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2026 年 4 月 28 日の「 What’s Next with AWS 」では、マット ガーマン (AWS CEO)、Colleen Aubrey (Amazon Applied AI Solutions SVP)、Julia White (AWS CMO) と OpenAI のリーダーたちがディスカッションを行い、両社とそのお客様がエージェントを使って事業の運営方法をどのように変えているかについて話し合いました。 このイベントでの主な発表のまとめをご紹介したいと思います。 Amazon Quick は、あらゆる作業に接続し、ユーザーにとって重要な事柄を学び、ユーザーに代わって行動する AI アシスタントです。2026 年 4 月 28 日より、新しいデスクトップアプリの使用、無料プランとプラスプランへのサインアップ、チャットを使ったビジュアルアセットの生成が可能になり、Quick をさらに多くのアプリに簡単に接続できるようになります。 Quick の新しいデスクトップアプリ (プレビュー) : ブラウザを開かずにローカルファイル、カレンダー、コミュニケーションへの接続を維持することで、パーソナライズされたエクスペリエンスを創り出すことができます。 Quick の新しい無料プランとプラス料金プラン : 個人の E メールアドレス、または既存の Google、Apple、Github、Amazon 認証情報を使用して数分でサインアップできます。AWS アカウントは不要です。 ビジュアルアセットをその場で生成 : Quick では、洗練された文書、プレゼンテーション、インフォグラフィック、画像をチャットインターフェイスから直接作成できるようになりました。デザインスキルや何時間ものフォーマット調整を不要にするこの機能は、2026 年 4 月 28 日からご利用いただけます。 Quick をさらに多くのアプリに簡単に接続 : Quick は、ネイティブ統合の対象を拡大して、Google Workspace、Zoom、Airtable、Dropbox、Microsoft Teams を追加しました。この統合も2026 年 4 月 28 日から利用可能です。 詳細については、 Amazon News 記事 をご覧ください。 Amazon Connect は、単一製品から、Amazon Connect Decisions (サプライチェーン)、Talent (採用)、Customer (カスタマーエクスペリエンス)、および Health (ヘルスケア) の 4 つを含めた一連のエージェンティック AI ソリューションへと拡大されました。これらは既存のワークフローで機能するように設計されています。 Amazon Connect Decisions は、チームを後手に回る危機管理から先手を取る計画と意思決定へと移行させるサプライチェーン計画およびインテリジェンスソリューションです。30 年におよぶ Amazon の運営科学と 25 を超えるサプライチェーン特化型ツールを組み合わせる AI チームメイトは、ユーザーのビジネスに適応し、チームから学び、業務を継続的に改善します。 Amazon Connect Talent (プレビュー) は、スケール化された採用を管理するタレントアクイジションリーダーのために構築されたエージェンティック AI 採用ソリューションです。AI 主導の面接、科学的根拠に基づいたアセスメント、一貫的な評価を実現することで、採用担当者が優秀な候補者をより早く採用できるようにしながら、人間が持つ先入観を低減する柔軟な面接体験を応募者に提供します。 Amazon Connect Customer (旧称 Amazon Connect) は、音声、チャット、デジタルチャネルの全体でインテリジェントかつパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを実現します。Amazon Connect Customer では、技術的な専門知識がなくても、組織が会話型 AI を数か月ではなく数週間でセットアップし、カスタマーエクスペリエンスを設定できる新しい設定機能が提供されるようになりました。 Amazon Connect Health は、エージェントによる患者確認、予約管理、患者インサイト、アンビエントドキュメンテーション、医療コーディングを提供することで、患者がより迅速に医療ケアを利用し、臨床医がケアにより多くの時間を費やし、スタッフが専門業務に専念できるようにします。 詳細については、 Amazon News 記事 をご覧ください。 AWS と OpenAI がパートナーシップを拡大 Amazon Bedrock に最新の OpenAI モデルを導入した AWS と OpenAI は、Codex on Amazon Bedrock の提供を開始するとともに、OpenAI を搭載した Amazon Bedrock Managed Agents をリリースしました (すべて限定プレビュー中)。これらは、企業が信頼するインフラストラクチャ上で、企業が求めるフロンティアインテリジェンスを提供します。 Amazon Bedrock 上の OpenAI モデル (限定プレビュー) : GPT-5.5 および GPT-5.4 を含めた最新の OpenAI モデルが、プレビューとして Amazon Bedrock で利用可能になります。OpenAI のフロンティアモデルは、統合されたキュリティ、ガバナンス、コスト管理を提供する、使い慣れた Bedrock API 経由で使用します。追加のインフラストラクチャを設定する必要も、新しいセキュリティモデルを学ぶ必要もありません。 Codex on Amazon Bedrock (限定プレビュー) : 既に大規模に運用されている AWS 環境内で OpenAI コーディングエージェントにアクセスできます。AWS 認証情報を使用した認証、Amazon Bedrock インフラストラクチャを使用した推論の処理、Codex 使用量の AWS クラウドコミットメントへの適用が可能です。Codex on Bedrock は Bedrock API 経由で利用でき、まずは Codex CLI、Codex デスクトップアプリ、Visual Studio Code 拡張機能からご利用いただけます。 OpenAI 搭載の Amazon Bedrock Managed Agents (限定プレビュー) : Amazon Bedrock Managed Agents は、フロンティア AI モデルと信頼の置ける AWS インフラストラクチャを組み合わせることで、お客様が本番環境対応の OpenAI 搭載エージェントをクラウドで迅速かつ簡単に構築できるようにします。OpenAI フロンティアモデルの可能性を最大限に引き出すように設計された OpenAI ハーネスを使用して構築されており、実行時間の短縮、推論の精緻化、長期的タスクの確実な制御を実現します。 詳細については、 AWS 最新情報記事 と Amazon News 記事 をご覧ください。 原文は こちら です。
