テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会を一緒に作りませんか? - Lancers Tech Career Meetup -

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テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会を一緒に作りませんか? - Lancers Tech Career Meetup -

2017年10月28日(土)13時20分より、「Lancers Tech Career Meetup - テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会を一緒に作りませんか?-」が開催されました。

日本最大のクラウドソーシングサービスを展開するランサーズは、「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会」をビジョンに掲げています。このビジョンを実現するためにランサーズのエンジニアはどのように働いているのかを紹介するのが本イベント。当日はランサーズでのキャリアに興味をもった方が集まりました。

当日の内容は下記の通りです。

「会社紹介」
ランサーズ株式会社 横井聡さん

「クラウドソーシングサービス『Lancers』について」
ランサーズ株式会社 中嶋信博さん

「スキルシェアリングサービス『pook』について」
ランサーズ株式会社 沼野剛志さん

座談会

それでは内容を紹介します!

会社紹介

まずは、ランサーズのCTOである横井さんから会社の紹介です。

横井聡(よこい・さとし)/ランサーズ株式会社CTO兼開発部長。1985年生まれ。神奈川県出身。ウェブデザイナー、サーバサイドエンジニア、フロントエンドエンジニア、自社サービス事業部長の経験を経て、2015年6月ランサーズへ入社。

日本で初めてのクラウドソーシングサービスを立ち上げたランサーズは2008年に創立。当初は「時間と場所にとらわれない新しい働き方を創る」をビジョンに掲げていました。

横井さんは会社の足跡を紹介します。

「2008年に『Lancers』をリリースしたものの、最初はなかなか浸透しませんでした。少し注目されはじめてきたのが2012年です。この頃くらいから、日本社会全体として、既存の枠組みにとらわれない新しい働き方に注目が集まり出し、その一つとしてクラウドソーシングというものも、例えばテレビなどでも取り上げられることが多くなってきました。

今年もまた大きく潮目が変わってきたと感じています。これは『働き方改革』の中で副業解禁について話題になっているからです。そこで、私たちは現在を第二創業期と捉え、新たに『テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる』というビジョンを掲げ始めました」(横井さん)

ランサーズは現在クラウドソーシング事業「Lancers」、デジタルマーケティング事業「Quant」、スキルシェアリング事業の3つの事業を展開しています。また、地方創生の事業にも取り組んでいます。

横井さんは最後にランサーズの開発チームや技術スタックについて共有します。

「エンジニアチームは現在2,30名ほどいます。サービスごとにチームをわけていて、その他には共通部門としてインフラや技術基盤などのチームがいます。開発合宿なども行いますし、週1で開発ランチをするなど、アットホームで仲がいいチームだと思います。

全体としてのインフラは全て『AWS』に乗せていて、『Lancers』のプラットフォームは『PHP』なのですが、他のサーバーサイドは『Ruby』が多く、一部『Node.js』で動いています。フロントエンドは『jQuery』で書いているところもあるんですが、新しくするときの基本方針は『React』ですね。開発環境は 全て『Docker』で構築しています」

クラウドソーシングサービス『Lancers』について

続いては、開発部副部長の中嶋さんです。

中嶋信博(なかじま・のぶひろ)/ランサーズ株式会社 開発部副部長。専門学校卒業後、独立系SIerに入社。その後、数社での勤務を経て、2017年にランサーズへ参画。横浜ベイスターズファン。

まず、中嶋さんは自身がなぜランサーズへ入社したのかを説明します。

「CTOの横井と初めて会ったときに『このプロダクト複雑だからヤバイよ』って盛り上がったんです。複雑というのはソースコードの話ではなくて、『Lancers』の事業自体のことですね。『これを本気でなんとかしたいです』と言われたので、ランサーズで働きはじめました。

『Lancers』ってとにかくユーザーが多様なんです。地域も全国ですし、ランサーズで得ている収入の差もかなりありますし、私が驚くような想像もしていない仕事の依頼があったりします。とにかく多種多様で、それをサービスに落とし込むのは難しいですが、本気で解決したいと思っています」(中嶋さん)

