私たち、おカタいですか?──NTTデータ第二金融事業本部が語る「仕事は堅く、働き方は柔らかく」のカルチャーとは

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金融機関のプロジェクトは超大型かつ、ミッションクリティカルな案件が多い。まさにNTTデータの第二金融事業本部が開発するシステムは、どれも一瞬たりとも止まることを許されない。難易度の高いプロジェクトを推進する金融分野のプロジェクトチームには「おカタく、マジメなイメージ」があるが、働き方やキャリアプランについては「柔らかさ」があるという。「カタさ」「マジメさ」「柔らかさ」を兼ね備えたカルチャーとはどのようなものなのか、その実態に迫る。

どんなシーンで「私たちはカタい」と思うか?

──金融事業を担うシステム開発は、業務自体がきわめてミッションクリティカルで一つのミスも許されない、高度なセキュリティが必要です。また、そのシステムを開発・運用するエンジニアには「業務に対する責任感」「ミスのない正確さ」が求められるため、一般的に「おカタい」仕事というイメージがあります。

一方で、システムの堅牢さ、安心・安全を支え、それによって顧客からの信頼感を得ているという自負もあると思います。皆さんは、第二金融事業本部のどんなところに「カタい」というイメージを持っていますか?

安東:求められるセキュリティ要件が高いので、品質の面では妥協が許されないという責任感を日々感じています。クライアントとなる銀行からの要望はもちろんですが、それ以上に、一般利用者の資産をお預かりしているため、システム運用やセキュリティの基準が他の部署よりもかなり高いのは当然のことだと考えています。

ネットワークやデータベース管理はもとより、通常オペレーションをはじめとするあらゆるところで、絶えずリスクを検討しなければなりません。システムをリリースするまでに何段階にもわたってハードルを設けながら、多面的な角度から検証を入れていくわけです。

例えば、システム開発では、全社標準と地銀共同の標準ドキュメントが各スキームにあり、さまざまな手順のルールが明確に規定されています。そこから逸脱するような開発を行うことは許されません。

プログラミング未経験で入社したので、ルールに慣れるまでは戸惑うことがありました。ドキュメントを読んだり、先輩社員の指示を聞いたりしても、最初は日本語に聞こえないほどでした(笑)。


▲株式会社NTTデータ 第二金融事業本部 第二バンキング事業部 第二バンキング統括部
 第二開発担当 主任 安東 沙恵氏

──それが仕事に慣れるうちに、標準ドキュメントやルールの大切さが理解できるようになったのですね。

安東:そうですね。でも、日々の開発現場に慣れてくると、1年くらいで対応できるようになると思います。むしろ、ドキュメントやルールがあることで安心して、開発できるようになります。

個人の判断や、誰かに言われたからではなく、組織として共有している規定や要件をしっかり満たしているから「問題なし」とすることができる。これを堅さといってもいいですが、その堅さは、お客様だけでなく、私たち自身の安心につながっていると思うようになりました。

長津:金融システムの品質については、特に世間の関心も高くなっています。万が一、銀行のシステムに障害が発生したら、エンドユーザー様を含め、多くの方々にご迷惑をお掛けすることになります。

もちろん、一人の開発者として責任感を持って仕事をすることも重要ですが、個人の考え方だけではなく、きちんと組織としてバックアップする体制が必要です。これがNTTデータにはあると思っています。

安東:仮に、開発チームに知識がなくて判断を容易に下せない場合でも、NTTデータ社内外の専門組織へのアクセスできるルートが整っています。なので、個人やチーム、一部署が問題を抱え込んでしまう、ということもないですね。

磯和:たしかに堅くて、面倒な面もありますが、品質を担保していく上ではむしろメリットであり、安心して業務ができる。いいところだと思いますね。

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銀行の資産を預かって、毎日サービスを継続しているという自負

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