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.NET 、 メインフレーム、および VMware ワークロード 向けの AWS Transform がリリースされたのは、今からちょうど 1 年前のことです。AWS Transform は、エンタープライズアプリケーションの大規模なモダナイズ専用に構築された初のエージェンティック AI サービスでした。re:Invent 2025 では、組織が AWS マネージド変換とカスタム変換を使用してコードを大規模にモダナイズし、変換することを可能にする AWS Transform カスタム が発表されました。そのまま使用できる変換や、組織固有の要件に合わせてカスタマイズできる変換を使用して、言語バージョンのアップグレード、フレームワークの移行、パフォーマンスの最適化、コードベースの分析を実行できます。また、 フルスタック Windows モダナイズ機能 と、 メインフレーム向けの Reimagine 機能と自動テスト機能 も導入されました。 この12 か月間で、何千ものお客様が AWS Transform を使用して何 10 万ものサーバーを移行し、160 万時間以上の時間を節約して、45 億行以上のコードを処理しました。1 周年を記念して、AWS Transform エージェントが Kiro、Claude、Cursor、Codex で利用可能になりました。これには、カスタマイズされた変換エージェントを構築するための エージェントビルダーツールキット「Kiro パワー」 が含まれます。 AWS の 12 か月間の歩み、学んだ 4 つの事柄、そしてこれらがロードマップをどのように進化させたかについては、 1 周年記念ブログ記事 をお読みください。 2026 年 5 月 11 日週のリリース 2026 年 5 月 11 日週のリリースのうち、私が注目したリリースをいくつかご紹介します。 Claude Platform on AWS の一般提供開始 – 既存の AWS アカウントから、API、コンソール、早期アクセスのベータ機能を含めた Anthropic のネイティブ Claude Platform エクスペリエンスに直接アクセスでき、個別のアカウント、請求、追跡を管理する必要はありません。Claude Platform on AWS は Anthropic が運営しており、カスタマーデータは AWS のセキュリティ境界外で処理されます。詳細については、 機能を詳しく検証するブログ記事 をお読みください。 Amazon EC2 M3 Ultra Mac インスタンス – これらのインスタンスは、28 コアの CPU、60 コアの GPU、32 コアの Neural Engine、256 GB のユニファイドメモリを搭載した Apple M3 Ultra Mac Studio コンピュータ上に構築されています。EC2 M3 Ultra Mac インスタンスは、M4 Max Mac インスタンスの 2 倍のユニファイドメモリ、1.75 倍の CPU コア、1.5 倍の GPU コア、2 倍の Neural Engine コアを備えているため、Apple 開発者ははるかに多くの Xcode シミュレータを並列実行し、オンデバイス機械学習ワークフローを高速化して、製品の市場投入までの時間を短縮できます。 AWS Graviton 搭載の Amazon Redshift RG インスタンス – より優れたパフォーマンスを実現するこれらのインスタンスは、データウェアハウスとデータレイクのワークロードを前世代 RA3 インスタンスの最大 2.4 倍の速さで実行でき、vCPU あたりの料金も 30% 削減されます。RG インスタンスには、Apache Iceberg と Parquet のデータをクラスターノード上で処理する、Redshift のカスタムビルドされたベクトル化データレイククエリエンジンが含まれています。 Amazon Bedrock の Advanced Prompt Optimization – Bedrock では、あらゆるモデルのプロンプトを最適化できます。元のプロンプトと最適化されたプロンプトを同時に最大 5 個のモデルで比較しながら最適化が行われ、新しいモデルに移行する場合や、現在のモデルでより優れたパフォーマンスを実現したい場合にも使用できます。 AWS セキュリティエージェントによるリポジトリ全体のコードスキャン (プレビュー) – コードベース全体を対象としたコンテキスト認識型の詳しいセキュリティ分析を実行する、AWS セキュリティエージェントの新機能を使用できます。脆弱性が発見されると、スキャナーがコード修正 (正確なファイルと行に関連付けられた具体的な修正案) を生成するため、チームはセキュリティ脆弱性をこれまでにない速さで修正できます。プレビュー中、既存の AWS セキュリティエージェントのお客様はこの機能を追加料金なしで利用できます。 Oracle Cloud Infrastructure との AWS Interconnect – マルチクラウド接続 (プレビュー) – AWS Interconnect – マルチクラウド接続を使用することで、他のクラウドプロバイダーに対するレジリエントでスケーラブルなプライベート接続をすばやくプロビジョニングできます。OCI は AWS Interconnect の基盤であるオープン仕様を採用した最新の CSP です。これは、AWS が OCI (プレビュー)、Google Cloud (一般提供)、および Microsoft Azure (2026 年後半に提供予定) をご利用のお客様に、一貫性のあるシンプルなエクスペリエンスを提供することを可能にします。 その他のアップデート 皆さんが興味を持つと思われるその他のニュースをいくつかご紹介します。 Build on Trainium プログラムを通じて AI 研究と教育を加速 – 次世代の AI 研究者が Amazon チップを使用して発見を加速させる方法をお読みください。