【イベントレポート】KDDIが展開する5G時代の共創事例が紹介された「KDDI INNOVATION MAKERS 2019 Day2」

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【イベントレポート】KDDIが展開する5G時代の共創事例が紹介された「KDDI INNOVATION MAKERS 2019 Day2」

通信をベースとし、お客さまにとって一番身近な企業となり、“ワクワク”を提案し続ける「ライフデザイン企業」として、さまざまな事業を展開しているKDDI。そんなKDDIが開催している「KDDI INNOVATION MAKERS」は、KDDIが挑戦している取り組みを紹介し、共にイノベーションについて考える場である。

11月27日に開催されたイベント「KDDI Innovation Makers 2019」DAY2では、KDDIが取り組んで来たベンチャー支援やオープンイノベーション、事業共創の仕組みや取り組みなどについて、ビジネスインキュベーション推進部のメンバーが登壇し、紹介を行った。

5G時代に向け、新たな価値創造に取り組む

KDDIは通信事業会社として、グループ戦略によるID拡大と付加価値や新料金プランなどを提供することでARPA(お客さま1人あたりの月間売上高)高めることでエンゲージメントにつなげ、ライフタイムバリューの最大化に取り組んできた。しかしIDは競合他社との取り合いになっており、このままの戦略で成長は難しい。

そこでKDDIでは成長戦略として、eコマースやヘスルケア、金融、エンターテインメント、エデュケーション、エネルギーなど様々な企業と共に、新たなビジネスを生み出す取り組みをしている。新たな価値創造への取り組みとして、スタートアップ支援やオープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。

5G時代、KDDIはどんなビジネス戦略を展開していくのか。経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部の石井亮平氏が登壇。「5G時代のビジネス戦略」というテーマでセッションを行った。

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KDDI株式会社 経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 オープンイノベーション推進グループリーダー 石井 亮平氏 小売業界、製薬業界を経て2005年KDDI入社。大手製造メーカー向け法人営業に従事したのち、2011年より国内事業会社初のインキュベーションプログラム「KDDI∞Labo」の立ち上げと推進を統括。2019年4月より現職。

2011年夏から開始したオープンイノベーションの取り組み

今注目を集めている5G。5Gが普及するとどんな社会になるのか、どのようなことを心がけてこの時代を進んでいけばいいのか私達が考えていることをご紹介します。

KDDIは固定電話の会社としてスタート。いくつかの企業を合併し、インターネットの会社になりました。さらに無線通信の企業を合併し、モバイル会社となりましたが、5G時代が始まる2020年以降、さらにトランスフォーメーションしていくでしょう。ここまで本業がドラスティックに変わる会社は珍しい。KDDIはデジタルトランスフォーメーションの玉手箱なんです。

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オープンイノベーションの取り組みも積極的に行っており、経済産業省とイノベーションリーダーズサミット(ILS)実行委員会が実施している「ベンチャー企業が選ぶイノベーティブ大企業ランキング」では、ありがたいことに2年連続1位を獲得しています。

オープンイノベーションへの取り組みは2011年夏から開始しました。スマートフォンへの急激なシフトにより、フィーチャーフォン時代に比べ、顧客接点が大幅に減少。サービスレイヤーでの差別化が急務になりました。

そこで、サービスレイヤ―における有望なプレイヤーとの接点構築や事業共創を目的としたスキームを構築しました。2011年には国内事業会社初のインキュベーションプログラム「KDDI ∞ LABO」の立ち上げ、続けて翌2012年にはハンズオン型のコーポレートベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」を立ち上げました。それらの成果を本体コア事業へ昇華していくという3段構えのスキームとなっています。

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KDDI∞LABOの採択企業は66社。当初は面白いアプリを探すためのプロジェクトだったため、6・7期まではアプリ開発会社が主流でした。8期・9期からは、スタートアップのサービスも多様化してきたこともあり、リアルテックベンチャーが増えています。

KDDIはスマートフォンがビジネスの主戦場なのでアプリのスタートアップへの支援はしやすい。ところがリアルが絡んでくると、KDDIはリアルのアセットをほとんど持っていません。そこで考えたのが、パートナー連合プログラムです。

