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本ブログは 2026 年 3 月 18 日に公開された AWS Blog “ Amazon threat intelligence teams identify Interlock ransomware campaign targeting enterprise firewalls ” を翻訳したものです。 Amazon Threat Intelligence は、Cisco Secure Firewall Management Center (FMC) Software の重大な脆弱性 CVE-2026-20131 を悪用する Interlock ランサムウェアのアクティブなキャンペーンを確認しました。この脆弱性は、認証を必要とせずにリモートの攻撃者が対象デバイス上で root 権限により任意の Java コードを実行できるというもので、2026 年 3 月 4 日に Cisco が公開しました。 Cisco による 脆弱性の公開 を受け、Amazon Threat Intelligence は Amazon MadPot のグローバルセンサーネットワークを使用して、この脆弱性の調査を開始しました。Amazon MadPot は、サイバー犯罪者のアクティビティをおびき寄せて監視するハニーポットサーバーのシステムです。過去から現在にかけてのエクスプロイトを調査した結果、Interlock が脆弱性公開の 36 日前にあたる 2026 年 1 月 26 日から悪用を開始していたことが判明しました。これは単なる脆弱性の悪用ではありませんでした。Interlock はゼロデイを手にしており、防御側がこの脆弱性の存在を認識するよりも前に、組織を侵害するための数週間の猶予を得ていたのです。この発見を受けて、AWS は Cisco の調査を支援するとともにお客様を保護するため、調査結果を Cisco と共有しました。 設定に誤りのあったインフラストラクチャサーバー、つまり攻撃者が使用していたセキュリティが不十分なステージング領域から、Interlock の攻撃ツールキットの全容が明らかになりました。このまれな設定ミスにより、Amazon のセキュリティチームは、ランサムウェアグループの多段階攻撃チェーン、カスタムのリモートアクセス型トロイの木馬 (RAT、攻撃者が侵害したシステムをリモート制御するためのバックドアプログラム)、偵察スクリプト (被害者のネットワークをマッピングする自動化ツール)、および回避テクニックの全容を把握することができました。 今回のキャンペーンにおいて、AWS インフラストラクチャや AWS 上のお客様のワークロードが影響を受けた事実は確認されていません。本アドバイザリでは、潜在的な侵害の特定と Interlock の活動からの防御に役立てていただけるよう、包括的な技術分析と侵害インジケータ (IoC) を共有します。Cisco Secure Firewall Management Center を使用している組織は、Cisco のセキュリティパッチを直ちに適用し、以下に示す IoC を確認してください。 発見と調査のタイムライン Amazon Threat Intelligence は、CVE-2026-20131 に関連する可能性のある脅威アクティビティが、脆弱性の公開に先立つ 2026 年 1 月 26 日から発生していたことを特定しました。確認されたアクティビティには、影響を受けるソフトウェアの特定のパスに対する HTTP リクエストが含まれていました。リクエスト本文には、Java コードの実行を試みるコードと 2 つの埋め込み URL が含まれていました。1 つはエクスプロイトに必要な設定データの配信用で、もう 1 つは脆弱なターゲットから HTTP PUT リクエストで生成ファイルをアップロードさせ、悪用の成功を確認するためのものでした。複数のエクスプロイト試行を通じて、これらの URL にさまざまなバリエーションが確認されました。 調査をさらに進め、脅威インテリジェンスを得るため、AWS は想定されるファイル内容を含む HTTP PUT リクエストを送信し、侵害に成功したシステムを装いました。これにより Interlock は攻撃の次のステージに進み、リモートサーバーから悪意のある ELF バイナリ (Linux 実行ファイル) をダウンロードして実行するコマンドを送信してきました。 アナリストがこのバイナリを取得したところ、同一のホスト (攻撃者が制御するサーバー) が Interlock の攻撃ツールキット全体の配布にも使用されていることが判明しました。この外部に露出していたインフラストラクチャでは、アーティファクトが標的ごとに個別のパスで整理されており、侵害したホストへのツールのダウンロードとステージングサーバーへのアーティファクトのアップロードの両方に同じパスが使用されていました。 Interlock ランサムウェアへのアトリビューション ELF バイナリと関連アーティファクトは、技術的および運用面の指標の一致から、Interlock ランサムウェアファミリーによるものと判断されます。