サーバーワークス の技術ブログ

「AWS Cloud Development Kit」に対応した Python コードを実践!

技術2課の多田です. 以前,「AWS Cloud Development Kit」(以下、CDK)の記事を書きました.当時は対応言語に Python がサポートされてませんでしたが, Amazon Web Services ブログで Python 対応アナウンスがありましたので,早速, Python で CDK を使ってみます。 Amazon Web Services ブログ記事 AWS クラウド開発キット (CDK) – TypeScript と Python 用がご利用可能に 関連記事 オンラインワークショップでA

ケース別 VPC ピアリングの実装の考慮点

技術2課の多田です. 複数のサブシステムを設計,実装する時に VPC ピアリングを使って相互にネットワーク疎通可能にすることがあると思います.VPC ピアリングを使ったネットワーク設計に関わってきました.VPC ピアリングは VPC 間の連携には欠かせない機能ですが,他の AWS サービスと組み合わせる時に注意すべきことがあると感じたので紹介したいと思います. 参考情報 VPC

GuardDuty のマルチアカウント運用で使うべきアカウント管理機能

技術2課の多田です. Amazon GuardDuty(以下, GuardDuty)をマルチアカウントで有効化している場合, 各アカウントの GuardDuty のイベントを管理・運用のためにアカウント管理機能を試す機会があったので今回はその内容をまとめていきます. GuardDuty のサービス概要 そもそも GuardDuty とは機械学習を用いたフルマネージドのセキュリティ脅威検知のためのサービスです.様々な機能があ

AWS CLI のコマンド実行を補助する「aws-shell」の紹介

技術2課の多田です. AWS CLI 使っていて予測変換機能やパラメータをドキュメントを都度確認せずとも実行できたら楽だなと思っていたのですが, AWS Labsを漁っていたところ「aws-shell」というツールを見つけましたので今回の記事ではこのツールについて紹介します.なお,このツールは現時点で開発者プレビューのツールとなりますのでその点は注意ください. The aws-shell is cur
AWS

UiPathを試してみよう(2)Windowsリモートデスクトップ拡張機能

こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。今回も、前回に引き続きRPAツールのUiPathを試します。 第一回目は、メールの取得処理と件名による処理の条件分岐を試しましたが、第二回目の今回は、今年の4月に追加された「Windowsリモートデスクトップ拡張機能」を試してみたいと思います。 いままでリモートデスクトップ先で何か指定する場合は
RPA

【git init】リモートリポジトリ作成【bare】

Git と仲良くなりたい技術三課の手塚です。 プッシュやマージが無事通ることを祈る毎日ですが、共同作業を行う以上、コンフリクト等の処理は避けて通れないようです。 今回はそんな時の切り分けに役立つかもしれない、Git 検証環境の作成方法を紹介します。 概要 自前でリモートリポジトリを作成し、自分だけの Git 検証環境を作成します。 準備 リポジトリ作成 local

【Slack APIアップデート】Slackのピン留めのAPI仕様が変更されたので試してみた

はじめに要点 Slackのピン留めのAPI( pins.add )のパラメータ仕様に変更があったので、利用の際には注意しましょう。 説明 サーバーワークスではコミュニケーションツールにSlackを利用しています。中でもサービス開発課は社内週報をSlackのポストを用いて発行しており、その運用をAPIで自動化しています。 http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/07/17/ca-shuho-slack-post/ その中の処理の一
API

UiPathを試してみよう(1)IMAP メールメッセージを取得

こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。今回は、RPAツールのUiPathを試してみます。UiPathは、ガートナーのマジック・クアドラントRPA部門でリーダーに選ばれ、ノンプログラミングで自動化ができるRPAツールの中でも特に注目されているツールです。そのため、実際にどんなことができるのか、気になっているという方もいらっしゃるかもしれま

Vuls と AWS Inspector のご紹介

こんにちは、MS部の高橋(大)です。 みなさん Vuls と AWS Inspector はご存知でしょうか。 ともに脆弱性検知ツールです。Vuls はフューチャー株式会社が提供しているオープンソース(SaaS版 FutureVulsあり。後述)でして、AWS Inspectorは AWSより提供がされています。 本記事では、まず脆弱性検知ツールについての説明を行い、次に Vuls, AWS Inspector 各機能と、違いをご紹介します

Cloud AutomatorでAMIの世代管理をオフにできるようになりました

本日から「EC2: AMIを作成」アクションでバックアップを作成する際に、AMIの世代管理を行わないように設定できるようになりました。 世代管理をオフにする機能について これまでCloud Automatorを利用してAMIを作成する際は世代管理を行う必要があったため、長期間保持しておきたいAMIに対してはAMIコピーやタグの削除を手動で行う必要がありました。 今回Cloud Automatorに追加

【Cloud Automator】Amazon EC2 を定期的に起動/停止【AWS運用自動化】

今期、体脂肪率を 7% 減らした技術三課の手塚です。ダイエットの成功には、我慢しなくても自然と減量が進む環境作りが重要と考えますが、この話は長いので別の機会にしましょう。 さて今回は Amazon EC2(以下 EC2) の起動・停止をノンプログラミングで自動化する方法を紹介します。 もし一日数時間しか利用せず未使用時に stop できるサーバがあれば、少ない労力でラン

vagrant+virtualbox+dockerを使ってscratchイメージからnginxコンテナを立ち上げ

こんにちは、サーバーワークス新人エンジニアの松井です。 みなさんdockerfileを自分で作成して実行してますか? 今回はEC2でdockerhubからnginxのイメージを引っ張ってこれば速攻でコンテナ作成できるものをあえてEC2とdockerHubを使わずにvagrant+virtualbox+dockerを使ってscratchイメージからnginxコンテナを立ち上げてローカルホストで接続してみます。 dockerhubにはない個別の設定を

【VPC】踏み台サーバーを考える

AWS VPCで、「踏み台」と呼ばれるサーバーがあります。なぜ踏み台なのか。「踏み台」は通常の意味では高いところのものを取るときなどに使う台のことですが、比喩的表現では何だか悪い意味で使われます。「他人を踏み台にして出世する」など、いかにも卑怯なイメージです。元々の用語(英単語)では「bastion」なんですよ。日本語にすると「要塞」です。AWS公式でも
AWS

【Python3入門】boto3を使ってPython3とAWSに触れてみよう!【60分】

ブログ移転に伴い、本記事内の文章、画像を一部修正。(2021/05/14) こんにちは、CI部の柿﨑と申します。 私はサーバーワークスに入社して3週間ほどですが、とても馴染みやすく毎日リラックスした状態で過ごせております。 このような環境で仕事ができることに感謝感激です! そんなわけで、今回はPython3入門を題材にしてみます。 さて、今この記事をご覧の方で初めて

Nitroインスタンスへ変更してみた [Windows]

こんにちは、技術3課、大阪勤務の全(ちょん)です。 サーバーワークスに入社し「クラウドワークスタイル」を経験して、仕事はオフィスでするものの常識が変わりました。 ちなみに、このブログも自宅で作成しました。 ただ、この時期だとエアコンの電気代が心配です。 はじめに 今回はWindowsOSのインスタンスタイプを非Nitro世代インタンスからNitro世代インスタン