日本の名だたる大企業に本プログラムに参画していただき、KDDI ∞ LABO採択企業に様々なアセットを提供してもらいつつ、事業共創を目指すという取り組みです。現在39社ですが、今なお増え続けています。本プログラムのユニークな例としては競合となりうる企業同士が入っていること。通常ではありえない構造ですが、”スタートアップ支援”という傘の下、各社が横並びで支援をすることを可能にするプログラムとなっています。


一方、「KDDI Open Innovation Fund」の投資先企業は国内外で65社になりました。

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そのほかにも大企業向けのオープンイノベーションへの取り組みとして、昨年9月に虎ノ門に「KDDI DIGITAL GATE」を開設。デザインシンキングとアジャイル開発による大企業の課題解決の場として提供しています。さらに、地方創生向け新ファンドも立ち上げました。

5G時代はどんなサービスが主流となるのか

5Gの時代では、何が起きるのでしょうか。5Gネットワークは通信速度が従来の20倍、通信遅延は10分の1、接続するデバイス数は10倍とかなりのスペックが向上します。5Gはかなり特殊な周波数なので、1つの基地局で広い面積をカバーし辛いということもあり、全国普及するまで3年ぐらいかかります。それまでは4Gと併用しながら、価値を提供していくことになります。

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では、5G時代ってどうなるのか。私たち通信事業者はいつの時代もどのような世界が来るか想像していますが、正直結果はいつも想像通りとはなりません。

3Gはケータイで個々がつながった時代です。動画配信が流行ると想像し、各キャリアがこぞって動画配信用サーバ「MOS」を構築しました。実際当時大ヒットしたのは着うたフルで、世界初の電子音楽サービスとして人気を集めました。

4G時代となり、今度こそ動画配信が流行るだろうと、KDDIではビデオパスというサービスを構築しましたが、実際流行ったのはiPhoneとSNSでした。

そして5G。皆がリアルともつながっていく時代です。5Gでは久しぶりのパラダイムシフトが起こると考えています。ネットとリアルが融合するということ、つまりはリアルがデジタルに変換するということです。

そのような時代において通常のビジネスアプローチではまず、データを収集するためのIoTを設置し、収集したデータを解析するAI、解析結果を可視化するためのxRを使って何を実現するのかという順番で思考のアプローチを取るでしょう。いわゆるシーズドリブンです。ただこのアプローチだとなかなか良い事例は生まれづらい。

しかしKDDIでは、逆引きのアプローチをしています。まずはお客さまにどのような体験価値を実現するか、から考えるのです。スポーツを例とすると、観戦体験をもっと楽しくするにはどうすべきを徹底的に追求した後に、xRで試合データをリアルタイムに予測するAIを活用したらどうか、その為にはどのようなIoTやセンサーで選手や試合の情報を収集すべきか。というヴィジョンドリブンのアプローチを取っています。

  • ハウステンボス(長崎県)のARシューティングアトラクション「JURASSIC ISLAND」

この事例では、銃に装着された「ARスコープ」をのぞくと、何もない無人島に恐竜が出てくるという仕掛けになっており非常にエキサイティングな体験ができます。運営側は設備投資を費やすことなく新たなアトラクションを開発し、集客に繋がるメリットがあるわけです。

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  • Telexistance

こちらの事例では、小河原観光局とKDDI、JTBの連携により実現したイベントで、テレイグジスタンス社の技術を活用したヘッドマウントディスプレイとグローブを身につけることで、小笠原諸島にいるロボットを操作。東京にいながらにして、小笠原諸島の魅力に触れることができるという技術です。実際に遠隔体験をした人は、その後、旅行の予約を行うなど、バーチャルの経験がリアルにつながる事例でした。

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5G時代はすべてのモノがインターネットにつながり、リアルとインターネットが融合すると言われています。そこで重要になるのはリアルアセットを持つ企業で、日本においては大企業がそのほとんどを独占しています。一方、大企業1社では新たな産業は生まれづらく、新しいアイデアを持つスタートアップや異業種の大企業、新たなテクノロジーなどこれらが有機的に連携する事で社会にインパクトのある新しい産業が生まれると思っています。

