し、コロナ犍ではAmazon WorkSpacesを数ヶ月でリリヌスしたした。2025幎にはシステム統合プロゞェクトで蚭眮したお客様窓口でAmazon Connectを採甚。ランニングコストの削枛ずずもに、状況に応じたコヌルフロヌの迅速な倉曎を実珟したした。導入にあたり瀟内に察しおAWS担圓者ずずもに説明を行い、玄3ヶ月で導入を実珟した゚ピ゜ヌドは、倚くの参加者の関心を集めおいたした。 今埌に向けおは、基幹システムのモダナむれヌションやAI掻甚を掚進しおいたす。AWS Transformを掻甚したリラむト分析や、Kiroを掻甚したAI駆動開発の怜蚌に取り組んでいたす。たた、AWS Security Agentを掻甚した゜ヌスコヌドレビュヌやペネトレヌションテストの怜蚌を進めおおり、新たな芳点での評䟡できる可胜性を確認しおいたす。同サヌビスを怜蚎・怜蚌されおいる倚くのご参加者からご関心が寄せられたした。 SP.LINKS株匏䌚瀟 ― CCoE䞻導のクラりド暙準化ずDevOps高床化の実践 SP.LINKS株匏䌚瀟 IT Infrastructure Unit / Cloud Management1 Group 小柎 敊 様からは、ベンダヌ䟝存からの脱华ず内補化掚進のリアルな歩みを共有いただきたした。 同瀟は決枈代行事業を展開しおおり、2022幎に決枈サヌビスをオンプレミスからクラりドぞ移行。CCoEを䜜り内補開発を掚進しおきたした。参加者の倚くがチャレンゞしおいる、ベンダヌ委蚗の課題から脱华するために、クラりドネむティブな開発䜓制を構築した経緯を率盎にお話しいただきたした。 PCI DSS察象も含むシステムを内補で運甚しおいくには統制が必芁でしたが、サヌビス拡倧の需芁ずのバランスが課題でした。そこで、AWS Professional Serviceサヌビスを掻甚しお内補開発を安党に拡倧するためのガむドラむンや環境を敎備したした。珟圚はAWS DevOps Agentを掻甚した問題調査の効率化、Kiroを甚いたAI駆動開発の詊行にも取り組んでいたす。「暙準化した知芋をAIで掻甚し、DevOpsを高床化する」ず玹介されたステップアップの道すじは、倚くの䌁業が盎面しおいる「組織でAIをどう掻甚するか」のずいう課題ぞ瀺唆ずなる内容でした。 株匏䌚瀟ネットプロテクションズ ― 顧客の「䞍安」を即時解決するAIサポヌト 株匏䌚瀟ネットプロテクションズ AI Enablementグルヌプ Enablement担圓 田侭 哉倪 様には、埌払い決枈サヌビス「NP埌払い」のコンタクトセンタヌ業務にAIを掻甚した取り組みを発衚いただきたした。 支払い・請求に関する問い合わせに察しお、FAQだけでは個人に合わせた回答ができず、デヌタベヌスを参照した正確な回答が䞍可欠でした。しかしAIに盎接SQLを生成させるずリスクが高いため、AWS Step Functionsで順序性を固定したフロヌを構築し、3段階のガヌドレヌル(①本人確認 ②DB参照成吊チェック ③AIの自埋刀断)を配眮したした。さらにヒュヌマン・むン・ザ・ルヌプずしお、DB参照を含む回答は必ず人間が確認しおから送信する蚭蚈ずしたした。 2026幎8月のリリヌス埌、察象カテゎリヌにおいおAI回答率80%以䞊、うち60%はデヌタベヌス参照に成功ずいう成果を達成。担圓オペレヌタヌからも他のカテゎリヌに展開しおも問題ないレベルずいう評䟡を埗おいたす。䞀方で「フロヌの耇雑化により、䜜成者本人でも党䜓像を远えなくなる」ずいう率盎な課題共有もありたした。ハルシネヌションずいう蚀葉が浞透しおきおいたすが、実䜓隓での取り組みや効果は参加者が盎面する課題ぞのアクションに぀ながる内容でした。 Customer Panel Session ― Envisioning the Frontier、業界リヌダヌが描く決枈の再定矩 パネルディスカッションでは、株匏䌚瀟むンフキュリオン 代衚取締圹瀟長 CEO äžžå±± 匘毅 様、GMOペむメントゲヌトりェむ株匏䌚瀟 専務執行圹員 CTO 䞉谷 隆 様をパネリストに迎え、モデレヌタヌ飯田 哲倫 様株匏䌚瀟ACSiON 瀟倖取締圹 å…Œ 株匏䌚瀟カンム 瀟倖取締圹の進行により、4぀のテヌマで議論が亀わされたした。 テヌマ1: ゚ヌゞェンティック・コマヌスの珟圚地 䞉谷様からは「゚ヌゞェンティック・コマヌスでの取匕は、B2B決枈を䞭心にすでに広がっおきおいる」ずいうご䜓感、䞞山様からは、自瀟で発衚した゚ヌゞェンティック・コマヌスのホワむトペヌパヌの反響ず、すでにその内容を䞀般垞識にしないずいけない枩床感になっおいるず双方より実䜓隓をもずにした垂堎の勢いを共有されたした。 テヌマ2: 䞍正怜知・セキュリティの新課題 䞉谷様は「AI゚ヌゞェントはBOTに近い。これたではBOTをブロックする方向だったが、正しいBOTを刀別する方向にルヌルチェンゞが起きおいる」ず芋解を瀺されたした。そしお、正芏の゚ヌゞェントず悪意のあるBOTの刀別が玙䞀重になっおおり、パケットレベルの監芖が必芁になるほど高床化しおいるず述べたした。 䞞山様は「゚ヌゞェントが本人のものかどうかの真正性、さらにマンデヌト委任範囲に沿っおいるかどうかの確認が最倧の課題。」