OpenFOAM:参加型演習1(目指せ! 脱 初心者)
イベント内容
主催:オープンCAE産業活用研究会@静岡
概要
OpenFOAM の使用経験のある方が対象です。(未経験者は御遠慮ください。) チュートリアルの実行や結果の可視化までは出来るが、チュートリルを修正した計算をしたくても方法が判らなくて困っている方が集まり、互いに相談したり教えあいながら、最終的にはシミュレーション計算ができることを目指します。判らない場合はメンターに質問してもらっても構いません。
端末環境として『DEXCS2020 for OpenFOAM』を原則とします。DEXCS以外の環境でも構いませんがOpenFOAMのバージョンはv2006で揃えてください。
当日は、Web会議で行います。
参加にあたっての前提条件
参加にあたっての事前準備が必要です。
これまでオープンCAE関連の他の行事との兼ね合いのため日程未定のままで内容の案内のみをしていました。
このたび日程を確定して募集を開始しました。
実名での参加。常時カメラオン。申込時にも実名での登録(詳細は後述します)。質問する際に画面等の共有が必要になる場合が多いと考えられます。
---- 最小催行人数を4人とします ----
下記の項目に自信の無い方は参加を御遠慮ください。
- 基本的なPCリテラシーを持っており、自分の使用するPCにソフトウェアをインストールしたり、基本的な設定の変更ができる。後で示すスペックを満たすPCを持っている。
- OpenFOAMで流体シミュレーションをしてみたいと思っている。
- 分らないことを自分で調べたり、判りやすい形で人に尋ねたりする気持ちを持っている。
- 当日は、PCがインターネットにつながる環境の元で、ウェブ会議システムを利用できる。
- ソフトを実行しようとしたときにエラーが発生しても平常心を保てる。
- ものごとが意図通りに巧く進まなくても平常心を保てる。
≪注意≫
- このイベントは講習会ではなく、例題は用意されていません。おぼろげででもシミュレーション計算したいことを持っている方が対象です。計算したい対象を持っておらず受け身な性格の方は参加を御遠慮ください。
- 1回目の初めに、自己紹介とシミュレーション計算をしたい内容について一人20分くらいの時間で資料を画面で共有しながら発表をしてもらいます。参加者は資料を準備してください。シミュレーション計算について相談したいことがあるならば、この資料に記載してください。この時の資料は、参加者全員で共有する作業エリアに保存してください。
- OpenFOAMのチュートリアルをもとにして標準機能の範囲内で修正を加えていく迄の内容です。標準機能を拡張したり機能追加するような改造は含みません。
- 質問された時にメンターがすぐに答えられない場合もあります。そのような時はメンターと一緒に考えたり調べたりするような広い心を持ってください。
- 参加型ワークショップ形式のイベントを完全オンラインで開催できるかどうかを実験する目的もあります。運営には万全を期しますが万が一にも進行が円滑でなかった時は容赦ください。
スケジュール
参加人数によって、それぞれの所要時間が変わります。
質問する際には、口頭説明での判り難さを補うためにできるだけ図表類および自分の計算端末画面を共有をしてください。特に、エラーが出ていて動かないような場合には端末画面の共有が必須となります。
※画面共有ができない時は質問対応を終了する場合があります。
回数 | 日程 | 時刻 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1 | 9月14日(火) | 19:00~22:00 | --- | |
2 | 9月16日(木) | 19:00~22:00 | --- | |
3 | 翌週 | 9月21日(火) | 19:00~22:00 | --- |
1回目 | |
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予定時間 | 内容 |
2 hr 00 min | 自己紹介と計算したいこと |
1 hr 00 min | 質問と相談の時間 |
2回目 | |
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予定時間 | 内容 |
0 hr 15 min | コアタイム(点呼) |
2 hr 00 min | 作業時間・質問と相談の時間 |
0 hr 45 min | コアタイム(進捗報告) |
2日目と3日目は週末を挟んでいます。計算を続けるとか資料の作成に励むとか、参加者はご自由にお過ごしください。
3回目 | |
---|---|
予定時間 | 内容 |
3 hr 00 min | 成果発表 |
connpassのイベントへの申し込みにより全ての日程へ申し込んだものとします。connpassのカレンダー機能と連携している方は御注意ください。
端末環境について
「DEXCS2020 for OpenFOAM」を事前にインストールをしてください。あるいはOpenFOAM v2006 が稼働する端末を準備してください。
「DEXCS2020 for OpenFOAM」をインストールする方法は以下の資料をご覧ください。インストールの時には、PCがインターネットに接続されている環境が必要です。
DEXCS2020 for OpenFOAM のインストール
https://www.slideshare.net/etsujinomura/dexcs2020of-install
HelyxOSを使う場合は、以下の記事に従って追加の設定をしてください。
http://mogura7.zenno.info/~et/wordpress/ocse/?p=13047
こちらも参考にしてください。
http://mogura7.zenno.info/~et/wordpress/ocse/?p=13023
このインストール方法では、HDD等のストレージにLinux(OS)と流体解析シミュレーション端末環境のアプリケーション一式がインストールされます。
通常は、
(a)ふだん使っているPCに仮想マシン環境を用意してその仮想HDDにインストールする方法
あるいは
(b)外付けのUSBデバイスから起動する方法
が便利だと思います。
仮想マシンについて
Oracle Virtualbox が、下記から取得可能です。
https://www.virtualbox.org/
最新版は VirtualBox 6.1.26 です.(2021年8月5日現在)
Virtualbox は、GNU General Public License (GPL) version 2 というライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアで、商用にも利用可能です。Virtualbox以外の仮想マシン環境(VmWare)でも利用可能です。ただし、VmWare Player は個人的利用以外には使えません。企業活動で利用する際にはライセンスを確認してください。
★仮想マシンをインストールするPCのスペックと仮想マシンがサポートしてるOSに御注意ください。
教材について
≪注意≫
DEXCS版のOpenFOAMの操作に慣れていない方のために紹介をします。
これらの教材に記載されている操作に習熟していることを前提とします。DEXCS環境でFreeCAD&cfMeshマクロでメッシュ作成/計算実行/結果可視化までが自力で実施できるくらいのレベルの人は,下記の教材をあえて入手する必要はありません.
