#3 帽子パズル研究会

2023/06/11(日)12:00 〜 15:00 開催
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イベント内容

概要

開催場所であるSOU数学ラボは、数学基礎論・数理論理学、とくに公理的集合論を専攻する博士課程院生が管理しています。その管理人の研究テーマは「囚人と帽子のパズルの無限化」です。このテーマについての本格的な研究会です。 数学科におけるゼミ活動の形式をとり、発表者は管理人が努めます。 隔週日曜日に開催し、発表内容は前回からの2週間の間に勉強・研究したことが主です。なので決まったテキスト・論文に沿って進むというよりは、管理人の研究進捗発表会といった内容になります。新しい定理ができていく過程をみなさんと共有し楽しめたらと思っています。 帽子パズルをどのように研究しているのか、そしてそんな研究の最前線でどのような議論がされているのか、そんな数学の研究の世界に興味のある見学者も大歓迎です。 研究についてより詳しくは現在挑戦中のacademistも参考にしてください。 各回の大まかな発表内容については数学ラボのTwitterアカウントにて投稿していきます。

必要知識

発表内容を深く理解し楽しむためには、その内容が大学院レベルでもあることから、素朴集合論・位相空間論はもちろんのこと、解析学・代数学の初歩的な知識(学部1~3年レベル)、そして数学でのゼミ活動の経験は必須です。 数学基礎論・数理論理学、さらに公理的集合論の知識、またはそのほかの発展的な数学に関する話題は、初登場したさいには簡単にですが解説します。

参考文献

帽子パズル本『The Mathematics of Coordinated Inference: A Study of Generalized Hat Problems』

無限な帽子パズルをテーマとした数学書があり、テキストとしてよく参照すると思います。 ただ入手しにくく、発表についてはなるべくそのノートをPDFにして配布するので、購入する必要はありません。 Amazonのリンクはこちら

帽子パズル入門ノート(その1)『An introduction to infinite hat problems』

上記のテキストの作者たちが公開している入門ノートのPDFがあります。歴史の解説や証明がコンパクトにまとまっています。

帽子パズル入門ノート(その2)

管理人が作成した、高校生向けの入門ノートがあり、一般公開しています。帽子パズルからどのような数学につながっていくか、まずはこちらを読んでいただければと思います。

帽子パズル解説記事

管理人は2021年に、数学セミナーの7月号にて無限な帽子パズルについて解説する記事『囚人と帽子のパズル もし囚人が無限にいたら』を書きました。現在日本語で読める勇逸の本格的な記事になっていて、ここにしか載っていない定理もあります。

そのほか無料公開されている論文などはこちらのページにまとめていますので、良かったらご覧ください。

注意事項

勉強会に関するもの

  • なるべく12時5分までには入室してください。
  • お釣りのでないように参加費をお支払いください。
  • 飲み物は持ち込み自由です。飴やガム以外の食事はご連慮ください。
  • 宗教の勧誘や過度な営業活動などはご遠慮ください。
  • 当日までの連絡なく不参加の方、キャンセルを繰り返される方は以後参加をお断りする場合があります。
  • 周りの方へ迷惑行為やハラスメントを行った場合は、その場でご退室もしくは以降の参加をお断りします。

コロナウィルス感染対策に関するもの

  • マスクの着用をお願いします。
  • アルコールを用意していますので、入場時に手の消毒をお願いします。
  • 咳、くしゃみなどの際は口を抑えるなどの配慮をお願いします。
  • 参加者同士の物理的な接触(握手など)を極力避けるようお願いします。
  • 体調が優れない場合は、参加はご遠慮下さい。(必ずConnpassにてキャンセル処理をお願いします。)

SOU数学ラボについて

大阪なんばにある、数学専攻の博士課程大学院生が管理人をしているスペースです。 管理人の研究室兼オフィスでもありますが、ここで数学の勉強会やイベントを開いたり、大人向けに数学の個人レッスンをしています。また勉強会やイベントの開催場所をお探しの方はこちらをご覧ください。

アクセス

このページにも地図は載っていますが、SOU数学ラボ内に写真付き道案内ページを作ってみたので、そちらも是非参考にしてください。

開催中の他のイベント・勉強会

当スペースでは様々なイベントや勉強会を定期開催しています。

フライデー数学ナイト(第1・3金曜日18時30分~20時30分)

数学好きのための交流イベントです。当スペースの勉強会に何度か参加し、すっかり数学好きになってしまったITエンジニアの方が主催しています。勉強会のしっかりとした雰囲気ではなく交流メインですが、(各回最大1人まで)希望者がいれば数学の発表を披露していただきます。またそんな発表者に主催者なりにお返しができたらと参加者数に応じた謝礼をお渡しする仕組みを用意しました。日ごろの勉強の成果報告や振り返り、卒論・修論発表などのリハーサルに是非是非ご活用ください! 参加申し込み受付中のイベント一覧はこちらから。

なんば哲学読書会(第2・4金曜日18時30分~20時30分)

大学外での哲学の気軽な勉強会を作ろうと、下記の双方向入門勉強会の哲学パート担当者でもある、若手哲学研究者が運営しています。1冊のテキストをテーマに勉強会を進めていきます。毎回資料を配布し予習や前提知識は不要になっているので、どの回からでも気軽に参加可能です。参加申し込み受付中のイベント一覧はこちらから。

公理的集合論入門勉強会(毎週日曜日10時~11時30分)

不完全性定理勉強会の参加者である、数学基礎論志望の大学生が発表役の勉強会です。毎回このconnpassで参加申し込みを受け付けています。詳しくはこちらから。またこのイベントはオンラインでも参加可能です。

帽子パズル研究会(第1・3日曜日12時~15時)

管理人の研究進捗報告も兼ねた、ゼミ形式勉強会です。管理人の主研究テーマである「囚人と帽子のパズルの無限化」の話をたくさん(ばっかり)します。帽子パズル研究の最前線を体験できます。詳しくはこちらも参考にしてください。

不完全性定理勉強会(第2・4日曜日12時~15時)

ゲーデルの不完全性定理の証明の理解を目標とした勉強会です。当スペース管理人が発表を担当しています。すでに固定メンバーが6人いて新規メンバー募集はしていませんが、見学は対応できる可能性があるので、興味のある方はご連絡ください。詳しくはこちらも参考にしてください。

開催していたイベント・勉強会

双方向入門勉強会【数学研究者⇄哲学研究者】(毎週土曜日16時~19時)

数学と哲学の若手研究者が異分野交流を目指して互いの専門分野について教えあう新しいタイプの勉強会です。 数学パートと哲学パートに分かれていて、数学パートは当スペースの管理人が担当しています。毎回参加申し込みをこのconnpassにて受け付けています。途中からの参加もお気軽にどうぞ。最新の回の申し込みなど詳しくはこちらから

注意事項

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