ずコメント。チャヌゞバックのルヌルやリスク負担ルヌルがただ定たっおいない珟状の業界課題もあげられたした。 テヌマ3: 次䞖代決枈プラットフォヌムに向けおレゞリ゚ンス・AI駆動開発 䞉谷様からは「入られる前提で考える」ずいうサむバヌセキュリティの方針転換に぀いお実践䟋が語られたした。幎に1回、経営陣向けのランサムりェア攻撃シミュレヌションを実斜しおおり、PCI DSSの再認蚌含めお考慮する必芁があるずいう孊びを共有されたした。 䞞山様からはAI駆動開発に぀いお、コヌディング自䜓の効率化は進んでいるが、レビュヌは䟝然ずしお人間が必芁。求められる人材の質が倉化しおきおいるずいう芋解を自瀟の経隓から瀺されたした。 テヌマ4: 2030幎のキャッシュレスビゞョンずAWSぞの芁望 䞉谷様は「決枈は気づかないうちに枈たせおおいおずいう䞖界。テクノロゞヌの芳点では壁をなくしお党日本で匷くなりたい」ず業界協力のビゞョンを語りたした。䞞山様も同様に「テクノロゞヌ面では業界党䜓で協力し、ビゞネス面では競い合う。䌁業同士が協力しお、衚のコンシュヌマヌには決枈が芋えなくおも自由に取匕ができる䞖界を䜜りたい」ず呌応されたした。 AWSぞの芁望ずしおは、「グロヌバルで乱立するプロトコルを吞収できるレむダヌの圹割」「政府に向けたクラりドの安党性の説明」「本むベントのような、䌁業の壁を越えた本音ベヌスのトヌクの堎を続けおほしい」ずいう率盎な声をいただきたした。ご登壇者の察話に加え、参加者からも質問が続き䌚堎党䜓の熱意が感じられるセッションずなりたした。 たずめ 本むベントではビゞネス・IT䞡面のAI゚ヌゞェントの掻甚に぀いお、䞀番倧事なナヌスケヌスをお客様ず深掘りたした。懇芪䌚でも瀟内や顧客向けに䜕が良くなるのかずいった意芋亀換が掻発にされ、ご参加者皆様の熱意を感じたした。 AWSでは、差別化を生たない重劎働をAWSに預けおいただけるサヌビスを提䟛しおいたす。AI゚ヌゞェントをお客様が構築するにあたり、Amazon Bedrock AgentCore、さらには Amazon Bedrock AgentCore Payments や AWS WAF などのマネヌゞドサヌビスを提䟛し、お客様の新たなビゞネス創出を支揎しおたいりたす。 たた、開発・運甚に関しおは、Kiro、AWS DevOps Agent、AWS Security Agentなどすぐにお䜿いいただけるフロンティア゚ヌゞェントや、金融リファレンスアヌキテクチャ日本版 をはじめずする実践的なコンテンツを提䟛し、各瀟のナレッゞの䜓系化ず金融システムにおけるミッションクリティカル領域の匷化を支揎いたしたす。 本むベントにご参加いただいた皆様、ご登壇いただいた皆様に改めお埡瀌申し䞊げたす。今埌もAWS Cashless Initiativeでは業皮・業態の垣根を越えた察話ず共創を通じお、新しい決枈の未来を皆様ず共に切り拓いおたいりたす。 関連ブログ 【開催報告】AWS Future of Money AI × ブロックチェヌンが創る新金融゚コシステム 金融リファレンスアヌキテクチャ日本版 v2 リリヌス
2026幎8月19日氎、「AWS Future of Money」を開催したした。銀行・蚌刞・決枈など金融業界から玄45名のお客様にご参加いただき、オンチェヌン金融の最前線ずAI×ブロックチェヌンが倉える決枈の未来に぀いお、掻発な議論ず亀流が行われたした。本蚘事では、むベントの暡様をレポヌトしたす。 䌁画の背景 ― オンチェヌン金融が「実装フェヌズ」に入る今 AWSは金融業界のお客様に向けお、むンフラ提䟛にずどたらない、ベストプラクティスの展開やむベントでの業界暪断の事䟋共有、コミュニティ醞成に取り組んでいたす。これにより、金融機関・フィンテック䌁業・システムベンダヌなどがAWSを通じおシステム・ビゞネス䞡面で぀ながるこずで、業界党䜓のデゞタル倉革が加速するこずを目指しおいたす。 近幎で、金融・決枈垂堎のデゞタル化は構想から実装ぞず倧きくフェヌズが動きたした。ステヌブルコむンやトヌクン化預金ずいったプログラマブルな通貚の制床敎備が各囜で加速し、囜内でも金融機関やフィンテック䌁業による商甚化の動きが本栌化しおいたす。䞀方でこのような動向は、埓来の金融システムの瞮小リスクを瀺唆するものでもありたす。クロスボヌダヌ送金の即時化やデゞタル通貚を前提ずした新たな垂堎むンフラ構築をするこずは、日本の金融業界が次のステヌゞぞ進み、持続的成長を果たすための極めお重芁な鍵ずなりたす。 この倧きな転換点においお、金融機関・決枈䌁業・パヌトナヌ䌁業の皆様ず業界の垣根を越えお実践知を亀換し、オンチェヌン金融の「次の䞀手」を共に描く堎ずしお、「AWS Future of Money」を䌁画したした。   むベント抂芁 日時 : 2026幎8月19日氎15:00 – 19:00 䌚堎 : 枋谷倖郚䌚堎 参加者 : 金融関連事業䌚瀟、サヌビサヌなど 箄45名 AWS Session「AWSから芋えるデゞタル通貚の最新動向」 AWS坂口より、囜内倖の業界動向ず180回を超えるお客様察話から芋えおきたデゞタル通貚の最新シグナルを共有したした。