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技術ブログ
G-gen の杉村です。当記事では、Google Cloud Next '26 in Las Vegas の、2日目の開発者向けキーノートに関する速報レポートをお届けします。 Developer Keynote イベントの概要 キーノートの概要 技術的な概要 Google が強調したかったこと 全体像 Build agents with Agent Platform Creating multi-agent systems Enhancing agents with memory Debugging agents at scale Intent to infrastructure with Gemini Cloud Assist Build and share no-code agents Securing agents 関連記事 Developer Keynote イベントの概要 Google Cloud Next は、1年に1回開催される、Google Cloud の旗艦イベントです。2026年は、ラスベガスのマンダレイ・ベイにおいて4月22日(水)から24日(金)までの3日間で開催されます。 参考 : Google Cloud Next 2026 - Las Vegas Conference 例年、2日目の「開発者向け基調講演( Developer Keynote )」では、Google が開発者やデータサイエンティスト、機械学習エンジニアなど技術者向けに伝えたい主張や新サービスの発表などが行われます。当記事では、Google Cloud Next '26 の2日目の開発者向け基調講演を、特に注目すべき発表にフォーカスして紹介します。 G-gen Tech Blog では、現地でイベントに参加したメンバーや、日本から情報をウォッチするメンバーが、Google Cloud Next '26 に関連する記事を発信します。 blog.g-gen.co.jp Developer Keynote キーノートの概要 Google Cloud Next '26 の初日に行われたオープニングキーノート(基調講演)では、Google Cloud の新機能の発表や、顧客事例が紹介されました。また、AI/ML や生成 AI 向けの開発プラットフォームである Vertex AI が Gemini Enterprise Agent Platform に改名されリブランディングされたことも示されました。 blog.g-gen.co.jp 当記事で紹介する、2日目の開発者向けキーノート(Developer Keynote)では、ラスベガスでのマラソン大会を計画・シミュレーションするデモ AI エージェントを題材に、エージェントの開発、デバッグ、インフラ構築、セキュリティ強化をウォークスルーで紹介する体裁が取られました。 チーフエバンジェリストの Richard Seroter 氏と、Developer Relations Engineer の Emma Twersky 氏のコンビが全体をファシリテーションします。AI エージェント開発を7つのデモにわけて、各デモでスペシャリストが登壇して紹介しました。 Richard Seroter 氏と Emma Twersky 氏 7つのデモは、以下のとおりです。 Build agents with Agent Platform( Agent Platform でエージェントをビルドする ) Creating multi-agent systems( マルチエージェントシステムを作成する ) Enhancing agents with memory( メモリでエージェントを強化する ) Debugging agents at scale( エージェントを大規模にデバッグする ) Intent to infrastructure with Gemini Cloud Assist( Gemini Cloud Assist を使用してインテントからインフラストラクチャを構築する ) Build and share no-code agents( ノーコードエージェントを構築して共有する ) Securing agents( エージェントをセキュアにする ) これを通じて、Google Cloud と AI を活用すると、いかに素早く簡単にエージェント開発が進められるかを強調しました。 7つのデモ 技術的な概要 このキーノートで紹介されたマラソン大会計画エージェントは マルチエージェント 、すなわち複数の AI エージェントが協調してタスクを行うエージェントです。このマルチエージェントの開発をウォークスルーする形で、様々な技術がプレゼンテーションされました。 エージェントの開発は、AI エージェント開発用ライブラリである Agent Development Kit (ADK)を用いて行います。 開発されたエージェントは、 Agent Runtime (旧称 Vertex AI Agent Engine)にデプロイされます。Agent Runtime はフルマネージドの AI エージェント向けコンピュートプラットフォームであり、組み込みのセッション管理機能とメモリ管理機能などを備えています。 別々にデプロイされた複数のエージェント間の通信は A2A などの標準プロトコルが担い、ガバナンスは Gemini Enterprise Agent Platform に含まれる Agent Registry や Agent Gateway 、 Agent Identity といった機能が担保します。また、 Wiz はソースコードと環境をエージェントがスキャンすることで、セキュリティリスクを高度に可視化し、対処法を提示できます。 また開発作業や運用は、 Agent Observability や Gemini Cloud Assist を組み合わせることで、使い慣れた IDE(統合開発環境)から AI の補助を借りつつ迅速に行うことができます。 