【データサイエンティスト/エンジニア】キヤノンが描くと、未来はこうなる。Canon AI・Engineer Forum

2018/03/20(火)19:00 〜 21:00 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
一般
抽選制 無料 定員150人

※ 抽選結果は、2018/03/20 以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。

イベント内容

【データサイエンティスト/エンジニア】キヤノンのAIを用いた画像認識技術を公開します! #CANON Meetup


近年、あらゆる製品・サービスへの導入が進められているAI技術。イメージングカンパニーとして世界をリードするキヤノンは、AIとどのように向き合い、いかに活用していくのか?

今回、東京大学大学院工学系研究科 特任准教授で人工知能研究の第一人者でもある松尾 豊氏をお迎えし、AI・Engineer Forumを開催します。
なお、イベントに先立ち、キヤノンのAI技術開発の最前線で活躍するエンジニア2名のインタビューを紹介。キヤノンが、AIを活用して描こうとしている未来についてお話します。


参加無料・エントリー制(締切:2018年3月14日)

イベント概要

日時  2018年3月20日(火)19:00~21:00(開場18:30)

会場  TECH PLAY SHIBUYA
    東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル 8F

定員  150名 ※お申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。

タイムテーブル

時間 内容
18:30 受付開始
19:00〜19:45
ディープラーニングの技術概要と今後の進展
東京大学大学院工学系研究科 特任准教授
松尾 豊 氏
19:45〜20:00
エンジニアトークライブ1
キヤノン株式会社 デジタルシステム開発本部 室長
御手洗 裕輔 氏
20:00〜20:15
エンジニアトークライブ2
キヤノン株式会社 NVS事業推進本部 主任研究員
沼田 真仁 氏
20:15〜20:20
クロージングトーク 
20:20〜21:00 懇親会

※ 当日予告なく時間配分、内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

松尾 豊 氏
東京大学大学院工学系研究科 特任准教授
東京大学工学部電子情報工学科卒業後、同大学院博士課程修了。2002年より産業技術総合研究所研究員を務め、2005年10月よりスタンフォード大学客員研究員。2014年4月より東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授を務める。専門は、人工知能、Webマイニング、ビッグデータ分析、ディープラーニング。

イントロダクション

キヤノンのAIにおける強みは、長年にわたり蓄積してきた画像・映像・センサーデータといったリアルな世界から得られる情報の処理技術と、AIによる学習・推論の技術の掛け合わせで、新たな価値を生み出せることにあります。

現在、AI技術に関してキヤノンが注力しているのは主に3つの領域です。公共機関での防犯やスポーツ映像分野での応用が期待される「映像製品を進化させるAI」、カメラやプリンタといった製品から得られる情報を活用する「マーケティングを進化させるAI」、そして、生産の自動化・ロボット化を推進する「生産を進化させるAI」、いずれもキヤノン独自のAI技術を生かして研究開発を進めています。

社内・グループにおけるAI技術の共通化や標準化、研究開発の相乗効果・効率化を実現する体制も整いつつある現在のキヤノンには、幅広い技術者がAIをテーマに活躍できるフィールドが広がっています。既存の製品やしくみに捉われない柔軟な発想力、先端テクノロジーをビジネスと結びつける力を発揮して、キヤノンで新しい未来を描いてみませんか。

参加対象

本イベントに興味のあるエンジニア、データサイエンティスト など

エンジニアインタビュー

AIで人間がクリエイティブに働ける社会をつくりたい

キヤノン株式会社
デジタルシステム開発本部
室長 御手洗 裕輔

私がキヤノンに入社したのは2001年ですが、入社当初から先端技術開発部門でConvolutional NNを用いた顔検出や表情認識、個人識別のアルゴリズム開発を担当していました。「AI」という言葉は昔からありましたが、当時はまだ「SF世界の言葉」と認識されていた程度だったので、入社時から研究していた技術が現在のAIを支える技術に発展していることは感慨深いですね。

2005年からは生産部門と連携して、部品の外観検査工程の自動化、2008年からは部品供給用の3Dマシンビジョンシステムの開発を担当しました。これはパレット内にバラ積みされた部品を高速・高精度に3次元認識する装置であり、「ロボットの眼」の役割を果たします。それまで人が行っていた煩雑なピッキング作業の自動化に成功しました。この3Dマシンビジョンシステムは、現在は製品化され、さまざまな生産現場で活用されています。

