第2回 AI/IoTシステム安全性シンポジウム(11/10~11/12)

2020/11/10(火)09:30 〜 2020/11/12(木)17:30 開催
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イベント内容

お知らせ

  • ショートトークセッションの発表者が確定しました。定員枠を500名から700名に増やしました!
  • MLS^3企画セッションの講演者、Workshopの一般発表者が確定しました!(10/23)
  • 招待講演者が確定しました!
  • 交流会の参加申し込みを開始しました。会場の関係上入場数に制限があるため、専用申込みサイトから別途交流会の申込みを行ってください。

概要

第2回 AI/IoTシステム安全性シンポジウムは、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、海外講演者の訪日が難しくなったこと、また、参加者の安全を確保する必要があることからオンライン開催といたします(参加費無料)。本シンポジウムでは、第1回Asian STAMP Workshop、第2回FRAM Workshopをオンラインで併設開催します。(アクセス先URLは、参加者に別途通知します。)

複雑なシステムをどのように安全に開発すべきか。「第2回 AI/IoTシステム安全性シンポジウム」では、このヒントをきっと得られます。

自動運転をはじめとする機械学習システムの安全性をテーマとして、AIの最先端研究者や技術者による貴重な講演とパネルディスカッションを企画しています。 また、2つのWorkshopは、セーフティの世界の2大巨匠のオンライン講演を無料で聴講できるチャンスです。システム理論に基づく事故モデルSTAMPの提唱者であるナンシー・レブソン教授、レジリエンスエンジニアリングの提唱者であるエリック・ホルナゲル教授の講演とともに、これらの手法の実践者による成果発表など、魅力的な企画が目白押しです。

なお、STAMP Workshopでは、「ショートトークセッション」の枠を新たに設け、発表者を追加募集します。まだまとまった成果にはなっていなくても、STAMPの適用を試みている事例をご紹介いただき、STAMPの新たな活用の可能性や、発表者の気づきにつながるような議論を行うことを意図した企画です。STAMPを使い始めの方、様々な意見や助言を聞いてみたい方など、ぜひ、ご応募ください。(10分程度のスライド発表と質疑応答、意見交換の形で進めます。)
ショートトークセッションの発表申し込みはこちらからご登録ください。(募集は締め切りました)

プログラム

Day 1:2020年11月10日(火)9:30~17:30

9:30-11:55:  機械学習工学研究会(MLSE) セーフティ・セキュリティWG(MLS^3)セッション


9:30 - 10:00 :講演:自動運転事例における機械学習システムの課題とヒアリング調査結果

講演者:金子 朋子 氏(機械学習システム セーフティ・セキュリティWG幹事)


10:00 - 10:20 :講演:車載AIプロダクトの品質保証の現場の課題

講演者:真鍋 誠一 氏(株式会社センスタイムジャパン)


10:20 - 10:40 :講演:機械学習システム現場の課題

講演者:名取 直毅 氏(アイシン精機株式会社) 


10:50 - 11:10 :講演:信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~

講演者:武田 光平 氏(株式会社NTTデータ)


11:10 - 11:55 :招待講演:機械学習品質管理・保証の動向と取り組み
福島 真太朗 福島 真太朗 氏(トヨタ自動車株式会社)
略歴: トヨタ自動車株式会社コネクティッド先行開発部InfoTech データ解析基盤グループ グループ長/プリンシパル・リサーチャー.電機メーカーおよびそのシンクタンクにおける金融工学,機械学習,データマイニング,知識表現等の研究開発,コンサルティング業務を経て,現在,コネクティッドカー,MaaS,自動運転,コネクティッドシティ等に関わる機械学習、データマイニングの研究開発業務に従事.東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻博士課程修了.博士(情報理工学)


11:55 - 13:20
休憩


13:20 - 13:30 :オープニング
実行委員長挨拶: 吉岡 信和 氏(国立情報学研究所・准教授)


13:30 - 14:30 : 基調講演:製造業におけるAI/IoT技術を活用したDXの取組み
浦本 直彦 浦本 直彦 氏(株式会社三菱ケミカルホールディングス 執行役員 Chief Digital Officer)
略歴: 1990年、日本IBM入社、東京基礎研究所にて、自然言語処理、Web技術、セキュリティ、クラウドなどの研究開発に従事。2017年、三菱ケミカルホールディングスに入社し、人工知能やIoT技術を活用したデジタル・トランスフォーメーションの推進を行なっている。2020年4月より 同社執行役員 Chief Digital Officer。2018年6月-2020年6月人工知能学会会長、現在九州大学客員教授を兼務。2020年より情報処理学会フェロー。


14:30 - 14:50 : 招待講演:機械学習AI品質の社会実装へ向けたガイドライン策定の取り組みについて

大岩 寛 大岩 寛 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センター)
略歴: 2005年 東京大学大学院 情報理工学系研究科 博士課程修了後、現在の国立研究開発法人産業技術総合研究所に入所。 主にソフトウェアや計算機システムのセキュリティと信頼性の研究に取り組む。現在、同所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センターソフトウェア品質保証研究チーム長として、機械学習品質マネジメントガイドラインの開発プロジェクトに取り組んでいる。