G-gen の荒井です。当記事では、Google Cloud Next '26 で発表された Google Workspace に関する新機能について、公式の投稿記事およびセッションの内容をもとに紹介します。 G-gen Tech Blog では、現地でイベントに参加したメンバーや、日本から情報をウォッチするメンバーが、Google Cloud Next '26 に関連する記事を発信します。 blog.g-gen.co.jp はじめに Keynote Features Workspace Intelligence(GA) Rapid Enterprise Migration(GA) Drive & Document Editor New Gemini capabilities in Sheets, Docs, and Slides(Preview) Ask Gemini in Drive(GA) Third-party data in Sheets(Preview) Collaboration Ask Gemini in Chat(Preview) AI Inbox and AI Overviews in Gmail(Preview) Help from Gemini in every meeting(Preview) AI Features Workspace skills(Coming Soon) Custom Avatars in Vids(GA) Auto browse with Gemini in Chrome(GA) Workspace MCP Server(Developer Preview) Gemini Enterprise app Workspace capabilities in the Gemini Enterprise app(Private Preview) Management Simplified agent governance(GA) New sovereign controls and client-side encryption(Coming Soon) はじめに 以下の Google 公式投稿および実際に現地で行われたセッションを参考に、Google Cloud Next '26 で発表された Google Workspace に関する新機能を紹介します。なお、当記事で紹介する機能の提供ステータス(GA / Preview / Coming Soon)は 2026年4月29日現在の情報です。 参考 : 10 more announcements from Google Workspace at Cloud Next ‘26 参考 : 260 things we announced at Google Cloud Next '26 – a recap Keynote Features Workspace Intelligence(GA) 1日目のキーノートで発表された Workspace Intelligence は、Google Workspace における発表の中で最も重要なアップデートです。 新しいアプリケーションや操作ボタンとして表示されるものではなく、Google Workspace 内の抽象化されたセマンティックレイヤーとしてバックグラウンドで稼働する仕組みです。 公式投稿から引用 Workspace Intelligence は、Google Workspace の各種アプリケーションに保存されたファイルや、Gmail および Google Chat のメッセージ、インターネット上の情報からコンテキストを収集し、ユーザーの立場や業務内容を分析します。これにより、ユーザーが求めるアウトプットを的確に理解し、Gemini がパーソナライズされた回答を生成します。主要な機能は以下のとおりです。 情報収集 Google Workspace およびインターネットの情報から様々なコンテキスト情報を収集します。 状況認識 Gemini の推論技術を用いることで、今ユーザーにとって何が最も重要かを理解し、重要なタスクを把握します。 パーソナライゼーション 過去の仕事やコミュニケーションパターンを学習し、独自の仕事スタイル、話し方、書式設定の好みを理解し、パーソナライゼーションしたアウトプットを行います。 参考 : Google Cloud Next '26速報レポート - キーノート(1日目) - G-gen Tech Blog 参考 : Introducing Workspace Intelligence 参考 : Workspace
Intelligence Contextual AI for the enterprise 参考 : Introducing Workspace Intelligence, with admin controls Rapid Enterprise Migration(GA) 同じく1日目のキーノートで発表された Rapid Enterprise Migration については、キーノート内での詳細な発表はありませんでしたが、ブレイクアウトセッション「Fast-track to Google Workspace: Smooth migration, adoption, and interoperability」にて具体的な内容が紹介されました。 「Fast-track to Google Workspace: Smooth migration, adoption, and interoperability」のセッション内容は以下の記事を参照してください。 参考 : Fast-track to Google Workspace: Smooth migration, adoption, and interoperability(Google Cloud Next '26速報) - G-gen Tech Blog 実質的には、従来より提供されていた Data Import 機能に該当します。Data Import は従来「データ移行(新規)」という名称でしたが、管理コンソールやドキュメントも Data Import と名称が変更されています。 