AWS は、大学研究者が専用の AI チップにアクセスできるようにするために、1 億 1,000 万 USD を投資しました。AWS Trainium は、UC Berkeley、MIT、Carnegie Mellon などの大学で AI 研究を高速化しています。すべての研究はオープンソースであるため、より広範な開発者コミュニティに改善内容が還元されることになります。 AWS Community Days 2026 の完全リスト – 講演者が同じ志を持つ仲間であり、主催者が情熱を持つがゆえに活動するボランティアであって、コミュニティ自体がアジェンダを作成するようなイベントには、他とは違う特別な何かがあります。AWS Community Day はまさにそのようなイベントで、世界全大陸の都市で毎年開催されています。 Kiro スタートアップクレジットプログラムが復活 – 第一弾では何千人もの創業者が応募したプログラムが、申し込みの受け付けを再開しました。プログラムに申し込んで、最大 1 年分の Kiro Pro+ クレジットを受け取りましょう。このクレジットは、組織の AWS アカウントに自動的に適用されます。 AWS のブログ記事一覧については、 AWS ブログ ページをご確認ください。 AWS について詳しく学び、次に予定されている AWS 主催の対面イベントとバーチャルイベント 、 スタートアップイベント 、 AWS Summits などの 開発者向けイベント を調べて参加しましょう。 AWS Builder Center にもご参加ください。ビルダーとつながり、ソリューションを共有して、開発をサポートするコンテンツにアクセスできます。 2026 年 5 月 18 日週のニュースは以上です。2026 年 5 月 25 日週の Weekly Roundup もお楽しみに! – Channy 原文は こちら です。
はじめにLINEアプリ開発SBU・モバイルエクスペリエンス開発ディビジョンのikesyoです。普段はLINE iOSアプリのビルドシステムや開発基盤の改善を担当しています。LINE iOSは250万行...
はじめに こんにちは。開発部でiOSエンジニアをしている野口です。 ヘルシカ - ダイエット・食事管理のための簡単カロリー計算 every, Inc. ヘルスケア/フィットネス 無料 ヘルシカのiOSアプリではXcode Cloudを使用して開発環境・本番環境への配布を行っています。本記事では、配布にかかっていた実行時間を約50%削減した方法を紹介します。 背景と課題 削減前のXcode Cloudの実行時間は約30分かかっていました。これを削減できれば、開発スピードの向上やQAから修正へのサイクルが回しやすくなり、品質の向上が期待できると考えました。 各ステップの実行時間はApp Store Connectのダッシュボードから確認できます。調査したところ、 ci_post_clone.sh の実行が全体の約62%を占めており、ここがボトルネックであることがわかりました。 ステップ 時間 割合 Run ci_post_clone.sh script 16分46.9秒 62.34% Run xcodebuild archive 6分17.9秒 23.39% Resolve package dependencies 2分2秒 7.55% その他(環境設定・取得・Export・後処理など) 1分48.5秒 6.72% Build Archive 合計 26分55.3秒 100.00% Prepare Build for App Store Connect 44.8秒 — 総合計 約27分40秒 — ※主要なステップ以外は「その他」にまとめています。 原因の分析 ci_post_clone.shとは ci_post_clone.sh は、Xcode Cloudがリポジトリをクローンした直後に自動で実行されるシェルスクリプトです。ビルドに必要な追加ツールのインストールや設定ファイルの書き換えなど、ビルド前の準備処理を記述します。以下の画像のPost-cloneと記述されている箇所で ci_post_clone.sh が動きます。 引用元: 実行していた処理 ci_post_clone.sh では、以下の処理を行っていました。 # ci_post_clone.sh #!/bin/sh brew install mint mint bootstrap -m ../Mintfile --overwrite y # Mintfile realm/SwiftLint@0.52.4 mono0926/LicensePlist@3.24.11 kiliankoe/swift-outdated@0.8.0 nicklockwood/SwiftFormat@0.53.3 Mintを使用して、以下のツールをインストールしていました。 SwiftLint : コードの静的解析 SwiftFormat : コードのフォーマット LicensePlist : ライセンスの管理 swift-outdated : 依存関係の更新確認 改善のアプローチ これらのツールはいずれも開発時に使用するものであり、Xcode Cloudでの配布時には実行する必要がありません。Xcode Cloudの役割はCDであり、配布作業のみ行えれば十分だからです。 そこで、「不要なツールのインストールをやめる」ことで実行時間を削減する方針としました。 キャッシュによる高速化を採用しなかった理由 「Mintのインストールをキャッシュすれば速くなるのでは?」と考えるかもしれませんが、Xcode Cloudのキャッシュ機能には制約があります。 GitHub ActionsやCircleCIなどのCI/CDツールでは、任意のパスやフォルダを指定してキャッシュできます。例えば ~/.mint をキャッシュしておけば、2回目以降のインストールを高速化できます。 一方、Xcode Cloudのキャッシュ対象は DerivedData配下のみ に限定されています。