14:50 - 15:00
休憩(スポンサーセッション)


15:00 - 15:20 : 招待講演:自動運転の安全性に関する標準化動向

東道 徹也 東道 徹也 氏(株式会社デンソー 技術企画部 先端ソフト開発室/公益社団法人自動車技術会 機能安全分科会委員)
略歴: 90年代にITシステム開発に携わった後、2002年にデンソーに入社し、モデルベース開発をはじめソフトウェア開発手法に取り組んできた。2015年より自動車技術会機能安全分科会委員・ISO/TC22/SC32/WG8 エキスパートを務める。


15:20 - 15:40 : 招待講演: Microsoft の Responsible AI への取り組み

女部田 啓太 女部田 啓太 氏(日本マイクロソフト株式会社 カスタマーサクセス事業本部 Data & AI クラウドソリューションアーキテクト)
略歴: 統計解析ソフトウェアベンダーでのセールスエンジニアを経て、2018年Microsoft に入社。現在は、Azure Machine Learning を中心とした AI・機械学習のアーキテクトとしてお客様プロジェクトへ技術支援を行う。また、最新技術をイベント・セミナーで訴求している。製造業における機械学習、深層学習、MLOps を得意とする。


15:40 - 16:00 :講演:機械学習システムの品質に関するソフトウェア工学の動向

石川 冬樹 石川 冬樹 氏(国立情報学研究所・准教授)
略歴: 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 准教授 および先端ソフトウェア工学・国際研究センター 副センター長、 日本ソフトウェア科学会機械学習工学研究会主査、AIプロダクト品質保証コンソーシアム運営副委員長。 テスト、形式手法、安全性論証を中心としてソフトウェア工学および自律・スマートシステムの研究に従事。


16:00 - 16:05
休憩(スポンサーセッション)


16:05 - 17:30
パネルディスカッション「機械学習応用システムの安全性は担保できるのか?」
丸山 宏司会: 丸山 宏 氏(株式会社Preferred Networks PFNフェロー)
略歴: 1983年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。人工知能、自然言語処理、機械翻訳などの研究に従事。1995年京都大学より博士(工学)授与。1996年米IBMソフトウェア事業部において、インターネット技術の評価。以降、XMLやWebサービスの研究開発・標準化に従事。1997年-2000年東京工業大学情報理工学研究科客員助教授、2003年アイ・ビー・エム・ビジネスコンサルティング・サービスへ出向。2006年-2009年日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所所長。2009年-2010年キヤノン株式会社デジタルプラットフォーム開発本部副本部長。2011年-2016年情報・システム研究機構統計数理研究所教授。2016-2018株式会社Preferred Networks最高戦略責任者。2018年4月より現職。

パネリスト: 浦本 直彦 氏(株式会社三菱ケミカルホールディングス)、大岩 寛 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、東道 徹也 氏(株式会社デンソー)、女部田 啓太 氏(日本マイクロソフト株式会社)、石川 冬樹 氏(国立情報学研究所・准教授)


17:30 - 19:00
交流会

Day 2:2020年11月11日(水)9:00~18:40(Asian STAMP Workshop)

9:00 - 10:20
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ナンシー・レブソン氏(アメリカ マサチューセッツ工科大学教授)
Nancy Leveson(Professor, Massachusetts Institute of Technology, United States of America)
略歴:ソフトウェア安全という新分野の創設者であり、世界の第一人者。全米工学アカデミー会員。米国計算機学会などから受賞多数。設計、運用、管理と社会的局面を含むシステム安全のすべての分野の研究を行なっており、その研究結果や手法は、航空宇宙、交通運輸、化学プラント、原子力、医療機器など、安全に係わる多種多様な産業で応用されている。
基調講演Keynote Talk :A Systems Approach to Safety and Cybersecurity: More Effective and Cheaper


一般発表(英語5件) Chair Mr.Patrick Daniel 
10:30 - 11:00 :WebSTAMP: A Web tool to perform STPA analysis
Prof. Celso Massaki Hirata(Instituto Tecnologico de Aeronautica) 
11:00 - 11:30 :STPA Applied to Unmanned Aircraft System Mission Context
Ms. Carina Carla Aparecida Felipe da Silva(Embraer)
11:30 - 12:00 :Cyber Security Incident Analysis by CAST
Dr. Tomoko Kaneko(National Institute of Informatics/NTTDATA)
12:00 - 12:10 : break
12:10 - 12:30 :The safety analysis of Smart Sustainable City by STAMP / STPA
Mr. Mandeep Taneja(Soka University)
12:30 - 13:00 :Using STAMP/STPA with ESPR, a reference process for embedded systems
Prof. Shigeru Kusakabe(University of Nagasaki)


13:00 - 13:40
休憩(昼休み)


