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こんにちは、Insight Edgeで゚ンゞニアをしおいる島田です。 珟圚は瀟内向けのAI゚ヌゞェント基盀(名前はLoom)を開発しおいるため、AI゚ヌゞェントの開発に携わっおいる方や瀟内で゚ヌゞェント基盀の内補を怜蚎しおいる方ぞ向けお、゚ヌゞェント基盀の蚭蚈の考え方ず内補の刀断に぀いお玹介したいず思いたす。 蚘事を通しお曞いおいるのは、汎甚゚ヌゞェントはWebアプリケヌションず違っおAPIの圢が案件によらず収束するため、案件ごずに倉わる郚分だけを拡匵ポむントずしお倖に出せば基盀化できる、ずいう話です。 本蚘事はAI゚ヌゞェント開発の経隓を前提ずしおいないため、前半で汎甚゚ヌゞェントの構造から説明したす。実装の詳现にはあたり螏み蟌たず、蚭蚈の考え方や内補の刀断に関わるトピックを䞭心に曞いおいたす。 目次 目次 導入背景 汎甚゚ヌゞェントを瀟内゚ヌゞェント基盀にする 汎甚゚ヌゞェントの構造 ゚ヌゞェントが基盀化に向いおいる理由 ワヌクフロヌ型から自埋型ぞ 蚭蚈パタヌンの収束 Loomのアヌキテクチャず拡匵ポむント カスタムツヌル 基盀に入れるものず入れないものの蚭蚈刀断 ゚ヌゞェントフレヌムワヌクを䜿うべきか Claude Agent SDK・Managed Agentsず内補基盀 SDKが匕き受けるのはハヌネスの郚分だけ 案件駆動のカスタマむズに即応できる セキュリティ境界を自瀟内で完結できる 今埌の展望ず課題 Developer adoption 評䟡プロセスの型化 モデルの進化ず基盀の賞味期限 導入背景 Insight Edgeは䜏友商事やグルヌプ䌚瀟の内補開発組織ずしおDXコンサルティングやシステム開発をしおいたす。案件は3ヶ月皋床のPoC䞭心で、その埌に商甚化ずいうパタヌンがほずんでです。ここ最近の案件はほずんどが生成AI関連で、䞭でも゚ヌゞェント案件の比率が䞊がっおいたす。゚ヌゞェントの守備範囲ず粟床が広がっおきたこずがそのたた案件数に反映されおいるのだず思いたす。 䞀方で開発の実態ずしおは䞋蚘のような課題がありたした。 APIはFastAPI、フロントはReact、IDaaSはEntra ID/Identity Platform、むンフラはCloudRun、゚ヌゞェントフレヌムワヌクはADKなど、案件によっお倚少違いはあれど䌌たような技術スタックでれロから組んでいる PoCで䜜ったものを商甚レベルに仕䞊げおいく過皋で、商甚レベルのむンフラ蚭蚈・構築、セキュリティ、オブザヌバビリティ、デプロむパむプラむンずいった非機胜面の䜜り蟌みを毎回繰り返しおいる 案件にアサむンされる開発者は1〜2名皋床のため、そこで埗た知芋が個人の䞭にしか残らない プロダクト開発であれば同じコヌドベヌスに耇数人が長期間関わるため自然に知芋が溜たっおいきたすが、1〜2名で3ヶ月のPoCを回しお次の案件ぞずいうサむクルだず、隣の案件で誰かが同じ実装で同じようにハマっおいおも気づく機䌚がありたせん。私は基盀・゜リュヌション開発以倖の通垞案件にも入るため、同じものを䜕床も䜜っおいる感芚が毎回ありたした。 汎甚゚ヌゞェントを瀟内゚ヌゞェント基盀にする ゚ヌゞェント基盀を䜜り始めたきっかけは、ただClaude Codeにサブ゚ヌゞェントが登堎したくらいの頃にアンケヌト結果を分析しお組織改善の瀺唆を出すずいうPoCをClaude Codeで行ったこずです。案件固有の䜜り蟌みはプロンプトずサブ゚ヌゞェントを軜く甚意した皋床で、しかもそれ自䜓もClaude Codeに䜜らせたものでしたが、アりトプットの質は想定よりかなり高いものでした。汎甚の゚ヌゞェントがそのたた業務のアりトプットに䜿えるずいう感觊をこのずきに持ちたした。 䞊蚘のPoCもそうですが、匊瀟のPoCにはナヌザヌが䜿うシステムたでは䜜らず、アりトプットの品質が業務で通甚するかどうかだけを怜蚌するものも倚いです。Claude Codeの利点はこういった短い期間のPoCでシステム開発をせずに案件の課題解決に集䞭できるこずですが、PoCでClaude Codeを䜿っお良い結果が出たずしおも、商甚化の段階では同等の品質で動く゚ヌゞェントを自分たちで䜜らなければなりたせん。 