最近では、「AIが人間の仕事を奪う」という論調の話も耳にしますが、私はそうは思いません。AIに単純作業を任せることで、より多くの人がクリエイティブな仕事に就ける社会になれば素晴らしいですし、そうした社会に貢献できる技術を開発していきたいと考えています。

求められるのは、AI技術をビジネスにつなげていく力

人間の認知はかなりの部分を「視覚」に頼っているので、AIによる自動化、効率化を考えたとき、キヤノンが有している画像・映像に関する高度な情報処理技術は大きなアドバンテージになるでしょう。また、キヤノンはカメラや複写機など、入力から出力まで画像・映像に関わるあらゆる製品を扱っています。AIに関してもソフトウエアだけでなく、ハードウエアを含め包括的に提供できることも、キヤノンでAI技術に携わる醍醐味であると考えています。

もちろん、提供するモノやサービスは、何らかの課題を解決できるものでなければなりません。これからのキヤノンの技術者は、顧客や社会のニーズに深く切り込んで課題を抽出するなど、AI技術をビジネスにつなげていく力が求められるでしょう。

昨今では、さまざまな業界・分野で、AIに関する技術的なプラットフォームがかなり充実してきたので、昔に比べるとAIに関する研究開発を進めやすい環境が整いました。しかし、最後の最後は自分たちで、AI技術をビジネスに変えていく努力が必要です。そこに面白さを見出せる方と一緒に仕事をしていきたいですね。

AIを活用した広域監視システムの開発を担当

キヤノン株式会社
NVS事業推進本部 
主任研究員 沼田 真仁

2004年に新卒でキヤノンに入社して以来、複写機を管理するシステムの開発に長年携っていましたが、2017年にネットワークカメラを軸としてさまざまなソリューションを開発するNVS事業推進本部へ異動。現在はネットワークカメラを活用した広域監視システムを開発するプロジェクトのリーダーを任されています。そこでは、コア技術であるアルゴリズムを開発する部門と連携して、ソフトウエアやソリューションを生み出すことがミッションとなっています。

開発中の広域監視システムは、大きなイベント会場やビルをはじめとしたさまざまな公共の場において安心・安全を実現するためのものであり、現在は群衆の人数計測や特定人物の検索といった機能の精度を上げるための開発を進めています。時間帯によってカメラに映る映像が逆光になってしまうケース、さまざまな速度で歩く人を正確な映像で捉えなければならないケースなど、あらゆる条件を学習させてAIを強化したり、AIと機器をつなぐシステム側の補正をしたり、ネットワークカメラの機能を駆使して解決したりするなど、多角的なアプローチで精度向上を目指しています。開発の要所で「これは人間にはできない」ということをシステムによって実現できたときは、技術者として大きな喜びを感じます。

キヤノン全体の総合力を生かした開発ができる

キヤノンでAIに携る魅力は、カメラや複写機といった質の高いハードウエアを含めたソリューションを提供できることに加え、グローバルなネットワークやキヤノングループ全体の総合力を生かして開発を進められることが大きいと思います。最近ではネットワークカメラで世界トップクラスのシェアを誇るスウェーデンのアクシス社、高度なビデオ管理ソフトウエアを有するデンマークのマイルストーンシステムズ社をキヤノングループとして迎えており、両社の技術者とコミュニケーションを取りながらアイデアを膨らませることも可能です。

さらに、官公庁など政府系の機関、鉄道や空港といった公共交通機関の協力を得て実証実験に関わるチャンスも豊富にあります。開発中のシステムをここまで大規模な現場で試す機会のある会社はそれほどないと思いますし、より実用段階に近い状況から得られるフィードバックは貴重です。

人やモノ、資金面も含めたさまざまなバックアップに加え、長年にわたって蓄積された技術やノウハウを使って、製品やシステム、サービスを生み出すことができ、さまざまな形で社会に送り出せるしくみが整っているキヤノンの環境は、技術者にとって非常にありがたいものと言えます。

持ち物

セキュリティ確保のため、お名刺を2枚、お持ちください。

※ 受付時にお渡し下さい。

参加費

参加費は、無料です。

エントリー〆切

2018年3月14日(水) ※抽選制になります。

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【レポート】キヤノンが描くと、未来はこうなる。 - Canon AI・Engineer Forum -

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