βサービスプロトタイピングで様々なサービスを創出

続いて経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 次世代ビジネス推進グループ川本大功氏が登壇。「5G時代のβサービスプロトタイピング」というテーマでセッションを行った。

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KDDI株式会社 経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 次世代ビジネス推進グループ 川本 大功氏 株式会社博報堂、デジタルハリウッド株式会社、慶應義塾大学教員(環境情報学部講師、大学院政策・メディア研究科特任助教)を経て、2018年 KDDI株式会社入社。入社後、ビジネスインキュベーション推進部にて、5G関連のサービス開発業務に従事。スポーツや、街に関するお客様体験の拡張を、オープンイノベーションを志向しながら取り組んでいる。

「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」とは

KDDIに入社後、サッカー日本代表や春高バレーでのAR観戦などXR技術を使ったサービス開発を中心に手がけてきました。今年に入ってから注力しているのが、KDDIが渋谷区観光協会、渋谷未来デザインと立ち上げた「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」。メンバーの一人として技術の観点からサービス開発に携わっています。

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活用している技術はXR(XReality)を中心に、Spatial Computing、超低遅延映像配信、Web技術など。UI/UXは5G時代を見据えた体験価値の拡張に焦点を充てて開発に取り組んでいます。

私のサービス開発の考え方は「βサービス+(ラピッド)プロトタイピング」。机上の空論にならないように、試験的なサービスの試作品をとにかく早く作って、開発プロセスを高速に回すことを大事にしています。

このβサービスプロトタイピングがKDDIの共創とどう関係するか、事例でご紹介したいと思います。私たちはまず「体験」を創造していくことを重要視しています。最初の切り口は街です。

「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」は渋谷をテクノロジーで毎月アップデートしていくことを8月末に宣言し、5G時代の新リアル体験の提供に取り組んでいます。

第一弾のリリースとなる9月には開発中のVPS(ビジュアルポジショニングサービス/システム)という技術を使い、渋谷のスクランブル交差点付近でスマートフォンをかざすと、いろんなデジタルオブジェクトをARで表示するという実証実験を行いました。

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第二弾ではより多くの人に体験してもらえるように、渋谷音楽祭2019の開催に合わせて、「Audio Scape by au」を提供。「Audio Scape by au」は渋谷の街が音楽プレイヤーになるARサービス。スマートフォンでWebサイトにアクセスすれば、位置情報や時間、気分、天気などをAIが解析し、それぞれのエリア合った音楽を自動選曲してくれるというもの。

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9月12日に渋谷5Gエンタメテック会議を開催し、場所に合った音楽を流せたら面白いのではというアイデアが出たんですね。その後、いろんな人にヒアリングをし、1カ月弱でサービスを開発しました。学習不足な点はありますが、面白い取り組みができたと思っています。

11月22日には英ロックバンドコールドプレイとコラボレーションし、彼らの新曲が渋谷エリアの3カ所で視聴できるような取り組みも行いました。音を使って人をナビゲーションしたり、天気をお知らせしたりできるのではとこれからの展開に期待が高まるサービスです。

第三弾となる11月初頭には、「INVISIBLE ART IN PUBLIC」というARアート展を開催しました。これは「『見えない』を価値に」がコンセプト。渋谷の街全体を美術館にしたいという構想の下で実現。渋谷の街でスマートフォンでQRコードを読み込むと、ARアートが楽しめるというものです。

渋谷エンタメテック推進プロジェクトでは、渋谷という街に情報や音楽、アートなど様々なデジタルコンテンツのレイヤーを重ね合わせることで、街そのものをもっと楽しめる場所にしていきたいという思いでサービスを開発しています。

5Gを見据えたスポーツ向けのコンテンツ開発

スポーツでも5Gを見据えた体験を実現するサービスを開発しています。春高バレーAR観戦はその一つ。マルチアングルで観戦ができる「視点ジャンプ」や、AR上にキャラクターのメッセージ画像を投稿して応援を楽しくできる「ARエール」、得点経過がわかる「ARジグザグ」などの機能を提供しました。