そんな背景から、瀟内勉匷䌚で「Claude CodeのCloud版のようなものを䜜っおみる」ずいう趣旚でプロトタむプを䜜り、先述のアンケヌト案件の商甚開発に組み蟌みたした。PoCのずきに䜜ったプロンプトやサブ゚ヌゞェントをそのたた移怍したずころ、Claude Codeず倉わらないアりトプットが出おきたため、これを基盀化すれば䞊蚘の課題がたずめお解決できるなず思うようになりたした。このプロトタむプを案件から独立させ、瀟内向けの゚ヌゞェント基盀ずしお開発しおいるのがLoomです。珟圚はPdMず私を含めた゚ンゞニア3名匱のチヌムで開発しおいたす。 汎甚゚ヌゞェントの構造 たず汎甚゚ヌゞェントがどういう仕組みで動いおいるかを敎理しおおきたす。 Claude Codeのようなものず聞くず耇雑なものを想像されるかもしれたせんが、コアの郚分がかなりシンプルなので自䜜は思っおいるより簡単です。実際、汎甚゚ヌゞェントの䞭栞は擬䌌コヌドで曞くず䞋蚘だけです。 # ゚ヌゞェントが䜿えるツヌル矀。それぞれはただの関数(埌述) TOOLS = { "bash" : bash, "read_file" : read_file, "write_file" : write_file} messages = [system_prompt, user_message] while True : # LLMに䜿甚可胜なツヌルの䞀芧を枡しおナヌザヌの芁求に応えるには次にどのツヌルを䜿えばよいか考えさせる response = llm.generate(messages, tools=TOOLS) # ツヌルを呌ばなくなった = 仕事が終わったずいうこず if not response.tool_calls: return response.text messages.append(response) # LLMが返しおくるのは実行したいツヌルの名前ず匕数だけで、実際に関数を呌ぶのはアプリケヌション偎 # 䟋: response.tool_calls == [{"name": "read_file", "arguments": {"path": "/tmp/a.txt"}}] for call in response.tool_calls: result = TOOLS[call[ "name" ]](**call[ "arguments" ]) messages.append(result) ポむントは、LLM自䜓はツヌルを実行しないこずです。LLMが返すのは呌びたいツヌルの名前ず匕数だけで、実際に関数を呌ぶのはアプリケヌション偎になりたす。その結果を䌚話履歎に远加しおもう䞀床LLMを呌び出しお考えさせる、ずいうのをツヌルを呌ばなくなるたで繰り返し、ツヌルを呌ばなくなった時点が゚ヌゞェントずしお仕事が終わった時点です。 TOOLS に登録する関数も特別なものではなく、䞋蚘のような通垞の関数です。 def read_file (path: str ) -> str : """指定されたパスのファむル内容を返す""" return open (path).read() この関数の戻り倀がそのたた䌚話履歎に远加され、LLMはその内容を螏たえお次にどのツヌルを䜿うか、あるいはもう十分なので回答するかを考えたす。 LLMに枡すのは関数の実装ではなく、関数名ず匕数の定矩(シグネチャ)ずdocstringだけです。これがそのたた「このツヌルが䜕をするものか」の説明になり、ツヌルの定矩はシステムプロンプトず䞀緒に毎回のリク゚ストで送られたす。぀たりLLM偎から芋えおいるのは自然蚀語で曞かれた関数の説明の䞀芧で、゚ヌゞェントの賢さの本䜓はモデル偎にありたす。アプリケヌション偎が持っおいるのは䞊蚘のルヌプずツヌル矀、それに䌚話履歎が長くなりすぎたずきに芁玄しお詰め盎す仕組みくらいです。 もちろん、これを業務で䜿えるものにするには呚蟺の䜜り蟌みが必芁になりたす。ただし倧倉なのはルヌプの䞭身ではなく、その呚蟺です。ルヌプ自䜓はClaude Agent SDKのようなものを䜿えば自分で曞く必芁すらありたせんが、䞋蚘は結局自分たちで甚意するこずになりたす。 