データサイエンス アップデートレクチャー #6 KDD2018論文読会

2018/11/07(水)18:30 〜 21:00 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
参加者
先着順 無料 95人 / 定員125人

イベント内容

Alt text データサイエンスの仕事をアップデート。Data Shipが提供するアップデート・レクチャーの第6弾は、KDD2018に参加された高柳慎一さん、高口太朗さん、副田俊介さんのお三方をおまねきして「KDD論文読会」。

直近予定のアップデートレクチャー #7コンサルで決定木 11月14日予定

データマイニング領域のトップカンファレンスであるKDD(Knowledge Discovery and Data Mining)。今年は、8月19〜23日にロンドンで開催されました。KDDの論文やカンファレンスの様子を紹介します。

高柳さんの紹介論文はコチラ

Winner’s Curse: Bias Estimation for Total Effects of Features in Online Controlled Experiments, Lee & Shen (Airbnb), KDD, 2018.

マーケティングで使われるA/Bテストはシンプルな実験計画法で達成されますが、実際のところサービスやプロダクトはもっと複雑な状況です。複数のA/Bテストで生じるバイアスを補正する実験計画法、分析技術の論文を紹介。

あなたの分析は「勝者の呪い」とも呼べるおもわぬ落とし穴におちいっているかも!?

副田さんには、Privacy preserving data mining の研究を。

利用価値の高いデータには、個人情報が含まれる場合もたくさんあります。プライバシーを保ちながら、いかにデータから情報を発掘するか。仮名化・匿名化、秘密計算、準同型暗号などが関わる領域。パーソナルデータを扱う方は注目すべきトピックです。

法務や情報セキュリティなど実務を回す方々にも聞いてもらいたいかも。

RAPPOR: Randomized Aggregatable Privacy-Preserving Ordinal Response
Privacy-preserving Data Mining in Industry

高口さんには、解釈性の研究を中心に、対談形式で。

因果推論、外れ値など「解釈性」の研究を中心に、カンファレンス全体の所感をお話ししてもらいます。因果推論は、統計的には反実仮想、グレンジャー因果性の基本概念があります。KDDではどのような議論があったのか紹介してもらいます。

外れ値研究も興味ぶかいところ。最近では、フェイクアカウントの検出などユーザーが意図的に引き起こす「外れ値」は代表的問題の一つ。外れ値の検出はもとより、どのような観点で外れているのかを解釈しないと、分析全体の正確性を欠くことになります。都合の悪いデータを外れ値と呼んでいませんか?

学術とビジネスの垣根がなくなった世界の先端を学び、データ活用の次のステージへ一歩を踏み出してください!

日時・場所・内容

開催日時:2018年11月07日(水)開場18:00, 開講18:30~21:00
会場:大手町ビル5階 パーソルキャリア

18:30~18:40 オープニングリマーク
18:40~20:20 KDD2018 論文読会
 高柳さん:講義形式、Q&Aで論文紹介。
 副田さん:講義形式、Q&Aで論文紹介。
 高口さん:対談形式で解釈性を中心にKDD2018をふりかえる。
20:20~20:55 交流会
20:55~21:00 クロージングリマーク

こんな方にオススメ

  • データにかかわる仕事に就きたい方
  • データに関わる仕事のスキルアップをしたい方
  • 現職に関わらず、データサイエンスへのキャリアチェンジを考えている方
  • データにもとづく研究をしている大学生・大学院生
  • 企業でのデータサイエンスに興味がある院生・研究者の方
  • 先端的な企業事例からビジネスのヒントを得たい方

多くの方のご参加をお待ちしています!

参加者の皆さんがいて成立する情報交換のイベントです。遅刻や当日キャンセルのないよう皆さんのご協力をよろしくおねがいします。

講師紹介

高柳慎一|TAKAYANAGI, Shinichi.

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LINE株式会社 Data Labs
北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。総合研究大学院大学 複合科学研究科博士課程4年(統計数理研究所)。材料科学系財団、金融系シンクタンク、リクルート系企業を経て現職。翻訳書 『R言語徹底解説』(共立出版 、2014) 、翻訳書 『みんなのR』 (マイナビ、2015)、翻訳書 『Rによる自動データ収集』 (共立出版、2017)など多数。

高口太朗|TAKAGUCHI, Taro. Ph.D.

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LINE株式会社 Data Labs
2013年,東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了.日本学術振興会特別研究員,国立情報学研究所特任研究員,情報通信研究機構研究員を経て現職.

副田俊介|SOEDA, Shunsuke. Ph.D.

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LINE株式会社 LAPプロダクトマネジメント室/Data Labs
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。ポスドク・外資系ネット企業SWE・リクルート系企業エンジニアを経て現職。

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