Google が強調したかったこと 前述のように、Google Cloud そのエコシステムには AI エージェントの開発、デプロイ、保守を効率的に、かつセキュアに行う手段が揃っています。Google Cloud とそのエコシステムを使って AI エージェントを開発、デプロイ、保守することで、 セキュリティとガバナンスを保ちつつ高速に AI エージェント開発ができる ことを、Google が改めて示した形になります。 また、リブランディングされた Gemini Enterprise Agent Platform が、組織が 統制を効かせつつ AI エージェントを活用する ためのプラットフォームであることも強調されました。多数のエージェントがさまざまな部署によってデプロイされても、重複開発を防ぎつつ、エージェント同士が相互に連携しあい、タスクを自律的に行っていくのが理想です。 そのうえでセキュリティを担保するには、組織が適切なプラットフォーム上で統制を効かせることが不可欠です。Gemini Enterprise Agent Platform には、そのようなサービスが揃っています。 公式ガイド Agent Platform overview から引用 全体像 開発者向けキーノートでは、ラスベガスでのマラソン大会を計画するマルチエージェントを開発します。エージェントの構成は以下のようなものです。 Planner agent : skills と tools を使って走行ルートを決める Evaluator agent : ビジネス要件や地域ルールに従って走行ルートを評価する Simulator agent : 街への影響を見るため、走行ルート上でランダムな振る舞いをする人々をシミュレーションする このような 複数のエージェントが相互に協調 し、マラソン大会の計画というタスクを実行していきます。 開発するマラソン大会計画エージェント Build agents with Agent Platform 走行ルート計画を立てる Planner agents の開発は、Gemini Enterprise Agent Platform の Agent Designer を使って行われました。UI 上で自然言語でエージェントの振る舞いを定義して、Get code ボタンを押すと、AI エージェント開発用ライブラリである Agent Development Kit (ADK)で記述された Python コードが自動生成されました。初期のプロトタイプは、このようにして Agent Designer で生成できます。 Agent Designer Planner agents は内部的に instructions、skills、tools で構成されています。 instructions はエージェントの振る舞いを決めるテキストプロンプトです。 skills は、LLM が自身の知識だけで完結せず、外部ツールや API 等と連携して作業できるように部品化された「実行可能な拡張機能」または「テキストのプロンプト」のことです。Google に特有な言葉ではなく、近年の AI エージェントツールにおいてよく用いられる用語です。タスクを進める中で適切な振る舞いができるように、Google Maps や Geographic Information System(GIS)、レース監督といった Skills が定義されています。 skills からは tools を呼び出すこともできますし、別途配置された Python スクリプトを呼び出すことなども可能です。 tools は、AI エージェントが外部のアプリケーションや API を「道具」のように呼び出すための定義のことです。ここでは、 Google Cloud MCP server for Google Maps が Tools として定義されています。Google Cloud MCP server は、Google Cloud が提供するフルマネージドのリモート MCP サーバーです。Skills で定義された振る舞いにより、MCP server tools が呼び出され、エージェントはマップ情報を手に入れることができます。 instructions、skills、tools こうして構築された Planner agents は、 Agent Runtime (旧称 Vertex AI Agent Engine)にデプロイされます。Agent Runtime はフルマネージドのエージェント用コンピュートプラットフォームです。セッション、メモリ、モニタリングなどのエージェント用機能がネイティブに備わっています。 Creating multi-agent systems 次に、他のエージェントも考えます。ルートを評価する Evaluator agent は Planner agent のサブエージェントとして配置します。一方で街への影響をシミュレーションする Simulator agent は、別の Agent Runtime インスタンスにデプロイされており、Planner agent とは A2A プロトコルを使って通信します。A2A プロトコルは、エージェント間の通信を標準化するプロトコル(あるいはフォーマット)です。 参考 : Agent2Agent (A2A) Protocol マルチエージェントのアーキテクチャ A2A プロトコルでは、各エージェントは Agent card と呼ばれる情報を持ち、自らの役割や能力を広告(advertise)します。これにより、エージェント同士は、呼び出すべき他のエージェントの情報を知ることができます。 Agent card またここでは、エージェントは Gemini Enterprise Agent Platform の Agent Registry という共通レジストリに登録されます。Agent Registry はインターネットにおける DNS のようにイメージできます。エージェントは他のエージェントについて Agent Registry に問い合わせ、必要な能力を持つ他のエージェントを探し出すことができます。