続いて中嶋さんは『Lancers』の技術状況を解説。

「『Lancers』はメインは『CakePHP』で作っているのですが、これは創業当初から使い続けていて、バージョンが古いため、新しくしようとしています。サービスは10年目と歴史が長いので、手を入れるのが難しいところも多いですが、積極的に新しい技術を取り入れていて、最近だと機械学習も取り入れていて『Quant』チームと技術交流しながら開発していますね。

今は社としてもエンジニアドリブンの組織を目指しているので、新しい技術を組み込みながら、新しい『Lancers』を作っていきたいのですが、まだまだ道半ばです」(中嶋さん)

最後に取り組みがなぜ「道半ば」なのか、中嶋さんはその理由を続けます。

「レガシーコードがネックになっていますね。実際に見てみるとかなりレガシーだと感じました(笑)。

機能を追加するために10年間積み上げたコードの個々はよく書けているんですが、コアは10年前のままですし、全体で見ると問題だらけです。

レガシーコードになってしまっているもう1つに原因は、仕様が複雑で細かいことが挙げられます。代表は「どんなに細かいニーズでも応えたい」と考える人間です。あるユーザーが「これやりたいです」と言ってきたら、おそらく応えていたんです。そのために細かい仕様がものすごく多くあります。

レガシーコードとどう戦っていくかは全社としてのテーマでもありますね。

多種多様な働き方を解決したいと本気で思っています。でも、答えがまだわかりません。興味を持ってくれる人がいるならば一緒に『Lancers』で働きたいですね」(中嶋さん)

スキルシェアリングサービス『pook』について

最後は「pook」を担当する沼野さんです。

沼野剛志(ぬまの・つよし)/ランサーズ株式会社 『pook』フロントエンドエンジニア。2014年北陸先端科学技術大学院大学卒業。株式会社リッチメディアでの勤務を経て、2015年にランサーズへ入社。岡本太郎好き。

まず、沼野さんは「pook」について説明します。

「『Lancers』はオンラインでウェブ制作やデザイン、ライティングなどを扱いますが、『pook』はオフラインに寄せています。ネイル、マッサージなど実際に会わないと提供できないスキルのマッチングサービスですね。今年の7月にリリースに至りました。

『pook』は、フロントエンドに『React』『Redux』を使っていて、サーバーサイド側は『Ruby on Ralis』で実装しています。サーバー側はただのAPIサーバーでJSONのやり取りだけをし、フロントエンド側は『S3』に置いて、そこで『JS』を読み込んでというAPIサーバーとフロントエンドは完全に分離した状態で作っています。この構成は特徴的だと思います。

この『pook』は新規事業でCtoCですから、ユーザーのニーズ同士をいかにマッチングするかに、なかなか正解が出せないという課題があります。ですので、スピード感をもって変更や機能リリースをしていくのが大切だと考えています」(沼野さん)

沼野さんは最後に「pook」のその他の特徴を紹介します。

「『pook』は企画もエンジニアが行っています。とにかく正解がわからないので、早くリリースして、早く仮説検証することに意味があると考えています。なので、企画もエンジニアがやったりするんです。

このやり方には早く出せる以外にも、コードメンテナンスにもいいところがあると感じています。通常のようにプランナーがすごい機能を考えてエンジニアに実装させる場合、とても複雑なコードになることって結構ありますよね。エンジニアは「その仕組みをもっとシンプルに仮説検証できる方法あるんじゃないの?」とコメントできるので、保守もやりやすくなると思います。

フロントエンドの話ばかりしてきましたが、サーバーサイドはベトナムで開発しています。ドキュメントを『GitHub』で共有しています。開発の思想を共有しないと齟齬が生まれてしまうので、実際にベトナムまでエンジニアに会いに行ったりもしています。

フロントエンドの技術やリモートワークの働き方など新しいことに興味がある人がいれば嬉しいです」(沼野さん)

座談会

会社紹介、サービス紹介の後は1時間の座談会が行われました。参加者のみなさんもより具体的なお話が聞けたのではないでしょうか?このイベントがいいご縁になればうれしいですね!

またの開催をお待ちしています!

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