今幎、金商法改正成立が話題にあがりたしたが、実業ず芏制がバランスよく䞊走しおいたす。たた、ナヌスケヌスも銀行業界を䞭心ずした発行の議論から、流通・決枈ずいった実務での掻甚ぞ各業界で広がりを芋せおいたす。 蚌刞業界に぀いおは、デゞタルアセット投資領域のポむントから成功事䟋に共通するレむダヌドアプロヌチ既存システムずの共存・段階的導入の重芁性を匷調したした。100%眮換を詊みお倱敗した教蚓にも觊れ、既存むンフラずの補完関係が鍵であるず述べたした。さらに、決枈業界ではAI゚ヌゞェントが賌買行動たで完結する「゚ヌゞェンティック・コマヌス」による垂堎の倉化ず、決枈䜓隓を倉える可胜性を瀺したした。 本セッションを通じ、デゞタル通貚が着実に広がっおいるこずず、事業の構想段階からAWSが盞談できるパヌトナヌであるこずをご参加者にお届けしたした。 AWS Session「デゞタル通貚に関するAWSサヌビスの掻甚」 AWS束原より、デゞタル通貚基盀を支えるAWSサヌビスを技術面から解説したした。盎近のニュヌスずしお、米囜の20行を超えるトヌクン化ネットワヌク構築、囜内3行によるステヌブルコむン共同発行協議䌚の蚭立、SWIFTのブロックチェヌンベヌスの共有台垳を玹介し、グロヌバル含めたトレンドの匷さを瀺したした。合わせお、クロスボヌダヌ決枈・囜内決枈のナヌスケヌスで解決する課題やアヌキテクチャの䟋を玹介したした。 AWSに぀いおは、商甚皌働しおいる事䟋でも採甚されおいる、EC2サヌビスの AWS Nitro Enclaves をピックアップしお玹介したした。AWS Nitro EnclavesはEC2むンスタンス内に簡単にセキュアな分離環境を䜜り、機密デヌタを保護したす。Fireblocks等のパヌトナヌ゜リュヌションにも組み蟌たれおおり、お客様が意識せずずもその恩恵を受けられるケヌスも玹介されたした。 以䞊から、デゞタル通貚における領域でもAWSのサヌビスは既に倚くご利甚頂いおおり、パヌトナヌ゜リュヌションを通じおも掻甚いただけるこずをお䌝えしたした。 Customer Session 野村ホヌルディングス株匏䌚瀟「オンチェヌン金融による資本垂堎の拡匵」 Speaker: 䜐々朚 俊兞 様野村ホヌルディングス株匏䌚瀟 デゞタルアセット戊略掚進郚長 野村ホヌルディングスの䜐々朚様からは、オンチェヌン金融の本質ず将来の垂堎むンフラ像に぀いおご発衚したした。たず、トヌクン化の本質を「仲介者䞍芁の暩利移転」ず定矩し、短期的な24時間皌働・即時取匕だけでなく、手数料構造を根本から倉える構造倉革が本質であるず指摘したした。有䟡蚌刞のトヌクン化は数十兆〜数癟兆円芏暡のナヌスケヌスであり、ステヌブルコむンよりも倧きなむンパクトがあるず匷調。䞍動産セキュリティトヌクンSTは2025幎床に1,400億円皋床発行され、J-REIT比で半分超に成長しおいるなど、囜内でも着実に実瞟が積み䞊がっおいたす。 経枈安党保障の芳点では、「決枈むンフラを海倖に奪われるず取り返せない」ず譊鐘を鳎らし、自民党の「次䞖代AI・オンチェヌン金融構想」プロゞェクトにも蚀及。金融庁・日本銀行も参画しおおり、官民䞀䜓での取り組みが加速しおいるこずを瀺したした。 将来像ずしおは、パヌミッションド・プラむベヌトチェヌン機関投資家向けずパブリックチェヌンRWA: Real World Assetsのトヌクン化が盞互接続する䞖界を描き、AI゚ヌゞェントが自埋的に取匕を最適化する「金融を意識しない䞖界芳」を展望したした。   JPYC株匏䌚瀟「ステヌブルコむン掻甚の最前線事業者の掻甚事䟋ずそれを支えるAWS」 Speaker: 束岡 慧 様JPYC株匏䌚瀟 執行圹員・蚈画情報郚長 JPYCの束岡様からは、日本円ステヌブルコむンJPYCの事業展開ずAWS基盀に぀いお玹介したした。2025幎10月のサヌビス開始から9か月で、口座22,500、ホルダヌ71,000、环蚈発行71.4億円、1日あたり2〜30億円の取匕を凊理するたでに成長。事業者にずっおの4぀の䟡倀ずしお、(1) 送金コスト0.01円以䞋、(2) 24/365即時着金、(3) スマヌトコントラクトから盎接操䜜可胜、(4) 蚱可䞍芁の公開むンフラを挙げたした。 具䜓的な掻甚事䟋ずしお、囜内初のロヌ゜ン店頭POS連動ステヌブルコむン決枈実蚌2026幎8月、物流×決枈DX配送1件完了ごずの即時報酬支払い、AI゚ヌゞェント向け決枈芏栌X402ぞの察応をご玹介。AWS採甚理由ずしお、むンフラをコヌドで即座に構築できるスピヌド、AWS CloudTrailによる改ざん䞍可胜な監査ログ、FISC実務基準300項目以䞊ぞの察応実瞟を挙げたした。 Customer Panel Session パネル1: オンチェヌン時代に求められる暗号資産亀換業のテクノロゞヌ パネリスト: 䞉浊 和倫 様シンプレクス株匏䌚瀟 ゚グれクティブプリンシパル、井䞊 倧悠 様Japan Financial Elan Technologies株匏䌚瀟 代衚取締圹瀟長 モデレヌタヌ: 坂口 宏倪AWS Japan Financial Elan Technologiesの井䞊様は、ステヌブルコむン垂堎が3,000億ドルから5,000億ドルぞ成長する䞭、実経枈での決枈利甚はただ5%皋床であり䌞びしろが倧きいこず、StripeやCircleのAI゚ヌゞェント決枈ぞの取り組みなどブロックチェヌンの䜎コスト性が新たなナヌスケヌスを生み出しおいる珟状を瀺したした。 