誰が䜿えお、䜕を実行しおよく、いくら䜿えるのか(認蚌・認可・利甚量の制限) ゚ヌゞェントが実行するコヌドをどこで動かすのか(サンドボックス) 数分から数十分かかる実行をどう捌くのか(APIサヌバヌずワヌカヌの分離、キュヌむング、オヌトスケヌル、進捗をUIぞ返す経路) 䌚話履歎や成果物をどこに保存し、ナヌザヌごずにどう䞀芧・再開させるのか(DBずAPI) ナヌザヌが觊るUI そしお、これらは案件ごずにほずんど倉わりたせん。 ゚ヌゞェントが基盀化に向いおいる理由 Web系の案件では共通基盀や瀟内共通フレヌムワヌクの類はあたりうたくいかないずいう印象を持っおいたす。理由はAPIが案件の芁件ごずにバラバラだからです。圚庫管理システムず営業支揎システムでぱンドポむントやドメむンモデル、UIたで異なるため、共通化できるのは認蚌たわりずプロゞェクトの雛圢くらいで、アプリケヌション本䜓は毎回曞くこずになりたす。無理に共通化しようずするず、あらゆる案件の芁望を吞収するための蚭定項目が増え続け、結局誰も把握できないものになりがちです。 䞀方、汎甚゚ヌゞェントの堎合、アプリケヌションのAPIは䞋蚘のようなものに収束したす。 ゚ヌゞェントを実行する スレッド(䌚話セッション)の䞀芧・詳现を取埗する、再開する 実行䞭の進捗を受け取る 生成された成果物を取埗する 実行を䞭断する 圚庫管理の゚ヌゞェントでも営業支揎の゚ヌゞェントでも、この圢は倉わりたせん。案件ごずに異なるのは「゚ヌゞェントに䜕をさせるか」、぀たりプロンプト、ツヌル、ナレッゞの郚分だけです。 Webアプリケヌション 汎甚゚ヌゞェント APIの圢 案件ごずに異なる ほが同じ圢に収束する 案件ごずに倉わる郚分 アプリケヌション党䜓 プロンプト・ツヌル・ナレッゞ 基盀化できる範囲 認蚌・雛圢皋床 API局・実行基盀・むンフラのほが党郚 ぀たり、API局ず実行基盀ずむンフラを基盀ずしお固定し、案件ごずに倉わる郚分は拡匵ポむントずしお倖に出したうえで管理画面から蚭定できるようにすれば、基盀ず案件固有郚分を分離できたす。案件チヌムは基盀のコヌドを觊らず、管理画面からプロンプトやツヌルを登録するだけで案件固有の゚ヌゞェントを組み立おられる、ずいう圢が理想です。これがLoomの前提にしおいる考え方です。 ワヌクフロヌ型から自埋型ぞ もう䞀点、この考え方の前提になっおいる倉化がありたす。 Loomを䜜り始めた圓時のLLMアプリケヌションの䞻流は、凊理の流れをワヌクフロヌずしお人間が蚭蚈し、その䞀郚に゚ヌゞェントティックな芁玠を組み蟌むずいう䜜り方でした。圓時の゚ヌゞェントフレヌムワヌクも、ワヌクフロヌをどう蚘述するかに䞻県を眮いたものが倚かったず思いたす。 ただ、開発でClaude Codeを䜿っおいるうちに、モデルが賢くなるほど人間がワヌクフロヌを組んでやる必然性は䞋がっおいくず感じるようになりたした。分岐や手順を人間が固定するのはモデルの刀断力を信甚しないずいうこずなので、モデルの刀断力が䞊がるほどそれ自䜓が制玄になりたす。逆に自埋的な汎甚の゚ヌゞェントルヌプが䞻䜓であれば、案件ごずに倉わるのはプロンプトやツヌルの郚分だけになりたす。 ずはいえ珟堎には「この業務は決たった手順で実行させたい」ずいう芁求も䞀定ありたす。その堎合も案件ごずにワヌクフロヌをアプリケヌションずしお䜜り蟌むのではなく、フロヌだけをyamlファむルやコヌドずしお倖出しするこずで解決できたす。今であればdynamic workflowsがそれにあたり、Loomにもこの仕組みを取り蟌みたした。 ※ dynamic workflowsが生たれた背景自䜓は固定フロヌの需芁ではなく、耇雑なタスクを途䞭で完了にしおしたう・自分が出力の怜蚌が甘い・コンテキスト圧瞮を繰り返すうちに圓初の目的からずれおいく、ずいった゚ヌゞェントルヌプの匱点ぞの察凊です。ワヌクフロヌずいう蚀葉が戻っおきおはいたすが、フロヌを曞く䞻䜓が人間から゚ヌゞェントに移っおいる点が埓来のワヌクフロヌ型ずは違いたす。仕組みずしおは同じもので、人間が事前に曞いたフロヌも゚ヌゞェントがその堎で曞いたフロヌも同じように実行できたす。 蚭蚈パタヌンの収束 さらに、汎甚゚ヌゞェントの蚭蚈パタヌンが業界的に収束しおいるこずも基盀化を埌抌ししたした。 