第14回ACRiウェビナー:FPGAの特徴を活かす
イベント内容
イベント概要
アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)は、FPGAの活用方法を模索、研究する団体です。より多くの方にFPGAを楽しんでほしいと考えているACRiでは、ウェビナーを通じてFPGAの学び方・楽しみ方や活用事例を紹介していきます。
今回のウェビナーのテーマは「FPGAの特徴を活かす」です。コンピュータサイエンスに限らず、様々な学術分野の研究においてFPGAの利活用が広がっています。そこには、FPGAの持つ特性や利点を知り尽くした研究者の方々が、本来の研究課題をより効率的に進めるための「工夫」として、FPGAを活用されている例が多くあります。今回は、学術分野からお二人の先生にご登壇頂き、FPGA活用のポイントについてご紹介頂きます。
招待講演1:システムプロトタイピングに向けたFPGAへの期待
講演者:明星大学 情報学部情報学科 データサイエンス学環 教授 和田 康孝 先生
アプリケーションの要求に応じて低電力・高性能なシステムを実現するためには,ロジックとメモリの両方を考慮して全体構成を検討・プロトタイピングすることが必要不可欠となる.そのための便利なプラットフォームとして,FPGAは広く利活用されている.本発表では,大塚寛治先生(明星大学名誉教授)のグループと筆者とが連携して検討を進めているMLCS(Memory-Logic Conjugated System)およびSRAMベースのCAM技術について,FPGAを用いたプロトタイピングの取り組みを紹介する.
招待講演2:FPGAによるストリーム型リアルタイム画像処理
講演者:長崎大学 副学長 情報データ科学部 教授 柴田 裕一郎 先生
FPGAはアプリケーションに合わせて自由に論理回路をプログラムできることから、電力効率に優れた計算アクセラレータとして近年注目を集めている。一方で、FPGAの論理回路としての汎用性には、さまざまな入出力デバイスとのインタフェースをダイレクトに構成できるという特徴があり、演算機構と入出力機構をストリーム状に密結合した上でアプリケーションに合わせて最適化できるというメリットがある。このような計算構造は、センサやアクチュエータを通じてリアルタイムに外界とのやりとりを行うサイバーフィジカルシステムとの親和性が高い。本講演ではこのような文脈におけるリアルタイム画像処理に焦点を当てながらFPGA利用の可能性や魅力について議論する。
スケジュール
内容 | 時間 | |
---|---|---|
1 | オープニング | 17:30-17:35(5分) |
2 | 招待講演1:システムプロトタイピングに向けたFPGAへの期待 | 17:35-18:15(講演40分) |
3 | 招待講演2:FPGAによるストリーム型リアルタイム画像処理 | 18:15-18:55(講演40分) |
4 | Q&A | 18:55-19:05(10分) |
5 | クロージング | 19:05-19:10(5分) |
本ウェビナーの対象
FPGAによる高速化に興味のあるエンジニア、学生(初心者の方、大歓迎です) ACRiの活動に興味を持ってくれている企業の方、教育機関の方
ハッシュタグ
イベントのハッシュタグは #ACRi です。 是非皆さんのSNSで拡散頂けると幸いです。
注意事項
このイベントはオンライン(YouTube Liveでの配信)で行います。
注意事項
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