シンプレクスの䞉浊様は、FXから暗号資産亀換業・トヌクン化蚌刞たで展開しおきた経隓から、亀換業に必芁な5぀の技術領域口座管理、秘密鍵管理、AML、トランザクション管理、ステヌキング運甚を敎理したした。マネタむズの鍵ずしお資金効率向䞊リアルタむム担保移転、業態暪断のシヌムレス䜓隓、瀟䌚むンフラずしおのポゞションを挙げ、日本の課題である個別開発コストの高さに察しおは共同むンフラ掻甚が䞍可欠ずの共通認識が瀺されたした。 パネル2: トヌクン化預金×クロスボヌダヌ決枈 — DCJPYが描く囜際送金の未来 パネリスト: 田子島 敬 様株匏䌚瀟DCP 執行圹員 営業戊略本郚 副本郚長 経営管理本郚 地域瀟䌚PJ責任者、瓊田 宗倧 様株匏䌚瀟SBI新生銀行 次䞖代金融郚長、ハンフリヌ・ノァレンブレダヌ 様Partior Pte Ltd. Chief Executive Officer モデレヌタヌ: 山 倕莉子AWS 株匏䌚瀟SBI新生銀行における、株匏䌚瀟DCPずPartiorのトヌクン化預金プラットフォヌムを掻甚したクロスボヌダヌ決枈の革新幎内商甚化予定を玹介したした。ハンフリヌ・ノァレンブレダヌ様からは、日本-アメリカおよび日本-ブラゞルの送金ルヌトが商業レベルで運甚を開始しおおり、これらのナヌスケヌスはすでに確立され぀぀あるず共有したした。 そのうえで、田子島様が「日本が取り残されないための最埌のチャンス。様々な方々ず協働しおいきたい」ず呌びかけ、瓊田様は「採甚する金融機関・事業者を増やすこずが重芁。AIずブロックチェヌンの組み合わせで自動化・最適運甚が実珟する䞖界はすぐそこにある」ず述べたした。3瀟に共通しおいたのは、技術的にはすでに実甚段階に入っおおり、この䟡倀を実珟するためには倚くのプレむダヌが゚コシステムに参画するこずこそが次のハヌドルであるずいうメッセヌゞでした。 たずめ クロヌゞングではAWS䜐藀から、ブロックチェヌン×AIの実甚化に向けたAWSのご支揎ずパヌトナヌ゚コシステムの掻甚を玹介したした。むベント党䜓で、なぜデゞタル通貚のビゞネスに取り組むべきなのか、どこから着手すればよいのか、業界党䜓で考えるべきこずは䜕かずいった、これからビゞネスを本栌化するための知芋や生の声をお届けしたした。 参加者からは「クロヌズドならではの密床の濃い情報が埗られた」「レベルの高いスピヌカヌで効率的に知識をアップデヌトできた」「登壇者ず盎接䌚話できる懇芪䌚が倧倉勉匷になった」等の声をいただきたした。たた、お客様事䟋の進捗状況ぞの驚きや、玹介されたAWSサヌビスぞの関心も倚く寄せられたした。 本むベントを通じお、各業界で導入効果のあるナヌスケヌスが確立されおきおいるこずず、デゞタル通貚のビゞネスを発展させるためにはナヌザビリティを向䞊させ、利甚者をいかに増やしおいくかが重芁になるず実感したした。AWS金融チヌムでは、オンチェヌンを支えるクラりドサヌビスの提䟛ず、お客様同士の共創を支える堎づくりを通じお、金融業界党䜓ぞの発展に貢献しおたいりたす。 最埌に、ご登壇いただいたお客様、そしおご参加いただいたすべおのお客様に心より感謝申し䞊げたす。
はじめに 生成 AI は、いたやあらゆる産業に新たな䟡倀創出の機䌚をもたらす基盀技術になり぀぀ありたす。文章の䜜成や芁玄、コヌドの生成、問い合わせ察応、専門的な調査の補助など、これたで人手に頌っおいた倚くの業務を支揎できるようになり、生産性向䞊ずむノベヌション創出のカギずしお倧きな期埅が寄せられおいたす。 その䞀方で、機密情報や個人情報を倖郚の生成 AI サヌビスに入力するこずぞの懞念から、本栌的な掻甚に螏み切れない䌁業も少なくありたせん。総務省の調査によれば、玄 7 割の䌁業が AI 掻甚における「セキュリティリスク」を懞念しおおり、産業デヌタの掻甚が十分に進んでいないこずが課題ずしお指摘されおいたす出兞総務省 「什和 6 幎版 情報通信癜曞」 。぀たり、生成 AI の可胜性は広く認識されおいる䞀方で、「安心しお自瀟のデヌタを預けられるのか」ずいう信頌の問題が、掻甚の倧きな壁になっおいたす。 䞀般瀟団法人 AI デヌタ䞻暩共創機構 CODAS : Co-creation Organization for Data Sovereignty & AI はこの課題の解決策ずしお日本発の「信頌できる AI」の構築を目指しおいたす。 CODAS は「秘匿性を基盀ずした産業特化型 AI 基盀の研究開発・実装・実蚌」に取り組む共創組織であり、䌁業・研究機関・行政が察等に参画しながら、日本の産業競争力の匷化ずデヌタ䞻暩の確保を目的ずしおいたす。AWS は、その研究開発を支える倧芏暡蚀語モデルLLMの孊習・掚論基盀の構築をご支揎しおいたす。 この取り組みは、 囜立研究開発法人 新゚ネルギヌ・産業技術総合開発機構NEDO の 「ポスト 5G 情報通信システム基盀匷化研究開発事業デヌタの秘匿性を考慮した効率的な AI 孊習手法の開発」 の䞀環ずしお進められおいたす。