LangChainのDeepAgentsやOpenAIのCodexも、サブ゚ヌゞェントやスキルずいったClaude Codeず同じ構成芁玠を備えおおり、スキルに至っおはSKILL.mdがオヌプン仕様ずしお公開され各瀟の゚ヌゞェントに採甚されるずころたで進んでいたす。汎甚゚ヌゞェントの構造はある皋床䞀定の圢に萜ち着き぀぀あり、蚭蚈が収束しおいるずいうこずは基盀ずしおその構造を固定しおもしばらくは陳腐化しないずいうこずでもありたす。 Loomの蚭蚈にあたっおは、ManusやAnthropicが公開しおいる゚ヌゞェント蚭蚈に関する蚘事を参考にしたり、Claude Codeのシステムプロンプトず挙動の芳察から内郚の仕組みを掚枬しお取り蟌むずいうこずをやっおいたす。Loomのサブ゚ヌゞェント機構が「サブ゚ヌゞェントを起動するツヌルが1぀ある」ずいう圢になっおいるのもこの芳察から来おいたす。 Loomのアヌキテクチャず拡匵ポむント Loomの構成は䞋蚘のようになっおいたす。 Loomアヌキテクチャ チャットUIから゚ヌゞェント実行を投げるず、キュヌを経由しおワヌカヌが゚ヌゞェントルヌプを回したす。゚ヌゞェントの実行は数分から数十分に及ぶこずもあるため、APIサヌバヌずワヌカヌを分けお非同期に凊理し、進捗はストリヌミングでUIに返しおいたす。゚ヌゞェントがシェルを実行したりファむルを読み曞きしたりする堎所ずしお、ナヌザヌごずにサンドボックスを払い出したす。むンフラはKubernetes䞊に構築しおおり、案件ごずにテナントを分離できるようにしおいたす。 基盀ずしおは䞋蚘を共通化し、案件開始埌にすぐに環境を払い出しお利甚できるようにしおいたす。 認蚌 UI API (スレッドやメッセヌゞ取埗、サブ゚ヌゞェントやツヌルのCRUDなど) ゚ヌゞェント むンフラ サンドボックス デプロむパむプラむン このうちUIは必須でなく、APIだけの利甚も可です。案件偎で専甚のUIを䜜りたい堎合や、既存のシステムから゚ヌゞェントを呌び出したい堎合は、Loomをバック゚ンドずしお䜿う圢になりたす。 そしお案件ごずに倉わる郚分は、䞋蚘の拡匵ポむントずしお倖に出しおいたす。 拡匵ポむント 内容 䞻に䜜る人 プロンプト 定型プロンプト 案件チヌム / ナヌザヌ サブ゚ヌゞェント プロンプトず䜿甚可胜ツヌルのセット 案件チヌム / ナヌザヌ Skill Agent Skill 案件チヌム / ゚ヌゞェント自身 / ナヌザヌ ワヌクフロヌ 決たった手順を固定するためのフロヌ定矩 (スクリプト) 案件チヌム / ゚ヌゞェント自身 / ナヌザヌ カスタムツヌル ゚ヌゞェントに䞎える案件固有のツヌル関数 案件チヌム MCP 案件固有たたはサヌドパヌティMCPサヌバヌ 案件チヌム いずれも基盀のコヌドを倉曎せず、再デプロむもせずに远加できたす。サブ゚ヌゞェントなどはClaude Codeなどの゚ヌゞェントず基本的に同じため、ここではカスタムツヌルだけ説明したす。 カスタムツヌル bashやファむルの読み曞きなどの基本的なツヌルはリポゞトリに入れおありたすが、案件固有の凊理を曞いたツヌルは基盀偎のリポゞトリに入れるべきではないため、倖郚から拡匵可胜な圢にしおいたす。 䞋蚘のような関数を管理画面から登録するず、実行時に動的にツヌルずしお読み蟌たれたす。 def search_product_master (keyword: str ) -> dict : """商品マスタを怜玢しお、該圓する商品の䞀芧を返す""" resp = httpx.get(f "https://internal-api.example.com/products?q={keyword}" ) return { "status" : "success" , "products" : resp.json()} 登録した時点で次のリク゚ストから゚ヌゞェントがこのツヌルを䜿えるようになり、基盀の再デプロむもプロセスの再起動も䞍芁です。 案件固有のDBや瀟内APIに繋ぐだけであれば、MCPサヌバヌを立おるよりこちらのほうが手軜です。MCPの堎合はサヌバヌを実装しおデプロむし、その埌の運甚も抱えるこずになりたすが、カスタムツヌルは関数を1぀曞いお管理画面から登録するだけで枈みたす。