サーバーワークス の技術ブログ

LangChainで推奨されるLCEL記法の概要を理解する

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 はじめに LangChain Expression Language (LCEL)とは 具体例 解説 イメージ図 コンポーネントとは コンポーネントの種類 インターフェース 同期メソッド 非同期メソッド LCELのメリット 終わりに はじめに 今回は今更かも知れませんが、LangChainで推奨されているLCEL記法に関する概要をまとめます。 LangChain Expression Language (LCEL)とは LangChain Expressio
AWS

【MySQL版】RDSの証明書更新について少しだけ深掘りする

こんにちは。テクニカルサポート課の森本です。 昨年8月に RDS と Aurora で SSL/TLS 証明書の更新がアナウンスされました。 当該アナウンスに関しては弊社市野が過去にブログにまとめておりますが、今回は詳しいことは極力抜きにして、どのような時にクライアント側で対応が必要になるか少しまとめてみました。 blog.serverworks.co.jp なお、今回の検証では MySQL クライアント
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【Cloud Automator】「EC2: AMIを作成」アクションによって作成されたAMIに、Cloud Automator の組織情報タグが付与されるようになりました

「EC2: AMIを作成」アクションで作成されたAMIに、Cloud Automator の組織を特定するためのタグが付与されるようになりました。 背景 複数の Cloud Automator アカウントを使用して同一のAWSアカウントでジョブを実行する場合、作成されたAMIがどの Cloud Automator アカウントのジョブによって作成されたかの特定が困難でした。 これは、AMIの管理を複雑にし、特に複数の Cloud Automator
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【RDS】DB インスタンスの再起動によるフェイルオーバーで AZ が切り替わらない

はじめに 高橋 (ポインコ兄) です。 今回は DB インスタンス (RDS) の再起動によるフェイルオーバーについての Tips です。 docs.aws.amazon.com まとめ 再起動によるフェイルオーバー後の AZ (アベイラビリティーゾーン) 確認は 10分 くらい待ってから! 再起動によるフェイルオーバーで AZ が切り替わらない? DB インスタンスの AZ が意図せずに切り替わってしまい、再起動による
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buildspec.yml 作成のためのコマンド試行用 CodeBuild 環境をサクッと用意する

はじめに 3分で試す CodeBuild プロジェクトを CloudFormation で作成 CodeBuild プロジェクトの開始、環境へのログイン 解説 まとめ はじめに AWS CodeBuild では、デフォルトで buildspec.yml というファイル名にビルド等の手続きを記載します。 docs.aws.amazon.com buildspec.yml は基本的に Git で管理されることが多いように思いますが、何度もリモートリポジトリへの Push を行って CodeBuild の動
AWS, Git

Amazon Bedrockを使った社内QAチャットボットを3か月運用して起きた変化

サーバーワークスの村上です。 2023年10月にAmazon BedrockとSlackを使った、RAG構成のチャットボットを作ってみました。 blog.serverworks.co.jp 3か月が経った今、なんとこのアプリはサーバーワークスの社内ルールやナレッジなど様々な情報を基に回答するチャットボット「サーバーワークスアシスタント」として、多くの社員のお役に立っています。 このブログでは「Bedrockで何か

VPC Lambda からプロキシ(Squid)を経由してインターネットへ接続する

こんにちは、やまぐちです。 概要 やってみる 1. リソース作成 2. Lambda の実行 環境変数の設定 再度 Lambda を実行 まとめ 概要 VPC Lambda から NLB → Proxy (Squid) 経由でインターネットへアクセスするまでを書きます。 構成図は以下のような形です。 やってみる 1. リソース作成 まずは、以下のテンプレートを CloudFormation に流してリソースを作成します。 yaml テンプレート AWSTemp
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Auroraリードレプリカをスケジュールベースで増減させるための最小権限について考えてみた

AuroraにスケジュールベースのAutoScaling設定を施す時の最小権限について説明します。

Amazon S3 Access Grants を試してみた

Active Directory やサードパーティの IdP など、IAM Identity Center と統合できる認証基盤のアイデンティティ経由での S3 バケットへのアクセスの際に、読み取り or 書き込みなどのアクセスの権限付与の一元管理や、CloudTrail による証跡の記録を行えるようにする仕組みである Amazon S3 Access Grants を試してみました。
AWS

【小ネタ】Auroraのクラスタースナップショットのクロスリージョンコピー

こんにちは。テクニカルサポート課の森本です。 お客様からのお問い合わせをいただく中で、Aurora のスナップショットのクロスリージョンコピーについて気づくことがありました。 [前提]Auroraのスナップショット料金の考え方 スナップショットに課金が発生するパターン ここで疑問 いきなり結論 まとめ 参考ドキュメント [前提]Auroraのスナップショット料金の考え方 Aur

【コピペでRAG構築】Knowledge Base for Amazon Bedrock(Aurora Serverless v2 for PostgreSQL)

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 はじめに 今回は、コピペでKnowledge Base for Amazon Bedrockを利用したRAGを構築する方法をご紹介します。 ベクターストアとしては、Aurora Serverless v2 for PostgreSQLを利用するかつ夜間停止することでできる限りコストを抑えます。 構築には30分程度かかりますが、半分以上はAurora PostgreSQLの構築が完了するのを待っている時間です。 また、Knowl
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【生成AI】私が考えるRAGシステムに必要な機能について

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 はじめに 前回のブログでは、RAGシステムの必要性やアーキテクチャの要素の考慮事項について私の考えを書いてみましたが、 今回はRAGシステムを実装する上で必要な機能について、私の考えを書いてみます。 blog.serverworks.co.jp 重要度ごとに書いていますが、実際の要件によって重要度は変わると考えておりますので、 重要度は参考

Amazon Linux 2023でopendkimを動かしたい。動かしたいの!

はじめに CS部のくつなりょうすけです。こんにちは。 GMailやYahoo!メールが1日5,000通以上のメールを送信してくる場合の制限が2024年2月1日から適用されるそうです。 DKIMやSPFなどでの対応を求められており、業界でも話題になっていることはご存じかと思います。 この記事は、その必須対応の中の、DKIMについて、Amazon Linux 2023でSMTPサーバ運用・メール送信している場合のopen
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【生成AI】RAGシステムの解析:必要性と各アーキテクチャ要素の考慮事項

こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。 RAGとは? RAGのイメージ RAGの課題(RAGシステムの必要性) 課題 解決方法 アーキテクチャ図 アーキテクチャの各要素について ①ユーザーインターフェイス 独自のUIを構築する場合 SlackやTeamsなどのチャットに組み込む ②ナレッジベース ③ETL処理 検討項目1 対応案 検討項目2(Amazon Kendraの場合検討不要) ④ベクターストア ⑤LLM ⑥RAGアプリ

AWS環境でオンプレミスDNSを使える方法 (Route 53 Resolver アウトバウンドエンドポイント)

こんにちは!イーゴリです。 今回の記事ではAWS環境で、DX/VPN経由でオンプレミス環境にあるDNSサーバーのDNSの名前解決をする方法をご紹介致します。 構成図 前提条件 アウトバウンドエンドポイント用のセキュリティグループの作成 Amazon Route 53 Resolver アウトバウンドエンドポイントの作成 3つ目のAZを追加したい場合 アウトバウンドエンドポイントのIPを自分で指定し