第2回人工知能ワークショップ「人起点のサービス現場の能力を拡張するサービスインテリジェンスとは?」

2016/05/23(月)16:00 〜 18:30 開催
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イベント内容

第2回 産総研人工知能ワークショップ「人起点のサービス現場の能力を拡張するサービスインテリジェンスとは?」

産業技術総合研究所 人工知能研究センターでは、人工知能研究に関する情報交換を目的として、原則として月に一度、外部の方やセンター内研究者を講師とする人工知能セミナーを開催しています。今回は通常のセミナーに代えて、第2回ワークショップ「人起点のサービス現場の能力を拡張するサービスインテリジェンスとは?」を開催いたします。

基本的にどなたでも無料でご参加いただけますが、登録が必要です。人工知能に興味のある方は奮ってご参加ください。多くの方々にご参加いただき活発な議論が行われることを期待しています。

概要

生活者の行動様式やニーズの多様化、少子高齢化や環境問題等の社会問題を背景とし、様々な利害関係者の要求を満たす手段としてのサービスの改善は社会、産業上の主要課題です。特に人と人の相互作用により価値創出を行う、人起点のサービス現場の改善には、業務プロセス(コト)の正確な理解と改良と、業務に用いる技術システム(モノ)を一体的に開発し、サービス現場の能力を拡張することが求められます。そのような研究領域をサービスインテリジェンスと呼び、新しいサービス設計技術、及び方法について研究開発が進められています。今回は、参加者のみなさまと理想的なサービスインテリジェンスに関して議論したいと思います。

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするために、参加できなくなった場合は早めのキャンセルをお願いします。
  • 講演中の撮影はご遠慮ください。資料につきましては後日公開予定です。
  • セキュリティチェックのため、本名でのご登録をお願いします。
  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナーおよびワークショップ運営以外の目的には使用しません。
  • 懇親会の予定はありません。

開催概要

プログラム

時刻 内容
16:00-17:00

基調講演:「サービスインテリジェンスにおけるオントロジー工学的方法論とその実践」

講師:溝口理一郎 特任教授(北陸先端科学技術大学院大学 サービスサイエンス研究センター)

概要:人工物の価値の本質である機能を理解し活用するためのオントロジーに機能オントロジーがあるが、それは、状況に埋め込まれた機能発揮としてのサービスを理解し、活用するためにも用いることができる。実際、我々は人工物の機能構造記述を実用に供してきた実績を発展させて、病院における看護サービス知識の獲得と記述、そして、その看護師研修において実践的に適用してきた。そこでは医療・看護行為の達成ゴールという「物理的ゴール」に加えて患者の満足というサービスに固有の「精神的ゴール」との二種類のゴールを階層的に構造化することが重要であった。更に、近未来におけるサステイナブルなライフスタイルを模索して、「心豊かに」暮らすという大きなゴールを体系的に分解することによって必要なサービスを探り出す問題に取り組んでいる。本講演ではこれらの成果の概要を述べると共に、その発展として「おもてなし(サービス)」のオントロジー工学的分析とモデル化への道筋、及びそれを支援する行為分解ツールOntoGearCoreにも触れる。

略歴:1977年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。大阪電通大、阪大産業科学研究所教授、北陸先端科学技術大学院大学教授を経て現在、同大学特任教授。工学博士。パターン認識関数の学習、クラスタ解析、音声の認識・理解、エキスパートシステム、知的学習支援システム、オントロジー工学の研究に従事。

17:00-17:20

パネルディスカッション:「現場のデータと知識の融合を目指したサービスインテリジェンス」

パネル参加者(敬称略):溝口理一郎、飯島ツトム、押山千秋、中村嘉志、西村拓一

17:20-17:30

「ワークショップ説明」西村拓一

HP: https://staff.aist.go.jp/takuichi.nishimura/

17:30-18:00

ワークショップテーマ:「現場のデータと知識の融合を目指したサービスインテリジェンス」

概要:グループごとのテーマに関して議論し、まとめていただきます。

18:00-18:30

「各グループ発表討論」参加者のみなさま

グループ全員が登壇し議論した内容を共有いただきます。

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