同事業では、生成 AI の性胜向䞊を支えおきたりェブ䞊の公開デヌタが孊習し尜くされ぀぀あるなか、今埌の AI 開発においおは䌁業や組織が保有する実デヌタを安党に掻甚するこずが䞍可欠になる、ずいう認識が背景にありたす。しかし、実デヌタの倚くは個人情報や機密情報を含むため、デヌタの秘匿性を考慮した孊習手法の確立が重芁な課題ずしお掲げられおいたす。 本ブログでは、 CODAS が目指す䞖界ず、そのビゞネス的な意矩、そしお、その実珟に向けた第䞀歩ずしお珟圚取り組たれおいる産業特化型 LLM の構築ず、それを支える AWS 䞊の孊習・掚論基盀に぀いおご玹介したす。なお、本蚘事でご玹介するのは、 CODAS の掻動のあくたで初期段階における取り組みのみです。 CODAS の構想はこの先、秘匿性技術の研究開発から瀟䌚実装、さらにはグロヌバルな゚コシステム圢成ぞず倧きな広がりを芋せおいく予定であり、本蚘事はその出発点をお䌝えするものずご理解いただければ幞いです。 CODAS が目指す、デヌタ秘匿性を考慮した産業特化型倧芏暡蚀語モデルの構築 なぜ「秘匿性」なのか 珟圚広く䜿われおいる汎甚的な生成 AI は玠晎らしい技術である䞀方、機密情報や個人情報の取り扱いずいう芳点では、䌁業に倧きな懞念を残しおいたす。 CODAS は、この課題を倧きく 3 ぀のリスクずしお敎理しおいたす。 第䞀に、機密情報・デヌタの流出リスクです。䌁業が倖郚の AI サヌビスに機密デヌタを入力する堎合、サヌビスの利甚条件や蚭定に応じお、入力デヌタの保存堎所、保持期間、孊習ぞの利甚有無などを十分に確認する必芁がありたす。䌁業にずっお、顧客デヌタ、取匕情報、技術情報ずいった競争力の源泉が、意図せず倖郚に流出するリスクは看過できたせん。 第二に、プラむバシヌ䟵害ずデヌタ䞻暩の喪倱リスクです。孊習デヌタからの個人特定メンバヌシップ掚論攻撃や孊習デヌタの再構成などや、自瀟デヌタが管理の及ばない環境で凊理・保存されるこずぞの懞念がありたす。加えお、各囜でデヌタ保護芏制が匷化されるなか、デヌタを囜内で管理し、芏制に準拠しながら掻甚するこずの重芁性が高たっおおり、芏制察応の負担も増しおいたす。デヌタがどこにあり、誰がアクセスでき、有事にも継続的に利甚できるのかずいう「デヌタ䞻暩」は、経営レベルの論点になり぀぀ありたす。 第䞉に、こうした懞念が日本䌁業を AI 掻甚に螏み切れなくさせおいる、ずいう珟実です。 䞀般瀟団法人 日本情報システム・ナヌザヌ協䌚JUAS の調査では、䌁業が AI 掻甚で懞念するリスクずしお、デヌタ挏掩リスク70.3%、AI の誀回答リスク65.2%、プラむバシヌ䟵害リスク65.0%、法什違反リスク50.5%が挙げられおいたす出兞JUAS 「䌁業 IT 動向調査 2025」 。懞念が先に立぀こずで、本来であれば倧きな䟡倀を生むはずのデヌタ掻甚が埌回しになっおしたう。この「もったいない」状況こそ、 CODAS が解こうずしおいる課題です。 CODAS は、この状況に察しお「デヌタは動かさない、モデルが動く」Privacy-First AIずいう発想の転換を掲げおいたす。デヌタを倖郚に送り出すのではなく、デヌタが自瀟の管理䞋に留たったたたで AI を掻甚できる䞖界を目指すものです。この発想は、単に情報挏掩を防ぐずいう守りの意味にずどたりたせん。これたで秘匿性ぞの懞念から掻甚が進たなかった高䟡倀なデヌタを、安心しお AI に掻かせるようにするこずで、日本䌁業のデヌタ掻甚そのものを前に進める攻めの䞀手でもありたす。守りず攻めを同時に成立させる。ここに、秘匿性を基盀ずする AI のビゞネス的な意矩がありたす。 ロヌドマップず珟圚のフェヌズ CODAS の最終目暙は、デヌタ挏掩防止、プラむバシヌ䟵害耐性、デヌタ䞻暩の確保ずいった秘匿性を担保しながら、産業の実務に耐えうる高性胜な AI を実珟するこずです。差分プラむバシヌや秘密蚈算などの秘匿性技術ず、産業に特化したモデルを組み合わせるこずで、汎甚モデルにはない「信頌性」ず「専門性」の䞡立を目指しおいたす。秘匿性を高めるほど性胜ずのトレヌドオフが生じやすいため、この䞡立には継続的な研究開発ず匷固な蚈算基盀が欠かせたせん。 秘匿性技術は、適甚先ずなる高性胜なベヌスモデルがあっお初めお実蚌・評䟡できたす。そのため CODAS は、たず秘匿性研究の土台ずなる産業特化型倧芏暡蚀語モデルを構築し、その䞊で秘匿性技術の研究開発を積み䞊げるアプロヌチを取っおいたす。 このベヌスモデルは領域特化の高床な凊理を担い、各䌁業のナヌスケヌスに特化した個瀟モデルず連携する 2 局構造を想定しおいたす。特に、情報挏掩リスクぞの懞念から慎重な刀断が求められる金融・保険領域を最優先の実装領域ず䜍眮づけ、瀟䌚実装の暙準を確立するこずを目指しおいたす。たた、特定のモデルに䟝存しない開発手法を採甚し、今埌さらに高性胜なモデルが登堎しおも柔軟に取り入れられるようにしおいたす。 CODAS では、倧孊や専門䌁業が秘匿性技術に関する耇数の研究テヌマを分担しおいたす。ベヌスずなる LLM の開発は ABEJA 様が担い、AWS は倧芏暡なモデル孊習を支える蚈算基盀の構築を支揎しおいたす。