Pythonオープンサイエンスシンポジウム in つくば
イベント内容
概要
Start Python Clubは、Pythonを中心としてプログラミングを仕事、研究、趣味など様々なシーンに生かす方法を一緒に学ぶコミュニティです。今回は最先端技術の研究機関が集まるつくば地区で開催します。科学技術分野では「オープンサイエンス」の潮流が湧き起こっています。ソフトウェアやデータを公開して共有することで、研究のスピードが加速する事例も見られるようになってきました。なかでもオープンソースソフトウェア(OSS)のPythonが注目を浴びています。アメリカではScipyというコミュニティが様々な科学技術をテーマにして盛り上がっています。本シンポジウムでは機械学習、農業気象、バイオなどいろいろな分野におけるPythonやOSSの使い方について、専門家にご講演をいただきます。初めての平日昼間の開催となりますが、非常に充実した内容になりますので、ぜひご参加ください。
日時: 2017月12月12日(火)
受付:13:00〜13:30
研究会:13:30〜17:30
※18:00~懇親会を開催します。参加希望の方はこちらのConnpassサイトでお申し込みください。
会費: 無料
持ち物:
・名刺(受付の際に1枚、ご提供ください)
・受付票(本サイト右側の「受付票を見る」から印刷してください)
対象者:
・Pythonに関心のある方
・プログラミングに関心のある方
・科学技術分野の計算やデータ処理に関心のある方
会場:
つくばイノベーションプラザ
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1-10-1
TEL: 029-852-6789
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/2117/007622.html
プログラム
Introduction:「オープンサイエンスシンポジウムの開催について」
辻 真吾(Start Python Club)
講演: 「機械学習研究でのPythonの利用」
神嶌 敏弘
人工知能の一分野である機械学習では,研究のために自分で考えたアルゴリズムを実装して,その性能を検証することが必要になります.このアルゴリズムの実装にPythonを用いていますが,いつもどのような工夫を実装や実験で行っているかを紹介します.
講演: A journey through the scientific python ecosystem
David Cournapeau(Cogent)
Today, python's use for science is pervasive, in domains as different as astrophysics, neuroscience, or econometrics. Realistically, writing code has become an essential part of most scientists. The goal of this talk is to explain why python became successful in science even though it is a generic programming language, and convince the non programmers that they can benefit from using some python in their scientific endeavour as well.
After giving an overview of the main tools available in the scientific python ecosystem, I will give some concrete examples of simple tasks that can be fastidious but solved quickly with just a bit of python code, from data handling to data visualization. I will also give a few pointers to materials for people interested in sharpening their computing skills -- for science.
講演:「気象予測を農業現場に、メッシュ農業気象データシステム」
大野 宏之(農研機構)
日本の農業は、現在、温暖化影響の顕在化と農地の集約化という大きな課題を持っています。これらに対応するため、基準国土3次メッシュを単位とする全国の日別気象データ14種類が1980年から1年後の期間について取得できる新しい気象データサービスシステムをPythonで開発しました。また、初心者でもこのデータの取得と処理が容易に行えるよう入出力関数やサンプルプログラムなどもPythonで提供しているのでその概要を紹介します。
講演: 「研究ぎょーむにpythonを使うとおーぷんさいえんす(?)も進むかもねって話」
三島 啓雄(国立環境研)
観測機器からのデータの吸出しだったり、データの成型だったり、ライセンスファイルの更新だったり、お役所に出す許認可申請書を書いたり...研究に付随するこまごまとしたお仕事がタイトルで示した"研究ぎょーむ"です。すてきな最先端の研究については他のキラ星のような登壇者にお任せするとして、わたしのようなライトなユーザが面倒な処理をするときに使うpythonの話をします。30分持たなかったらごめんなさい。
A small talk that open science may also progress when using python for research support works
Dr. Yoshio MISHIMA
Sucking out data from the observation device, molding of the data, updating the license file, writing permission application to be issued to the municipal office ... those are the work which is made to accompany the academic research. That is “research support works" indicated in the title. I will leave topic of so-called a nice state-of-the-art research to an impressive array of speakers like Real Madrid Galacticos. And I, who is a kind of casual user, will talk about the python which is used when you have to handle troublesome work.
講演: 「Python in 脳科学」
福田 めぐみ(早稲田大学 / 理化学研究所脳総合研究センター)
Pythonは科学技術計算に不可欠なツールとなりつつあります。神経科学(脳科学)分野においては、行動データの取得・解析や、脳画像や神経活動の時系列データを扱うためにPythonが使用されることも増えてきました。本講演では、特に認知神経科学分野における研究トレンドや問題意識、Pythonの活用事例等を紹介します。
講演:「ドローンとOSS」
岩倉 大輔(Rock Garage)
かつて軍事のものであった無人航空機の自動航行技術は、研究者やエンジニアの手によって一般化し、誰でもその利便性を享受することができるようになりました。いわゆる「ドローン」は、今では空撮分野だけでなく様々な分野を革新しようとしています。本講演では、ドローンを用いたエンジニアリングをする際に触れるであろうOSSについて紹介します。また、登壇者が今年10月開催の鹿検知コンペティションのために、機械学習のOSSを組み込んで開発した鹿検知システムについて紹介いたします。
懇親会
会場を変えて18:00から懇親会を開催します。
参加希望の方は下記のConnpassサイトからお申し込みください。
https://startpython.connpass.com/event/71132/
注意事項
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※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。
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