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【レポート】Microsoftの最先端クラウド技術と導入事例:クラウド技術最前線![第3部]- TECH PLAY Conference 2017

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【レポート】Microsoftの最先端クラウド技術と導入事例:クラウド技術最前線![第3部]- TECH PLAY Conference 2017

2017年8月20日(日)から25日(金)の6日間にわたり、「TECH PLAY Conference 2017」が開催されました。

本レポートでは、初日の8月20日(日)18時30分よりスタートした「クラウド最先端技術」の第3部についてお届けします。

【第3部】MSクラウド技術と導入事例

「Serverless Power of Microsoft Azure」
日本マイクロソフト株式会社 Kanio Dimitrovさん

Serverless Power of Microsoft Azure

第3部は「Microsoft Azure」のセッションです。

Kanio Dimitrov/Microsoft社 シニアソフトウェアディベロップメントエンジニア。ソフィア大学卒。楽天などでの勤務を経て、Microsoftに参画。

英語で行われたKanioさんの講演は「サーバーレス」がテーマ。まず、Kanioさんはサーバーレスの特徴として、「サーバーの抽象化」「イベントドリブンで即座にスケールすること」「小額の従量課金」の3点を挙げます。

さらにKanio氏は「開発・運用の工数が削減できること」「ビジネスロジックへ集中できること」「市場へ素早い時間でリリースできること」の3点がサーバーレスのメリットであり、大きなイノベーションを達成したければ、サーバーレスを導入すべきだと続けます。

サーバーレスなアーキテクチャを構築するために、まずKanioさんが紹介したのが「Azure Functions」です。

イベントドリブン型の「Azure Functions」は、小規模なコードをクラウド上で実行できるソリューション。大きな特徴はトリガーとバインドを利用することで、「Microsoft Azure」の他のサービスで発生したイベントに簡単に対応することが可能です。

また、ローカル環境でも開発できる点も「Azure Functions」の特徴。それにより、シームレスなDevOpsを実現します。

ただし、この「Azure Functions」で関数を実行できるのは5分から10分が限界です。そこでKanioさんは「Durabel Functions」という機能を紹介します。

「Durabel Functions」は、「Azure Functions」を長時間実行するためのオーケストレーターです。Kanioさんは「Durabel Functions」のユースケースとして下記の5つを紹介しました。

  • Function chaining
  • Fan-out/Fan-in
  • HTTP Async Response
  • Actors
  • Human Interation w/Timeout

「Function」の終了後に次の「Function」を呼ぶというシンプルなものから、「Function」の並列実行、人の手が入るケースまで、対応できる状況は非常に多岐に渡っています。Kanioさんは実際に会場で「Durabel Functions」のデモを実施しました。

「Azure Functions」に続いてKanioさんが紹介したのは「Azure Logic Apps」です。

「Azure Logic Apps」は、「Microsoft Azure」の様々な機能や「Dropbox」「GitHub」「salesforce」「slack」など170以上のサービスと連携したワークフローを構築するソリューション。プログラミングすることなく、これらの連携を実現します。

Kanioさんは「『Azure Functions』と『Azure Logic Apps』を同時に活用することで、インテグレーションがはるかに向上する」とその魅力を語りました。

「Azure Functions」「Azure Logic Apps」に続く、サーバーレスアーキテクチャを実現するための機能として、Kanioさんは新サービス「Azure Event Grid」を紹介します。

「Azure Event Grid」は、サブスクライブの対象となる「Microsoft Azure」で発生したイベントをベースに、Webhookで特定のエンドポイントを指定することが可能です。「Microsoft Azure」のリソースからエンドポイントまで、イベントにカーソルをあわせるだけで簡単に利用できるのが大きな特徴のひとつ。イベントの受け取り先にはアプリやサービスを指定できます。

現在、イベントの受取先であるハンドラーには「Azure Functions」「Logic Apps」「Azure Automation」「WebHook」「Microsoft Flow」がサポートされていますが、他の「Microsoft Azure」サービスも追加される予定です。

最後にKanioさんは「Microsoft Azure」によるサーバーレスを実践している企業の事例を紹介。

まず、天気予報を提供するAccuWeather社の事例です。AccuWeather社ではリアルタイムでのストリーム分析を行っていますが、悪天候時には1日に170億件ものリクエストがあります。しかし、これは通常時の数字ではありません。「Microsoft Azure」を導入することで必要に応じてスケールができ、最大40%のコストカットにつながりました。

その他にも位置情報によるマーケティングを行っているPLEXURE社、カナダで毎年45,000人もの子供が行方不明になっている問題の解決に取り組むNPOの事例を紹介してKanioさんの講演は終了しました。


以上で「TECH PLAY Conference 2017」1日目のレポートは終了です! 別日のレポートもお楽しみに!


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