埋め込まれたランサムノートと TOR 上の身代金交渉ポータルは、Interlock が従来使用してきた特徴的な手口やインフラストラクチャと合致しています。ランサムノートで複数のデータ保護規制に言及していることは、規制上のリスクを指摘して被害者に圧力をかけるという Interlock の既知の手法を反映しています。データの暗号化だけでなく、規制上の罰金やコンプライアンス違反をも利用して組織を脅迫する手口です。ランサムノートに埋め込まれたキャンペーン固有の組織識別子も、Interlock が被害者ごとに追跡を行うモデルと一致しています。 Interlock はこれまで、業務の中断が身代金支払いへの大きな圧力となる特定のセクターを標的としてきました。標的として最も多いのは教育セクターで、次いでエンジニアリング・建築・建設企業、製造・産業組織、医療機関、政府・公共セクターの順となっています。 観測された脅威アクティビティのタイムスタンプ、設定に誤りのあったインフラストラクチャサーバー上のアーティファクト、および取得した脅威アーティファクトに埋め込まれたメタデータの時間分析から、この脅威アクターは 75~80% の確度で UTC+3 タイムゾーンにおいて活動していると推定されます。すべての UTC オフセットを対象とした体系的な分析の結果、UTC+3 が最も一致しました。アクティビティの開始は 08:30 頃、ピークは 12:00~18:00、推定される非活動時間帯は 00:30~08:30 でした。 図 1: Interlock ランサムウェアの身代金交渉ポータル。被害者が組織 ID とメールアドレスを入力し、認証トークンを受け取って交渉チャットセッションを開始する 技術分析: Interlock の攻撃ツールキット 侵害後の偵察スクリプト Interlock は初期アクセスを獲得した後、さまざまなツールを使用して攻撃を展開します。Amazon Threat Intelligence チームは、Windows 環境を体系的に列挙する (被害者のネットワーク情報を自動収集する) PowerShell スクリプトを取得しました。このスクリプトは、オペレーティングシステムとハードウェアの詳細、実行中のサービス、インストール済みソフトウェア、ストレージ構成、Hyper-V 仮想マシンインベントリ、デスクトップ・ドキュメント・ダウンロードの各ディレクトリにわたるユーザーファイル一覧、Chrome、Edge、Firefox、Internet Explorer、360 ブラウザからのブラウザアーティファクト (履歴、ブックマーク、保存された認証情報、拡張機能を含む)、プロセスに関連付けられたアクティブなネットワーク接続、ARP テーブル、iSCSI セッションデータ、および Windows イベントログからの RDP 認証イベントを収集します。 このスクリプトは、各システムの完全修飾ホスト名に基づいて専用ディレクトリを作成し、結果を集約用ネットワーク共有 (\JK-DC2\Temp) にステージングします。つまり、侵害した各コンピュータにフォルダが作成されます。収集が完了すると、データはホスト名に基づく名前の ZIP アーカイブに圧縮され、元の生データは削除されます。このようなホスト単位の構造化された出力形式は、スクリプトがネットワーク内の複数マシンにまたがって実行されていることを示しており、組織全体の暗号化に向けた準備を行うランサムウェア侵入チェーンの典型的な特徴です。 カスタムリモートアクセス型トロイの木馬 リモートアクセス型トロイの木馬 (RAT) とは、攻撃者が侵害したシステムへの持続的な制御を可能にする悪意のあるプログラムであり、不正なリモートデスクトップソフトウェアのように機能します。 JavaScript インプラント: Amazon Threat Intelligence は、難読化された JavaScript ベースの RAT を取得しました。この RAT はブラウザコンソールのメソッドをオーバーライドしてデバッグ出力を抑制し、基本的な検出ツールからアクティビティを隠蔽します。実行時には、PowerShell と Windows Management Instrumentation (WMI) を使用して感染ホストのプロファイリングを行い、システム ID、ドメインメンバーシップ、ユーザー名、OS バージョン、権限コンテキストを収集した上で、暗号化された初期化ハンドシェイクでこれらのデータを送信します。 コマンドアンドコントロール (C2) 通信には永続的な WebSocket 接続が使用され、メッセージごとにパケットヘッダーに埋め込まれた 16 バイトのランダムキーによる RC4 暗号化が適用されます。各メッセージが異なる暗号化キーを使用するため、傍受がより困難になる仕組みです。インプラントは、オペレーターが制御する複数のホスト名と IP アドレスをランダムな順序で巡回し、再接続試行間にはエクスポネンシャルバックオフを適用します。 このインプラントは、インタラクティブなシェルアクセス、任意のコマンド実行、双方向ファイル転送、TCP トラフィックのトンネリングに対応する SOCKS5 プロキシ機能 (悪意のあるトラフィックを他のシステム経由でルーティングして発信元を隠蔽) といった機能を備えています。