SocSci Meetup 2 ~社会科学をビルドする~

2019/06/18(火)19:00 〜 21:30 開催
ブックマーク

イベント内容

イベント概要

Tech全盛の時代に、社会科学が立ち上がる!

2019年1月に行われた"SocSci Meetup"、好評につき第2回を開催します! "SocSci"は、Sansan株式会社DSOC R&D発の「社会科学はAI時代にどのような価値を生み出せるか?」を考えるコミュニティです。

今回も、最先端の経済学研究や、計算社会科学的な「空気感」の分析、ファッションへの人文社会科学系アプローチなど、幅広いテーマを通して「サービス開発・モノづくりに社会科学はどう関与できるのか?」について引き続き考えていきます。

参加対象

  • 社会科学(経済学・政治学・社会学・社会心理学など)の研究者、大学院生・学部生
  • 社会科学の知見をビジネスに役立てたい方
  • データの「意味」を見出すためのヒントが欲しい方

Sansan株式会社 R&D Groupについて

Sansan株式会社 DSOCについて
DSOCは、Sansan株式会社のデータ統括部門です。イノベーションを、ここから生み出す新しいビジネスは、誰かと誰かの出会いから生まれる。世界中で生まれている、新しい出会い。それは、どれだけビジネスに生かされているのか。出会いをデータとして捉えれば、そこにはまだ見ぬ可能性が眠っている。私たちは、ビジネスの出会いを科学する唯一の組織です。紙の名刺から「出会いのデータベース」を構築する独自開発の AI を活用したデータ化技術。出会いのデータベースを読み解き、未来を描く多様な研究者による R&D チーム。DSOC は、出会いからイノベーションを生み出し、世界中のビジネスを変えていきます。https://jp.corp-sansan.com/dsoc/

タイムテーブル

時間 コンテンツ 講演者
18:30-19:00 受付時間
19:00-19:20 【Sansan研究員の発表1】 Sansan DSOC R&D研究員 Juan Martínez
19:20-19:40 【外部スピーカーの発表1】 筑波大学システム情報系社会工学域 助教 佐野 幸恵氏
19:40-19:50 休憩
19:50-20:10 【外部スピーカーの発表2】 ZOZO研究所リサーチサイエンティスト/
東京大学大学院学際情報学府博士課程 藤嶋 陽子氏
20:10-21:30 フリーディスカッション
21:30 終了

講演者プロフィール

Juan Martínez/Sansan DSOC R&D研究員

プロフィール:エルサルバドル共和国出身。慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了。卒業後は、労働・教育・開発経済学に関する研究を行いながら、フィンテック系ウェブサービスのバックエンド開発に従事。現在は、名刺交換に関するデータを用いて、経済学の研究やソーシャルネットワークの分析、機械学習に基づく研究開発を行う。

講演タイトル: Future-Proofな経済学とは?

大規模ネットワークデータや機械学習的手法の普及に伴い、社会科学はこれまでにないペースで発展している。経済学者は新しい「スキル」だけではなく、理論・分析手法・応用に関して全く新しい「思考法」を要求されている。では、経済学はこれからどう変わっていくか?克服しきれていない問題はどこにあるか?というような話題について話させていただきたいと思います。

佐野幸恵氏/筑波大学システム情報系社会工学域 助教

プロフィール:2003年奈良女子大学 大学院 物理科学専攻修了。博士(理学)。企業でシステムエンジニアとして勤務後、退職して東京工業大学の博士後期課程へ進学し、学位を取得。専門は社会経済物理で、主にソーシャルメディアに関する研究に従事。

講演タイトル:ウェブから読み解く空気感

東日本大震災後の自粛ムード、慶事の祝賀ムードなど、世の中の「空気感」は、実体経済にも大きく影響するにもかかわらず、捉えることは極めて困難である。本研究では、10年間ブログデータを用い、なるべく単純な方法で、6つの感情からなる空気感を定義した。得られた結果からは、空気感は季節や週の周期性を持つこと、長期間に渡って緩やかに変化し続けることが示唆された。

藤嶋陽子氏/ZOZO研究所リサーチサイエンティスト,
東京大学大学院学際情報学府博士課程

プロフィール:東京大学文学部卒業後、ロンドン芸術大学セントラルセントマーチンズにてファッションデザインを学ぶ。2016年に東京大学学際情報学府修士課程を修了。現在、同大学院博士課程に在籍、理化学研究所革新知能統合研究センターのパートタイム研究員も兼務。専門は文化社会学、ファッション産業史。

講演タイトル:ファッション研究者はファッション“の”研究といかに関わることができるのか?

