スマートエスイーセミナー: 機械学習デザインパターンとアジャイル品質パターン
イベント内容
2019年度 日本e-Learning大賞 IT人財育成特別部門賞 受賞記念
スマートエスイーセミナー: 機械学習デザインパターンとアジャイル品質パターン
2019年11月8日(金)19:00-21:15(予定)早稲田大学 西早稲田キャンパス(参加無料)
enPiT-Proスマートエスイーは、2019年度 日本e-Learning大賞 IT人財育成特別部門賞を受賞しました。これを記念し、世界最大のソフトウェアパターン団体 Hillside Group代表であり、アジャイル品質パターンに代表されるソフトウェアパターンやソフトウェアアーキテクチャ等で著名なJoseph Yoder氏(The Refactory, Inc.) をお招きして、複雑な機械学習システムの設計におけるアーキテクチャパターンとデザインパターン、ならびに、その開発・運用において必然的なアジャイル開発プロセスにおけるアジャイル品質パターンに関するセミナーを開催します。ぜひご参加ください。
共催:
- enPiT-Pro スマートエスイー
- スマートエスイーコンソーシアム
- 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
- JST未来社会創造事業 高信頼な機械学習応用システムによる価値創造 QAML(予定)
概要:
- 日時: 2019年11月8日(金)19:00-21:15(予定)
- 場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス62W号館1階大会議室(東京メトロ 副都心線・西早稲田駅、JR山手線・東京メトロ 東西線・西武新宿線 高田馬場駅)https://www.waseda.jp/fsci/access/
- 参加費: 無料
- 参加申込: 本 connpass ページからお申し込みください。
- 問い合わせ: washizaki [at] waseda.jp
プログラム(予定、変更可能性あり):
19:00-19:35 講演: 機械学習システムの33のアーキテクチャパターンおよびデザインパターン
鷲崎 弘宜 (早稲田大学 / NII / システム情報 / エクスモーション)
本講演では、機械学習応用システムの設計に頻出するアーキテクチャパターンおよびデザインパターンを網羅的に分類整理して得られた全体像と、幾つかの代表的なパターンを解説します。具体的には、講演者らは多数の文献や技術系文書を調査することで、機械学習応用システムの典型的な開発・運用プロセスにおける課題とプラクティスを整理し、”Preliminary Systematic Literature Review of Machine Learning System Development Process" (arXiv:1910.05528)としてまとめました。その結果に基づき、講演者らは機械学習応用システムの設計ノウハウに関する38編の一定以上の質を備えた文献・技術的文書・Web文書を網羅的に調査し、33件のアーキテクチャパターンおよびデザインパターン(アンチパターンを含む)を抽出、"Studying Software Engineering Patterns for Designing Machine Learning Systems" (arXiv:1910.04736)としてまとめました。なお調査についてJST未来社会 QAMLプロジェクトの支援を受けています。
19:35-19:50 講演: アジャイル品質パターンの紹介(予定)
Joseph Yoder(The Refactory, Inc.)
伝統的な品質保証(Quality Assurance)の考え方から、アジャイル品質(Agile Quality)へとチームや組織において変わっていくために必要なパターン集が Quality Assurance to Agile Quality (QA2AQ) としてまとめられています。本講演ではアジャイル品質の考え方と主要なパターンを簡潔に紹介します。英語講演ですが、日本語質疑の機会を設けます。QA2AQの概要については過去のセミナー資料 アジャイル品質パターンを参照ください。
19:50-21:15 パターンライティングワークショップ: 機械学習システムの設計やアジャイル品質を題材に
ファシリテータ: 鷲崎 弘宜、Joseph Yoder
グループに分かれて、機械学習システムの設計、もしくは、アジャイル開発における品質の扱いを主な題材として、パターン候補を記述するミニワークショップを実施します。具体的には最初に、個々人が経験や観察などから良い取り組みや気を付けていることを挙げます。続いてグループにて、類似の取り組みを集めてまとまりとし、また新たな取り組みの候補があれば追加します。最後にグループにて、取り組みのまとまりについて名称、文脈、問題、フォース、解決、結果などからなるパターンの候補として簡単に記述します。得られた結果は、2020年3月4-6日に台湾・台北にて開催予定のアジア地域パターン国際会議 AsianPLoP 2020 への投稿が奨励されます(むろん必須ではありません)。
注意事項
※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
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