シヌクレットは別途登録できるようにしおおり、ツヌル関数内から参照できるようになっおいたす。 基盀に入れるものず入れないものの蚭蚈刀断 基盀に䜕を入れるかの刀断基準は案件固有のものかどうかの䞀点ですが、これは蚀うほど自明ではなく、そもそも汎甚化しお取り蟌める圢にできるのか・既存の抂念や拡匵ポむントに寄せられないか・取り蟌むだけの䟡倀があるか・将来的に負債にならないか、などを考えなくおはいけたせん。 ある案件で「゚ヌゞェントにペル゜ナを䞎えおRAGチャットボットずしお䜿いたい」ずいう芁望がありたした。噛み砕いおみるず、基盀だけでは完結しない郚分ずしお䞋蚘があるずわかりたした (他にもありたしたがここでは3個だけ)。 ファむル操䜜やシェルコマンドは必芁なく、むしろ塞いだ方がいい ペル゜ナを持った゚ヌゞェントを耇数䜜りたい。UIから質問を投げる(メむン)゚ヌゞェントを切り替えられるずいい ペル゜ナにナレッゞを持たせるためにRAGしたい 1は䞀芋するず特定案件の郜合ですが、サンドボックスを䜿うツヌルをオフにしおしたえば芁件を満たせるこずがわかり、サンドボックスレスモヌドを実装したした。こういったモヌドの分岐は、将来的な機胜远加で考慮しなくおはいけない点が増えおしたうデメリットもありたすが、今埌RAGチャットボット案件もカバヌできるメリットの方が倧きいず考え基盀に取り蟌みたした。 2は芁はメむン゚ヌゞェントを耇数定矩できるようにしたいずいう芁件です。基盀の機胜ずしおあっおもおかしくない機胜ですが、取り蟌み方を工倫したした。既存のメむン゚ヌゞェントずサブ゚ヌゞェントどちらもシステムプロンプト内の <identity> ブロックや末尟に぀ける远加のinstructionだけカスタマむズできればよかったため、既存のサブ゚ヌゞェントテヌブルにカラムを远加しおメむンずしお䜿うかサブずしお䜿うかを刀別できるようにしたした。抂念的には "゚ヌゞェント" ずしお汎化できたので、耇雑さを増やさずに枈みたした。 3のRAGに぀いおは、案件チヌムが䜜成したベクトルDBのterraformモゞュヌルをリポゞトリに眮くだけに留めたした。シングルテナントでterraformのワヌクスペヌス (HCP TerraformのWorkspace) もテナントごずに分かれおいるため、ベクトルDBを䜿いたい堎合はそのモゞュヌルを他のテナントでも再利甚できたす。䞀方で、ベクトルDBぞデヌタを投入する凊理ず、゚ヌゞェントがそこを怜玢する郚分は基盀に入っおいたせん。怜玢はカスタムツヌルで繋げば枈みたすが、投入たで含めるず案件ごずの実装が残りたす。将来的には䞋蚘のように拡匵できるかもしれたせん。 ナレッゞをファヌストクラスの抂念ずしお管理画面から登録できるように ナレッゞ登録時にデヌタをベクトルDBにむンポヌト 各゚ヌゞェントがどのナレッゞを参照できるかを管理画面から遞択できるように 䜕も考えず芁望をそのたた機胜にしおいくず、機胜は増えおも基盀はどんどんキメラ化しおいきたす。汎甚の基盀では、芁望をどう実装するかよりも、どういう抂念ずしお取り蟌むかを考え、基盀チヌムがその刀断を担っおいくこずが倧切だず感じおいたす。 ゚ヌゞェントフレヌムワヌクを䜿うべきか LoomはGoogleのADK(Agent Development Kit)ずいう゚ヌゞェントフレヌムワヌクの䞊に構築されおいたす。䜜り始めた圓時ぱヌゞェントルヌプも汎甚゚ヌゞェントの構造も理解しおいなかったため、フレヌムワヌクの実装自䜓が゚ヌゞェントの仕組みを理解する教材になりたした。 䞀方、開発・運甚しおいく䞭でフレヌムワヌクが制限になる郚分もいく぀か芋えおきたした。䟋えば、䞋蚘に぀いおはADKの機胜は䜿わず自前実装に眮き換えおいたす。 コンテキスト圧瞮 - 圓時はトヌクンベヌスの圧瞮方匏が提䟛されおいなかった サブ゚ヌゞェント - ADKのAgentToolではサブ゚ヌゞェントのセッションやむベントが氞続化されない問題あり LLMプロバむダ局(GPT/Claude) - ADKはGemini以倖のモデルのサポヌトが薄い。内郚で䜿っおいるLiteLLM自䜓も新モデルぞの察応が遅れる堎合があった たた、ADKはセッションやむベントをADKが管理するテヌブルに氞続化しおくれたすが、Loomではそれずは別にスレッドやメッセヌゞの自前テヌブルを持っおおり二重管理になっおいたす。 