Tech-on MeetUp#04「APIでつなぐ・つながるFinTecher」 イベントレポート

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Tech-on MeetUp#04「APIでつなぐ・つながるFinTecher」 イベントレポート
2019/1/15 TECH PLAY SHIBUYA にて開催されましたTech-onMeetUP#4のレポートです。

Tech-on MeetUp#04「APIでつなぐ・つながるFinTecher」


こんにちは!Tech-on運営の野島です。
新年一発目のTech-on、「Tech-on Meet Up #04」についてのレポートです。 今回は開催場所を再び「TECH PLAY SHIBUYA」に戻し、約70名ものかたにご参加いただきました。 第4回目のテーマは「FinTech」、初の対談形式でのセッションとなり、FinTechに関するAPIを作る側、使う側の視点からお話しいただきました。

APIでつながるFintech~次世代金融ソリューションの創造~

トップバッターはカブドットコムの中澤さん、リコノミカルの前田さん、KDDIの長谷川さんです。
金融×VRという新しい組合せの製品をテーマとしたAPIの利点、課題について発表頂きました。


カブドットコムの提供API

  • 証券情報を取得するAPIを提供
  • 証券の情報は銀行口座などと違って法律の制約に引っかからず提供可能
  • APIを使う上で面倒な部分はカブドットコム側でラップし利便性を向上

リコノミカルの開発した製品

  • 画像認識/ARのAPIを活用(提供)し、「AR kabu-camera」(コンセプトモデル)をカブドットコム証券と共同開発
  • 株価情報の確認や取引が可能
  • 2018年のシーテックに出展、SNSなどでも話題に

KDDI

  • APIマーケットで両者を仲介
  • カブドットコムが求める技術を持っている企業を探し、リコノミカルを見つけ引き合わせた

APIの利点

  • バックとフロントを分離できる
  • UIや新型デバイスの利用といった、金融側が苦手な分野の技術を得意な企業に任せることができる

現状のAPIの課題

  • APIをオープンにできない
    • 電子決済等代行業の制約を受け、使うには登録が必要
    • 証券情報は再配布に課金される
  • ハードルが高い
    • 金融についてのリテラシーや知見が必要
    • 難しそうという思い込みがある
    • 今後APIの普及でハードルが下がっていくことに期待

お話を聴いて

金融×VRという組み合わせの珍しさもさることながら、1ヶ月というとても短いスパンで画面を完成させるなど製品を作るスピードの早さに驚きました。
カブドットコムのAPIは、証券会社のめんどくさい業務部分をラップして効率化を図る思想で作っているとのことで、このようなスピード感のある開発を行うにはAPI提供側と利用側双方の工夫が必要であると実感しました。

じぶん銀行とOpen API

2番手はじぶん銀行の都木さんと、KDDIの馬場さんに発表頂きました。
au WALLET プリペイドカードのオートチャージ機能の発表を通して、決済に求められる技術的要件などについてお話しいただきました。



じぶん銀行の提供API

  • 政府は銀行事業者にOpenAPI利用を推奨している
    • OpenAPIといっても利用事業者は登録制で、事前審査が必要
  • OpenAPIと独自APIの2種類を用意している
  • 独自API
    • au WALLETとの連携
    • 残高照会
    • 振込指示
  • OpenAPI
    • アレクサなどと連携した音声操作

KDDIの製品

  • au WALLET プリペイドカードでじぶん銀行のAPIを使った機能を提供
    • 決済時の不足額分をじぶん銀行の口座から自動的に補填

技術的な要件

  • リアルタイムチャージが完了するまでのレスポンスが問題になる
    • じぶん銀行口座からの補てんがすべて完了するまで決済は終わらない
  • レスポンス時間とユーザーの満足度の関係
    • 1秒以内:問題無し
    • 3~5秒:遅いと感じる
    • 10秒以上:クレームが来る
  • リアルタイムチャージは1秒以内で決済処理を完了できる

今後について

じぶん銀行と連携したauPayのQRコード決済を行っていきたい

お話を聴いて

リアルタイムチャージの実行は1秒で済むという、動作の高速性に驚きました。
法規制の関係で銀行関係のAPIはまだまだ制約は多いようですが、国としてはAPI利用を推し進める方針ではあるようなので、QRコード決済をはじめとした今後の技術の発展に期待したいです。

リアルFintechの立ち上げ方~無人コンビニ600×決済プラットフォームStripeの場合~

最後の登壇はストライプジャパンの小島さんと600株式会社の久保さんです。
無人コンビニ600の話を中心に、キャッシュレス決済についてのお話をしていただきました。



ストライプの提供API

  • クレジットカード決済に必要な機能をAPIで提供
    • 都度決済
    • 定期決済
    • C2C決済

無人コンビニ600

  • クレジットカードを使い、店員なしで商品を購入できるコンビニ
  • クレジットカードの利用により、販売データを収集し戦略に生かすことができる
  • コンビニよりもさらに身近な店舗を目指している

600実現までのハードル

  • ハードウェアの開発
    • ハードウェアでCI/CDをやるのは難しく、開発の高速化が課題
    • アップデートをどう効率的にやっていくか

今後のFintech/キャッシュレスの注目技術

  • キャッシュレスに関するFintechに注目している
    • 今後決済というフローを意識しなくなる時代がやってくるのではないか
    • 銀行レスの時代が来るのではないか
      • 不況の時などに信頼を担保できるかどうかが課題

お話を聴いて

コンビニよりさらに身近で買い物ができる環境が整備されれば、ちょっとした買い物でビルの外に出ることもなくなるので、とても業務効率が上がるんじゃないかと思いました。
決済が身近に、意識しなくて済むような世界が今後も発展していってほしいと思います。


懇親会の雰囲気

セッション終了後のネットワーキングタイムも、引き続き多くの方に参加いただきました。




軽食、飲み物をいただききながら聴講者、登壇者、スタッフが分け隔てなく情報交換や議論を行い、

活気のある雰囲気となっていました。



イベントの最後には参加者全員で記念撮影を行いました。


今後

次回Tech-onは「xR」をテーマとして3月に開催します。

皆様のご来場心よりお待ちしております!


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