「RDB技術者のためのNoSQLガイド」出版記念セミナー

2016/03/17(木)18:30 〜 21:00 開催
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イベント内容

本書の概要

「RDB技術者のためのNoSQLガイド」は2016/2/25に秀和システムから出版されました。

本書は、エンタープライズでRDBを利用しているユーザが、どのようにNoSQLを活用していくべきかを説明する本です。

バズワードであるNoSQLの正体についてKVS、ドキュメントDB、グラフDB、RDBのNoSQLインターフェースの4に分解して説明しています。またDWH、Hadoopとの使い分けを明確にして、NoSQLの位置づけを明確に説明しています。

加えてMongoDB 3.2、Cassandra 3.0、Redis 3.0、HBase 1.1、Neo4j 2.3、Couchbase Server 4.1、Amazon Dynamo DB、Microsoft Azure DocumentDBといった最新バージョンのNoSQLの情報を紹介しています。

セミナ概要

出版を記念して、著者が本の内容の紹介とNoSQLの基本的な説明と、MongoDB、 Cassandra、 Neo4j、 Microsoft Azure DocumentDBについて著者自身からプロダクトの説明します。

NoSQLの細かい技術的な内容ではなく、全体を俯瞰した、 プロダクト選定ためのインプット情報を説明します。

対象

  • RDBの基本的な知識や運用経験がある方
  • NoSQLをこれから初めてみようと思っている方
  • エンタープライズ環境でプロダクトを選定する立場の方

協力・協賛

クリエーションライン株式会社

クリエーションライン株式会社

内容

1.書籍の紹介、NoSQLの基本的な説明

監修・著者 渡部徹太郎(株式会社リクルートテクノロジーズ)

本書が対象とする人は、エンタープライズの業務で主にRDBを使っており、NoSQLは初めてという人です。 そういった方々に、NoSQLをどうやって活用するかを説明します。

本セミナでは、本書の要点を掻い摘みながら、以下の点について説明します。

  • NoSQLってそもそも何なのか
  • RDBだけだと辛く、NoSQLがハマる身近な例
  • アプリ、基盤、マネージャ目線のNoSQLのメリデ目を入れると嬉しいこと、つらいこと
  • NoSQLのよくある勘違い (例)NoSQLではビッグデータ分析できません
  • Hadoop、DWHと何が違うのか
  • NoSQLにはどんなプロダクトがあるのか。「KVS」「ドキュメトDB」「グラフDB」「RDBのNoSQLインターフェース」に分けて説明

2.MongoDBの紹介

監修・著者 渡部徹太郎(株式会社リクルートテクノロジーズ)

MongoDBはWebアプリケーションのフレームワーク「MEADスタック」「Meteor」に組み込まれる等、NoSQLの中でも最も普及してるデータべースです。本公演ではMognoDBの基本事項を説明したのち、MongoDBがどのようなユースケースに向いているのか説明します。具体的には「Webアプリ」「ログ収集」「カタログ管理」「高速開発」のケースについて説明します。

3.Cassandraの紹介

著者 原沢滋(DataStax社)

Apple, Sony, Netflix等多くのユーザーがCassandraを利用しています。 スモールスタートから10万台のノードを運用しているお客様まで対応可能なNOSQLのApache Cassandra, 最近ではSparkでCassandraのデータを利用する事例もでてきており、オペレーショナルだけではなく、分析のデータストアとしても利用可能なCassandraを著者が説明します。

4.Neo4jの紹介

著者 李昌桓(クリエーションライン株式会社)

Neo4jは、データをグラフ構造で持つ「グラフ型データベース」です。点や、点と点を結ぶ繋がりでデータを表現するために分かり易い直観的なデータモデル設計が可能であり、奇抜な問題解決方法を見い出せることで定評があります。本公演では、Neo4jを例に上げてグラフ型データベースの概要、リーレショナルデータベースとの機能比較、運用、ユースケースなどについて説明します。

5.Microsoft Azure DocumentDBの紹介

著者 佐藤直生(日本マイクロソフト株式会社)

マイクロソフトのパブリック クラウド サービス「Microsoft Azure」は、JSONベースのドキュメント指向データベースサービス「Azure DocumentDB」を提供しています。 本セッションでは、Azure DocumentDBの主な機能や事例、ユースケースをデモを交えてご紹介していきます。

6.懇親会

セミナ会場で立食の懇親会を行います

タイムテーブル

時間 内容 発表者
18:00〜 開場 ---
18:30~19:00 書籍の紹介、NoSQLの基本的な説明 渡部徹太郎(株式会社リクルートテクノロジーズ)
19:00~19:20 MongoDBの紹介 渡部徹太郎(株式会社リクルートテクノロジーズ)
19:20~19:50 Cassandraの紹介 原沢滋(DataStax社)
19:50~20:00 休憩 ---
20:00~20:30 Neo4jの紹介 李昌桓(クリエーションライン株式会社)
20:30~21:00 Microsoft Azure DocumentDBの紹介 佐藤直生(日本マイクロソフト株式会社)
21:00~22:00 懇親会 協賛:クリエーションライン株式会社

本書のまえがき

近年、NoSQLが当たり前になってきています。数年前は、NoSQLといえばオープンソースの尖った技術というイメージでしたが、近年は大手ベンダが商用製品やクラウドサービスを続々と登場させてきており、エンタープライズでの利用事例も増えています。

今までに出版されたNoSQLの書籍は「最先端技術の解説書」というイメージが強かったと思います。それらに対し本書では、一般のRDBエンジニアを対象として、エンタープライズ環境でNoSQLをどのように活用すべきかを説明します。

本書で伝えたい事は三つあります。

一つ目は、N o S Q Lというバズワードの実態を説明することです。NoSQLという言葉は、特定のプロダクトを意味する場合もあれば、RDBに搭載されたSQLではないインターフェースを意味する場合もあり、定義があいまいです。そこで本書ではKVS、ドキュメントDB、グラフDB、そしてRDB のNoSQLインターフェースという明確な用語を用いて、NoSQLを分解し、説明していきます。

二つ目は、エンタープライズ視点でのNoSQL活用方法です。エンタープライズでデータベースを使う場合は、機能の評価だけでなく、運用、セキュリティ、サポート体制といった非機能に関する評価が重要ですので、その点をしっかり説明します。また、企業におけるRDBの課題を解決するという視点で、NoSQLだけではなく、HadoopやDWHといったデータ処理技術との使い分けを明確に説明します。

三つ目は、NoSQL の正確な最新情報を記載している点です。NoSQLは進歩が速いため、昔の書籍やインターネットのブログに載っている情報は、間違っている可能性があります。本書では、紹介するデータベースの最新情報について、それぞれのデータベースのスペシャリストに正確な情報を掲載してもらっています。

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