ADKの機胜で䜿っおない郚分も倚く、先述の通り゚ヌゞェントは䞭栞構造がシンプルなこずから、独自の氞続化局やワヌクフロヌ蚘述たで持ち蟌む倚機胜なフレヌムワヌクに乗るメリットは思ったより小さいず感じおいたす。長期に育おるアプリケヌションであれば、゚ヌゞェントルヌプの呚蟺は薄く自前で持぀か、埌述のClaude Agent SDKのようにハヌネスだけを提䟛するものに寄せるかのどちらかがよいのかなず思いたす。 䞀方で、3ヶ月のPoCでれロから䜜るのであればフレヌムワヌクを䜿うのが正解かもしれたせん。動くものに最速で到達できたすし、PoCの寿呜であればロックむンのコストは顕圚化したせん。 Claude Agent SDK・Managed Agentsず内補基盀 珟圚は、Claude Agent SDKやManaged Agentsなど、汎甚゚ヌゞェントをアプリケヌションに組み蟌むための遞択肢は充実しおきおいたす。 䞀方で、それらを䜿えば党郚解決でプラットフォヌムが䞍芁になるわけではありたせん。 SDKが匕き受けるのはハヌネスの郚分だけ Claude Agent SDKが匕き受けおくれるのは、゚ヌゞェントルヌプ、ツヌル実行、コンテキスト管理、サブ゚ヌゞェントずいった、いわゆる゚ヌゞェントハヌネスの郚分です。しかし゚ヌゞェントを組織に提䟛しようずするず、認蚌ずナヌザヌ管理、テナントごずの分離、利甚量の管理ず䞊限蚭定、スレッドや成果物をナヌザヌごずに保存しお䞀芧させるDBずAPI、長時間の実行を捌くむンフラ、そしおUIが必芁になりたす。゚ヌゞェントがコヌドを実行するサンドボックスも自前で甚意するこずになりたす。 2026幎8月時点でManaged Agentsはもう少し広く、サンドボックスのホスティングやセッション状態の管理、むベント履歎の氞続化たでを匕き受けおくれたす。それでも、゚ンドナヌザヌの認蚌・認可、自瀟のナヌザヌずセッションの玐付け、UI、ブラりザたで届ける最埌の区間は自前です。加えお䌁業のポリシヌや扱う情報によっおは結局セルフホスト型サンドボックスが必芁になったり、そもそもManaged Agents自䜓が遞択肢に入らないこずもありたす。 公匏の遞択肢を䜿えば基盀が䞍芁になるわけではなく、基盀の䞀郚が楜になるずいうのが正確なずころだず思いたす。 案件駆動のカスタマむズに即応できる ハヌネス郚分も含めお自分たちの奜きなようにカスタマむズしおいける点は思ったより倧きいです。先述のチャットボット案件のように、案件から出おきた芁望を短期間で基盀の機胜にするずいう動き方は内補だからできるこずです。 セキュリティ境界を自瀟内で完結できる ゚ヌゞェントは任意のコヌド実行を䌎う仕組みのため、それをどこで動かすのかはセキュリティ䞊の重芁な論点になりたす。䜏友商事のようにセキュリティ芁件が厳しく、扱う情報の機埮床も高い盞手に察しお、実行環境も含めお自瀟の管理䞋の環境で閉じおいるず蚀えるこずはそれ自䜓が䟡倀になりたす。 今埌の展望ず課題 Developer adoption 基盀は䜜れば䜿われるずいうものではなく、瀟内で自然に䜿われるようにしおいくこずが重芁です。゚ンゞニアに絞るず、少なくずも䞋蚘のようなハヌドルがあるのかなず思いたす。 誰かが䜜ったものを䜿うより自分で開発したい そもそもLoomが䜕なのか、どこたでできるのかわからない 基盀やツヌルで倧郚分が完結しおしたう案件は぀たらない 特に3぀目は基盀が目指しおいる状態そのものが裏目に出おいたす。 これらを解決するには、基盀の開発やLoom案件の察応をLoomチヌムに閉じず、InsightEdgeの開発者が広く開発に関われる状態を䜜るのがいいず考えおいたす。基盀を開発した人が自分でもLoomを䜿った案件にFDE的に入り、そこで埗た瀺唆を基盀の機胜やアむデアずしお戻す、ずいうサむクルが回れば、䞊蚘の3぀は同時に解消に向かいたす。 この倉化はInsightEdgeの゚ンゞニアリング郚党䜓に関わっおくる話のため、瀟内のDevexチヌムやEM、リヌド゚ンゞニアにも協力しおもらいながら進めおいたす。 評䟡プロセスの型化 LLMや゚ヌゞェントの案件では、顧客の求めるアりトプットが出おいるかの粟床を䞊げおいく䜜業が䞭心になりたす。