参考 : Introducing data import: An easier, faster, and higher-fidelity migration to Google Workspace at no additional tool cost 参考 : データ インポート ツールについて データ移行ツールは Data Import に集約され、Microsoft 365 から容易にデータ移行を行えます。スライド内で言及されている「データ移行速度が5倍」という点については、従来 Google Workspace に実装されていたデータ移行ツールに比べて速度が速くなったことを意味しています。 当機能は「データ移行(新規)」として既にプレビューで実装されていた機能です。当社による検証結果は、以下の記事で公開しています。 参考 : Microsoft OneDriveからGoogle ドライブへのデータ移行を検証してみた - G-gen Tech Blog 参考 : Microsoft TeamsからGoogle Chatへのデータ移行を検証してみた - G-gen Tech Blog 参考 : Microsoft SharePoint OnlineからGoogle ドライブへのデータ移行を検証してみた - G-gen Tech Blog 参考 : DropboxからGoogleドライブへのデータ移行を検証してみた - G-gen Tech Blog Drive & Document Editor New Gemini capabilities in Sheets, Docs, and Slides(Preview) 自然言語を用いてドキュメント(スプレッドシートやスライド)の作成や編集ができます。サイドパネルの Gemini に自然言語で指示をするだけで、複数枚のスライドやデータに基づいたインフォグラフィックの作成、コメントのフィードバックに基づいた編集が実行できます。作成されたスライドは編集可能な状態を維持するため、後日資料の再編集もできます。 さらに、企業ブランドを反映したテンプレートを参照しドキュメント作成をすることもできるため、ブランドテンプレートへ変換する手間がなくなります。 参考 : New ways to create faster with Gemini in Docs, Sheets, Slides and Drive 参考 : New Gemini capabilities in Google Docs help you go from blank page to brilliance 参考 : Build and edit complex spreadsheets with Gemini in Google Sheets 実際の動作イメージについては、Google から公開されている以下の動画を参照してください。 youtu.be Ask Gemini in Drive(GA) Ask Gemini in Drive を使用することで、自然言語で探したい情報を素早く検索し要約を作成できます。またソースとなるデータも列挙されるため確実な情報を瞬時に入手することができます。 情報検索時はユーザーのアクセス権限を越えた検索はできません。またコピーや複製は行われないため、安全に使用できます。 参考 : New ways to create faster with Gemini in Docs, Sheets, Slides and Drive 参考 : Ask Gemini in Drive now generally available 参考 : AI Overviews in Drive now generally available Third-party data in Sheets(Preview) HubSpot や Salesforce などのアプリからサードパーティデータを Google スプレッドシートにインポートできるようになりました。 また、スプレッドシートの表から、ダッシュボードやヒートマップ、かんばんボードといった簡易アプリを作成できます。アプリ内のデータはソースとなる表のデータとリアルタイム接続されており、リアルタイムに情報が更新されます。生成したアプリはチームメンバーと共有できます。 表データからアプリを生成するデモンストレーションは、以下の動画で確認できます。 youtu.be Collaboration Ask Gemini in Chat(Preview) Google Chat 内に Ask Gemini が追加され、Workspace Intelligence によりパーソナライズ化された Gemini と会話を行うことができます。 重要タスクの確認やメールの検索、ドキュメントの作成など網羅的に業務支援を行います。 参考 : Get started with Ask Gemini in Google Chat Ask Gemini in Chat を用いてスライドを作成するイメージについては、以下の動画を確認してください。 youtu.be AI Inbox and AI Overviews in Gmail(Preview) Gmail に AI Inbox というトレイが追加されます。受信したメールに対して、 AI を使用した以下の機能を提供します。 To-Do リストの作成 返信が必要なメールを探す キーワードではなく、自然言語でのメール検索 受信メールやスレッドの要約 参考 : Search faster and smarter with AI Overviews in Gmail search Help from Gemini in every meeting(Preview) Google Meet の Gemini 機能により、対面での会議でも、Gemini が音声を記録し、議事録を作成できます。また他社の Web 会議ツールを使用していてもデバイスのマイク機能から議事録の作成ができます。Gemini が会議内容やアクションアイテムを記録することで、ユーザーはより一層会話に集中することができます。 参考 : 対面会議で「自動メモ生成」を使用する 当機能についてはブレイクアウトセッション「Transform meetings into outcomes using Google Workspace with Gemini」でも一部言及されています。以下のセッションレポートも参照してください。 blog.g-gen.co.jp AI Features Workspace skills(Coming Soon) Workspace Studio 内で繰り返しタスクを自動化し、Skill として登録できます。