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視点ジャンプでは、コートのエンドライン2カ所と横からの1カ所の合計3カ所から様々なアングルで試合を楽しめるように設計。超低遅延配信技術も取り入れ、エンドトゥエンドで0.5秒の遅延での映像配信を実現しました。春高バレーAR観戦を開発する際に重視したのは、お客さまとリアルな試合とを深く繋げることです。

スマートフォンをサブディスプレイとし、必要な情報をリアルタイムに届けることをこだわり、開発しました。Webベースにすることで、アプリをインストールするのではなく、誰でも簡単に利用できるように、Webブラウザだけで完結するサービスにしました。

また2019年3月に開催されたキリンチャレンジカップ2019では、「XRサッカー観戦」というサービスを提供しました。プレミアムシート100席に同観戦アプリをインストールしたタブレットを配置。事前に観客席からどういう角度でピッチが見えるか3Dモデルを構築し、その上にUIやコンテンツを表現することで、ARの表示位置を最適化しました。

今後、VPS(Visual Positioning System / Service)という技術が導入されると、事前に3Dモデルの作成は必要なくなります。スタジアムに入ってスマートフォンをかざせば、最適化した状態でピッチの情報を出すことができるようになるのです。

また3Dモデルを活用することで、ピッチ上の空間を新たな広告商品として活用することも可能になります。さらに観戦前から観戦後まで一貫して楽しめるよう、カジュアルゲームなども提供しました。

ワールドカップバレー2019では、地上波と連動するサブディスプレイを作成。これは春高バレーARの視点ジャンプを応用しました。日本初のULL-CMAF形式による大規模配信を実現。この技術はAndroidにしか対応していなかったのですが、ULL-CMAF非対応のiOSでもHLSをチューニングすることでULL-CMAFと同程度の超低遅延を実現しました。

これらのいずれのβサービスプロトタイピングも、スタートアップをはじめとするパートナーと共創しないと実現できませんでした。

私が思うビジネスインキュベーション推進部の役割は、5G領域の戦略・戦術を実現するためのオープンな技術/デザインのキュレーターです。特に私が大切にしているのは、「たぶんできるよ」とまず言ってみる可能性主義のプランニングと、専門性にとらわれず、積極的に領域を越境していく、という2点です。

企画屋を極めるため、ヨコの会社からタテの会社に転職

最後に登壇したのは、経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 インキュベーション推進グループの郷なおこ氏。「ヨコとタテとナカの視点」というテーマでセッションを行った。

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KDDI株式会社 経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 インキュベーション推進グループ 郷 なおこ氏 2007年4月、(株)日立製作所にSEとして入社。2012年4月から2年間、勤労学生として英国ウェールズ大学に進学し、2014年8月MBA取得。2014年10月から日立グループ全社の新規事業開拓部門で企画職に従事したのち、2018年9月にKDDI入社。入社以降、ビジネスインキュベーション推進部にて、HoaaS(ホテル)事業、MaaS事業を担当。

「ヨコとタテの視点」とは

今回のテーマのうち、「ヨコ」と「タテ」の視点についてですが、私は、KDDIに中途採用で入社しました。その理由は、前職は大手総合電機メーカーのSE、SIer、企画職に携わっており、私個人の感覚ですが、いろいろな事業主さんのもとでいろいろな事業の企画や開発を幅広く行うという「ヨコ」の面のレイヤーにいた、と考えています。転職をしようと思ったきっかけは、将来を考えた時に、「タテ」、つまり事業者さんの上から下までその分野の全ての事業を責任もって行う。という「タテ」の視点も持って、企画ができるにようになると、強いのではないか、と思い、通信事業分野の事業主であるKDDIに転職しました。

協業先Hostyとは

では、転職後の現在、どのような業務に従事しているのかについて、お話したいと思います。 KDDIではHoaaS(Hotel as a Service)とMaaS(Mobility as a Service)に携わっています。HoaaSはビジネスインキュベーション推進部の造語ですが、本セッションではHoaaS事業の一環として、出資・協業しているHostyについて説明します。

