ブロックチェーン・ビジネス事例勉強会#1

2019/04/17(水)19:30 〜 21:40 開催
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イベント内容

ブロックチェーンのビジネス応用について皆で考えましょう!

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概要

bitcoinのために開発されたブロックチェーン技術ですが、その潜在市場規模は67兆円になると言われており、今後技術的な大きなトレンドの1つになることは間違いありません。実際に、現在は仮想通貨などの金融分野への応用だけではなく、様々な産業への応用がされつつあります。 その一方で、ブロックチェーンは暗号理論・P2P・分散合意形成など、様々な基盤技術によって支えられており、理解するのが簡単ではありません。結果として、ブロックチェーンの応用方法がわからない、事例を見てもブロックチェーンを使うメリットがわからない、といった声が多く聞かれるのが現状です。

この勉強会では、ブロックチェーンのどのような特徴をもっているのか、そして実際の事例を見ながらどのようにブロックチェーンが使われているのか、解説を行います。また、ブロックチェーンには特有の課題・欠点があるのですが、それを知らずにブロックチェーンを活用しようとすると「絵に描いた餅」になってしまいます。そこで、この勉強会ではその点についても解説します。 勉強会を通して、ブロックチェーンを活用した事業やサービスを構想するための勘所、考え方を理解して頂き、実現可能かつ革新的なビジネス創出につなげて頂ければと思います。

取り扱う事例

具体的なビジネス事例として、下記の事例を取り扱います。また、下記事例のうちのいくつかは、着眼点は良いものの、現在のブロックチェーン技術では実現が難しいものが含まれています。それらが何故実現できないのか、ブロックチェーン特有の課題や欠点に触れつつ説明します。

  1. 国際送金
    これまでの国際送金は、手数料が高く、送金完了まで数日要するものでした。
    ブロックチェーンを使うことで、手数料を安く、また決済時間を非常に短くすることが可能になります。

  2. サプライチェーン
    サプライチェーンは肥大化が進んでおり、現在は100以上の工程と数十以上の地理的に異なる拠点をつなぐ必要があります。コストが非常に高く、またデータの一貫性が保たれていないという指摘もあります。
    ブロックチェーンを使うことで、サプライチェーンのための共有データベースをセキュアかつ低コストに実現することが可能です。

  3. 存在証明
    「あることがある時点で存在していたこと」はブロックチェーンを使えば簡単に証明することができます。

  4. IoT、スマートデバイス
    ブロックチェーンのスマートコントラクトを活用することで、条件を満たした場合にIoT機器を自動で制御することが可能になります。
    同じ仕組みをこれまでの技術で実現しようとすると、機器を操作するコントローラのセキュリティを非常に高く保つ必要があります。コントローラがハッキングされると、IoT機器が不正に操作されてしまうためです。

  5. ゲーム
    ブロックチェーンを活用したゲームが多数登場しています。ゲーム内のアイテムやキャラクターが資産性をもって取引されるようになっています。

  6. 投票
    ブロックチェーンを活用することで、透明性を担保した投票システムを構築することができます。

  7. 不動産
    不動産業界は、様々な利害関係者が複雑に関係しあっており、その不透明性や非効率性が問題です。
    ブロックチェーンを活用することで、様々な業務を効率化することが可能です。
    不動産をトークンとしてデジタル管理し、それに応じて配当を配分するといった試みも行われています。

  8. 医療
    現在は、各病院が個別で診療履歴を管理しています。セキュリティやプライバシーの問題があるためです。
    ブロックチェーンを使うことで、セキュアかつプライバシーを担保したまま、データの相互に活用することが可能になります。共通診察券の実現が可能です。

  9. 電力
    ブロックチェーンを活用して、太陽光発電などで各家庭が発電した電力を手軽に売買する仕組みが提案されています。

  10. 著作権
    著者、作詞・作曲家、プロダクション関係者、ソフトウェア・デベロッパーなど多数の支払先に対して、これまではオフラインのデータソースを集計処理して、手作業で支払い処理が行われていました。
    ブロックチェーンを利用して利用に対する支払いを自動処理することで、大幅に業務を効率化することが可能です。
    著作権の移行を簡単に行うこともできます。

