【ZOOM開催】左門至峰によるネットワークスペシャリスト試験対策セミナー【第3回:R1午後問3】

2021/02/20(土)19:00 〜 21:30 開催
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イベント内容

ZOOMを使ったネットワークスペシャリストの令和元年の過去問解説

・ZOOMを使い、ネットワークスペシャリストの令和元年の過去問と関連技術の解説を実施します。
・「ネスペ」シリーズ(技術評論社)、「ネスペ教科書」の著者である左門至峰が講師を担当します。
※従来は東京で開催しておりましたが、コロナの影響もあり、ZOOMで実施します。
※過去問解説に関しては、動画による配信もしております。動画は以下に掲載しています。価格面では、動画の方が安価ですので、こちらもご検討ください。
https://nw.seeeko.com/archives/51026311.html

講義内容

この試験は、ネットワークに精通した技術者だけが合格できるわけではありません。「ネスペ」シリーズ(技術評論社)の書籍でも何度か書いていますが、合格率は社会人よりも学生の方が上です。また、社会人で経験が浅い人の合格率が高くなっています。きちんと対策さえすれば、ネットワークの経験は関係ないのです。
しかし、「きちんとした」対策が必要です。問題文をどのように読み、設問で問われていることを理解し、採点者が満足する答案を書く。この点を意識し、ネットワークスペシャリストの最新の過去問である令和1年の問題を、一つずつ丁寧に解説明します。
同時に、過去問で登場する基礎技術についても、しっかりと復習していきます。

(1)事前課題

講義の前に事前課題を出します。こちらは、自宅学習でお願いする予定です。
内容は、解説する過去問に関連する知識ジャンルの基礎問題です。
一問一答形式ですが、単なるキーワードを答える問題だけではなく、ネットワークの本質を問う問題をたくさん準備します。是非、この問題を解きながら、本試験で役に立つ実力を身に着けてください。
3回目はルーティング、ARP、DHCPなどを中心に約50問用意します(予定)。とても勉強になると思います。
では、せっかくなので、問題例を紹介します。

■DHCPとは
Q1.DHCPサーバに設定する主な情報は何か
Q2.DHCPサーバを設置するメリットとして、固定でIPアドレスを割り当てる手間が省略できる点がある。それ以外に、また,払い出したIPアドレスや端末をDHCPサーバにて【 ア 】管理できるという利点もある。
Q3.PCがDHCPサーバからネットワーク情報を取得する際, 4つのメッセージをやり取りします。最初に送信されるメッセージは何か。
Q4.このような面倒な手順を踏む理由は何か
Q5.③のDHCPリクエストは、【  】で送信される。
Q6.上記により、仮に複数のDHCPサーバがPCにDCHPオファーを送った場合に、その結果を受け取ることができる。複数のDHCPサーバが知ることができるDHCP OFFERの結果について,20字以内で述べよ。
Q7.PCからのDHCP要求をルータなどが中継する仕組みを何というか
Q8. DHCPサーバは、複数のセグメントからIPの要求が来る。
払いだすIP(のセグメント)をどうやって決めるのか?
Q9.スイッチングハブの機能の一つに,DHCPスヌーピングがある。これは,DHCPのパケットをスヌーピング(のぞき見)し,不正な通信をブロックする機能である。具体的に禁止する不正な接続とは何か。

■ルーティング
Q1.ルーティングには、ルーティング情報をルータに「手動」で記載する【 ア 】ルーティングと、ルータ同士で経路情報を交換する【 イ 】ルーティングがある。
Q2.後者のルーティングのメリットを、前者と比較して答えよ。(2つほど)
Q3.PCもルーティングテーブルを持っています。WindowsのPCの場合、ネットワークの設定のどこで設定をするか
Q4.192.168.0.0/24,192.168.1.0/24の2つのを経路集約した場合のセグメントはどうなるか
Q5. クラスA~Cといった区分にとらわれずに,ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切ることを何というか
Q6.以下の経路情報がある場合、192.168.3.11宛向けのパケットはどのルータに転送されるか
Q7.上記になる理由は、経路情報に合致しているネットワーク部の長さが長い方が優先されるからである。この仕組みを何というか
Q8.ルーティング情報を受信はするが,送信はしないインターフェースを何というか
Q9.上記の設定をする目的は何か

・・・

(2)過去問解説

問題文からじっくり解説します。
また、構成図を図に整理したり、Wiresharkでパケットを見たり、実際のコマンドを打つなど、理解が深まる工夫をしながら解説します。

(3)過去問をベースにしたオリジナル問題による問題演習

過去問をベースにしたオリジナル問題を解いていただきます。ワークブックのような形にしていて、解きながら理解を深められるように、キーワードを問う問題もたくさん織り交ぜています。

