「好き」だけで繋がるエンジニアコミュニティ
こんにちは!エンジニア学生担当をしている中川です。
この時期は、インターンの選考に押しつぶされそうで「企業に入るためにはどうすればいいのか?」を一生懸命に考えている学生さんに出会います。
確かにしっかりと将来を見据えることは大事ですが、エンジニアを目指す学生さんは「企業に入るために」プログラミングをしているのでしょうか?
皆さんの根底には「プログラミングそのものが好き」「技術が好き」という技術への好奇心が眠っていませんか?
今回は、LT会を通して「技術が好き」なエンジニア学生コミュニティの形成を目指している、キャリアセレクトエンジニア学生担当の槌谷に話を聞きました。
いったいどんなLT会なの?
株式会社ローカルイノベーション
採用支援事業部キャリアサポートチーム 槌谷はるか(つちたにはるか)
---------今日はよろしくお願い致します。早速ですが、このLT会って何をするんですか?
イベント当日は、学生さん10名程度と企業で働く現役エンジニア3名程度にLTをして頂き、その後は懇親会をやります。
登壇者には、「マニアックな言語・マニアックな制作物・技術のマニアックな使い方・その他」のテーマの中から1つ選択してもらってLTをしてもらいます。
去年は活発に意見交換がなされていました。懇親会も大盛り上がりでしたよ!
マニアックなLT会のはじまり
------ すごく楽しそうですね(笑)!そもそもなぜマニアックな技術に関するLT会をしようと思ったんですか?
学生さんの就職活動の支援をしていると、内定が取れることや目に見える結果が得られることが大事にされる場面が多くなってきているなと思っていて…もちろん大事なことなんですけど。
でも、一旦そういうのは抜きにして学生さんたちが「自分が好きなものをとことんつきつめた結果を話す場」、マニアックな技術についてを話す場があったらいいなと思ったんです。
こう思ったきっかけは私が大学時代に入っていた吹奏楽部での経験にさかのぼるのですが…
アンサンブル大会が部内であって、その時私は好きなアニメの曲をメドレーに編曲するチームの中に入っていたんです。
この編曲という作業ってすごく大変で時間もかかるんですけど、「こんな感じでおもしろくしよう」とひとりひとりが一生懸命に作業していて。やったから何かの利益になるわけじゃないけど、でも「好きなことに一生懸命な人たち」と一緒に活動することが本当に楽しくて。
誰かに評価してもらえる、将来のためになる、とかそういうことじゃなくて、「自分たちが本当に好きだからやる」「わくわくしながらやる」っていう場って素敵だなとこの経験を通して思いました。
それに今でもこの時のメンバーと会うと、別に良い結果になるかどうかわからないし、利益になるかもわからないけど、この人たちとだったら一緒に何かをやりたいなって思えるんです。
------素敵なコミュニティですね!
ありがとうございます。
だから、エンジニアを目指す学生さんたちが「おもしろいよね」「ただわくわくするよね」というだけで集まる何かがあってもいいかなって。
それは無駄だと思われるかもしれないけど、もしかしたら目に見える結果よりも大事なのかなって思うから。
それで「好きなものに一生懸命」な人たちに集まってほしいと思ったので、このLT会ではマニアックな技術についてLTしてもらおうと思いました。
集まった仲間を継続的なコミュニティにするために
------なるほど…「おもしろい」「わくわくする」という気持ちで繋がるコミュニティって素敵ですね。ぐっときました。
そういったコミュニティづくりのためにこのLT会ではどのようなことをするんですか?
このLT会は昨年が初開催で今年が2回目なんです。去年は当日やって、そのまま終わりって感じになってしまったんですよ。
なので、今年はイベント前から参加者だけが入れるslackのグループを作って、そこでイベント前から情報交換できる場所にしたいなって思ってます。
イベント終了後もそのslackグループは継続したいと思っていて。そのグループで、イベントを自分たちでやる学生さんがイベントの告知を他コミュニティの学生にむけてできたり、就活のイベントの情報交換ができたり、純粋に技術について語れたりする場を作ろうと思っています。
学生さんにはチャレンジしてほしい
----そうなんですね!学生さん同士が繋がれるプラットフォームがあるのはすごくいいですね。最後に学生さんにむけてメッセージをお願いします!
イベント当日は参加枠を登壇者枠と観覧者枠の2つを用意しているので、参加を迷っている学生さんがもしいたら「技術が好き」「楽しそうだな」っていうだけで来てほしいと思っています。
学生さん全体に伝えるとしたら…就活に向けて「何かやっておいた方がいいことありますか」「インターンってどういう風に役に立つんですか」とよく聞かれるんですけど、確かにそれは大事だと思います。
でも学生なんだし、役に立つとか将来のためにとかあんまり考えずに自分が純粋に「楽しい」「おもしろい」と思うことをやってみる時間も必要だと思ってます。
私はそういう時間しかなかったけど(笑)でもそれがあったから、今につながっていることもたくさんあります。
インターンも難しく考えすぎずにまずは挑戦してみてほしい。
学生さんには、挑戦できる場も本当にたくさんあるので、そういう機会をつかって、充実した学生生活を送ってほしいと思います。
--------確かに学生さんには色々とチャレンジしてみてほしいですよね。お話ありがとうございました!