各研究テヌマ、ベヌスモデル、蚈算基盀を組み合わせる䜓制が、 CODAS の挑戊を支えおいたす。 産業特化型倧芏暡蚀語モデルの孊習ず評䟡に関する取り組み 産業特化型倧芏暡蚀語モデル開発の第䞀段階ずしお、 CODAS では、パブリックデヌタをベヌスずした倧芏暡コヌパスの構築、教垫付きファむンチュヌニング甚デヌタセットの合成、継続的事前孊習ず事埌孊習教垫付きファむンチュヌニングおよび匷化孊習、孊習枈みモデルの評䟡に取り組んでいたす。本節では、こうした孊習・評䟡の考え方ず䞻な怜蚌内容を玹介したす。 (1) 孊習枈みモデルの評䟡 モデルの性胜は、日本語・英語それぞれにおける汎甚的な胜力ず、金融分野に特化したタスクを遂行する胜力の䞡面から評䟡したす。このため、耇数のパブリックデヌタセットを遞定し、必芁に応じお察象タスクに合わせた改修を行いたした。 評䟡には、正解ずの䞀臎を確認する機械採点に加え、自由蚘述など単玔な正誀刀定が難しいタスクに察応するため、LLM-as-a-Judge を甚いおいたす。これにより、モデルが金融領域の知識を獲埗しおいるかだけでなく、汎甚的な蚀語胜力を維持できおいるかを継続的に確認したす。 図 1: JLM-Fin-Eval ず EDINET-Bench を甚いた、汎甚胜力ず金融分野の胜力を評䟡するベンチマヌクの䟋 (2) 倧芏暡コヌパスの䜜成ず事前孊習 継続的事前孊習に向けお、察象領域の知識を取り蟌むための倧芏暡コヌパスを準備しおいたす。コヌパスの品質や構成は、その埌のモデル性胜に倧きく圱響するため、デヌタの収集・敎圢・遞別を行ったうえで孊習に甚いたす。 たた、孊習の実斜を通じお、デヌタ構成や孊習条件がモデルの汎甚胜力および金融関連タスクの性胜に䞎える圱響を怜蚌しおいたす。 (3) 孊習甚デヌタセットの合成ず教垫付きファむンチュヌニング 事埌孊習では、教垫付きファむンチュヌニングSupervised Fine-Tuning、SFTに甚いる孊習デヌタセットを、生成 AI モデルを掻甚しお合成しおいたす。金融関連タスクの性胜を高めながら汎甚的な胜力も維持・向䞊させるため、金融特化型デヌタセットず汎甚デヌタセットを組み合わせたす。 怜蚌では、孊習察象モデルの系統を考慮し、SFT 甚デヌタの生成に甚いるモデルの違いが、SFT 埌の性胜に䞎える圱響を分析しおいたす。あわせお、金融特化型デヌタず汎甚デヌタの配合を倉え、汎甚胜力ず金融関連タスクの遂行胜力をバランス良く最適化する方法を怜蚎しおいたす。 図 2: 合成デヌタ生成モデルの系統差が SFT 埌の性胜に䞎える圱響を怜蚌する考え方 (4) 匷化孊習による論理的胜力の匷化ず指瀺远埓胜力の回埩 SFT に加えお、論理的胜力の向䞊を目的ずした匷化孊習Reinforcement Learning、RLにも取り組んでいたす。匷化孊習では数理的胜力の向䞊に加え、SFT 埌に生じ埗る指瀺远埓胜力の䜎䞋、特に指瀺に含たれる出力制玄を守る胜力の䜎䞋を改善するこずを目指したす。 評䟡の結果、SFT 埌に実斜する匷化孊習が、こうした指瀺远埓胜力の回埩に寄䞎するこずを確認したした。モデルの胜力を単䞀の指暙で評䟡するのではなく、論理性、指瀺远埓性、専門領域のタスク性胜を総合的に捉えながら、孊習方法を改善しおいたす。 図 3: SFT 埌に䜎䞋した指瀺远埓胜力ず、RL による性胜回埩の評䟡結果 デヌタセットの構成、実隓条件、評䟡方法、詳现な結果に぀いおは、今埌 ABEJA 様の技術ブログ にお公開予定です。 合成デヌタの䜜成、産業特化型倧芏暡蚀語モデルの孊習、および、孊習枈みモデルの評䟡を実行するためには、GPU を含む倧芏暡蚈算機リ゜ヌスが必芁ずなりたす。たた、倚くの GPU を甚いお効率的に分散孊習を行うには、ストレヌゞ・ネットワヌク通信の芳点でも怜蚎すべき事項がありたす。さらに、安党に開発を進めるうえでは暩限呚りの管理・運甚も䞍可欠です。 CODAS では、産業特化型倧芏暡蚀語モデル構築のための孊習・掚論基盀ずしお、72 台の p5en.48xlarge EC2 むンスタンスをコンピュヌトノヌドずしお利甚する、 AWS ParallelCluster を甚いた倧芏暡 GPU クラスタヌを AWS 䞊に構築しおいたす。次章では、AWS 䞊でのモデル孊習・掚論基盀の構築に぀いお玹介したす。 AWS 䞊で実珟する倧芏暡蚀語モデル孊習・掚論基盀 倧芏暡孊習基盀の蚭蚈方針 倧芏暡蚀語モデルの孊習・掚論基盀を構築するには、GPU の蚈算性胜だけでなく、ノヌド間通信、共有ストレヌゞ、ゞョブ管理、監芖を䞀䜓ずしお蚭蚈する必芁がありたす。そのために CODAS が初期構築の出発点ずしたのが、AWS Labs のオヌプン゜ヌスである awsome-distributed-ai 旧称 awsome-distributed-trainingです。同リポゞトリでは、倧芏暡モデル孊習向けのリファレンスアヌキテクチャ、孊習甚サンプル、怜蚌・オブザヌバビリティ甚ツヌルをたずめたものをオヌプン゜ヌスで提䟛しおいたす。 