Agent Runtime にデプロイされたエージェントは Agent Registry に登録され、相互に発見可能になります。エージェント同士の通信は A2A に基づいて行われるので、複雑な API コントラクトを定義する必要がありません。 参考 : Agent Registry overview Agent Registry に登録されたエージェント一覧 Agent Registry を使ったアーキテクチャ またエージェントが効果的にグラフィカルなユーザーインターフェイスを生成するための標準規格である A2UI も紹介されました。これにより AI が動的に UI を生成できるため、フロントエンドの作り込みにかかる時間が軽減されます。 参考 : a2ui.org A2UI の one-shot prompting A2UI で生成された UI(右ペイン) Enhancing agents with memory Planner agent は、 セッション と メモリ を使います。セッションは、1回の処理内での短期的な記憶であり、メモリはセッションをまたいで記録される長期的な記憶です。どちらの記憶領域も Agent Runtime に標準で備わっており、ADK 上の実装でも少量のコードで済みます。メモリ機能により、Planner agent は過去に策定された計画を覚えておくことができます。 参考 : Agent Platform Sessions overview 参考 : Agent Platform Memory Bank メモリとセッションを定義するソースコード また Planner agent が適切な走行ルートを策定するためには、州や市の定めるルールなどを知っておく必要があります。PDF などの非構造化データをエージェントが参照できるようにするために、ここでは RAG(Retrieval-Augmented Generation)を用います。RAG 構成のためには、非構造化データをエンベディング情報に変換してデータベースに格納する必要があります。 メモリ、セッション、RAG デモでは Google Cloud のデータエンジニアリングエージェントを使い、エンベディング情報を生成するデータパイプラインを簡単に開発できるとされました。Lightning Engine for Apache Spark を使って PDF を読み取り、チャンク化して AlloyDB のテーブルに格納します。本来であれば、チャンク化されたテキストはパイプラインによって、または手動でエンベディング情報に変換される必要があります。しかしここでは、AlloyDB の Auto vector embeddings 機能が使用されました。これにより、テーブルに格納されたデータが、自動的にベクトル化されます。 参考 : Generate and manage auto vector embeddings for large tables AlloyDB に格納された自治体ルールは、tools を通じて呼び出されます。この tools は Google Cloud から提供されている AlloyDB のリモート MCP サーバーを使って、AlloyDB のベクトル化情報をクエリします。 AlloyDB に格納されたチャンクとエンベディング Debugging agents at scale 大量のエージェントが運用されている状況下では、モニタリング、デバッグ、および障害対応の負担が増大します。Gemini Enterprise Agent Platform にはこの状況に対応するための機能が用意されています。 Agent Observability は、Agent Runtime にデプロイされたエージェントのモニタリングを行います。 Gemini Cloud Assist は、Google Cloud における開発や運用を AI で補助する機能の総称です。 参考 : Agent observability 開発者や運用者は、使い慣れた IDE や CLI ツールから、MCP 経由で Gemini Cloud Assist を呼び出し、Agent Observability の情報を自然言語で取得できます。これにより、大規模な AI エージェント運用環境でも、情報取得、障害の解決法の示唆、修正コードの適用などを、すべて 自然言語により 行えることが示されました。 自然言語による AI アプリケーション運用 Agent Observability では、エージェントの動作のトレース情報を確認できます。 AI アプリケーションのトレース情報 また、Gemini Cloud Assist の一部である Gemini Cloud Assist Investigations を使うと、AI がトレース情報やログなどを読み取り、障害の root-cause analysis(RCA、根本原因分析)を行ってくれます。 参考 : Gemini Cloud Assist Investigationsを解説。AIエージェントでトラブルシューティング - G-gen Tech Blog Gemini Cloud Assist Investigations また、任意の IDE から MCP 経由で Gemini Cloud Assist を呼び出すこともできます。自然言語でエラーの原因を問い合わせると、MCP 経由で情報が取得されます。Agent Observability の情報や GitHub 上の issue の情報が収集され、原因や解決方法、修正コードまでもが AI により回答されます。わずか数分で、エラーを解消できました。 IDE からのソースコード改修 Intent to infrastructure with Gemini Cloud Assist Simulator agent は、マラソンランナーをシミュレーションする必要があります。ランナーをシミュレーションするためのサブエージェントである Runner agent を、ここでは Google Kubernetes Engine(GKE)上で稼働させ、またモデルとしては Gemma 4 を用います。