私たち、おカタいですか?──NTTデータ第二金融事業本部が語る「仕事は堅く、働き方は柔らかく」のカルチャーとは
「仕事は堅い」が「働き方は柔らかい」と感じるカルチャー
──チーム内の雰囲気やキャリアアップの支援についてはどうですか。
安東:四半期に1回は育成面談があるので、そこで直属の上司と、次のステップについて、常に数値目標を設定しながら話し合っています。
長津:チームのメンバーとは、とても仲がいいですね。「子どもを迎えに行かなきゃいけないからもう帰るね」「わかりました!」みたいな感じで、お互いのプライベートな話も含めて、よく会話しています。
渋田:私のチームもみんな仲がいいし、年の離れた上司ともフランクに話せます。今はリモートワークもありますが、出社したときはコーヒーブレイクしながら、プライベートな話も含めて話を聞いてもらったりしています。少なくとも、上司が敵ということはないですね(笑)。
長津:もちろん仕事のレビューは厳しいですが、厳しさと優しさの切り替えができる上司だと思います。
磯和:私のチームは、上司とのコミュニケーションも対面・非対面に関わらず気軽にできることもあって、とても風通しがいい。上司が一人ひとりに寄り添ってくれて、キャリアプランや今後の仕事の進め方についても、とても親身に相談に乗ってくれます。
また、部署の取り組みとして、ビジネスコンペを毎年開催しています。「こういう企画をやってみたい」「こういうシステムが将来のお客さんにとって役立つのではないか」といったアイディアを発表する場ですね。ビジネスプランとして成り立てば、実際に会社から予算が出て実行できます。コンテスト形式なので別部署の人と組んで参加することもあります。
──今はコロナ禍ということもあり、在宅勤務の割合が増えていると思いますが、在宅勤務は快適ですか。
安東:在宅勤務においてもセキュリティレベルを下げることなく開発できる環境を整えています。なので、在宅勤務でも安心して業務に従事できていると感じます。また、勤務管理についても通常勤務と同じレベルで管理されているので、サービス残業が発生することもありません。
渋田:次期システムの担当ということもあると思いますが、基本的には在宅勤務で進捗会議の日に週一回出勤しています。
磯和:私も今は自宅で仕事することが多いですね。フレックス制度も活用し、在宅勤務の場合は朝早くから始業して早めに退勤することで、プライベートを充実させています。男性社員が予定表に幼稚園のお迎えの予定や、子どもが熱を出したので急遽リモートワークなんて書いてあったりして、そういう点では理解がある職場ですね。
三戸部:ほとんどリモートワークという人もいますが、私は出社するほうが多いですね。出勤して開発作業をしなければならないこともありますので。ただ、勤務の状態に合わせて柔軟に出勤とリモートワークを切り替えられるので、在宅勤務環境には満足しています。
産休・育休も取りやすい。男性の育休取得も当たり前
──IT業界はいまだ女性エンジニアが少ないですよね。チームの中で女性が少ないことで感じる、不便さややりにくさはありますか。
渋田:性別で区別されている感じはないですね。女性比率の少なさを気にすることもあまりありません。たしかに同世代の女性は少ないのですが、他のチームの女性たちとことあるごとに女子会を開いたり、ランチを一緒に食べたりしています。
安東:女性の場合、産休・育休が一つのテーマになりますね。私はこれまで2回育休を取得し、現在も時短で勤務を継続しています。ある人が抜けたら業務が回らなくなるというようなことはなく、特定の人に仕事を依存せずに組織としてこなす体制さえあれば問題はないと思います。私も産休・育休を取得するときに、きちんと仕事を引き継いたので、戻ってくるときも比較的スムーズでした。
▲株式会社NTTデータ 第二金融事業本部 第三バンキング事業部 プロジェクト統括部
バンキング開発担当 渋田 乃愛氏
──産休・育休の取りやすさはどうですか。
安東:女性の育休は1年から2年取る人が多く、男性でも最長1年取った同期がいます。男性の育休期間は平均すると2~3カ月でしょうか。仕事の引き継ぎをしていれば自由に取るべしということが、認められています。
三戸部:僕も子どもが生まれたら、半年ぐらい育休を取りたいなと考えています。男性でも育休を取っている男性先輩社員が多く、その期間であってもチームでサポートしようという雰囲気があり、そういう環境はすごく素敵だなって思います。
第二金融事業本部で自分が頑張れる理由とは?