具体的にキャッシュされるのは以下の2つです。 Xcodeのビルドキャッシュ (インクリメンタルビルド用の中間成果物) Swift Package Managerで取得・ビルドされたライブラリ 任意のパスを指定する機能は提供されていないため、Homebrew経由でインストールしたMintなどはキャッシュの対象外です。つまり、 ci_post_clone.sh でのインストール処理は毎回フルで実行されることになります。 To reduce the amount of time it takes to perform a build, Xcode Cloud stores each build's derived data and other cached information for reuse in a secure and private way. — Xcode Cloud workflow reference | Apple Developer Documentation このキャッシュの制約があるからこそ、キャッシュで高速化するのではなく、そもそも不要な処理をXcode Cloudから取り除くアプローチが有効になります。 具体的には、 ci_post_clone.sh を削除してXcode CloudでのMintインストール自体をやめ、各ツールの実行はGitHub Actionsやローカル環境に移行しました。 各ツールの対応内容 SwiftLint・SwiftFormat ローカル環境でのビルド(Build Phase)とGitHub Actionsでのみ実行するようにしました。 GitHub Actionsの設定 # .github/workflows/ci.yml name : CI on : pull_request : branches : - develop jobs : swift_format : name : SwiftFormat runs-on : macos-latest steps : - uses : actions/checkout@v4 - name : Cache Mint packages uses : actions/cache@v4 with : path : ~/.mint key : ${{ runner.os }}-mint-${{ hashFiles('Mintfile') }} restore-keys : | ${{ runner.os }}-mint- - name : Install Mint run : brew install mint - name : Run SwiftFormat lint run : mint run swiftformat healthcare Packages --lint swift_lint : name : SwiftLint runs-on : macos-latest steps : - uses : actions/checkout@v4 - name : Cache Mint packages uses : actions/cache@v4 with : path : ~/.mint key : ${{ runner.os }}-mint-${{ hashFiles('Mintfile') }} restore-keys : | ${{ runner.os }}-mint- - name : Install Mint run : brew install mint - name : Run SwiftLint run : mint run swiftlint lint ローカル環境(Xcode Build Phase)の設定 XcodeのRun Script(Build Phase)でSwiftFormatとSwiftLintを実行します。Run ScriptはXcode Cloud上のビルドでも実行されるため、環境変数 CI が TRUE のときはスキップするようにしています(Xcode Cloudでは CI=TRUE が設定されます)。 if [ " $CI " = "TRUE" ]; then exit 0 fi if [ -d " /opt/homebrew/bin " ]; then export PATH =" $PATH :/opt/homebrew/bin " fi mint run swiftformat healthcare Packages mint run swiftlint lint LicensePlist もともとBuild PhasesのRun Scriptでビルドのたびにライセンス情報を自動生成していたため、生成物をGit管理していませんでした。今回の対応で生成物をGit管理に含め、Build PhasesからRun Scriptを削除しました。パッケージを変更した際にはローカルでライセンス情報を再生成する運用としています。 swift-outdated もともとXcode Cloudでは実行していなかったため、対応は不要でした。 結果 これらの対応により、Xcode Cloudの実行時間を約30分から約15分へ、約50%削減することができました。ビルドやパッケージ解決の設定を変えたわけではなく、 ci_post_clone.sh の処理を見直しただけでこれだけの効果が得られました。 まとめ Xcode Cloudの実行時間を削減するために、CDとして不要なツールのインストール処理を見直しました。Xcode CloudのキャッシュはDerivedData配下のみという制約があるため、キャッシュで高速化するのではなく、そもそも不要な処理をXcode Cloudから取り除くアプローチを採用しています。各ツールの実行はGitHub Actionsやローカル環境に移行し、CI/CDの役割を明確に分離しました。 Xcode Cloudの実行時間に課題を感じている方の参考になれば幸いです。
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