Gemma は、Google が提供するオープンモデルです。ローカル環境や GKE のようなプラットフォーム上で動作できます。インフラとして GKE を、モデルとして Gemma を使うことで、Agent Runtime と Gemini のようにフルマネージドな組み合わせよりも、より細かいカスタマイズを行うことができます。 参考 : Gemma モデルの概要 GKE と Gemma デモでは、Simulator agent はもともと Cloud Run service にデプロイされていました。この Cloud Run の定義ファイルを自然言語による指示で GKE に変換します。IDE から MCP 経由で Gemini Cloud Assist を呼び出し、この変換を実環境に適用します。Gemini Cloud Assist が人間と Google Cloud の間の翻訳者として動作したことで、自然言語を使ってインフラをデプロイできました。 Google Cloud と Gemini の統合により、ソースコード開発だけではなくインフラ構築や運用も、自然言語で行えることが示されました。 自然言語で Cloud Run から GKE へ移行する Build and share no-code agents 次に、ここまでで開発した ハイコードエージェント (または フルコードエージェント )と、Gemini Enterprise app で構築するノーコードエージェントの連携が示されます。飲み物や食料、仮設トイレなどのロジスティクスまわりを計画する Supply chain agent を、ノーコードエージェントとして構築します。 ハイコードエージェントとノーコードエージェントの協調 Agent Runtime にデプロイされたエージェントは、 Gemini Enterprise アプリ からも呼び出し可能になります。Gemini Enterprise アプリは、かつては単に Gemini Enterprise と呼ばれていた、エンタープライズ従業員向けの AI ツールです。 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog Gemini Enterprise アプリから Planner agent を呼び出すと、A2UI によって動的に生成された UI が反映されています。開発したハイコードエージェントは、カスタムアプリの UI から使用できることはもちろん、Gemini Enterprise アプリからも使用できることが示されています。 ハイコードエージェントを Gemini Enterprise アプリから呼び出す 続いて、ロジスティクス周りの業務を行う追加のエージェントを構築するため、Gemini Enterprise アプリのノーコードエージェント構築機能を使います。Gemini Enterprise アプリの Agent Designer では、ノーコードエージェントを視覚的な UI で構築できます。また Agent Designer は、自然言語で指示することで、自動的にノーコードエージェントを構築してくれます。 Agent Designer Gemini Enterprise アプリの Agent Designer で開発したノーコードエージェントも Agent Registry に登録されるため、他のエージェントから呼び出すことが可能です。 続けて、Gemini Enterprise アプリの UI から Planner agent に「ロジスティクス計画を含めた、総合的な計画を策定して」と指示すると、Planner agent から Supply chain agent が呼び出され、総合的なマラソン大会計画が策定できることが示されました。つまり、フルコードで Agent Runtime にデプロイされているエージェントと、Gemini Enterprise アプリのノーコードエージェントとして構築したエージェントが A2A プロトコルを通じて連携し、タスクを実行した ことになります。 ハイコードエージェントからノーコードエージェントが呼び出された Securing agents マルチエージェント環境のセキュリティを向上するための施策も紹介されました。 Agent Gateway は、エージェント間のプロキシといえます。エージェント間の通信に Identity and Access Management(IAM)ポリシーを適用し、エージェントがどこから使用可能かを制御します。 参考 : Agent Gateway overview Agent Gateway はエージェント間のプロキシ Agent Registry に登録されたエージェントには、自動的に固有の Agent Identity が付与されます。汎用的なサービスアカウントは複数のワークロードに付与できてしまう可能性がありますが、Agent Identity は 必ずエージェントごとに一意 であるため、監査可能性とセキュリティの面で優れています。 Agent Identity Agent Gateway はこの Agent Identity をアクセス制御に使用します。Agent Gateway の Egress Agent Policy は、エージェントから他のエージェントや tools などへのアウトバウンド通信を制御し、ガードレイルの役割を果たします。エージェントからインターネットへの通信を制御することもできます。 Egress Agent Policy デモの環境ではアクセスが厳密に制御されていたため、Planner agent から予算情報を取得するための Finance MCP Server へのアクセスを許可するために、Agent Gateway 上で IAM Allow ポリシーを追加します。ポリシーには条件(conditions)を付与することもでき、ReadOnly のみ、といった指定が可能です。 IAM Allow Policy の追加 続いて、クラウド向けのセキュリティソリューション Wiz が紹介されました。