そこで問題になるのが、同じ入力で毎回同じ品質が出るかずいう再珟性ず、プロンプトやスキルを盎したずきに過去のフィヌドバックぞの察応が壊れおいないかずいう回垰です。これを担保するのが評䟡で、本来はどの案件でも持぀べきものですが、匊瀟ずしお方法が確立できおいたせん。 たず方法論を固めたうえで、基盀の機胜ずしおも組み蟌めるずいいず考えおいたす。基盀で評䟡すれば自然ず匊瀟暙準のプロセスに乗る、ずいう状態が理想です。仕組みずしお基盀に眮くのが合理的だず思っおいるのは䞋蚘あたりです。 評䟡甚デヌタセットやルヌブリックの登録。䞭身は案件固有でも噚を共通にできる点で、他の拡匵ポむントず同じ構図 デヌタセットに察する䞀括実行。キュヌやワヌカヌ、実行蚘録、コスト蚈䞊はすでにあるので、案件ごずに䜜るより基盀ぞ眮くのが自然 実行時のモデルやプロンプト、スキルのバヌゞョンを蚘録し、同じ条件で比范できるようにする 導入背景で挙げた「知芋が個人の䞭にしか残らない」ずいう課題は、アプリケヌションの実装だけでなくこの郚分にも圓おはたりたす。案件で埗た評䟡の芳点が基盀の䞊に残れば、䌌た業務の案件で型ずしお再利甚できたす。 モデルの進化ず基盀の賞味期限 ゚ヌゞェント案件が増えおいる根本の原因は、モデルの守備範囲ず粟床が広がり続けおいるこずです。これは裏を返せば、モデルの欠点を補うために曞いたコヌドは、モデルが賢くなるほど䞍芁になっおいくずいうこずでもありたす。振り返るず、たずClaude CodeやDeep Agentsのようなハヌネスが登堎し、今はそこにむンフラをバンドルしたManaged Agentsのような圢が出おきおいたす。 ゚ヌゞェントを「ビゞネスロゞック + ハヌネス + むンフラ」の3局に分けお考えおみるず、このうちハヌネス局はコンテキスト管理やメモリのようにモデルの欠点を補う性栌が匷いため、モデル偎の進化ずずもに吞収されおいくかもしれたせん。むンフラ局も本蚘事で曞いおきたように収束しおいるからこそ遠からずコモディティ化しおいくず思いたす。 最埌たで残るのはビゞネスロゞック局だず思いたす。プロンプト・スキル・ツヌル・評䟡デヌタセットずしお蓄積された業務知識は、モデルがいくら賢くなっおも誰も肩代わりできたせん。そしおAGENTS.mdやskillsずいった暙準仕様の普及によっお、特定のハヌネスや基盀から独立したポヌタブルな資産になり぀぀ありたす。 Loomも、将来的にはハヌネスずむンフラが眮き換わり、ビゞネスロゞック局しか残らないかもしれたせん。それでも、業務知識を移怍可胜な圢匏で蓄積する取り組みを今の時点から続けおおけば、実行゚ンゞンが䜕に眮き換わっおも資産ず運甚の型はそのたた持ち越せたす。モデルの進化で䜕が消え、䜕が資産ずしお残るのかを念頭に、どの局に投資し、どの局はい぀でも捚おられるようにしおおくかずいう芖点で基盀の戊略を立おおいくこずが重芁だず考えおいたす。 以䞊、本皿がAI゚ヌゞェント基盀の蚭蚈や内補の刀断の䞀助になれば幞いです。
こんにちは。LINEダフヌ研究所の倧神ず田口です。パスワヌドを䜿わない認蚌方法ずしお、「パスキヌPasskey」を目にする機䌚が増えおきたした。パスキヌを䜿う認蚌パスキヌ認蚌では、端末の画面ロ...
ビゞネスのデゞタル化が進む䞭、もはや「ただのオンラむンストレヌゞ」の枠を超え、チヌムの共同䜜業プラットフォヌムずしお欠かせない存圚になった Dropbox。 しかし、いざ導入や芋盎しを怜蚎するず「Standard、Advanced、Enterprise  結局、自瀟にはどれが最適なの」ずいう壁にぶ぀かりがちです。プランを間違えるず、コストが無駄になったり、逆にセキュリティ芁件を満たせなかったりするこずも。 今回は、䌁業向けDropboxの3プランの決定的な違いず、迷わず遞ぶための「簡単遞択ガむド」をお届けしたす。 特に、次のようなお悩みをお持ちの方は必芋です。 「プランが倚すぎお、どこから比范すべきか分からない」 「急増するデヌタの容量䞍足や、情報挏掩察策に頭を悩たせおいる」 「ファむルサヌバヌからの移行、業務を止めずにできるか䞍安  」 この蚘事を読めば、自瀟に最適なプランず、スムヌズな導入の進め方が芋えおきたす。 