Skill は組織に共有可能であり、Google Workspace 内のあらゆる Gemini からその Skill を起動できるようになります。 Custom Avatars in Vids(GA) Nano Banana 2 の機能により、Google Vids のアバターにブランディング要素を追加できます。企業ロゴをアップロードすることで、アバターにロゴを反映できます。アバターの T シャツにロゴを挿入するなどの編集が、簡単にできます。 参考 : Create custom branded avatars in Google Vids with Nano Banana 2 Auto browse with Gemini in Chrome(GA) 当機能は米国の Google Workspace ユーザーにおけるアップデートです。日本のユーザーは、まだ対応していません。 Chrome Enterprise ライセンスを保有する場合、Gemini の自動ブラウジング機能を有効化できます。Web サイトやアプリを横断し複数ステップのタスクを実行します。Workspace のエンタープライズグレードのセキュリティ機能が適用されるため、機密情報は保護されます。 参考 : The new era of browsing: Putting Gemini to work in Chrome Workspace MCP Server(Developer Preview) Workspace MCP Server を使用することで、ドキュメント作成や Gmail の返信の作成など、高度な Workspace 機能を AI アプリケーションやエージェントに組み込むことができます。 参考 : Google Workspace MCP サーバーを構成する Gemini Enterprise app Workspace capabilities in the Gemini Enterprise app(Private Preview) Gemini Enterprise app から Google Workspace の各種アプリケーションへアクセスし、シームレスに作業を進めることができます。Google カレンダーから会議をスケジュールしたり、ドキュメントやスライドを作成・編集できます。 Management Simplified agent governance(GA) Google Workspace 管理コンソールに AI 関連の制御を包括的に管理できる AI コントロールセンター が導入されました。Workspace 内のデータへのエージェントアクセスを監視、制御、監査することで、AI 活用に関するセキュリティリスクを軽減できます。 New sovereign controls and client-side encryption(Coming Soon) Google Workspace の一部エディションではデータの保管場所を米国および EU に限定することができます。 参考 : データの地理的な保管場所を選択する 今後はドイツやインドなど、さらに多くの国がサポートされる計画が発表されました。 また機密性の高いデータについては、クライアント暗号化により、Google を含む様々なエンティティからのアクセスを禁止するセキュリティ機能が実装されます。 荒井 雄基 (記事一覧) クラウドソリューション部 クラウドサポート課 オンプレ環境のネットワーク・サーバーシステムを主戦場としていたが、クラウド領域にシフト。現在は Google Workspace を中心に企業の DX 推進をサポート。 ・ Google Cloud Partner Top Engineer 2025 / 2026 ・Google Cloud 認定資格 7冠 ・Jagu'e'r エバンジェリスト Follow @arapote_tweet
G-gen の杉村です。2026年4月に発表された、Google Cloud や Google Workspace のイチオシアップデートをまとめてご紹介します。記載は全て、記事公開当時のものですのでご留意ください。 はじめに Google Cloud Next '26 の開催 プロダクトの名称変更 概要 Looker Studio → Data Studio(和名: データポータル) Dataplex Universal Catalog → Knowledge Catalog Cloud Composer → Managed Service for Apache Airflow BigLake → Google Cloud Lakehouse Dataproc → Managed Service for Apache Spark Vertex AI → Gemini Enterprise Agent Platform Google Cloud のアップデート オープンモデル Gemma 4 がリリース Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview) Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開 Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能に Google Cloud コンソールでも Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書アタッチが可能に Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開 BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview) Cloud SQL でストレージの縮小ができるように すべての Google Cloud 認定資格で日本語版が受験可能に BigQuery Graph が Preview 公開 Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるように Colab Enterprise で visualization cells が使えるように Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA) Google Cloud〜AWS間のPartner Cross-Cloud Interconnectが一般公開(GA) Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場 データポータルで BigQuery の Conversational