システムの科学

2024/05/10(金)19:00 〜 21:00 開催
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イベント内容

概要

書籍「システムの科学」の読書会をおこないます。

行動経済学のノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマン氏とエイモス・トヴァスキー氏の根本になる「ホモエコノミカス」の生みの親、ハーバート・A. サイモン氏の書籍です。1978年度ノーベル経済学賞受賞など数多くの経歴を持っている逸材です。

”人は限定的に合理的である”という考え方を理解するためにも、書籍「システムの科学」を勉強しましょう!

学べる内容

以下、アマゾンより引用

「人工物の科学はいかに可能であるか」

本書は必然性ではなく、環境依存性 イタリック――「いかにあるか」ではなく「いかにあるべきか」―― イタリックに 関与するデザインの諸科学、すなわち人工物の科学(The Sciences of the Artificial)の本質を明らかにし、その可能性をとうものである。

1968年マサチューセッツ工科大学(MIT)、そして1980年カリフォルニア大学バークレー校における講演をもとに経済学・認知心理学・工学的デザイン論など広範な領域に関する議論を通して人工物の科学、ひいては「文明構築の論理」はいかなるものかを明らかにしていく。

ノーベル経済学賞記念講演より「企業組織における合理的意思決定」を記録

経済学、心理学、そしてデザイン論。ノーベル経済学賞受賞のサイモン教授が、文明構築の論理を解明する。旧版を大幅改訂し、「複雑性」に関する章を新たに書き下ろし増補。ノーベル賞受賞記念講演より「企業組織における合理的意思決定」収録。 「人工物の科学はいかに可能であるか」

『システムの科学 第3版』

『システムの科学 第3版』はハーバート・A・サイモン(Herbert Alexander Simon)著 “The Sciences of the Artificial, Third Edition”(MIT Press 1996)の日本語版であり、日本語版には付録として、サイモン教授のノーベル経済学賞受賞記念講演「企業組織における合理的意思決定(Rational Decision Making in Business Organizations 1978)」を収録しています。

本書は、人工物の科学、人工システムの科学について述べたものですが、この「人工物」とは建物などの有体物のみならず組織や社会システムなど人間がつくりだしたものすべてを含む広義の概念です。ここでは、経済学、認知心理学、計画学、工学的デザイン論、複雑性、階層的システムなどの分野からさまざまなテーマによる人工物をとりあげています。

またこの第3版は、2版発行以降にみられた重要な進歩に考慮を加えた大幅改訂が行われ、「複雑性」に関する新章を書き下ろして増補しています。

本書には、サイモン教授が個々の領域であげられた数々の研究成果がふんだんに盛り込まれており、今なお多くの支持を得ている名著です。

書籍の説明

システムについての議論はどこまで進化しているのか? 自然界における事象を単純なモデルとして置き換える作業から始まったこれらの議論は、より複雑なものを取り扱うことができるように進化を続けてきた。自然現象のみならず、経済、社会などの人間活動から生み出される世界についても多くの議論が続けられているのが現状である。

本書はシステム(原題では人工物)について、その可能性と本質について論じたものだ。本書で定義される人工物とは人間が何らかの恣意(しい)をもって構築したものすべてである。すなわち工学的なマテリアルやシステムはもちろんのこと、経済や企業などの特定の目的をもつ組織も含まれ、認知心理学、経済学、工学的デザイン論を通して人工物の科学の本質を明らかにしている。

著者は政治学、経済学、コンピュータ工学など広範な分野に精通しており、その豊富な見識を駆使して本書を書き上げている。多岐にわたる話題についてどのようなアプローチがいままでに試みられ、そしてそれらがどのような成果を出し、またどのような意味があったのかを分析し、解説し、そして結論づけることを試みている。われわれが作り出すすべての人工物に対する科学の可能性を論じ、すべての人工物の集合であるところの文明の構築理論を論じているのだ。

学識者ならずとも理解できるように練りこまれた内容は著者の力量をうかがわせる。われわれがどこまでシステムにアプローチできるのか、どのように扱うことができるのかを模索したい人におすすめ。(斎藤牧人)

著者紹介

1916年、米国ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。1949年よりカーネギー・メロン大学コンピュータ科学・心理学教授(Richard King Mellon University Professor)。 2001年、ピッツバーグにて逝去。

人間の意思決定、および問題解決過程をコンピュータ・シミュレーションなどにより研究。コンピュータ科学はもちろんのこと、広範な研究分野すべてにおいて偉大な業績を挙げた。

1943年に政治学でシカゴ大学にて博士号を取得したのをはじめとして、イェール大学、ケース工科大学、その他の多くの大学より博士号を贈られた。

全米学術会議会員、アメリカ経済学会特別会員、全米研究協議会行動科学部会会長、大統領科学諮問委員会委員などを歴任。1978年度ノーベル経済学賞受賞。その他、チューリング賞(1975年)、アメリカ国家科学賞(1986年)、米心理学会特別科学貢献賞、米政治学会ジェームズ・マディソン賞などを受賞している。

UX DAYS TOKYOの読書会の特徴

読書会では、書籍内容の理解を深めると共に、ディスカッションで理解を正しく・深めることができます。 みんなで読むことで頭に残りやすく、他の人の意見や解釈方法を聞くことでさらなる学びを得ることができます。 ひとりでは読みたい本が増えるばかりですが、読書会の機会を上手に利用してUXの学びを深くしていきましょう。

イベント開始1週間前ごろに、当日使用スライドを参加者の方に配布いたします。 発表担当箇所の割り振り・資料作成は、事前にスライドに書き込めるようにいたしますので、当日だけでは時間が不安な方は事前に準備も可能です。

読書会アジェンダ

  • 発表資料作成
  • 各時の発表 -ディスカッション

オンライン開催

対象者

  • 書籍を読んでいる方
  • UXデザイナー
  • UIデザイナー
  • 経営者
  • プロダクトマネージャー
  • マーケター

用意するもの

  • 書籍
  • パソコン(Googleスライドが使える状態にしてください)
  • ノート・ペン

当日の受付に関して

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注意事項

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