第15回 Language and Robotics研究会
イベント内容
Language and Robotics 研究会について
これまでの活動についてはこちらをご覧ください:https://sites.google.com/view/language-and-robotics/
2017-2019頃に活動しており、コロナ以降休止していたLanguage and Robotics研究会(LangRobo研究会)を再開する運びとなりました。 自然言語処理分野とロボティクス分野の近年の融合と発展は著しく、身体を持つエージェントが人間と自然言語でコミュニケーションしながら環境内を動いたりといった研究も両分野において多く見られるようになってきました。言語におけるロボティクスの導入やロボティクスにおける言語の導入の価値は今後も高まっていくことが期待されます(詳しくは文献[1]をご覧ください)。 LangRobo研究会は、今後の自然言語処理とロボティクスの融合をどのように進めていくのが良いかを議論する交流の場として活動していきます。
[1] Survey on frontiers of language and robotics
第15回研究会
今回のLangRobo研究会では、九州大学の内田諭先生から最近のご研究についてご紹介いただきます。
- 講演者:内田 諭先生 (九州大学)
- 発表タイトル:記号創発ロボットは多義性を獲得できるか:認知言語学の視点から
-
概要:人間が記憶できる情報量は有限である。それ故、コミュニケーションの手段として用いられる言語は、記号体系として経済性が重要な原理となり、一つのことばが複数の事象を指す多義性が発生する。その根底には、意味の類似性を結びつける認知機構が存在すると仮定することができる。一方、機械の記憶容量は人間に比べると無限とも言える。つまり、機械が創発する記号体系において経済性はそれほど重要ではない可能性がある。しかしながら、人間が持つ類似性を扱う能力は、具体的な概念と抽象的な概念を結びつけるためには不可欠なものである。本発表では、人間の言語体系が持つメタファーやメトニミーなどの現象に着目し、それを利用した意味拡張(多義性)が記号創発ロボットにおいて発生しうるかについて、認知言語学の視点から、ロボット工学の研究者に問いかける形で、議論したいと考えている。
-
オンライン開催(参加登録後にzoom linkを共有します)
タイムスケジュール
時間 | |
---|---|
10:30 - 10:35 | オープニング |
10:35 - 11:20 | 講演(45分) |
11:20 - 11:35 | QA(15分) |
11:35 - 11:40 | クロージング |
質問形式
- 質問の受付方法は未定ですが、口頭もしくはzoomのチャット欄、Slidoを用いて受け付ける予定です。
- 口頭で質問される際は各自でミュートを外していただき、質問を行ってください。
- zoomもしくはSlidoによるチャットでの質問に対する発表者の回答について追加の質問がありましたら、適宜zoomのチャット欄または口頭にて反応をいただけると幸いです。
注意事項
- 質疑応答の時間を除き、発表中、発表者以外の方は原則ミュートでお願いいたします。ミュートになっていない方を見つけたときは、運営側でミュートさせていただくことがあります。
- チャット、口頭問わず、誹謗中傷を禁止します。
共催
立命館大学R-GIRO「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」
注意事項
※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。
新規会員登録
このイベントに申し込むには会員登録が必要です。
アカウント登録済みの方はログインしてください。
※ ソーシャルアカウントで登録するとログインが簡単に行えます。
※ 連携したソーシャルアカウントは、会員登録完了後にいつでも変更できます。