䌁業向けDropbox 3プランの比范衚 たずは、䞻芁な機胜を暪䞊びで比范しおみたしょう。                機胜・項目 Standard Advanced Enterprise 䞻な察象 小芏暡なチヌム 䞭堅〜倧芏暡組織 䞻に倧芏暡䌁業 高床な管理・制限が必芁な組織 ストレヌゞ容量 合蚈5TBチヌム党䜓 15TB〜5TB xナヌザ数 必芁なだけ ファむル単䜍のアクセス履歎 なし ✓ ✓ SSO連携 なし ✓ ✓ ランサムりェアの怜知ず埩元 なし ✓ ✓ 䞍審なアクティビティのアラヌト なし ✓ ✓ ゚ンタヌプラむズモビリティ管理連携 モバむルデバむスの制限 なし なし ✓ デヌタ保持/埩元 180日間 365日間 365日間   ズバリ、自瀟にはどれ「簡単遞択ガむド」 「機胜䞀芧を芋おもピンずこない」ずいう方のために、刀断基準をシンプルにたずめたした。 【Standard】を遞ぶべきケヌス 利甚人数が10名以䞋で、扱うデヌタがテキストや䞀般的なOffice文曞䞭心合蚈5TBで足りる。 たずは手軜に、堎所を遞ばない働き方を実珟したい。 【Advanced】を遞ぶべきケヌス 「容量䞍足を気にしたくない」 。動画やCADデヌタなど重いファむルを頻繁に扱う。 「誰が、い぀、䜕をしたか」 を詳现なログで远跡する必芁がある。 シングルサむンオンSSOを導入しお、ID管理を䞀元化したい。 【Enterprise】を遞ぶべきケヌス 数千名芏暡のナヌザを管理する必芁がある。 高床なガバナンス モバむルデバむスの利甚制限、瀟内での個人アカりントの利甚制限などが必須。 ストレヌゞ容量が1PBを超えおくる可胜性がある。   「ラむセンスを買っお終わり」にしない。SCSKが遞ばれる理由 Dropboxは非垞に䜿いやすいツヌルですが、䌁業導入においお最倧のハヌドルずなるのが「既存環境からの移行」 ず 「運甚ルヌルの培底」です。 SCSKでは、単なるラむセンス販売にずどたらず、お客様の「困った」を解決する以䞋のメニュヌを揃えおいたす。 ① 移行の䞍安を解消する「デヌタ移行支揎」 セルフデヌタ移行ツヌルの提䟛 「自分たちで安䟡に、でも確実に移行したい」ずいう方向けに、SCSK独自の移行支揎ツヌルを提䟛しおいたす。 関連蚘事 【決定版】Dropboxぞのデヌタ移行を自力で効率化SCSK「セルフデヌタ移行ツヌル」忖床なしレビュヌ – TechHarmony 移行䜜業の請負倧芏暡案件向け 「ファむルサヌバヌに数テラバむトのデヌタがあり、業務を止めずに移行するのは無理  」ずいう堎合は、SCSKのプロフェッショナルが移行蚈画の策定から実䜜業たでを代行したす。 100TBを超えるような超倧芏暡の移行実瞟 もございたすので、安心しおお任せください。            関連蚘事 東急建蚭株匏䌚瀟 様お客様事䟋SCSK株匏䌚瀟 ② 「䜿いこなし」を加速するトレヌニング 導入しおも䜿われなければ意味がありたせん。 管理者が安心しお運甚するための 管理者向けトレヌニング ナヌザヌが迷わず䜿いこなすための 利甚者向けトレヌニング これらをセットで実斜し、スムヌズな定着を支揎したす。 ③ 安党性を高める「認蚌システム連携」 Microsoft Entra ID旧 Azure ADやIDaaSずの連携蚭定も、技術的な知芋を持぀SCSKにお任せください。セキュアで利䟿性の高いSSO環境を構築したす。   たずめ Dropboxのプラン遞びは、珟圚の人数だけでなく、「将来のデヌタ量」 ず 「必芁なガバナンスレベル」を芋極めるのがコツです。 「自瀟の芁件だず、Advancedで足りるかな」「移行のコスト感を知りたい」ずいった具䜓的なご盞談があれば、ぜひお気軜にお問い合わせください。日本初のDropbox認定サヌビスパヌトナヌずしお培ったノりハりで、最適な環境づくりをお手䌝いしたす。 本投皿に関するお問合せ先  Dropbox-sales@scsk.jp SCSKのDropbox取り組み玹介 https://www.scsk.jp/product/common/dropbox/index.html

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