ZOZO研究所は、「ファッションを数値化する」をミッションに掲げ、数理工学系の知見を中心とした研究活動に従事しています。これまでこういった研究は、いわゆる“ファッション研究”として括られる、歴史学、人類学、社会学、心理学などに依拠した人文社会科学系を中心とした研究と交わることなく展開してきました。本講演では、双方の視座における “ファッション”への理解とアプローチの変遷と差異、そこでの協働の可能性について検討していきたいと思います。

注意事項

・本イベントは、各種メディアの取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。

・フリーディスカッションでは、ご来場の皆さま同士での交流をお楽しみください。※アルコール提供予定のため、未成年の方には参加をご遠慮頂いております。

・当日のお席は先着順にご案内しております。

・会場内はWi-Fiを用意しております。

・電源の用意はございませんので予めご了承ください。

・イベントの様子(写真)・内容をまとめ、後日公開させていただく予定です。

・技術交流が目的の勉強会のため、知識の共有および参加者同士の交流を目的としない参加はお断りしております。

・参加枠が大幅に埋まらない場合には開催を延期または中止する場合がございます。

・参加目的が不適切だと判断される場合には、運営側で参加をキャンセルさせていただく場合がございます。

・会場は禁煙となっております。※1階ビル外に喫煙スペースがございます。

・個人情報取扱いについて https://jp.corp-sansan.com/sbb_privacyに定める利用目的に必要な範囲で利用し当社が責任をもって厳格に管理いたします。参加者は内容をご確認、ご同意の上で申し込みをお願いします。

その他、ご不明点などございましたら、遠慮なくご連絡いただけますと幸いです。

・当イベントはアンチハラスメントポリシーを定めております。参加者は内容をご確認、ご同意の上で申し込みをお願いします。

アンチハラスメントポリシー

SocSci Meetupは、社会科学の持つ可能性について参加者が議論し、情報交換を行うための場です。

私たちが最も重視するのは多様性です。様々なバックグラウンドを持つ人々が自由闊達に議論することで、新たな価値が生まれると信じているためです。そのような場は、すべての参加者にとって安全で、かつそれぞれの個性が尊重されなければならないと考えます。

そのため、SocSci Meetupでは、アンチハラスメントポリシーを策定しました。

SocSci Meetupでは、特定の社会的属性――ジェンダー・性自認・性的指向、障がい、外見・身体的特徴、エスニシティ・国籍、年齢、宗教、特定のツールやプログラミング言語、専門とする学問領域、教育的バックグラウンドなど――に基づく差別的言動を、一切許容しません。

加えて、参加者による以下のような行為を、会場やSNS問わず禁止します。

  • 攻撃的な発言
  • 脅迫行為
  • ストーキング行為
  • つきまとい
  • 不適切な接触
  • 性的な画像の掲示などを含む不適切な情報の開示
  • その他、事務局がハラスメントと判断した行為

これらの行為が発覚した場合、当該の参加者に対して勧告が行われます。この勧告に従わなかった場合は、退場処分や今後のイベントに聴講者・登壇者として関わることを禁止します。今後のよりよい運営のために、事態の詳細をレポートとして公開する場合があります。

勉強会の中で、「これはハラスメントではないか?」と感じたり、事務局側の体制がこれらのポリシーを満たさないと感じることがあった場合、以下の担当者までご連絡ください。

DSOC R&D 前嶋 (Twitter: @naoki_maejima, email: maejima@sansan.com)

以上、勉強会の健全な運営のため、ご協力をお願いします。

注意事項

※ こちらのイベント情報は、外部サイトから取得した情報を掲載しています。
※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。

関連するイベント