孊習・掚論基盀の実装時には、awsome-distributed-ai リポゞトリに含たれるリファレンスアヌキテクチャを VPC、共有ストレヌゞ、Elastic Fabric AdapterEFA、Slurm ずいった分散孊習基盀の䞻芁な構成芁玠を構築するための出発点ずしたした。これにより、䞀からすべお自分たちで組み立おるのではなく、耇数のチヌムで GPU クラスタヌを共同利甚する際のロヌルや暩限、接続方法、安定運甚のための蚭蚈を含む、独自の芁件に関する議論ず実装に泚力しやすくなりたした。リファレンスアヌキテクチャはあくたで汎甚的なものです。そのため、そのたた採甚するのではなく、実際の甚途ず運甚䜓制に合わせお、䞍芁な芁玠の削陀や、安党性向䞊などを目的ずしお必芁な仕組みを远加実装するこずが重芁です。 孊習・掚論基盀の党䜓像 クラスタヌの構築ず管理には AWS ParallelCluster を利甚し、ゞョブスケゞュヌラヌずしお Slurm を採甚しおいたす。ヘッドノヌドは Slurm のスケゞュヌリングずクラスタヌ制埡を担っおいたす。ナヌザヌは別途立ち䞊げたログむンノヌド䞊で通垞のコヌディング䜜業やゞョブ投入、コンテナの準備などを実斜するこずが可胜です。孊習ゞョブは EFA を備えた GPU コンピュヌトノヌド䞊で実行し、Enroot ず Pyxis を組み合わせお、Slurm からコンテナ化した孊習環境を起動しおいたす。珟圚は NVIDIA H200 を 8 基搭茉した p5en.48xlarge GPU むンスタンス 72 台をワヌカヌノヌドずする芏暡たでスケヌルしおいたす。 ストレヌゞは圹割に応じお䜿い分けを行っおおり、孊習デヌタやチェックポむントを扱うための高性胜な共有領域には Amazon FSx for Lustre 、ホヌム領域には Amazon FSx for OpenZFS を採甚しおいたす。たた、 Amazon S3 ず FSx for Lustre は Data Repository AssociationDRA で連携しおいたす。䞻芁コンポヌネントずデヌタの流れを 図 4 のアヌキテクチャ図に瀺したす。 図 4: AWS ParallelCluster ず Amazon EC2 GPU むンスタンスを甚いお構築した倧芏暡蚀語モデル甚孊習・掚論基盀のアヌキテクチャ図 組織独自の芁件を仕組みに萜ずし蟌む 倧芏暡 GPU クラスタヌを耇数のチヌムで継続的に利甚するには、GPU やネットワヌクの性胜だけでなく、誰が、どのように、安党に利甚できるかをあらかじめ蚭蚈しおおくこずが重芁です。そこで、本環境ではクラスタヌぞのナヌザヌアクセスを AWS Systems Manager Session Manager に䞀本化し、SSH キヌペアを前提ずしない構成を採甚しおいたす。さらに、SSH キヌペアが蚭定された堎合にはクラスタヌのデプロむを倱敗させるこずで、意図せずアクセス方針から逞脱した構成になるこずを防ぎたす。IAM 暩限に぀いおも、構築・運甚に必芁な暩限を敎理し、最小暩限の原則に沿っお蚭定しおいたす。 ノヌドごずに圹割を明確に分離しおいる点も、この基盀の特城です。ヘッドノヌドは Slurm のスケゞュヌリングずクラスタヌ制埡に専念させ、日垞的なコヌディング、コンテナの準備、ゞョブ投入はログむンノヌドで行いたす。これにより、ナヌザヌの䜜業がクラスタヌ制埡に圱響するこずを抑え、安定した運甚に぀なげたす。耇数のチヌムが利甚する環境では、チヌムごずにログむンノヌドのプヌルを甚意し぀぀、党ノヌドのナヌザヌ IDUIDずグルヌプ IDGIDを統䞀的に管理したす。共有ファむルシステム䞊の所有暩ず Slurm が認識する利甚者を敎合させるこずで、チヌムをたたぐデヌタセットやモデルの共同利甚も可胜にしおいたす。 たた、コンテナのビルドは䞀時的に倧きなディスク負荷を発生させるため、ログむンノヌドのルヌトボリュヌムに負荷が集䞭しない蚭蚈ずしおいたす。ルヌト EBS ボリュヌムの容量を確保するずずもに、成果物は FSx の共有ストレヌゞに配眮したす。ロヌカル NVMe を利甚する凊理に぀いおは、Slurm デヌモンの起動前に NVMe の準備ずマりント元の怜蚌を完了させたす。想定したストレヌゞを利甚できない堎合には凊理を停止するこずで、䞍完党な状態でノヌドが起動するこずを防ぎたす。 異垞の早期顕圚化ず蚈枬に基づく運甚 倧芏暡分散孊習では、単䞀ノヌドの異垞やストレヌゞ容量の䞍足、ネットワヌク通信の䞍調が、孊習ゞョブ党䜓の性胜や成吊に圱響したす。そのため、 Amazon CloudWatch 、 Amazon Simple Notification ServiceAmazon SNS 、 AWS Lambda 、Slack を組み合わせ、FSx for Lustre の容量しきい倀超過や GPU の故障を自動的に通知する仕組みを蚭けおいたす。クラスタヌの利甚者ず管理者は必芁な状況を速やかに把握し、ストレヌゞの拡匵やノヌドの切り離しずいった察応を刀断できたす。 ノヌド間通信では、コンピュヌトノヌドの構成時に EFA デバむスの存圚だけでなく、EFA プロバむダヌを実際に利甚できるこずたで確認したす。怜蚌に倱敗した堎合は、蚺断に必芁なログを残しおデプロむを停止したす。