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最先端FinTech技術取組事例 〜 アクセンチュア×FinTech 〜

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Accenture

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最先端FinTech技術取組事例 〜 アクセンチュア×FinTech 〜

2017年9月8日(金)19時20分より、「最先端FinTech技術取組事例勉強会 #アクセンチュア×FinTech」が開催されました。

アクセンチュアが主催する本イベントのテーマは「もっと身近なFinTechのお話」。実際に大手金融機関に「ロボティクス」や「AI」が導入されている事例を第一線のコンサルタントから聞くことができるレアな機会ということで、イベントは参加募集開始直後から大変注目されていました。

参加者は当初50名を予定していましたが、最終的な参加申込みは250名弱。当日は抽選に当選した約150名が集結しました。

イベントの登壇者と内容は下記の通り。

「FinTechを実現するために必要な『エンタープライズ・マルチベンダー・アジャイルプロジェクトマネジメント』と『DevOps』とは」
アクセンチュア株式会社 山根圭輔さん

「コンサルの視点で”シンギュラリティ”を語ろう AI/ロボット時代の金融ITと金融パーソンのあり方」
アクセンチュア株式会社 下野崇さん

それでは内容をご紹介します!

FinTechを実現するために必要な『エンタープライズ・マルチベンダー・アジャイルプロジェクトマネジメント』と『DevOps』とは

まず1人目の登壇は、アクセンチュアでFinTechとNEW-ITリードを務める山根さんです。

山根圭輔(やまね・けいすけ)/アクセンチュア株式会社 テクノロジー・コンサルティング本部 テクノロジーアーキテクトグループ New-IT/Digital/Fintech担当 マネジング・ディレクター。東京大学大学院生化学専攻出身。

山根さんは、「FinTechに金融企業が取り組もうとしたとき、何が起こるのか?」をテーマに、2つの事例を紹介。まずは、地方銀行の中でもトップクラスの福岡銀行を擁するふくおかフィナンシャルグループの事例です。

【参照ページ】https://www.accenture.com/jp-ja/success-ffg-ibank

「これまでの金融機関、特に銀行は、顧客から預金を預かったり、住宅ローンを貸付たりはするものの、その他の顧客とのタッチポイントはほとんどありませんでした。それを真逆に、毎日銀行となにかしらの接点を持ってもらうために福岡銀行が取り組んだのが『Everyday Bank Eco-System』の構築でした。

『Everyday Bank』とは、他業態と手を結び、顧客ニーズに全方位的に応える仕組みを作ることで、顧客の日常生活に深く浸透し、多くの顧客接点を持つことを目指すビジネスモデルです。

ユーザーには『Wallet+』というスマホアプリを提供しているのですが、従来の福岡銀行っぽさを完全になくそうと努力されていました。いかに本気なのかがわかりますよね」

山根さんによれば、開発にあたっては「ハイブリッド・アジャイルプロセス」を実施したのだそう。

「開発開始から初期リリースまでは約10ヶ月。スプリントを3回くらい回してアジャイルで開発を行いました。ただ、銀行の基幹系システムと連携をしなければなりません。ここはアジャイルでできるはずがないので、API連携はウォーターフォールで進めました。だから、『ハイブリッド・アジャイルプロセス』なんです。

こういったサービスはDay1.0でリリースしたら『はい、おしまい』という性格のものではありません。ですから、保守に関してもアジャイルでどんどん回して改善し続けなければいけません。そこで、リリースは大・中・小の規模別で行いましたね。小規模リリースは2日に1度位の頻度です」

続いてもうひとつの事例は、第一生命です。

「第一生命さんの『健康第一(InsTech 健康増進プログラム)』の構築をアクセンチュアで担当しています。今年の3月に第1弾のアプリをリリースしましたが、このアプリは手書きで構想を渡されて、そこから4ヶ月しか開発期間はありませんでした。

この第1弾のアプリには第一生命さんと私たちアクセンチュアも加えて9社が参加しています。手書きの構想を渡されて、昨年の11月に9社で初顔合わせをし、アジャイルで回して3月末にリリースまで辿りつきました。

【参照ページ】https://www.accenture.com/jp-ja/success-accenture-dai-ichi-life-application

第2段アプリの開発期間は6ヶ月で、参加企業は10社以上に増加しています。つまり、ベンチャーから大手までが参加する『マルチベンダー・アジャイルプロセス』を実施しているわけです。いわば、アジャイルのオーケストレーションです。管理のために従来通りExcelを使うというやり方をしないことを徹底しましたね」

【参照プレスリリース】https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20171005

次に山根さんは「エンタープライズが取り組むべき『アジャイル』とは?」をテーマに金融機関2社での事例を振り返ります。そして、山根さんはエンタープライズでのアジャイルには次の4つのタイプがあるのではないかと指摘します。

  1. StudioモデルでRapid Prototyping
  2. 既存の1システムの保守開発・運用にアジャイルプロセスを導入していく
  3. 新しいビジネスモデルをアジャイルプロセスを利用して立ち上げていく
  4. 業務システムを大規模に刷新するためにアジャイルプロセスで推進する

「福岡銀行や第一生命の事例もこの中で3番のタイプに当てはまります。3番こそFinTechの主戦場と言えるでしょう。

この4タイプには共通する部分と、大きく異なる部分があるので単位『アジャイル』という言葉で混同しないことがポイントです」

続いて山根さんは「FinTechを実現するアジャイルデリバリーの要件」を3つのポイントにまとめます。

1. Eco-Systemを統合し、育てていける統合ソリューション

「モバイル、マイクロサービス、顧客行動情報、既存基幹システムなど全てを混ぜて分析し、AIでパーソナライズし、APIで他のエコシステムに連携する。そういったことができるオープンソースベースの基盤がないとベンチャーには勝てません。

私たちの場合は『ACTS』というソリューションで提供しています」

2. アーキテクチャを絵に書いた餅にしない、体制と推進チーム

「マルチベンダーアジャイルを回すといっても、ビジネスサイドのプロダクトオーナーが仕切れることはほぼありません。ですから、まずプロダクトオーナーを支援するために『アジャイル統合PMO』を設置します。

また、属人化せず持続できる、スケールできるアジャイル開発体制を構築することが大切です」

3. 生産性を妨げない為のクラウドDevOps&アジャイル管理方針

「しかし、体制を整えるだけでは上手くいきません。そもそもDevOpsとはツールを指すわけではなく、『協調と改善がサイクルとして上手くまわる状態』を指します。

マルチベンダーに分散し、スケールした開発体制に一定の生産性と品質を保つためにそれらのツールを活用します」

最後に山根さんは今日のポイントを振り返り「今日のテーマを『エンタープライズ・マルチベンダー・アジャイルプロジェクトマネジメント』とした理由がわかってもらえたと思います」と講演を終了しました。

次のページ :
コンサルの視点で”シンギュラリティ”を語ろう AI/ロボット時代の金融ITと金融パーソンのあり方

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