【初心者用】PHPの配列の書き方を解説

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【初心者用】PHPの配列の書き方を解説
PHPの配列について初心者でもわかりやすくまとめました。配列の概念や要素数などは初めは理解しにくいものですが当記事で解説します。また、配列の操作方法も解説します。指定場所の挿入から配列同士の結合を知ることで、プログラムの幅は広がっていきます。サンプルコードを交えながら、一つずつ理解していきましょう。

配列の概念はプログラムを始めたばかりの人にとってみると、少しややこしい部分があります。PHPでも配列の概念があり、書き方や操作の仕方を覚える必要があります。今回はPHPの配列をテーマに初心者でもわかりやすく解説していきます。

そもそも配列とは何か?

PHPだけでなくプログラムの基礎的な概念として配列があります。イメージとして例えるのであれば電車を連想するといいかもしれません。電車は車両と車両が連結されており、それぞれに人が乗っています。配列も電車のように連結されており、情報を保持しておくことが可能です。

プログラムをする上で配列を覚えると効率的なコードを書けるようになります。ぜひマスターするようにしましょう。

配列の要素は0から数えるのが原則

配列は複数の要素を元に構成されています。ここでもっとも重要なのが配列は0から数えられているということです。日常生活で物を数えるときは1から数えることが多いですが、プログラムでは0から数えることが原則です(例外の言語もあるが少数)。

たとえば下記のようなPHPのコードがあったとします。

$color = ['red', 'blue', 'yellow'];
echo $color[0];

変数colorにはred,blue,yellowの情報が配列として入っています。最終的にredの文字列を出力しているサンプルですが、colorの0番目を指定していることがわかります。

プログラミング初心者の場合は最初の情報を取り出したいので$color[1]と書いてしまうかもしれません。この場合はblueと表示されます。ややこしいかもしれませんが、慣れるまで意識的に対応するしかありません。

PHPではarrayを使用し配列を作成する

プログラム言語ごとに配列の作成の仕方は違いますが、PHPの場合は主に2つのやり方があります。そのうちの一つであるarrayを使った方法を紹介します。

$fruits = array('peach', 'banana','grape');
echo $fruits[0];

$number = array(1,2,3);
echo $number[0];

変数fruitsに各種の果物の文字列を代入しました。文字列として保持したい場合はシングルクォーテーション( ‘ )で囲む必要があります。数値を保持したい場合は変数numberのようにシングルクオーテーションで区切る必要はありません。

arrayを使用しなくても配列は作成できる

arrayを使用しなくても配列は生成することが可能です。いくつか方法がありますので覚えておくといいでしょう。

$color[0] = 'red';
$color[1] = 'blue';
$color[2] = 'green';
echo $color[1];

今回のサンプルコードではblueと表示されるようになります。$変数名[要素番号]と指定し、入力したい文字列もしくは数字を入れることで配列を作成することができます。

覚えておくと便利なテクニック

配列を作成するための基本を覚えましたが、応用も覚えておくといいでしょう。各項目ごとに説明していきますので見ていきましょう。

多次元の配列

先ほどまでのサンプルは1次元の配列を例にしていましたが、2次元以上の多次元で配列を保持することも可能です。

$number = array(
    array('red','aka'),
    array('blue','ao')
    );
echo $number[0][0];

arrayで多次元配列を作る場合は上記のように書きます。arrayを使わない場合は$number[0][0] = ‘red’;と入力することでも対応可能です。

連想配列

配列の要素の指定は通常数字で行いますが、PHPの場合は文字列で配列の要素の指定をすることができます。このことを連想配列と呼びますが、宣言の部分で対応しないといけないことがあります。

たとえば在庫管理をする際に各種の在庫数を連想配列で保持するとした場合、下記のように書くことができます。

$foods = array('tomato' => '100', 'banana' => '20', 'grape' => '10');
echo $foods['tomato'];

要素を’tomato’に指定することで最終的な表示は100となります。’banana’と要素指定すれば20と表示されます。

作成した配列の操作

配列は宣言したら、常にそのままの情報とは限りません。配列の操作をすることで、さまざまな処理をすることが可能です。

先頭に新しい要素を追加

$colors = array('red', 'blue', 'yellow');
array_unshift($colors, 'green');
echo $colors[0];

array_unshift関数を使うことで先頭に新しい要素を追加することができます。上記サンプルでは先頭に追加したgreenが挿入され、表示はgreenとなります。

最後に新しい要素を追加

$colors = array('red', 'blue', 'yellow');
$colors[] = 'green';
echo $colors[3];

最後に新しい要素を追加したい場合は上記コードの2行目のように[]を指定することで挿入することができます。最終的な表示も要素番号が3番に指定しており、greenと表示されます。

配列の結合

$colors = array('red', 'blue', 'yellow');
$colors2 = array('white', 'green');

$new_colors = array_merge($colors, $colors2);
for($i = 0 ; $i < count($new_colors); $i++){
    echo $new_colors[$i];
    echo ",";
}

array_merge関数を使うことで配列同士の結合をすることが可能です。サンプルでは2つの配列の結合ですが第三引数以降も指定することで複数の結合ができます。出力結果は下記です。

red,blue,yellow,white,green,

配列の書き方やルールを覚えることで効率の良いプログラムが書ける

PHPの配列についてまとめました。配列の概念を知り、有用な使い方ができるようになるとプログラムの幅が広がります。特にデータ管理において有効ですので、今回を機にぜひ覚えてください。

配列の概念は初心者の場合、慣れないことも多いかもしれませんが何度も繰り返し学び、実践することで自然に覚えることが可能です。今回紹介したさまざまなテクニックをマスターしましょう!



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