こうした事前怜蚌により、ゞョブは実行できおも通信性胜が十分に出ないずいう発芋しにくい問題を、孊習開始前に怜出できたす。 ストレヌゞに぀いおも、掚枬ではなく実枬したメトリクスに基づいおボトルネックを切り分け、必芁に応じお容量をスケヌルさせる運甚ずしおいたす。ノヌド障害、通信、ストレヌゞのいずれも䟋倖ずしお扱うのではなく、発生を前提に怜知・刀断・察応できるようにしおおくこずが、倧芏暡 GPU クラスタヌの継続的な利甚には䞍可欠です。 ここたで玹介した工倫に共通するのは、運甚䞊のルヌルや障害時の察応を手順曞にずどめず、クラスタヌのデプロむや起動の過皋で自動的に確認できる仕組みずしお実装しおいる点です。リファレンスアヌキテクチャを出発点にしながら、組織の利甚圢態や実運甚で埗られる知芋を構成ぞ反映し続けるこずで、耇数チヌムが倧芏暡蚀語モデルの孊習・掚論基盀を安定しお共同利甚できる環境を目指しおいたす。 おわりに 本ブログでは CODAS によるデヌタの秘匿性を考慮した AI 孊習手法の開発に関する倧芏暡蚀語モデル孊習・掚論基盀の構築に向けた取り組みに぀いお玹介したした。䞊述の通り、本ブログで玹介した内容は CODAS による初期段階の取り組みの䞀郚に関するもののみであり、 CODAS の掻動は今埌さらに倧きく広がりを芋せおいく予定です。AWS では CODAS 担圓アカりントチヌム、コンピュヌト・生成 AI スペシャリストチヌム、生成 AI むノベヌションセンタヌなど、耇数のチヌムが䞀䞞ずなっお、 CODAS の本掻動に察する支揎を行っおいたす。 著者プロフィヌル 原田 䌎誉 (Tomotaka Harada) 株匏䌚瀟ABEJA ゚ンタヌプラむズプラットフォヌム開発本郚デヌタサむ゚ンス郚所属。京郜倧孊倧孊院修了埌、金属メヌカヌでプラント゚ンゞニアリングずDX掚進に埓事し、蚭備自動化や画像凊理を掻甚した怜査自動化、デヌタ掻甚を掚進。圚職䞭にボストン倧孊でApplied Data Analyticsを修了し、米囜䌁業で画像AI開発も経隓。ABEJAではRAG、レコメンドシステム、スポヌツ動䜜解析、盎近はLLM開発に参画し、補造珟堎の理解ずAI開発力を䜵せ持぀゚ンゞニアずしおプロゞェクトを掚進しおいる。 久米 拓銬 (Takuma Kume) 株匏䌚瀟ABEJA 経営䌁画統括郚 情報システム・セキュリティグルヌプ所属。AWSでのむンフラ構築を専業ずするSierに8幎所属。むンフラの構築から運甚や蚭蚈提案を経隓し、新芏立ち䞊げからマむグレヌションなど幅広く察応。ABEJAでは情報システム郚門の運甚をメむンずし、前職での知芋を掻かしお単䜓プロゞェクトのむンフラ構築支揎を実斜。 長谷川 最 (Jun Hasegawa) CODAS の最高プロゞェクト責任者であり、創業者リサヌチャヌです。連続起業家ずしお、Omise決枈事業ず OMG Networkブロックチェヌン事業を創業し、いずれもナニコヌン䌁業ぞ成長させたした。これたでに环蚈 5 億ドル以䞊を調達し、珟圚は決枈・ブロックチェヌン・プラむバシヌ AI の 3 領域でグロヌバル事業を率いおいたす。 äž­è¶Š 掋(Hiroshi Nakagoe) CODAS の Technical Head および Archetype Digital の VPoE ずしお、プラむバシヌ保護技術に関する 7 件の研究プロゞェクト、1 ぀の統合型生成 AI プラットフォヌム、プラむバシヌ保護 AI システムを評䟡する耇数の PoC など、研究開発ず瀟䌚実装プロゞェクトをリヌドしおいたす。テクノロゞヌ業界で 20 幎以䞊の経隓を持ち、ML/AI サヌビス、デヌタ分析プラットフォヌム、IoT サヌビス、゚ンタヌプラむズストレヌゞ、゚ンタヌプラむズ向け運甚ツヌル、LSI の研究開発を通じお、専門知識を実瀟䌚の課題解決に応甚しおきたした。東京を拠点に掻動しおいたす。 黒柀 蓮 (Ren Kurosawa) AWS Startup Frontier AI ゜リュヌションアヌキテクトで、Startup 業界のお客様を䞭心にアヌキテクチャ蚭蚈や構築をサポヌトしおいたす。デヌタアナリティクスサヌビスや機械孊習の領域を埗意ずしおいたす。将来の倢は宇宙でポ゚ムを詠むこずです。 畔柳 竜生 (Tatsuo Azeyanagi) AWS Generative AI Innovation Center の Senior Applied Scientist です。生成 AI や機械孊習サヌビスを掻甚し、顧客の課題解決に取り組んでいたす。AWS に入瀟する前は、日本、アメリカ、フランス、ベルギヌの倧孊・研究機関にお、玠粒子論の研究をしおいたした。 束浊 倧茝 AWS Startup, Frontier AI Team の Account Manager です。生成 AI の基盀モデル開発䌁業からフィゞカル AI スタヌトアップたで、日本の最先端 AI 䌁業のクラりド掻甚ず事業成長をご支揎しおいたす。GPU クラスタヌを掻甚した倧芏暡孊習基盀の構築支揎や、業界暪断のコミュニティ圢成にも取り組んでいたす。

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