Analytics が使用可能に Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開 Gemini Cloud Assist のサイドパネルが強化 Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーが接続可能に BigQuery の CDC テーブルからマテリアライズドビューを作成可能に Compute Engine、GKE、Cloud Storage で「AI Zone」が公開 Google SecOps が VPC Service Controls に対応 VPC Service Controls の ingress/egress ルールで IAM ロールが使用可能に Google Workspace のアップデート Google Vids から YouTube への直接エクスポートが可能に Chrome 拡張機能 Google Vids Screen Recorder が登場 Gemini アプリの macOS 版ネイティブデスクトップアプリが登場 Gemini アプリで会話結果から Docs や PDF を生成可能に Google Meet の Take notes for me(自動議事録)のカスタマイズが可能に はじめに 当記事では、毎月の Google Cloud(旧称 GCP)や Google Workspace(旧称 GSuite)のアップデートのうち、特に重要なものをまとめます。 また当記事は、Google Cloud に関するある程度の知識を前提に記載されています。前提知識を得るには、ぜひ以下の記事もご参照ください。 blog.g-gen.co.jp リンク先の公式ガイドは、英語版で表示しないと最新情報が反映されていない場合がありますためご注意ください。 Google Cloud Next '26 の開催 Google Cloud の旗艦イベントである Google Cloud Next が、米国ネバダ州ラスベガスにおいて4月22日(水)から24日(金)までの3日間、開催された。 Agentic(エージェンティックな、自律的な)をテーマに、数多くの新機能が発表された。発表された機能の中には、既に一般公開(GA)されているもの、Preview 公開されているもの、まだ使用可能になっていないものなどが混同している。 主要な発表がされたキーノート(基調講演)については、以下の記事を参照されたい。 blog.g-gen.co.jp blog.g-gen.co.jp また G-gen では、現地に派遣したエンジニアや日本からリモートで情報収集するエンジニアが、各種セッションレポートを公開している。以下のカテゴリ一覧から、Google Cloud Next '26 の関連記事にアクセスできる。 blog.g-gen.co.jp プロダクトの名称変更 概要 2026年4月には以下のように、プロダクトの名称変更が相次いだ。 旧名称 新名称 Looker Studio Data Studio(和名: データポータル) Dataplex Universal Catalog Knowledge Catalog Cloud Composer Managed Service for Apache Airflow BigLake Google Cloud Lakehouse Dataproc Managed Service for Apache Spark Vertex AI Gemini Enterprise Agent Platform Gemini Enterprise Gemini Enterprise app Looker Studio → Data Studio(和名: データポータル) Data Studio returns as new home for Data Cloud assets (2026-04-11) Looker Studio は Data Studio(和名: データポータル)に名前が再変更された。昔の名前に戻ったことになる。経緯は以下のとおり。 もともとは「英名: Data Studio / 和名: データポータル」という名称だった 日本では商標の関係で「Data Studio」という名称が使えないため「データポータル」と表記される 2022年10月の Google Cloud Next '22 で「Looker Studio」に名前が変更され、Looker ブランドに統一された。Looker と Looker Studio の2つの製品が存在する状態になり、混乱を呼んだ 2026年4月に「英名: Data Studio / 和名: データポータル」に戻った システム的には以下の変更がされた。 UI 上の表記が「データポータル(Data Studio)」になった 従来の URL( lookerstudio.google.com )にアクセスすると、新しい URL( datastudio.google.com )にリダイレクトされる Dataplex Universal Catalog → Knowledge Catalog Knowledge Catalog release notes - April 10, 2026 Dataplex Universal Catalog は Knowledge Catalog に改名された。 フルマネージドのデータカタログサービス。今回で4回目の名称変更となる。名称の変遷は以下のとおり。 Data Catalog → Dataplex Catalog → BigQuery universal catalog → Dataplex Universal Catalog → Knowledge Catalog Cloud Composer → Managed Service for Apache Airflow Cloud Composer release notes - April 15, 2026 Cloud Composer は Managed Service for Apache Airflow に改名された。 フルマネージドの Apache Airflow であり、データパイプラインの実装等に使われるマネージドサービス。 BigLake → Google Cloud Lakehouse What is Google Cloud Lakehouse? (2026-04-20) BigLake が Google Cloud Lakehouse に改称。 Google Cloud Lakehouse は、Apache Spark、Apache Flink、Trino といったオープンソースのクエリエンジンとの互換性を持つ、レイクハウスフレームワーク。