  11. モビリティ, シェアリングエコノミー
    車は所有から利用へと移り変わっており、その利用形態が多様化しています。利用者から所有者に対して、適切に料金が支払われる仕組みを構築することが必須です。
    ブロックチェーンを活用することで、セキュアかつ低コストでそのような仕組みを構築することができます。

  12. トークンエコノミー
    ブロックチェーンでは、様々なものを「トークン」というデータとして管理します。例えば、あるトークンAの保有者があるサービスXの利用権限をもっている場合、トークンAが会員ライセンスとして機能します。
    このようなトークンを活用したサービスが多数生まれてきており、その中でも、特徴的なサービスについて説明をします。

対象者

  • ブロックチェーンやその要素技術について参加者同士で学習・情報共有されたい学生・社会人の方
  • ブロックチェーンやその要素技術の産業応用や事業開発に興味のある学生・社会人の方

タイムテーブル

時間 内容
19:30-19:40 参加者自己紹介
19:40-20:10 ブロックチェーンの基本概念の説明
20:10-20:50 ブロックチェーンのビジネス応用事例の紹介
20:50-21:10 LT発表枠
21:10-21:40 ビアバッシュ + Q&A

※ビアバッシュ時にドリンク(ビール・ソフトドリンク)ご希望の方はビアバッシュ代300円を徴収させていただきます。

LT枠について

ブロックチェーン関連の事業を行っている方、あるいはこれから行う予定の方に、事業の紹介を行って頂く枠となります。 今回の勉強会は参加者の皆様に様々な業界へのブロックチェーンの応用事例についてレクチャーを行う予定ですが、事業紹介を行って頂くことで、参加者の皆様により具体的な事例をお届けできればと思っています!

詳細は下記のとおりです。

  • 時間: 5〜10分(質疑応答は含みません)
  • 発表形式: スライドあるいは口頭
  • 参加費: 無料
  • その他: 事業紹介をメインにしてください。余った時間で、リクルーティングや自社の紹介をして頂くことは可能です。

登壇者

四條 能伸 (しじょう よしのぶ) @yoshijo04

【所属】
大阪大学大学院 博士後期課程、Collabogate President of Osaka Division

【経歴】
株式会社LastRootsの前CTO。仮想通貨c0banおよびc0banを用いたシステムの設計・開発・運用など、技術面を幅広く担当。現在、大阪大学大学院にてブロックチェーンをIoT環境に適用するための技術について研究中。また、研究で培った基礎知識と、実務で会得した応用知識を活用し、フリーランサーとして東証一部上場企業を含む複数社へのブロックチェーンに関するコンサルティング業務などを担当。大阪大学首席卒業。Google Cloud Next'17 Tokyo Invited Speaker。他、実績多数。

会場: ScribbleOsakaLab

SCRIBBLE OSAKA LAB(通称SOL)は、AI・IoT、ブロックチェーン技術など先進的なテクノロジーや起業家・スタートアップ向けの資本政策などさまざまな情報発信、価値創造をしていくイベント・コワーキングスペースです。

その他

  • CollaboGate Osakaでは、参加者同士の情報共有のため、Slackの専用チャンネルを設けています。参加ご希望の方は、勉強会参加申込時のアンケートにメールアドレスをご記入ください。
  • 会場内外問わず、CollaboGate Osakaを活用して仮想通貨・トークン・その他金融商品への投資勧誘やそれに類する行為を禁止します。

本コミュニティ Collabogate Osaka とは?

Collabogate Osakaは、関西でブロックチェーンエコシステムを形成する1つの重要な構成組織となり、ヒト・モノ・カネをマッチングさせることを目的として活動します。
エンジニアとビジネスサイド、その両者がブロックチェーンの要素技術ひとつひとつへの理解を深め、共通言語で議論し、関西固有の産業構造の下でのユースケース作りへとつながる情報交流の場となることを目指します。
また、ブロックチェーンに関する勉強会やイベントを行うことで、ブロックチェーンに興味を持ち、それを活用しようと考える人材を一人でも多く排出することも目指しています。

注意事項

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