お酒と共に、ソースコード読書会
2022/04/28(木)19:00
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20:30
開催
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イベントの様子です。皆さんモニターにかじりついていますね!
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参加者の開発した文章着色ソフトのデモです(使用前)。この黒一色の呪文が……。
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こんなにカラフルに! ポイントは単語だけでなく前後の関連語も同じ色に着色されること。熟語単位で見分けがつくので読み返しも楽チン! 複数色つけてくれるのもありがたいですね。
2022/4/28に開催された第1回 『お酒と共に、ソースコード読書会』のレポートです!
今回は2名の方にご参加いただきました!
最初に紹介されたのは、プログラミング言語Haskellによるクイックソート!
一発目から関数型プログラミング言語ですよ! 最高です!
しかしあそこまでシンプルになるんですねぇ。
C言語だったら30行は書かなければいけないコードなのに、
これをわずか5行で実現しちゃうんだから。
この簡潔さはつい勉強したくなっちゃいますねぇ。
ただ正直な話、コード以上に発表者のテキストエディタがUbuntu上のSpacemacsだったことに感動してしまいました!
いやー、Vimさばきがこんなにお酒に合うなんて知りませんでした!
情報工学科で学ぶ現役学生が紹介してくれたのは「エイトケンのΔ2乗加速法」です。
数列S(n)の収束を早めるためのアルゴリズムですが、
中々の数式で酒飲んで読むもんじゃない感じがたまりません!
この背徳感が醍醐味ですよ!
面白かったのは教科書の紹介文でした。
「他のアルゴリズムだとS(6億)でも多くの誤差を持つが、本加速法はS(10)で高精度になる」
S(6億)ってブッ飛び具合がいいですね!
この本だったらもっと数値解析を勉強していたのになぁって思いました。
私が紹介したのは「夢仕掛け人・秋山仁」という本です。
テレビによく出られていた秋山先生ですが、実は日本にグラフ理論を広めた方なのです。
本書はこの過程を示した歴史書なのですが、淡々とした口調でも伝わる熱量が印象的でした。
といっても本全体の1/3しか秋山先生のことを書いていないんですがね。
残りは作者のエッセイ!
この構成にしちゃう奇書具合も大好きな一冊です。
そして、紹介後はフリートーク。
なんと参加者が開発中ソフトウェアをデモンストレーションしてくださいました。
文章中の同じ単語に色を付けてくれる着色技術の強化版ソフトなんですが、
尋常じゃないくらい専門文章が読みやすくなりました!
なんでも法学部にて専門書に囲まれた経験から作られたとのことでした。
そのおかげでかゆい所に手が届くいい塩梅となっています!
あの黒一色の呪文が、どんどん読める文章に変わっていく光景は気持ちよかったです。
ただマーケティングに苦労されているとのことだったので、全員でどう拡販するか激論していました。
(電子教科書の会社に売り込みたい、論文読むときに使いたい、天狼院書店のライティング・ゼミがオススメらしいなど)
以上が第1回のレポートとなります。
本当に面白くて、あっという間に時間が過ぎちゃいました。
参加者の皆様、ありがとうございます!
このソースコード読書会の次回は現在、日程検討中でございます。
皆様とお会いできる機会を楽しみにしております!
お楽しみに!