また、自己更新および自己削除の機能もあり、オペレーターは再感染を伴わずにインプラントを置換または削除でき、フォレンジック調査を妨害する痕跡消去にも対応します。 Java インプラント: Java で実装された機能的に同等のクライアントも存在し、同一の C2 機能を提供します。GlassFish エコシステムライブラリ上に構築されており、ノンブロッキング I/O トランスポートには Grizzly を、WebSocket プロトコル通信には Tyrus を使用しています。つまり Interlock は、同じバックドアを 2 つの異なるプログラミング言語で構築することで、防御側が一方のバージョンを検出した場合でもアクセスを確実に維持できるようにしているのです。 インフラストラクチャロンダリングスクリプト 高度な脅威アクターは自身のインフラストラクチャから直接攻撃を仕掛けるのではなく、使い捨ての中継ネットワークを構築して痕跡を隠蔽します。Amazon Threat Intelligence チームは、Linux サーバーを HTTP リバースプロキシ (攻撃者の実際の所在地を隠すためにトラフィックを転送する中間サーバー) として構成する Bash スクリプトを特定しました。このスクリプトは、システムアップデートの実行、SSH ブルートフォース保護機能を持つ fail2ban のインストール、HAProxy 3.1.2 のソースからのコンパイルを行います。構成された HAProxy インスタンスはポート 80 でリッスンし、すべてのインバウンド HTTP トラフィックをハードコードされたターゲット IP に転送します。また、systemd によりシステム再起動後も持続性が確保されます。 特に注目すべきコンポーネントが、5 分ごとに cron ジョブとして実行されるログ消去ルーチンです。このルーチンは /var/log 配下のすべての *.log ファイルを切り詰め、HISTFILE 変数をアンセットしてシェル履歴を抑制します。5 分間隔でログを消去するこの積極的な証拠破壊は、専用に構築された HTTP 転送プロキシと組み合わせて考えると、このスクリプトが使い捨てのトラフィックロンダリング用中継ノードの構築を目的としていることを示しています。これらのノードは、エクスプロイトトラフィックの発信元隠蔽、C2 通信の中継、データ窃取のプロキシとして機能し、攻撃の発信源への追跡をほぼ不可能にします。 メモリ常駐型 Web シェル Amazon Threat Intelligence チームは、ELF バイナリの投下に代わる手段として配信される Java クラスファイルを確認しました。Java Virtual Machine (JVM) によってロードされると、静的イニシャライザが、サーバーの StandardContext に ServletRequestListener を登録し、ディスクへのファイル書き込みを一切行わずに HTTP リクエストを傍受する永続的なメモリ常駐型バックドアをインストールします。この「ファイルレス」アプローチにより、悪意のあるファイルを探索する従来のウイルス対策スキャンを回避することが可能になります。 リスナーは受信リクエストを検査し、暗号化されたコマンドペイロードを含む特殊なパラメータの有無を確認します。ペイロードは、ハードコードされたシード値 “geckoformboundary99fec155ea301140cbe26faf55ed2f40” の MD5 ハッシュから導出されたキー (先頭 16 文字の 09b1a8422e8faed0 を使用) による AES-128 で復号されます。復号されたペイロードはコンパイル済みの Java バイトコードとして扱われ、JVM に動的にロードされて実行されます。これは、悪意のあるコードを完全にメモリ内で実行することで、ファイルベースの検出を回避するために設計されたテクニックです。 接続確認ツール Amazon Threat Intelligence チームは、ポート 45588 でリッスンする基本的な TCP サーバーを実装した Java クラスファイルを取得しました (ポート番号は静的分析による特定を困難にするため、Unicode 文字 넔 としてエンコードされていました)。サーバーは接続を受け入れると、接続元の IP アドレスをログに記録し、挨拶メッセージを送信した後、即座に接続を切断します。この動作パターンは、初期エクスプロイト実行後のコード実行成功確認やネットワークポートへの到達性確認に使用される軽量なネットワークビーコン (いわゆる「フォンホーム」ツール) の特徴と一致しています。 正規ツールの悪用 Interlock はカスタムインプラントと並行して、正規の商用リモートデスクトップツールである ConnectWise ScreenConnect もデプロイしていました。ランサムウェアオペレーターが正規のリモートアクセスツールをカスタムマルウェアと併用するのは、いわば保険をかけているようなものです。防御側が 1 つのバックドアを発見して除去しても、別の侵入経路が残ります。これは冗長なリモートアクセス手段を複数確保するパターンであり、個々の足場が除去されてもアクセスを維持しようとするランサムウェアオペレーターの典型的な手法と一致しています。正規ツールならではのネットワークフットプリントにより、許可されたリモート管理トラフィックに紛れ込むことができ、検出がさらに困難になります。 