Google は2026年3月に、Wiz の買収完了を発表しました。 Wiz は AI アプリケーションの ソースコードとクラウドの実環境をスキャン して、セキュリティグラフを生成します。また Wiz は、アタックサーフェイス(Attack surface)を検査してリスクを見つけだす Red agent や、根本対処の方法を提示する Green agent など、AI エージェントを用いています。 Wiz と AI アプリケーション デモでは、Planner agent とそのモデル、tools などが可視化されている Wiz の UI が示されました。インターネットからサービスアカウントを通じて Cloud SQL(データベース)に到達できてしまう可能性があることなどが、可視化されています。 セキュリティグラフ Red agent はこのような攻撃経路を評価してリスクを提示するので、ソースコードの静的評価などよりも優れています。 Red agent のリスク提示 Green agent はこれらに対する対策を提示します。デモでは Claude Code の skills を使って Green agent に対処法を提示させ、環境に適用させました。 Green agent の対処法提示(1) Green agent の対処法提示(2) このように、Wiz を使って AI アプリケーションのリスクとその対処法を提示させて、使い慣れた CLI ツールや IDE から自然言語で対処する方法が示されました。これは、開発スピードを遅延させずにセキュリティを確保できることを意味しています。 関連記事 Google Cloud Next '26 の関連記事は、以下の記事一覧を参照してください。開催期間中は、記事が随時公開されます。 blog.g-gen.co.jp 杉村 勇馬 (記事一覧) 執行役員 CTO 元警察官という経歴を持つ IT エンジニア。クラウド管理・運用やネットワークに知見。AWS 認定資格および Google Cloud 認定資格はすべて取得。X(旧 Twitter)では Google Cloud や Google Workspace のアップデート情報をつぶやいています。 Follow @y_sugi_it
本ブログは 【寄稿】AI民主化に向けた丸紅の取組 (丸紅株式会社)の続編です。 みなさん、こんにちは。総合商社を担当しているソリューションアーキテクトの林です。 前回のブログでは、 丸紅株式会社 デジタル・イノベーション部が内製で開発した社内生成 AI プラットフォーム「Marubeni Chatbot」の誕生から、7,500 人以上への展開、そして業務時間 25〜65% 削減という成果をご紹介しました。 あれから約1年半。丸紅グループの生成AI活用は、さらに大きく進化しています。前回のブログに引き続き、デジタル・イノベーション部 芹川 武尊 氏からお話を伺いました。 今回は、Marubeni Chatbot のその後の進化に加え、新たに立ち上がった 3 つの取り組みをご紹介します。丸紅グループが生成 AI をどのように業務や開発の現場に根付かせてきたか、ぜひご覧ください。 Digital Experts 株式会社について 丸紅グループの生成 AI 活用を語る上で欠かせない存在が、 Digital Experts 株式会社 です。丸紅グループ各社の新たな取り組みに対し、高いエンジニアリング力で実証から実装・運用まで一気通貫で支援する会社です。 Digital Experts の最大の特徴は、 全社員がコーディングエージェントを用いて日常の開発業務を行っている 点です。 社内プレゼン作成ツールをはじめ、業務に必要なシステムを自分たちで開発・活用するなど、生成 AI を日常の開発業務に深く組み込んでいます。本ブログで紹介する取り組みの多くは、丸紅 デジタル・イノベーション部と Digital Experts の緊密な連携によって実現したものです。 取り組み1:Marubeni Chatbot — エージェント AI への進化 前回ブログでご紹介した Marubeni Chatbot は、登録ユーザー数が 7,500 人以上から 10,000 人以上 へと拡大し、丸紅グループ全社の日常業務に欠かせないプラットフォームへと成長しました。 AI エージェントの搭載 基本的な対話 UI に加え、LLM が自律的に試行錯誤を行い複雑なタスクをこなすエージェント機能の搭載を進めています。 このエージェント機能の中核を担うのが、 Amazon Bedrock AgentCore です。AgentCore Runtime を活用することで、従来のサーバーレス構成では課題となっていた長時間実行のタイムアウト問題を解消し、複雑なエージェントタスクを安定して実行できる環境を実現しています。 Marubeni Chatbotのアーキテクチャ図 今までの機能に加え、新たに以下のような機能も追加されています。 PowerPoint 自動生成ツール :高品質なプレゼンテーションを半自動で生成。社内プレゼン作成の工数を大幅に削減 データ分析・ドキュメント生成システム :社内情報を参照した上で、データ分析からドキュメント生成までを一気通貫で実行 Marubeni Chatbotの画面イメージ 取り組み2:競合分析システム — 対話形式で市場を読み解く 総合商社において、市場や競合の動向を迅速に把握することは、事業判断の精度を左右する重要な要素です。丸紅は、外部データソースや Web 上の情報を AIと組み合わせることで、競合分析を支援するシステムを構築しました。 本システムでは、財務データベース、Web データ、ユーザーがアップロードした PDFなど、複数のデータソースを横断的に蓄積・参照できる基盤を整備しています。LLM が Tool useを通じて必要なデータへ動的にアクセスすることで、競合企業の候補を AI が列挙し、各社の事業概要や財務状況の要約、 比較分析からレポート作成までを対話形式で AIが支援 します。 競合分析システムの画面イメージ 競合分析業務では、多数の企業情報の収集・整理に加え、財務指標の横断分析や市場ポジションの評価など、長時間かつ複雑な処理が求められます。