講義の全体スケジュール

まだまだ準備中ですが、以下を想定しています。
各回では、ネットワークスペシャリストの令和1年の過去問を丁寧に掘り下げて解説します。

日程 テーマ 詳細
1 2月6日(土)
19:00-21:30
R1午後1問1と基礎知識解説 基礎知識は、主にSW、VLAN、VRRP、SNMPなど
2 2月13日(土)
19:00-21:30
R1午後1問2と基礎知識解説 基礎知識は、主にHTTP、DNS、LB含む冗長化の仕組みなど(余裕があればメール)
3 2月20日(土)
19:00-21:30
R1午後1問3と基礎知識解説 基礎知識は、ルーティング、ARP、DHCPなど
4 2月27日(土)
19:00~21:30
R1午後2問1(前半)と基礎知識解説 R1午後2問1(前半)は、設問1と2。基礎知識は、WAN、無線LAN、クラウド、プロキシサーバなど。(VoIPは言葉のみで、詳細はを含む音声は5回目)
5 3月6日(土)
19:00~21:30
R1午後2問1(後半)と基礎知識解説 R1午後2問1(後半)は、設問3と4。基礎解説は、IP電話と音声をガッツリ
6 3月13日(土)
19:00~21:30
R1午後2問2(前半)と基礎知識解説 R1午後2問1(前半)は、設問1~3。基礎知識は、ネットワークセキュリティ、FW、DoS攻撃など。
7 3月20日(土)
19:00~21:30
R1午後2問2(後半)と基礎知識解説 R1午後2問1(後半)は、設問4と5。基礎解説は、DNSセキュリティ全般とその対策、標的型攻撃やC&Cサーバ、(余裕があればPKIの復習)
8 3月27日(土)(仮)
19:00~21:30
補講 解説できなかった基礎知識の分野(SDNやIPsec、NATなどを必要に応じて補講。またはオリジナル演習問題

講義の進め方

(1)問題文を1つずつ丁寧に読み込みます。

ネスぺR1が詳細な解説をしているように、令和1年のネットワークスペシャリストの問題文を1つずつ丁寧に読み込み、解説します。図に落としたり、パケットを書いたり、IPアドレス設計をしながら、問題を完璧に理解していきます。

(2)双方向性および、考えてもらうことを重視

動画配信のように、一方向の講義をするつもりはありません。みなさんに質問を問いかけながら、手を動かしたり、考えてもらう講義にします。
「この仕組みを何と言いますか?」「特徴は?」「他のプロトコルとの違いは?」「このときのフレームは?」など、講義中に随時質問を投げかけます。みなさんには、チャット機能で自分の考えを全体に流してもらいます。
過去の講義では、皆さんが積極的に発信をしてくださいました。他の人が積極的に発信されるのをみるのもいい刺激になることでしょう。

(3)知識習得だけで終わらせず、本質的な理解を

講義では、実機の設定例をお見せしたり、実際にコマンドを打ってもらったり、Wiresharkでパケットを見たりしてもらいます。「百聞は一見にしかず」の言葉通り、実際の設定を見たり、体験してもらうことで、本質的な理解が深まります。

注意点★重要★

・ネットワークの初学者には難易度が高いと思いますので、ご注意ください。
拙書「ネスペ教科書」を読んでいただき、ある程度は内容を理解できる方がご参加ください。パケットやフレームなどの基本用語、スイッチングハブや、RIPやOSPF、VLAN、ICMP、TCP、UDPなどのネットワークの用語は、ある程度知っている前提で講義を進めます。
ネスぺR1の内容を、独学で理解できる方にとっては、それほど有意義なセミナーではありません。講義は、ネスぺR1に書いたこと以上の解説もしますが、基本的にはネスぺR1に沿って解説をします。

皆さんが必要なもの

・ブラウザが利用できるPC →ZOOMが利用できる環境をお願いします。
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362023-System-Requirements-for-PC-Mac-and-Linux
・ZOOMのアカウントの作成は不要です。申込み者には、こちらからログインURLを送付します。
そこで名前(ハンドル名。本名不可)とEmailアドレスを入力して、接続可能です。ハンドル名はConnpassでの申込み名と突合をしますので、同じものを入力願います。ZOOM上でもその名前が表示されます。
・カメラを準備してもらう必要はありません(私もカメラは使いません。画面共有のみです)。
皆さんは私の講義を聞くのと、チャットを使って、私からの質問に答えてもらいます(回答は任意)。音声発信もできますが、講義中はミュートにさせてもらっております。質問時間などであれば、必要に応じてご発言が可能です。
・ときに、PCでコマンドを打ったり、Wiresharkでパケットを確認してもらいます。是非、みなさんのパソコンにもWiresharkのインストールをお願いします。
参考:Wiresharkの使い方
http://nw.seeeko.com/archives/50901783.html

補足テキスト

❶ネスぺR1
講義では、拙書「ネスペR1 - 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説」の内容を解説します。講義中に本書を参照することは基本的にはありません。ただ、時間が限られていますので、ときに「残りはネスぺR1を見てください」などとお願いするケースも想定されます。また、復習していただくのにも有効だと思います。

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❷講義で直接参照することはありませんが、拙書「ネスペ教科書」に、用語やネットワーク技術の基本を整理しています。ネットワークスペシャリスト試験を一番研究した私が自信を持って書いた本ですので、是非、合格への近道としてご活用ください。
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企業の育成担当の方へ

・企業として参加される場合で、請求書や領収書が必要な場合は、以下の事務所のURLにある問い合わせフォームからご連絡下さい。領収書の発行だけでなく、銀行振り込みによる支払いなども柔軟に対応させてもらいます。
・平日の日中帯の開催や、企業様先でのプライベートセミナーなども柔軟に対応しますので、お気軽にご相談ください。

主催

株式会社 エスエスコンサルティング  代表 左門 至峰
〒541-0054 大阪市中央区 南本町二丁目3番12号 EDGE本町3階
TEL:06-7878-5043
URL:https://seeeko.com/

注意事項

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