BigQuery を基幹技術とする。 Dataproc → Managed Service for Apache Spark Managed Service for Apache Spark cluster deployment overview (2026-04-22) Dataproc が Managed Service for Apache Spark に改称。 Managed Service for Apache Spark はその名のとおり、フルマネージドの Apache Spark クラスタ。 Vertex AI → Gemini Enterprise Agent Platform Vertex AI to Gemini Enterprise Agent Platform naming changes (2026-04-22) Vertex AI は、Gemini Enterprise Agent Platform と改名された。これに伴い、これまで Gemini Enterprise と呼ばれていた Web サービスは、Gemini Enterprise app と改名された。また Vertex AI プロダクト群は、以下のように名称が変更となる(一部のみ抜粋)。 旧称 旧名称 Vertex AI Gemini Enterprise Agent Platform Gemini Enterprise Gemini Enterprise app Generative AI on Vertex AI Generative AI Vertex AI Studio Agent Studio Vertex AI API Agent Platform API Vertex AI Agent Engine Agent Runtime Vertex AI Search Agent Search Vertex AI Search for Commerce Agent Search for Commerce Vertex AI Conversation Agent Conversation Vertex AI Vector Search Vector Search Vertex AI Training Agent Platform Managed Training Vertex AI Pipelines Agent Platform Pipelines Google Cloud のアップデート オープンモデル Gemma 4 がリリース Gemma 4 モデルの概要 (2026-03-31) オープンモデル Gemma 4 がリリース。商用利用可。以下の種類がある。 E2B / E4B : モバイル、エッジ、ブラウザ向け 31B : より高密度 26B A4B : 高スループットで高度な推論向け Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview) Use the match condition builder (2026-03-31) フルマネージド WAF である Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview)。 CEL 文を書く時の UI 補助ツール。ルールを書く負担が軽減される。 Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開 Veo 3.1 Lite Generate Preview (2026-04-02) Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開。 Veo 3.1 < 3.1 Fast < 3.1 Lite の順で生成秒数あたりの料金単価が安く、Lite が最も安価なモデルとなる。 Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能に About migrating to Google Cloud with Hybrid Subnets (2026-04-03) Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能になった。 クラウド側サブネットにオンプレと同じ CIDR を持たせ、IP アドレスを変えずにサーバーをクラウドへ移行できる。オンプレ側ルーターに Proxy ARP の設定が必要であり、またクラウド側のルーティングも少しトリッキーになる。 Google Cloud コンソールでも Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書アタッチが可能に Google Cloud release notes - April 05, 2026 (2026-04-05) Cloud Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書のアタッチが Google Cloud コンソールでもできるようになった。 従来は DNS 認証した証明書だと gcloud コマンド等を使う必要があった。今後は証明書マップを UI 上で選択できる。 Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開 AI Inference SMT (2026-04-06) Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開。Pub/Sub トピックまたはサブスクリプション内のメッセージを Gemini 等の AI モデルで加工。以下のような用途がある。 メッセージに対してリアルタイムで AI モデルによる推論結果を追加(エンリッチメント) アプリケーション側の処理のオフロード 以下の記事も参照。 blog.g-gen.co.jp BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview) The AI.AGG function (2026-04-06) BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview)。Cloud Storage 上の非構造化データ(画像またはテキスト)に対して Gemini を使い「意味的な集計」のような処理ができる。感情分析、コンテンツ要約、ログ分析など。 Cloud SQL でストレージの縮小ができるように About storage shrink (2026-04-06) Cloud SQL でストレージの縮小ができるようになった。