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Hostyは福岡に本社を構える、「mizuka」という無人コンパクトホテルを展開している企業です。KDDIのファンドが出資しており、2019年より協業が開始しました。

Hostyには大きく3つの特徴があります。 まず一つ目が、レセプションです。従来のホテルは各施設に1つあるレセプションに行ってチェックイン・アウトを行いますが、Hostyは無人のチェックイン・チェックアウト、または複数施設に1つあるレセプションでチェックインを行い、チェックアウトは宿泊した室内のタブレットから行うという形をとっています。レセプションが各施設にないと、チェックイン前の時間に観光に行きたいとき、荷物を預けられず、また預けても部屋とは別のところに取りに来なければならず不便、と感じるかもしれませんが、共通のレセプションに預けると部屋まで配達してくれるサービスも提供しています。

二つ目の特徴は、通常のホテルは2人部屋がほとんどですが、Hostyは4人部屋や6人部屋などグループで宿泊できる部屋を豊富に揃えている点も特徴の1つです。

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Hostyの三つ目の特徴は、雑居ビルの一部をホテルにしていることです。現在、Hostyは福岡に約20施設展開しており、賃貸で物件を用意し、1フロアや数室をホテルにして、お客様にお部屋を提供しています。これにより、通常のホテルのように土地の調達や大規模な建築ではないため、開業までの準備期間が短く、開業までの費用も通常のホテルよりは大きく抑えられ、回収期間も数年と短期ですむというメリットがあります。 一方で、Hostyの業務内容は一般的なホテルとほぼ同じのため、お客様にはホテルとしてのサービスを不足なく提供しています。

では、次に、私がHostyで、どのような業務を行っているのかについて、お話したいと思います。 先に述べた通り、KDDIとHostyは協業しており、その協業の中で、私はホテル運営に係るほぼすべての業務に関わっています。具体的には業務はOTA(オンライントラベルエージェント)への営業やマーケティング、また各施設のオペレーションにも一部、係っています。 さらに、

最近は人財育成や社員のメンタリングなどにも関わっているため、「Hostyの母」と呼ばれるようになりました。(笑)

協業先のスタートアップを成長させるため、徹底支援

では、なぜ、社外の人間が出資先の企業で「母」とよばれるようになったのか。 私は、3ヵ月半の間、週3日、東京から福岡にあるHostyに通っていました。その福岡の生活で意識したのは、「ナカ」の人間になりきること。KDDIの社員ではありますが、協業している以上は「ナカ」の人間として行動しました。前職では巻き込みオバケ、コミュニケーション・モンスターと呼ばれるなど、仲間になることは得意技であり、強み。その能力を生かしたのです。

もちろん、時には鳥の目になること、KDDIとしての視点も忘れることはありません。KDDI的にそれでよいのかと思われるかもしれません。ですが、私たちビジネスインキュベーション推進部の目的は、スタートアップが成長すること。そして将来的にKDDIの本業と連携できればなお良いというスタンスなのです。

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ビジネスインキュベーション推進部で1年間働いて感じたことは、0を1にする、もしくは1を10にすることが得意な人は活躍しやすい、という印象を受けました。私は1を10にするのが得意な人です。それであっても、活躍する場はあります。企画職、インキュベーション職というと、アイディアマン、つまり0を1にする人でないと活躍できないという印象を受けるかもしれませんが、アイデアマンでないと活躍できないというものではないと、感じています。

もちろん事業のステップによって、いろんな能力が必要になります。0から1の能力や1から10の能力だけでなく、ビジネスインキュベーション推進部で業務を行っていく上では、その0や1や10の世界だけでなく、コミュニケーション能力や、分析力、知識などなど他の業務でも必要かつ身についた能力が必要不可欠です。そのため、皆さまがお持ちのスキルを生かせる場所は十分にあると考えます。

Hosty以外にもインキュベーション事業を数多く推進しております。KDDIと共創をお考えの方、KDDIの中で新しい事業を立ち上げてみたいという方は、ぜひ、「KDDI Open Innovation Fund」のサイトをご参照いただければと思います。

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KDDIで行っている様々な取り組みを紹介させて頂きます。

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