Amazon Threat Intelligence チームは、インシデントレスポンダーが広く使用するオープンソースのメモリフォレンジックフレームワークである Volatility も取得しました (防御側が攻撃調査に使用するのと同じツールです)。自動化された使用を示すアーティファクトは確認されなかったものの、カスタムインプラントや偵察スクリプトとともに配置されていたことは、高度な脅威オペレーションの特徴と合致しています。ランサムウェアグループと国家支援型アクターの双方が、侵入時に Volatility をデプロイしていることが確認されています。メモリダンプの解析に特化したこのツールは、RAM に保存された認証情報などの機密データへのアクセスを可能にし、ラテラルムーブメント (ネットワーク内の横展開) やより深い環境侵害を通じてランサムウェアオペレーションやスパイ活動を支援します。 さらに Interlock は、Active Directory Certificate Services (AD CS) の設定ミスを悪用するためのオープンソースの攻撃的セキュリティツールである Certify も使用していました。ランサムウェアオペレーターにとって、Certify は脆弱な証明書テンプレートや、認証用証明書の要求を許可する登録権限を特定する手段となります。取得した証明書は、ユーザーのなりすまし、権限の昇格、永続的なアクセスの維持に悪用できます。これらの機能は、ランサムウェアオペレーションにおける初期侵害と長期的な永続化の双方を直接支援するものです。 侵害インジケータ (IoC) 以下のインジケータは、影響を受けた可能性のある組織での防御に役立てることができます。Interlock はコンテンツバリエーション技法を使用しているため、ほとんどのファイルハッシュは信頼性の高いインジケータとしては掲載していません。脅威アクターは、異なるターゲットに配信するスクリプトやバイナリなどのアーティファクトに逐次変更を加えており、機能的には同一のツールであってもファイルハッシュが異なるものとなっていました。このカスタマイズにより、ファイルの完全一致に依存するシグネチャベースの検出が回避されていました。 206.251.239[.]164 エクスプロイトソース IP 2026 年 1 月に活動確認 199.217.98[.]153 エクスプロイトソース IP 2026 年 3 月に活動確認 89.46.237[.]33 エクスプロイトソース IP 2026 年 3 月に活動確認 Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64; rv:136.0) Gecko/20100101 Firefox/136.0 エクスプロイト HTTP User-Agent 2026 年 1 月および 3 月に観測 b885946e72ad51dca6c70abc2f773506 エクスプロイト TLS JA3 2026 年 1 月および 3 月に観測 f80d3d09f61892c5846c854dd84ac403 エクスプロイト TLS JA3 2026 年 3 月に観測 t13i1811h1_85036bcba153_b26ce05bbdd6 エクスプロイト TLS JA4 2026 年 1 月および 3 月に観測 t13i4311h1_c7886603b240_b26ce05bbdd6 エクスプロイト TLS JA4 2026 年 3 月に観測 144.172.94[.]59 C2 フォールバック IP 2026 年 3 月に活動確認 199.217.99[.]121 C2 フォールバック IP 2026 年 3 月に活動確認 188.245.41[.]78 C2 フォールバック IP 2026 年 3 月に活動確認 144.172.110[.]106 バックエンド C2 IP 2026 年 3 月に活動確認 95.217.22[.]175 バックエンド C2 IP 2026 年 3 月に活動確認 37.27.244[.]222 ステージングホスト IP 2026 年 3 月に活動確認 hxxp://ebhmkoohccl45qesdbvrjqtyro2hmhkmh6vkyfyjjzfllm3ix72aqaid[.]onion/chat.php 身代金交渉ポータル 2026 年 3 月に活動確認 cherryberry[.]click エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 1 月に活動確認 ms-server-default[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 initialize-configs[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 ms-global.first-update-server[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 ms-sql-auth[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 