従来は拡大はできたが縮小はできなかった。インスタンスの再起動が必要。 プライマリインスタンスとリードレプリカの両方で可能。 すべての Google Cloud 認定資格で日本語版が受験可能に Google Cloud 認定資格の一覧を解説。全部で何個ある?難易度は? (2026-04-08) これまで日本語版しか提供されていなかった以下の2試験の日本語版が公開された。 Professional Security Operations Engineer Professional Cloud Database Engineer これをもって、14種類すべての Google Cloud 認定資格が、日本語で受験可能になった、 以下の記事も参照。 blog.g-gen.co.jp BigQuery Graph が Preview 公開 Introduction to BigQuery Graph (2026-04-09) BigQuery Graph が Preview 公開。 Graph Query Language(GQL)を使ってデータ間の関係性を可視化できる。CREATE PROPERTY GRAPH 文でノードテーブル・エッジテーブルを事前に定義。 Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるように Grant scheduling (2026-04-13) Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるようになった。最大7日後の予約が可能。 Colab Enterprise で visualization cells が使えるように Use visualization cells (2026-04-13) Colab Enterprise で visualization cells が使えるように。データフレームに入れた値を基にチャート(図表)を簡単に UI で作成できる。BigQuery → df → 可視化を UI 上で簡単に行える。 Colab Enterprise の visualization cells Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA) Deploy worker pools to Cloud Run (2026-04-14) Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA)。 Pub/Sub などに対してタスクを取得する pull 型ワークロードを実行するためのフルマネージドのコンテナ基盤。高いコスト効率でコンテナのジョブを実行できる。 Google Cloud〜AWS間のPartner Cross-Cloud Interconnectが一般公開(GA) Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS overview (2026-04-14) Google Cloud と AWS を容易に専用線接続できる Partner Cross-Cloud Interconnect が一般公開(GA)。 VPC ピアリングまたは Network Connectivity Center 経由で接続できるため、かなり手軽に Google Cloud 〜 AWS 間で専用線確立が可能。 最短で当日中に接続を確立できる。帯域は1Gbps〜100Gbps。 Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場 IAM roles and permissions (2026-04-15) Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場。 Gemini Enterprise 管理者( roles/discoveryengine.agentspaceAdmin ) Gemini Enterprise ユーザー( roles/discoveryengine.agentspaceUser ) これまでは事前定義ロールとして「ディスカバリー エンジン管理者( roles/discoveryengine.admin )」および「ディスカバリー エンジン ユーザー( roles/discoveryengine.user )」が存在していた。 なお2026年4月現在、これらのロールはそれぞれ名称が違うだけで、含まれている権限が全く同一である。 Gemini Enterprise 管理者 <=> ディスカバリー エンジン管理者 Gemini Enterprise ユーザー <=> ディスカバリー エンジン ユーザー データポータルで BigQuery の Conversational Analytics が使用可能に Data agents in Data Studio (2026-04-16) データポータル(先日、Looker Studio から改名した)の画面から、BigQuery の Conversational Analytics(会話型分析)を使用できるようになった。 データポータル Proライセンスは不要。BigQuery でデータエージェントを作成して、一般従業員にエージェントを配ることが容易になった。 データポータルから BigQuery のデータエージェントを使用する Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開 Configure an ephemeral disk for Cloud Run services (2026-04-20) Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開。 ext4 フォーマットの一時ディスク。インスタンス停止で消去される。 service、job、worker pool いずれでも使用可。従来の /tmp はインメモリのためメモリ料金を消費したが、今後は一時ディスクに逃がせる。 Preview 公開されている2026年4月現在、料金の表記はない。 Gemini Cloud Assist のサイドパネルが強化 Gemini Cloud Assist release notes - April 22, 2026 (2026-04-22) 日本語でも使える 表示させているコンソール画面をコンテキストとして読み取る グラウンディング有無を設定 カスタムインストラクション など。その他にも Private Preview で MCP への対応など。 