こうした要件に対応するため、AI エージェントの実行基盤として Amazon Bedrock AgentCore を採用しました。これにより、 AWS Lambda の実行時間制約を超える長時間の自律的な情報収集・分析を実現しています。 さらに、Web 上の公開情報に加え、信頼性の高い外部データソースの定量データを組み合わせることで、実務の意思決定に活用できる分析品質を確保しています。 ユーザーは、「このセクターの競合他社の財務状況を比較して」「最新のニュースを踏まえてリスクを整理して」といった自然言語での問いかけを行うだけで、AIがリアルタイムに関連データを参照しながら回答を生成します。 競合分析システムのアーキテクチャ図 取り組み3:水道管路 AI 劣化予測診断サービス — 作業時間を 99% 削減 丸紅株式会社の旧環境インフラプロジェクト部と Digital Experts 株式会社が共同で開発した、水道管路の AI 劣化予測診断サービスです。日本全国の自治体が抱える水道インフラの老朽化問題に対し、人手不足・技術継承の困難・予算制約という課題を AI で解決することを目指しました。 自治体から管路データを受領し、データの前処理・AI での分析・レポーティングまでの業務全体の作業時間を 5 ヵ月から 1.5 ヵ月へ大幅に削減 。さらに、AI を活用したデータサイエンス業務の自動化により、 分析作業を約 99% 削減 することに成功しました。 AI による分析結果を GIS(地理情報システム)上に反映することで、更新が必要な管路を視覚的に把握できるようになり、自治体の意思決定を大きく支援しています。スモールスタートから始め、ビジネスの成長に合わせて柔軟にスケールできる構成を採用しており、 AWS Control Tower と AWS IAM を活用したマルチアカウント構成により、異なるアクセスレベルのメンバーへの適切な権限分離を実現。機密保護と効率的な共同開発を両立しています。 水道管路 AI 劣化予測診断サービス アーキテクチャ図 取り組み4:AI DLC Unicorn Gym — 「AI と共に開発する」文化の醸成 Marubeni Chatbot の展開や競合分析・水道管路診断といった取り組みを通じて、丸紅グループ内で生成 AI の活用が着実に広がっていました。こうした流れを受け、AWS から「開発プロセスそのものに AI を組み込む」次のステップとして提案・実施したのが、AI DLC Unicorn Gym です。 2026 年 2 月、丸紅株式会社と Digital Experts 株式会社、 丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社 の合計 23 名が参加した 3 日間の AI DLC Unicorn Gym を開催しました。 AI DLC Unicorn Gym とは AI-DLC とは、AI をソフトウェア開発の中心的な協働者として位置づけ、開発ライフサイクル全体に AI の能力を組み込む新しい開発手法です。AI が計画を立案・実行し、人間が重要な意思決定を担うという役割分担のもと、Inception(要件定義)・Construction(設計・実装)・Operations(デプロイ・運用)の 3 フェーズで開発を進めます。 Kiro といったコーディングエージェントを活用することで、開発速度を大幅に向上させることができます。AI DLC Unicorn Gym は、この手法を実際のプロダクト開発を通じて体験する AWS のプログラムです。 実業務テーマで挑む 3 日間:開発から成果発表まで 「社内ユーザー用のサンドボックスアプリ基盤」「牛体重推定アプリ」「Marubeni Chatbot 内でのSkills 共有プラットフォーム」「稼働管理ツール」「議事録作成システムの高度化」と、領域・規模感の異なる 5 テーマに取り組みました。途中で方向修正が発生したチームもありましたが、生成 AI を活用することで修正コストを大幅に抑え、 全チームが 3 日間で成果物を完成 させました。最終発表では AWS にデプロイした環境を用いたデモを実施するチームもいました。非エンジニアはAIに要件を伝えるとともにビジネス上の意思決定を行い、エンジニアはAIが生成した成果物をレビューし、要件が正しく反映されていることを確認することで、「AI を使えば自分たちでも作れる」という実感を得る場となりました。「AI-DLC がいかに強力なツールであるかは、ワークショップを体験してみないとなかなか伝わりづらい」というアンケートコメントが象徴するように、実際に手を動かすことで初めて実感できる体験となりました。 最終発表会の様子 議事録作成システム(成果物デモ画面) おわりに Marubeni Chatbot はエージェント機能を搭載し 10,000 人超の日常業務を支えるプラットフォームへと進化。競合分析システムや水道管路 AI 劣化予測診断サービスでは、AI が業務の中核を担い、定量的な成果を生み出しています。そして AI DLC Unicorn Gym では、エンジニア・非エンジニアが共同するAIネイティブなソフトウェア開発プロセスを体感できました。 AWS は今後も、丸紅グループの生成 AI 活用がさらに広がり深まるよう、技術・知見の両面から支援を続けてまいります。本ブログが、皆さまの生成 AI 活用の参考になれば幸いです。 著者プロフィール 芹川 武尊 (Takeru Serikawa) 丸紅株式会社 デジタル・イノベーション部 2022年 東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。情報理工学修士(数理最適化に関する研究)。大学院修了後、丸紅株式会社に入社。入社後は、物流関連最適化システムの開発や、生成AIを活用したグループ会社向けChatbotアプリの開発など丸紅グループを横断したプロジェクトに参画。 林 隆太郎 (Ryutaro Hayashi) アマゾンウェブサービスジャパン 総合商社・エネルギー業界担当 ソリューションアーキテクト 大手ガス会社にてガススマートメーター・電力トレーディングのシステム開発を経験した後、総合商社にて全社の IT/DX 推進と国内外のエネルギー領域での事業投資・新規事業開発を担当。現在は AWS 総合商社・エネルギー業界のソリューションアーキテクトとして、業界知識を活かした AWS 活用に携わる。
