ユースケース駆動開発をやってみた
イベント内容
現場でのモデル駆動設計の実践例としてユースケース駆動開発の紹介です。
ダグローゼンバーグが提唱したICONIX手法などを参考に、ドメインモデリング・ユースケース記述・ロバストネス分析などをどのように実践しているかを事例発表です。
参考書籍:『ユースケース駆動開発実践ガイド』
タイムテーブル
内容 | 時間 | 発表者 |
---|---|---|
オープニング | 5分 | |
①ユースケース駆動ってなんだろう | 30分 | 林 宏勝 (株)ミライトデザインCEO |
②ユースケース駆動開発のワークショップやってみた! | 15分 | 澤井 フリーランスエンジニア |
③ユースケース駆動開発で自社プロダクトを作ってみた! | 15分 | 大塚 合同会社ノマドリ代表 |
④分析・設計・テストで活きる ユースケースシナリオの書き方と使い方 |
30分 | 丹賀健一 アルプ株式会社 エンジニアリングマネージャー |
⑤コード中心からモデル駆動設計へ | 10分 | 増田 (有)システム設計 |
発表者5人による座談会 + Q&A | 30分 |
発表内容
①ユースケース駆動ってなんだろう
システム開発をしていると必ず一度や二度は「ユースケース」という言葉を耳にしたことがあると思います。そのユースケース中心にシステム開発を進めていくユースケース駆動。これから取り入れてみたい方に向けて、これまでいくつかのプロジェクトで取り入れてみてきて良かった点やつまづいた点をお伝えできればと思います。
発表者 林 宏勝さんの自己紹介
株式会社ミライトデザインCEO
「たしかな設計によるより良いシステムを」をテーマとしており、良いシステムを作る為にシステム設計やチームビルド、開発手法などを探求しその受託、コンサルティングを手掛ける。
またオブジェクト指向好きが高じて2020年にはオブジェクト指向カンファレンスを主催者として開催に携わる。
②ユースケース駆動開発のワークショップやってみた!
ICONIXプロセスを題材とした、ワークショップ中心のプチ勉強会を実施しました。 ワークショップの進め方やつまずきポイント、学びなどを共有します。
発表者 澤井さんの自己紹介
東京→宮崎に移住したフリーランスWebエンジニア。 ベンチャー・スタートアップ企業の自社サービス立ち上げフェーズを中心に開発のお手伝いをしています。 よく触る技術は Laravel, Node.js, Vue.js, AWS など。
③ユースケース駆動開発で自社プロダクトを作ってみた!
ワークショップで学んだICONIXプロセスを取り入れて自社プロダクトを開発しました。 https://listore.app 具体的な進め方や成果物、苦労した点・良かった点など共有します。
発表者 大塚さんの自己紹介
合同会社ノマドリ代表兼エンジニア。Webシステム開発やECサイト構築を中心とした受託開発・SESが主な事業。Laravel, Vue.js, AWSあたりが得意。
④分析・設計・テストで活きるユースケースシナリオの書き方と使い方
アジャイル実践者として知られるアリスター・コーバーンは、「ソフトウェア開発とは創作とコミュニケーションの協調ゲームである」と述べています。彼はまた、ユースケースシナリオ(ユースケース記述)の発展にも寄与しました。
ユースケースシナリオは複雑極まりないコミュニケーションのゲームを正しく進めるための強力な道具です。この形式的な文書は、分析、設計、テストを通じて成長し続ける情報源になります。自然言語なので開発者だけでなくプロダクトオーナーも読み書きすることができます。
このセッションでは、弊社で実践されてきたユースケースシナリオを軸にした開発の流れをご紹介します。
発表者 丹賀健一さんの自己紹介
アルプ株式会社のエンジニアリングマネージャー兼プログラマー。文系学部時代にプログラミングを独習。イラストSNS、ショップ作成サービス、ソーシャルゲームなど様々な開発現場を経験。技術書を読むこととカンファレンスに参加することが趣味。
⑤コード中心からモデル駆動設計へ
ダグローゼンバーグの『ユースケース駆動開発実践ガイド』は、私がコード中心からモデル駆動設計に変わっていくきっかになった本でした。
そして、その後、エヴァンスの『ドメイン駆動設計』に出会い、神崎さんのモデルベースの要件定義手法RDRA(ラドラ)を知り、今に開発スタイルにたどり着きました。
設計開発のやり方にどのような課題を感じ、何をきっかけにどう変わってきたかの足取りを紹介します。
発表者 増田
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