DEXCS2020 for OpenFOAM による初心者向けHELYX-OSチュートリアル
はじめようDEXCS OpenFOAM室内温熱空調編(2020)
はじめようDEXCS OpenFOAMチュートリアル活用編(2020)
DEXCS for OpenFOAM の最新版は2020年版です(2021年7月13日現在)。
下記の本は適時リファレンス用に使うため、参加者は事前に一読してください。(境界条件の基本的な設定についてを理解してから参加してください。附録の理論編は最低限必要な知識です。記載されている練習問題の事前実施は必要ありません。)同様の情報はWeb上にもあり、そちらを読むのでも構いません。
OpenFOAMによる熱移動と流れの数値解析(第2版) 一般社団法人オープンCAE学会 (編)
PCのスペック
CPU: intel i3以上 (64bit対応のCPU)
OS:Windows10以降(64bit),または ,MacOS X 10.5以降。ただしM1プロセッサーではVirtualBoxが動かない事例が報告されています.アップル公式の仮想マシンならば可能だという情報をいただいていますが,主催者はMacユーザではないため御質問等への対応はいたしかねます.
RAM:4GB以上
空きディスク容量:35GB以上推奨(これ以下では、外付けディスクを併用するなどの対応が必要です。)
マウス: ホイールボタン付きマウスが必須です。
空きUSBポート:1つ以上(外付デバイスから起動する場合)
ディスプレー:フルHD解像度(1,920×1,080)以上
VirtualBoxやVMWare等の仮想環境ソフトウェアが動作すること。
事前に必ず動作することを確認してください。教材等を見て、少し操作をするなどして確かめてください。(インストールしたけれど動かないときには、事前にご相談ください。ただし、直前では対応いたしかねる場合がございます。)
ソフトの事前インストールと当日のために、ネットワークに接続できること。
PCの台数とディスプレーについて
≪1台のPCで、フルHD解像度のディスプレー2台以上≫
1つの画面はWeb会議用です、もう一つの画面は自分が作業するCFD計算端末用です。この場合は、CPUがPentium4だと処理が重い可能性があります、メモリが4GBではなく8GB程度あったほうがよいでしょう。アスペクト比の大きな横長のディスプレーはフルHD解像度のディスプレー2台分と扱って構いません。
≪2台のPCで、おのおのフルHD解像度のディスプレー1台≫
1台目はWeb会議用で、2台目は自分が作業するCFD計算端末用です。2台ともWeb会議に接続してください。(したがって1台目はZoom会議に参加できれば良いのでタブレットなどでも構いません。スマホなどでは画面が小さいため見難いでしょう。)
フルHD解像度(1920×1080画素)でない場合は、画面の表示が見難くなります。
マイクとカメラ
Zoom会議に参加する端末はマイクとカメラが必須です。開催中は常時カメラオンを原則とします。
会場について
今回はZoomを用いたオンラインで行います。
参加者には事前にZoomの「ミーティングID」と「パスワード」に関するメッセージを送付いたします。connpassで登録されているメールアドレス宛です。
このメッセージの内容が参加者以外に漏曳すると非参加者によるZoom会議への乱入が可能となるため、メッセージの内容を他人に見せないようにご注意ください。
Zoomのアプリケーションをインスールされていない方は、 以下のサイトの「自力でダウンロード&インストール」を参考にして、事前にZoomをインストールしておいてください。
https://zoomy.info/manuals/sanka/
参加する際には、Zoomを起動して「ミーティングID」、「名前」と「パスワード」を入力してください。
「名前」は、申し込み時に登録した実名としてください。
異なる名前でZoom会議に入室しようとした場合には、ホスト(管理者)が入室を許可しないので御注意ください。間違えた名前で入室してしまった時には、いったん退出したうえで再び適切な名前で入室してください。
申し込みについて
申し込みの締切:1週間前
OpenFOAMの使用経験などについて申込時にアンケートをとらせていただきます。
前述の通り実名で申し込んでください。記入が必要な内容は下記のリストです。Googleを作業エリアとして使用するため、他の参加者に知られても良いgmailアドレスを準備してください。連絡等にslackを使用します。gmailアドレスにslackの招待メールを送信します。
- 氏名(実名)
- ふりがな
- 所属:勤務先、学校名、所属団体など
- gmailのメールアドレス
技術士会の広報誌で本活動の紹介をする予定です。その広報誌に使用するため、計算結果を可視化した図で公開しても差し支えの無い図を提出ねがいます。全員から提出していただきますが、紙面の都合で一部の方のみの掲載になると思います。
個人の立場で申し込みをしていただきます。もしもシミュレーション計算の内容が所属組織の活動と関係するような場合は参加者自身の責任で対処してください。参加者が質問する際には画面等の共有が必要になる場合が多いと考えられます。主催者と管理者は、参加者に対して個人のプライバシーとシミュレーション計算の内容について互いに口外しないことを依頼します、しかし、その依頼に法的な拘束力はありません。秘密保持について、主催者と管理者は自己の良心に従って行動します、しかし、主催者と管理者は他の参加者の行動に関して一切の責任も義務も負いません。
メンターについて
メンターは、このグループの管理者です。
ご質問など 問合せ先
準備について質問がある方は、イベント管理者へメッセージを送信してください。
注意事項
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※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。