Apple、Googleも注目する生成AI時代のプライバシーテック「TEE」とは何か

2024/09/11(水)18:30 〜 20:30 開催
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イベント内容

Apple、Googleも注目する生成AI時代のプライバシーテック「TEE」とは何か

イベント概要

生成AIの急速な発展に伴い、AI活用は経営戦略に欠かせない要素となりました。しかし、AIの学習や推論・生成には個人情報や機密情報が入力されるため、プライバシー保護が重要な課題となっています。その中で、プライバシーテックの一つである「TEE(Trusted Execution Environment)」が注目を集めています。

「TEE」は「Confidential Computing」とも呼ばれ、ハードウェアのチップ上でデータを秘匿したまま処理できる「ハードウェア型秘密計算」です。同様に秘匿したまま処理できる技術としては、秘密分散や準同型暗号を用いたソフトウェア型秘密計算が知られていますが、「TEE」はAI処理も高速に実行できるのが特徴で、海外では利用事例が豊富です。

近年ではNVIDIAがGPUでのTEEのサポートを発表しています。さらに6月、Appleが「WWDC」内で発表したApple IntelligenceでTEEの利用をブログで公表、7月にはGoogleがLLM(Large Language Model、大規模原簿モデル)にTEEを適用した方式を発表しました。 TEEは、AI時代におけるプライバシー保護の新たな潮流といえるでしょう。

本イベントでは、TEEの概要と国内外の事例を紹介し、特に日本における普及の課題や期待について議論します。本イベントを通じて、AI時代におけるプライバシー保護の重要技術であるTEEの動向を把握し、安全なデータ活用をした新事業創出などに役立てて貰えれば幸いです。

こんな方におすすめ

  • AIや生成AIのプライバシー保護に興味がある方
  • プライバシーテック(PETs)に興味のある方
  • 秘密分散や準同型暗号を用いた秘密計算の実用性が気になる方

開催概要

  • 日時:9月11日(水)18:30-20:30(開場:18:15)
  • 会場:EAGLYS株式会社(東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-3 やまとビル7階 )
  • 参加料:無料
  • 主催:プライバシーテック協会
  • 参加方法:本イベントページよりご登録いただいた方

プライバシーテック協会とは

プライバシーテック協会は、プライバシーテックの社会実装を目指し集まった、スタートアップを中心とする任意団体です。

主な活動目的は以下3つです。
①プライバシーテックの認知・認識獲得
②プライバシーテックの実証実験・事業化推進のための環境整備
③プライバシーテックに関する現行法の関係整理や新たなルールメイキング

現在は株式会社Acompany、EAGLYS株式会社、そして株式会社LayerXの3社の正会員と、7社の賛助会員、2社・団体の特別会員で構成されています。

詳細はプライバシーテック協会についてまとめたnote「プライバシーテック協会について、ご挨拶」をご確認ください。

タイムスケジュール

時間 内容 登壇者
18:15 - 開場・受付開始
18:30 -18:40 オープニング・プライバシーテック協会の紹介 事務局長・竹之内隆夫
18:40 -18:50 TEEを活用した創薬分野等へのAI活用事例紹介 三井物産株式会社・伊藤克哉 氏
18:50 - 19:55 パネルディスカッション 三井物産株式会社・伊藤克哉 氏、Fortanix Inc. Japan・新免泰幸 氏、株式会社Acompany・櫻井碧 氏、(ファシリテーター)事務局長・竹之内隆夫
19:55 - 20:00 アンケート・案内
20:00 - 20:30 交流会

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

三井物産株式会社・伊藤克哉 氏

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2019年株式会社Preferred Networks入社。2021年三井物産株式会社入社。
前職のPreferred Networksでは、データサイエンティストとして、製造業・金融業向けのデータ分析プロジェクトに従事。
現職の三井物産では、金融・化学・医療等の領域における秘密計算やAIに関する新規事業を推進中。

Fortanix Inc. Japan・新免泰幸 氏

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1990年代初頭からインターネットの黎明期を米国系ベンダーの日本展開にプロダクトエンジニアとして従事。2000年初頭からは世界各国のサイバーセキュリティ技術の日本進出にビジネスサイドから関わり現在に至る。ジュニアテニス選手育成のプログラムも週末事業として進めている。機械工学士、経営学修士。

株式会社Acompany・櫻井碧 氏

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2019年度未踏において「BI-SGX」を開発し、スーパークリエータ認定を取得。2020年より日本IBMに入社。2022年7月より、株式会社AcompanyのR&Dチームに転職・所属し、プライバシーテックに関する研究開発に従事。
セキュリティの中でもとりわけTEE(中でもIntel SGX)を主食とし、研究機関や企業、コミュニティ向けのTEE(SGXやTrustZone)に関するレクチャや支援を行っている。
2023-2024年度セキュリティキャンプ全国大会講師。

(ファシリテーター)竹之内隆夫

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2005年、日本電気株式会社(NEC)に入社。匿名化や秘密計算などの研究開発および事業開発に従事。その後、法律の専門家と連携を開始。情報処理学会の会誌『情報処理』にて、堀部政男先生に「プライバシーを守ったITサービスの提供技術」というタイトルで執筆を依頼(情報処理学会 情報処理, Vol.54, No.11, 2013)。
2019年、株式会社デジタルガレージに入社し、秘密計算の事業開発に従事。2020年、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の「秘密計算活用WG」設立、2021年「秘密計算研究会」設立し、プライバシーテック(PETs)の啓蒙活動を強化。
2022年、LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)に入社し、差分プライバシーと連合学習の事業開発などに従事。同年、プライバシーテック協会の設立支援とアドバイザーに就任。
2024年7月、株式会社Acompanyへ入社。
博士(工学)、経営学修士。

注意事項

  • リクルーティング、勧誘など、採用目的でのイベント参加はお断りしております。
  • キャンセル待ち・補欠・落選の方はご参加いただくことが出来ませんのでご了承ください。
  • 欠席される場合は、お手数ですが速やかにキャンセル処理をお願い致します。
  • 無断キャンセルや欠席が続く場合、次回以降の参加をお断りさせていただく場合がございます。

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