kolonialeru[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 sclair.it[.]com エクスプロイトサポートドメイン 2026 年 3 月に活動確認 browser-updater[.]com C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 browser-updater[.]live C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 os-update-server[.]com C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 os-update-server[.]org C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 os-update-server[.]live C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 os-update-server[.]top C2 ドメイン 2026 年 3 月に活動確認 d1caa376cb45b6a1eb3a45c5633c5ef75f7466b8601ed72c8022a8b3f6c1f3be 攻撃的セキュリティツール (Certify) 2026 年 3 月に観測 6c8efbcef3af80a574cb2aa2224c145bb2e37c2f3d3f091571708288ceb22d5f スクリーンロッカー 2026 年 3 月に観測 防御に関する推奨事項 Interlock ランサムウェアの脅威から組織を守るために、以下の対策を実施してください。 直ちに実施すべきアクション: Cisco Secure Firewall Management Center に対する Cisco のセキュリティパッチを適用する 上記の IoC についてログを確認する 侵害の兆候がないかセキュリティ評価を実施する ScreenConnect の不正なインストールがないか確認する 検出のポイント: ネットワーク共有にホスト名ベースのディレクトリ構造でデータをステージングする PowerShell スクリプトを監視する Web アプリケーションコンテキストでの Java ServletRequestListener の登録 (Java Web アプリケーションへの通常とは異なる変更) を検出する 積極的なログ消去用 cron ジョブを伴う HAProxy のインストール (5 分間隔で自身のログを消去するプロキシサーバー) を特定する 通常とは異なる高番号ポート (例: 45588) への TCP 接続を監視する 長期的な対策: 複数のセキュリティ制御レイヤーによる多層防御戦略を実装する 継続的な脅威監視とスレットハンティングの能力を維持する 侵害を受ける可能性のあるシステムとは分離した、安全で一元化されたログストレージによる包括的なログ収集を確保する ランサムウェアシナリオに対するインシデントレスポンス手順を定期的にテストする Interlock の戦術、テクニック、手順についてセキュリティチームを教育する ここで本当に重要なのは、これが特定の脆弱性や特定のランサムウェアグループだけの問題ではないということです。ゼロデイエクスプロイトがあらゆるセキュリティモデルに突きつける根本的な課題なのです。パッチが存在しない段階で攻撃者に脆弱性を悪用されてしまえば、どれほど徹底したパッチ管理を行っていても、その重要な期間中は防御できません。だからこそ多層防御が不可欠なのです。複数のセキュリティ制御を重ねることで、いずれかの対策が機能しない場合や、まだ導入されていない場合でも保護を維持できます。迅速なパッチ適用は脆弱性管理の基盤であり続けますが、多層防御は、エクスプロイトが確認されてからパッチが提供されるまでの空白期間に、組織が無防備にならないための重要な手段です。 Amazon Threat Intelligence チームは Interlock ランサムウェアの活動を引き続き監視しており、新たな情報が判明し次第アップデートを提供します。今回のキャンペーンから収集したインテリジェンスは、お客様をプロアクティブに保護するため、AWS のセキュリティサービスに統合されています。 この記事に関するご質問は、 AWS サポート までお問い合わせください。 CJ Moses CJ Moses は Amazon Integrated Security の CISO です。Amazon 全体のセキュリティエンジニアリングとオペレーションを統括しており、セキュリティの実践が最も自然で簡単な選択肢となるようにすることで Amazon のビジネスを支えることを使命としています。2007 年 12 月に Amazon に入社し、Consumer CISO、直近では AWS CISO を含むさまざまな役職を歴任した後、2023 年 9 月に現職に就任しました。 Amazon 入社以前は、連邦捜査局 (FBI) サイバー部門でコンピュータおよびネットワーク侵入に関する技術分析を率いていました。また、空軍特別捜査局 (AFOSI) の特別捜査官も務めました。現在のセキュリティ業界の基盤を築いたとされる、複数のコンピュータ侵入捜査を指揮しました。 CJ はコンピュータサイエンスと刑事司法の学位を取得しており、SRO GT America GT2 のレースカードライバーとしても活躍しています。 本ブログは Security Solutions Architect の 中島 章博 が翻訳しました。