一般発表(日本語5件) 座長 日下部茂氏、 余宮尚志氏
13:40 - 14:10:STAMP/STPA の要件定義工程への適用評価
山口 晋一 氏(慶應義塾大学大学院附属SDM研究所)
14:10 - 14:40 :レジリエントなシステム開発へのSTPA適用に関する調査~NISTの分析プロセスを基に~
福島 祐子 氏(日本ユニシス株式会社)
14:40 - 15:10 :教材:STPAに基づくハザード分析と脅威分析の組合せ~
岡本 圭史 氏(仙台高等専門学校・一般社団法人 組込みシステム技術協会)
15:10 - 15:20 休憩
15:20 - 15:50 :間接的なステークホルダーの視点を活用した損失の識別
沖汐 大志 氏(日本ユニシス 総合技術研究所)
16:10 - 16:40:ETロボコン、車載システムにおけるSTAMP/STPA分析の適用事例
川田 洋平 氏(パナソニックITS株式会社)


休憩


ショートトークセッション(4件) 座長 兼本茂氏、岡本圭史氏
16:50 - 17:10 :スーパーの新サービスのSTAMPによるモデリング
向山 輝氏(NEC)
17:10 - 17:30 :STAMPを用いてRFIDセンサーを用いた階段での転倒検知システムの安全性の向上
バンノ ワッタナ氏(創価大学大学院工学研究科)
17:30 - 17:50 :複数のシステムについてコンテキスト記述からSTAMP分析イタレーションの評価
三ツ橋 政雄氏(慶應義塾大学SDM研究科)
17:50 - 18:10 :STAMP初心者の技術者が使える! STAMP/STPA手法の改良とシステム開発への適用
高橋 和博氏(富士通クオリティ・ラボ株式会社 プロセスコンサル事業部)

Day 3:2020年11月12日(木)13:00~16:40(FRAM Workshop)

一般発表(4件) 座長 野本秀樹氏、福島祐子氏
13:00 - 13:30 :Extended Control Modelを利用したHuman-in-the-Loop Cyber-Physical Systemの安全性検証の提案
青木 善貴 氏(日本ユニシス株式会社 総合技術研究所)
13:30 - 14:20 :FRAMに基づく社会・技術システムの機能安全分析
広瀬 貴之 氏(有人宇宙システム株式会社)
14:20 - 14:30 休憩
14:30 - 15:20 :FRAMを用いたシナリオの記述と分析
日下部 茂 氏(長崎県立大学)
15:20 - 16:10 :FRAMを用いた筋弛緩薬の誤投与事例の分析
木下 徳康 氏(大阪大学医学部附属病院)


16:20 - 17:20
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エリック・ホルナゲル氏(スウェーデン ヨンショーピング大学教授)
Erik Hollnagel(Professor, University of Jönköping, Sweden)
略歴:レジリエンス・エンジニアリングの提唱者。安全を伝統的な 旧来の考え方から,「物事が正しい方向へと向かうことを保証する」(Safety-II) という新たな考え方への変革を促すことを提唱。長年、産業安全、患者安全、事故調査、大規模会社技術システムを専門領域として大学研究所や産業所において、原子力発電や宇宙、ソフトウェア工学などの課題解決を図ってきた世界的権威。
基調講演:FRAM Model Interpreter


17:20 - 17:40
クロージング 実行委員長: 吉岡 信和 氏 プログラム委員長:金子朋子氏 アドバイザー 実行委員


共催

  • JST未来社会創造事業「機械学習を用いたシステムの高品質化・実用化を加速する“Engineerable AI”技術の開発」プロジェクト
  • AI/IoTシステム安全性シンポジウム実行委員会
  • 機械学習研究会(MLSE)機械学習システムセーフティ&セキュリティWG
  • 株式会社NTTデータ
  • 有人宇宙システム株式会社

後援

  • 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

組織(敬称略)

  • 実行委員長:吉岡信和(国立情報学研究所)
  • プログラム委員長:金子朋子(国立情報学研究所/NTTデータ)
  • アドバイザー:兼本茂(会津大学)、野本秀樹(JAMSS)
  • プログラム委員(五十音順):岩永寿来(チェンジビジョン)、岡本圭史(仙台高等専門学校)、日下部茂(長崎県立大学)、髙橋雄志(日本AIシステムサービス)、橋本岳男(日立産業制御ソリューションズ)、福島祐子(日本ユニシス)、向山輝(NEC)、 余宮尚志(東芝)、Patrick Daniel(三菱航空機) 

問合せ先: qaml.aiiot_symp@nii.ac.jp


スポンサー

プラチナスポンサー

株式会社NTTデータ
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ゴールドスポンサー

日本ユニシス株式会社
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株式会社チェンジビジョン
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シルバースポンサー

日本AIシステムサービス
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スポンサー募集

現在、以下のスポンサー枠を募集しています。
スポンサー料の支払いは、機械学習工学研究会の口座への振り込みを予定しています。
ご質問、ご連絡はqaml.aiiot_symp (at) nii.ac.jpまでお願いします。

プラチナスポンサー: 10万円

申込サイトにロゴを掲示いたします。
11月10日か11月11日にスポンサー枠をご用意いたします。

ゴールドスポンサー: 5万円

申込サイトにロゴを掲示いたします。

シルバースポンサー: 2万円

申込サイトにロゴ(小)を掲示いたします。

注意事項

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※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。
情報提供元ページ(connpass)へ

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