──あらためて、いま第二金融事業本部で自分がエンジニア、あるいはプロジェクトマネージャー(以下、PM)として頑張れる理由、そしてこれからはどんなキャリアを目指したいのか。そしてNTTデータに興味を持つ人へのメッセージをお願いします。
長津:お客様の現場と、開発の現場を直接知ることになる立場で、様々な要望を取りまとめなくてはいけないので、泥くさいことや難しいこともあります。
しかし、現場を知っているからこそ責任感が生まれますし、それが頑張れる理由になっていると思います。開発を通して習得した知識と、直接お客様から要望を折衝する技術やシステムを両立することで、社内外双方から信頼されるPMになりたいと考えています。
磯和:現在は開発チームのPMとして、お客様の要望を形にしていくことにやりがいを感じています。また、金融機関のシステムとしては珍しいのですが、エンドユーザー向けのソリューションに多く携わっているため、金融機関が顧客に対してどんなサービスを提供していきたいのか、どういった想いがあるのかを実感しています。そうした「想いを形にする」最前線に立っていることが嬉しいし、自分が頑張っている理由だと思いますね。
三戸部:複雑な案件を調整しながらリリースできたことへの達成感が私のやりがい、頑張れる理由だと思っています。更改をメインで担当しているので、顧客折衝や要件ヒアリングといった機会は少ないですが、プロジェクトを進めていく上では、自チームだけでなく他チームと調整する機会も多いです。調整の結果、他チームメンバーから感謝の言葉をもらったときは、「責任をもって真剣に取り組んでよかった」と思うことが多いです。
渋田:第二金融事業本部は、様々な部署に分かれているので、1つの部署で身につけたスキルが隣の部署でも活かせることが多い。特にマイグレーションを担当しているとよく感じます。今後は私自身が他部署に応援にかけつけられるよう、スキルを身につけたいと思うし、スキルを磨ける現場だと思います。
安東:私たちの職場では、COBOLの勘定系の開発だけではなく、新規システムの開発を行っており新しい技術に触れる機会もあります。また、組織・プロセス改善やDXも推進しているので扱う案件が多種多様な職場です。
なので、どんな案件に従事しても常に新しい発見がありますし、成長を感じられるのでその点にやりがいを感じています。また、リリース要件がきわめて厳しい金融システムの現場で、自分の力を鍛えるには最適な職場だと思います。
他にも、事業部をまたいでノウハウが継承され、横展開しながら一緒にやっていこうという雰囲気もあるし、様々な成功・失敗事例を共有しながら成長している組織なので、その点でも面白い職場だと思います。
<プロフィール>
(写真左から)
安東 沙恵氏
株式会社NTTデータ 第二金融事業本部
第二バンキング事業部 第二バンキング統括部 第二開発担当 主任
2012年新卒入社。9年近く勘定系システムを開発。2020年からプロジェクト管理に担務変更となり、銀行顧客や社内外の各組織との連携を担う一方で、開発組織内部の業務改善にも取り組む。
渋田 乃愛氏
株式会社NTTデータ 第二金融事業本部
第三バンキング事業部 プロジェクト統括部 バンキング開発担当
2017年新卒入社。業務改革プロジェクトやオープンミッションクリティカル基盤推進室などに属しながら、現在は銀行の勘定系システムをメインフレームからオープン系に移行するプロジェクトに従事。とりわけ基盤上の業務アプリケーションの互換性チェックなど、マイグレーションが主な業務。
長津 あかね氏
株式会社NTTデータ 第二金融事業本部
第二バンキング事業部 第一バンキング統括部 第一開発担当
2017年新卒入社。最初の3年間は勘定系システムを開発。その後、お客様との各種調整や未来の銀行を意識した様々な提案活動・ペーパーレス化などに携わる。
磯和 優海氏
株式会社NTTデータ 第二金融事業本部
第二バンキング事業部 金融ソリューション統括部 チャネルシステム担当
2017年新卒入社。地方銀行営業店端末のシステム開発メンバーとしてスタート。ATMのソフトウェア開発や窓口で触るタブレット端末の開発などに、要件定義の段階から携わる。現在は、営業店システム開発で培った業務知識を活かし、キャッシュレス金融など、10年後の地方銀行の営業店のあり方を構想しながら、企画提案を行う。
三戸部 耀太氏
株式会社NTTデータ 第二金融事業本部
第二バンキング事業部 第三バンキング統括部 システム統括担当
2019年新卒入社。勘定系基盤バッチシステムの開発メンバーとしてスタート。現在はハードウェアにおけるシステム更改の推進が主な業務。勘定系関連の更改をはじめ、勘定系と接続している周辺系サーバ更改等に携わる 。
注釈
注1:「BeSTA」(Banking application engine for STandard Architecture)は、ベンダーを特
定しないNTTデータの標準バンキングアプリケーションです。
※「BeSTA」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。