Hyper-VのNAT機能で仮想マシンを外部ネットワークへ接続する手順を解説。仮想スイッチ作成、IP設定、PowerShellでのNAT設定、ゲストOS設定までを網羅。
2026 年 2 月 16 日週、私のチームは米国サンノゼで開催された Developer Week で大勢の開発者と会ってきました。ここでは、私の同僚である Vinicius Senger が Renascent Software (リネイセントソフトウェア) に関する素晴らしい基調講演を行いました。Renascent Software とは、アプリケーションを構築して進化させる新たな手法であり、Kiro を使用することで人間と AI が 共同開発者として連携します。他の同僚は、本番環境対応の AI エージェントの構築とデプロイについて話しました。講演後も参加者全員がその場に残り、エージェントメモリ、マルチエージェントパターン、メタツール、フックに関する質疑応答を行いました。実際にエージェントを構築している開発者がこれほど多かったのは、大変興味深いと思いました。 私たちは、今後も開発者向けのサードパーティーカンファレンスで開発者の皆さんと会い、フィードバックをお聞きしたいと思っています。最も長い歴史を持ち、最大の規模を誇る Java エコシステムカンファレンス、 dev/nexus (3 月 4~6 日に米国アトランタで開催) にも参加する予定です。このカンファレンスでは、同僚の James Ward が Spring と MCP を使用した AI エージェントの構築について講演し、 Vinicius Senger と Jonathan Vogel は AI を用いて Java コードをアップグレードするための 10 のツールとヒントについて講演します。これ以外にも、皆さんが AWS とつながることができる場をご紹介していくつもりです。 2026 年 2 月 16 日週のリリース 以下は、2026 年 2 月 16 日週行われたその他の発表の一部です。 Amazon Bedrock の Claude Sonnet 4.6 モデル – Claude Sonnet 4.6 を使用できるようになりました。このモデルは、コーディング、エージェント、専門性を要する作業でフロンティアパフォーマンスを大規模に実現します。Claude Sonnet 4.6 は Opus 4.6 に迫るインテリジェンスを低コストで提供します。タスクをより迅速かつ高品質に完了することが可能になるため、大量のコーディングや知識作業のユースケースに最適です。 第 5 世代 AMD EPYC プロセッサ搭載の Amazon EC2 Hpc8a インスタンス – 最大 40% 優れたパフォーマンス、より広範なメモリ帯域幅、300 Gbps の Elastic Fabric Adapter ネットワークを提供する新しい Hpc8a の使用が可能になりました。コンピューティング集約型のシミュレーション、エンジニアリングワークロード、密結合 HPC アプリケーションを高速化できます。 カスタム Amazon Nova モデル向けの Amazon SageMaker Inference – Amazon SageMaker Inference を使用して、カスタム Nova モデルのデプロイ向けのインスタンスタイプ、自動スケーリングポリシー、同時実行設定をニーズに最も適した方法で構成できるようになりました。 仮想 Amazon EC2 インスタンスでのネストされた仮想化 – 仮想 EC2 インスタンスで KVM または Hyper-V を実行することにより、ネストされた仮想マシンを作成できます。この機能は、モバイルアプリケーション用のエミュレーターの実行、自動車用車載ハードウェアのシミュレーション、Windows ワークステーションでの Windows Subsystem for Linux の実行などのユースケースに利用できます。 Amazon Aurora でのサーバー側暗号化のデフォルト実行 – Amazon Aurora は、AWS 所有のキーを使ってサーバー側の暗号化をすべての新規データベースクラスターにデフォルトで自動適用することで、セキュリティ体制をさらに強化します。フルマネージド型のこの暗号化は、ユーザーに対して透過的なものであり、コストやパフォーマンスへの影響はありません。 AWS GovCloud (米国) リージョンでの Kiro – 政府ミッションに対応する開発チームのために Kiro を使用できるようになりました。規制対象環境で作業する開発者は、必要とされる厳格なセキュリティ管理機能を備えた Kiro のエージェンティック AI ツールを活用できるようになります。 AWS のお知らせに関する詳しいリストについては、「 AWS の最新情報 」ページをご覧ください。 