aptpod Advent Calendar 2025 12月8日の記事です。 こんにちは、デザインチームの上野です。 はじめに QGISをつかってGEO TIFFファイルを書き出す QGISとは QGISのインストール 地図の領域を設定しGEO TIFFファイルを書き出す XYZタイルを用意し、レイヤーに追加する 測地系を変更する 書き出ししたい領域を矩形レイヤとして定義する GEO TIFF画像を書き出す [おまけ]領域の緯度経度を抽出する BlenderでGEO TIFFを読み込んで3Dマップ加工する Blenderとは Blenderのインストール Blender GISをつかう プラグインをインストールする 画像のインポート 建物の追加 モデルの調整 道路のトレースとモデルの追加 マテリアルの変更 完成 まとめ はじめに 近年、自動運転、都市計画、拡張現実(AR)、ゲーム開発といった様々な分野で デジタルツイン の需要が高まっています。 2Dマップや平面図では表現しきれなかった奥行きや構造物などを立体的に見ることができる 3Dマップ はこれらの先端技術を実用化するための鍵となっています。 しかし、本格的な3Dマップを作るとなれば制作の工程は複雑になりコストも高価になりがちです。 そこで本記事では、地理空間データの処理・分析に特化した無償のオープンソースGISソフトウェア 「QGIS」 と、無料の3Dモデリングツール 「Blender」 を連携させ、効率的かつ低コストで3D地図を作成する手法を紹介します。 以下の画像はQGISとBlenderをつかって作ったオフィス周辺のエリアの3Dマップ画像です。 本記事の手順を実施すると、下図のような3Dマップが作成できます。 作成した3Dマップは地形や建物の立体モデルとしてAR/ゲーム/都市計画/ロボティクス/自動運転の背景などに活用できます。 例えば走行中の車両のGPSデータと連携することで空間を視覚的に捉えることができるなど2Dのみではできなかった体験が可能となります。 作り方ですが QGISをつかってGEO TIFFファイルを書き出す BlenderでGEO TIFFを読み込んで3Dマップ加工する と、とてもシンプルな手法で作成しています。 QGISをつかってGEO TIFFファイルを書き出す QGISとは QGISは無料で使えるオープンソースのデスクトップ型地理情報システムソフトウェアで、地図データの表示、作成、編集、そして分析などが行えるアプリケーションです。 qgis.org QGISのインストール まずはQGISをインストールします。 QGISの公式サイト( https://www.qgis.org/download/ )にアクセスします。 寄付をしない場合は「Skip it and go to download」ボタンをクリックします。 ダウンロードページで、「長期リリース版(LTR)」の「QGIS Standalone Installer (64 bit)」などのインストーラーをクリックしてダウンロードを開始します。 ダウンロード後、インストーラーにしたがってインストールを行います。 地図の領域を設定しGEO TIFFファイルを書き出す インストールが完了したらQGISを起動させます。 ここでQGISで書き出したGEO TIFFは、後述するBlender側で「地形を生成する元データ」として使用します。 XYZタイルを用意し、レイヤーに追加する XYZタイルは、Web地図を高速に表示するために、地図画像を一定の大きさのタイルに分割し、それをサーバーが提供する仕組みです。 QGISでは、「XYZ Tiles」接続を利用することで、インターネット経由で配信されているタイル地図を簡単にプロジェクトに追加し、背景地図として活用できます。 まず、XYZタイルを右クリックし、接続を追加します。 ここではGoogle Mapの衛星写真を使用したいと思います。 名称を入力後、URLに https://mt1.google.com/vt/lyrs=s&x={x}&y={y}&z={z} と入力し[OK]を押します。 他のタイル情報に接続したい場合は XYZ Tiles(地図タイル)のURL一覧 を参考にしてください。 追加した接続をレイヤーにドラッグすれば地図が表示されます。 測地系を変更する 地図やGISで測地系が異なると、同じ緯度・経度を指していても、地球上の実際の位置が数メートルから数百メートルずれて表示されてしまいます。 そのため、異なるデータソースを重ね合わせて使う際は、必ず同じ測地系に統一する必要があります。 まずはプロジェクトで使用される座標系の変更を行います。 画面右下の [EPSG:〜]と書かれている箇所をクリックします。 設定画面がでたら測地系を選択します。 日本では平面直角座標系が全国で使用されています。 各都道府県で割り当てられている系統がことなるので こちら を参考に変更してください。 今回作るモデルは東京エリアにあるので該当する JGD2000 Japan Plane Rectangle CS IX を指定し、OKを押します。 座標系が変更されました。 書き出ししたい領域を矩形レイヤとして定義する 座標系が変更できたら書き出したい領域を設定していきます。 左上にある[新規シェープファイルレイヤ]をクリックし、以下の画像のように編集してレイヤを追加します。 レイヤ追加後は編集できるようになります。 [編集モード切り替え]を行えばいつでも地物の追加や削除など再編集することができます。 地図上の2箇所をクリックすることで矩形が生成されます。 またレイヤのスタイルは細かく設定することができます。 GEO TIFF画像を書き出す 書き出したい矩形を作成できたらGEO TIFFとして書き出します。 [OK]を押したら自動的に設定されたディレクトリにGEO TIFF画像が書き出されます。 次はBlenderの作業に入ります。 [おまけ]領域の緯度経度を抽出する QGISを使うメリットの一つとして、座標データを取得できることが挙げられます。 先ほど作成した矩形の四隅の平面直角座標を取得してみます。 矩形レイヤを選択し[ベクタ]→[ジオメトリツール]→[頂点を抽出]を選択します。 入力レイヤが合っているか確認し[実行]を押します。 そうすると矩形の四隅が抽出された 出力レイヤ が追加されます。 出力レイヤを選択した状態で[フィールド計算機]を押します。 属性テーブルに追加するフィールド名や計算式を以下のように設定します。 フィールドの名前を入力(任意の文字列) フィールド型を[小数点付き数値]にし、フィールド長の小数点以下の桁数を調整 式に $x と入力 (Y座標の場合は $y ) X座標とY座標でそれぞれ行います。 出力レイヤを右クリックし、メニューから[属性テーブル]を押します。 別ウィンドウが立ち上がり、先ほど計算したX座標、Y座標がテーブルで表示されます。 このとき、出力レイヤのスタイルでラベルをつけておくとどこの座標がどの位置にあるか視覚的にわかりやすくなります。 取得した値は平面直角座標系をベースにしたものでメートル単位の値になっています。 国土地理院のツール などを使用し変換することで緯度経度の値を取得することができます。 今回は外部ツールを使いましたが、もしかしたらQGIS内で変換できるかもしれません。 今後まだまだ機能含めてQGIS周りを調査していきたいと思います。 以上のようにして領域の矩形の四隅の緯度経度を抽出することができました。 BlenderでGEO TIFFを読み込んで3Dマップ加工する ちょっとしたおまけを挟みましたが、改めてBlenderでの作業にはいります。 Blenderとは Blenderは、オープンソースで無料の統合型3Dコンテンツ制作ソフトウェアです。 幅広い機能により、Blenderは映画制作、ゲーム開発、建築ビジュアライゼーション、プロダクトデザイン、3Dマップの作成など、様々な分野で世界的に利用されています。 www.blender.jp Blenderのインストール Blenderをインストールします。 Blenderの公式サイト( https://www.blender.org/ )にアクセスします。 トップページにある「Download Blender」ボタンをクリックします。ダウンロードページで、ご自身のOS(Windows、macOS、Linux)に対応した最新版の「Blender x.xx」のボタンをクリックし、インストーラーをダウンロードします。 ダウンロード後インストーラー起動し、インストールを完了します。 Blenderをインストールできたら起動し、 Blender GIS というアドオンを使用して画像をインポートします。 Blender GISをつかう プラグインをインストールする まずはBlender GISを使うためにプラグインをローカルにダウンロードします。 Blender GIS を開き、Clone or DownloadからDownload ZIPを選びダウンロードしてください。 BlenderでBelnder GISが使えるようにインポートします。 [編集]→[プリファレンス]を開きます。 [アドオン]を開き、右上のメニューから[ディスクからインストール]を選び、先ほどダウンロードしたZIPファイルを直接指定します。 追加されたあとチェックボックスにチェックを入れることでBlender GISが使用できるようになります。 BlenderのUIにGISのメニューが追加されます。 画像のインポート プラグインが使えるようになったらQGISから書き出したGEO TIFFをインポートします。 [GIS]→[インポート]→[Georeferenced raster(.tif .jpeg .jp2 .png)]をクリックし、書き出したGEO TIFF画像を読み込みます。 画像がインポートされ地図のモデルが生成されました。 建物の追加 Blender GISにはOSMを取得して該当エリア内のオブジェクトを生成する機能があります。 その機能を使って今回は建物を追加します。 [GIS]→[Web geodata]→[Get OSM]をクリックします。 どのOSMを取得するのかON/OFFできるので[Bulidng]をONにします。 建物のメッシュが生成されました。 モデルの調整 あとは3Dマップを使用するケースに合わせてモデリングを調整していきます。 道路のトレースとモデルの追加 例えばGPSで道路を走行するケースの場合、道路を強調したいといった目的がでてくるかと思います。 Blender GISのOSMで生成される道路は以下の画像のように生成されます。 これだと車線や道路の幅といった道路の正確性の表現がわかりにくいので、Adobe Illustratorを使って衛星写真からトレースしSVG形式で書き出します。 BlenderでSVG画像を読み込みスケールや位置などを調整するとこのようになります。 今回は大雑把にトレースしましたが白線なども同様に追加することでより詳細度を高めることができます。 マテリアルの変更 あとはお好みに合わせて各オブジェクトのマテリアルを調整します。 完成 まとめ いかがでしたでしょうか? 3Dマップを作るにあたって、最初はどうやって領域の緯度経度など値の正確性をだすのか、建物などのメッシュを一つ一つ作らないといけないのか、などとても難しいものだと考えていましたが、QGISとBlenderを使うことで十分なクオリティでデータの正確性も担保でき、かなりコストを抑えて作成できることがわかりました。 どちらも無料のソフトウェアで、使っているユーザーも多く、ネット上に有識者によるドキュメントもたくさんあるので是非調べながら手元で色々と試してみてはいかがでしょうか。
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