Gemini Cloud Assist のサイドパネルが強化 Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーが接続可能に Set up your custom MCP server data store (2026-04-22) Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーをデータストアとして接続できるようになった(Preview)。 認証は OAuth。MCP 準拠の外部システムや社内データに Gemini Enterprise app からアクセスできる。 BigQuery の CDC テーブルからマテリアライズドビューを作成可能に Tables with active change data capture (2026-04-28) BigQuery の CDC(change data capture)適用テーブルをベーステーブルとして、マテリアライズドビューを作成可能になった。 ストリーミングデータを受け取るテーブルをベースに、自動更新のマテビューを作成でき、運用負荷の軽減になる。 Compute Engine、GKE、Cloud Storage で「AI Zone」が公開 AI Zones (2026-04-27) Google Cloud で「AI Zone」が公開。Compute Engine、GKE、Cloud Storage が対応。 us-south1-ai1b のような名称の特殊なゾーン。GPU や TPU が優先的に提供される代わりに一部サービスは提供されない。オランダ、テキサス、アイオワのリージョンで使用可能。地理的に隔離されているため、通常ゾーンとのレイテンシは比較的大きい。 Google SecOps が VPC Service Controls に対応 Configure VPC Service Controls for Google SecOps (2026-04-30) Google SecOps の VPC Service Controls 対応が一般公開(GA)。Google SecOps は Google の SIEM 製品。VPC Service Controls による IP アドレス制御や、コンテキストアウェアなアクセス制御が可能になった。 VPC Service Controls の ingress/egress ルールで IAM ロールが使用可能に Configure IAM roles in ingress and egress rules (2026-04-30) VPC Service Controls の ingress/egress ルールで、IAM ロールを使用した許可設定が可能に(Preview → GA)。 これまでプリンシパルやメソッドの指定ができたが特定の IAM ロールを持っている場合のみアクセス許可するよう設定できるようになった。以下の記事も参照。 blog.g-gen.co.jp Google Workspace のアップデート Google Vids から YouTube への直接エクスポートが可能に Export Google Vids directly to YouTube (2026-04-02) Google Vids から YouTube への直接エクスポートが可能に。 MP4 で一度エクスポートする必要がない。限定公開動画のエクスポートも可能。 Chrome 拡張機能 Google Vids Screen Recorder が登場 Record your screen directly from Chrome with the Google Vids Screen Recorder Chrome Extension (2026-04-02) Chrome 拡張機能「Google Vids Screen Recorder」が登場。ブラウザ画面を録画して直接 Google Vids に記録できるため編集や共有が容易になる。 Google Workspace でも個人アカウントでも利用可能。 Gemini アプリの macOS 版ネイティブデスクトップアプリが登場 Gemini アプリが Mac に登場 (2026-04-15) Gemini アプリの macOS 版ネイティブデスクトップアプリが登場。 Web 版にない機能として、画面共有して Gemini に質問する機能などがある。 Gemini アプリで会話結果から Docs や PDF を生成可能に Move from conversation to creation with file generation in Gemini (2026-04-27) Gemini アプリで会話結果から Google ドキュメント、スプレッドシート、Microsoft Word(.docx)、Microsoft Excel(.xlsx)、PDF などのファイルを直接、生成可能になった。その他の対応フォーマットは以下のとおり。 Google Workspace files (Docs, Sheets, and Slides) PDF file Microsoft Word (.docx) Microsoft Excel (.xlsx) CSV file (.csv) LaTeX (.tex) Plain Text (.txt) Rich Text Format (.rtf) Markdown (.md) Gemini アプリで会話結果から Docs や PDF を生成可能に Google Meet の Take notes for me(自動議事録)のカスタマイズが可能に New ways to customize AI-generated meeting notes (2026-04-30) Google Meet の Take notes for me(自動議事録)のカスタマイズが可能に。メモの長さや決定事項を入れるかどうかなど。 ただし、一部機能は英語にしか対応していない。詳細なカスタムプロンプトを入れられるわけではない。2026年4月30日から15日間かけて段階的ロールアウト。 杉村 勇馬 (記事一覧) 執行役員 CTO 元警察官という経歴を持つ IT エンジニア。クラウド管理・運用やネットワークに知見。AWS 認定資格および Google Cloud 認定資格はすべて取得。X(旧 Twitter)では Google Cloud や Google Workspace のアップデート情報をつぶやいています。 Follow @y_sugi_it
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