その他のアップデート 皆さんの関心を引くと思われるその他のニュースをいくつかご紹介します。 Introducing Agent Plugins for AWS – オープンソースの Agent Plugins for AWS が、AWS にアプリケーションのデプロイするためのスキルを備えたコーディングエージェントを提供する方法をご覧いただけます。 deploy-on-aws プラグインを使用することで、アーキテクチャ上の推奨事項、コスト見積もり、Infrastructure-as-Code をコーディングエージェントから直接生成できます。 A chat with Byron Cook on automated reasoning and trust in AI systems – AI システムがコードの生成や重要な意思決定を行うときに正しく行動していることを、自動推論を使用して確認する方法について学ぶことができます。AWS における正確性の証明に 10 年を費やしてきた Byron Cook のチームは、これらのテクニックをエージェンティックシステムに適用しています。 Best practices for deploying AWS DevOps Agent in production – 調査機能と運用効率のバランスを維持する DevOps Agent Space を設定するためのベストプラクティスを読むことができます。 Swami Sivasubramanian によると、インシデントを解決し、それらをプロアクティブに防止するフロンティアエージェントである AWS DevOps エージェントは、何千件ものエスカレーションを処理しており、Amazon 内での根本原因特定率は 86% を超えると推定されています。 AWS コミュニティからの記事 私が個人的に気に入っている AWS コミュニティの記事をご紹介します。 Everything You Need to Know About AWS for Your First Developer Job – 開発者として働く最初の 1 週間は、これまで従ってきたチュートリアルのようにはいきません。Ifeanyi Otuonye による、新しい仕事を始める人のための現実的な AWS ガイドを読みましょう。 Let an AI Agent Do Your Job Searching – 就職活動のためのキャリアページのチェックを手動で行っていませんか? AWS ヒーローである Danielle H. は、その作業をユーザーに代わって行う AI エージェントを構築しました。 Building the AWS Serverless Power for Kiro – AWS サーバーレスヒーローに認定されたことのある Gunnar Grosch は、開発ライフサイクル全体で利用できる 25 の MCP ツール、10 のステアリングガイド、構造化された意思決定ガイダンスを統合する Kiro Power を構築しました。 AWS Builder Center に参加して、コミュニティとつながり、知識を共有し、開発をサポートするコンテンツにアクセスしましょう。 近日開催予定の AWS イベント カレンダーを確認して、近日開催予定の AWS イベントにサインアップしましょう。 AWS Summit – 2026 年の AWS Summit にご参加ください。AWS Summit は、クラウドおよび AI 関連の新興テクノロジーを探求し、ベストプラクティスについて学び、業界の同業者や専門家とつながることができる無料の対面イベントです。次回の Summit は、 パリ (4 月 1 日)、 ロンドン (4 月 22 日)、 バンガロール (4 月 23〜24 日) で開催される予定です。 Amazon Nova AI Hackathon – 世界中の開発者とともに、フロンティア基盤モデルを使用して革新的な生成 AI ソリューションを構築しましょう。2026 年 2 月 2 日から 3 月 16 日までの 6 週間にわたるこのチャレンジでは、エージェンティック AI、マルチモーダル理解、UI オートメーション、音声エクスペリエンスなどの 5 つのカテゴリーの賞金 40,000 USD を目指して競い合います。 AWS Community Day – コミュニティリーダーたちがコンテンツを計画、調達、提供するコミュニティ主導のカンファレンスであり、テクニカルディスカッション、ワークショップ、ハンズオンラボが行われます。今後のイベントには、 アーメダバード (2 月 28 日)、 JAWS Days in Tokyo (3 月 7 日)、 チェンナイ (3 月 7 日)、 スロバキア (3 月 11 日)、 プネ (3 月 21 日) が含まれます。 こちらのリンクから、今後開催される AWS 主導の対面および仮想イベント 、 スタートアップイベント 、 デベロッパー向けのイベント をご覧ください。 2026 年 2 月 23 日週のニュースは以上です。2026 年 3 月 2 日週の Weekly Roundup もお楽しみに! – Channy 原文は こちら です。

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