【第42回AIセミナー】「AI技術によるデジタル変革と社会課題解決への取り組み」

2020/11/30(月)16:00 〜 18:00 開催
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イベント内容

【第42回AIセミナー】「AI技術によるデジタル変革と社会課題解決への取り組み」

産業技術総合研究所 人工知能研究センターでは、人工知能研究に関する情報交換を目的として、原則として月に一度、外部の方やセンター内研究者を講師とする人工知能セミナーを開催しています。

2020年11月は「AI技術によるデジタル変革と社会課題解決への取り組み」がテーマです。

基本的にどなたでも無料でご参加いただけますが、事前申込が必要です。人工知能に興味のある方は奮ってご参加ください。多くの方々にご参加いただき活発な議論が行われることを期待しています。


※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回よりZoomウェビナーによるオンライン開催となります。
イベントURLは参加者だけに表示されますので、口外なさらないようお願いします。

(11/20)
プログラムの順序が下記の通り変更となりました。(講師および講演内容に変更はありません。)
ご承知おきいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

  1. 本村 陽一
    「価値創出に向けたDXとAI技術:実社会ビッグデータからの確率モデリング技術の応用と事例」

  2. 豊田 俊文
    「PLASMAの社会実装事例の紹介と人工知能技術コンソーシアムにおける実証実験」

  3. 黒田 由加
    「人間中心設計プロセスによるAIの社会実装」

  4. 髙岡 昂太
    「持続可能な開発目標(SDGs)における社会課題解決に向けたDXとAI研究開発」


要旨

2020年11月は、人工知能技術によるデジタル変革と社会課題解決への取り組みついてご紹介いたします。現在、デジタル変革、デジタルトランスフォーメーション(DX)とよばれる取り組みが加速しています。しかし、単なるこれまでの産業や生活にデジタル技術を導入するだけにとどまってしまい、本来の価値や新たな価値創出の機会が失われてしまう危険性があります。そこで本セミナーでは、AI技術によるデジタル変革の意義やあるべき姿、またそれによってどんな価値を創出し、どのような課題を解決するのか、という点を明確にしてプロジェクトを進めるアプローチを紹介します。



基本情報

  • 名称:【第42回AIセミナー】「AI技術によるデジタル変革と社会課題解決への取り組み」

  • 日時:2020年11月30日(月) 16:00 - 18:00

  • 接続可能時間:15:50-18:00

  • 場所:Zoomウェビナーによるオンライン開催
    (お申し込み後、Doorkeeperより会場URLをご案内いたします。)

  • 定員:200名

  • 参加費用:無料

  • 主催:産業技術総合研究所人工知能研究センター

  • 連絡先:人工知能セミナー窓口

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。

  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。

  • 講演の録画やアップロードはご遠慮ください。

プログラム

16:00-16:30 「価値創出に向けたDXとAI技術:実社会ビッグデータからの確率モデリング技術の応用と事例」
本村 陽一
(産業技術総合研究所人工知能研究センター 首席研究員)
概要:
価値を創出するデジタル変革のために重要な、実社会ビッグデータからのサイバーフィジカルシステムシステムの構築方法について、目的変数と説明変数を想定した多者間相互作用としてのユースケースに基づく実社会現象の観測、確率現象のモデル化、多面的視座からの俯瞰と再モデル化のプロセスとそれを支援するAI技術について事例に基づいて議論します。


略歴:
1993年通産省工技院電子技術総合研究所入所、産業技術総合研究所サービス工学研究センター副研究センター長、情報技術研究部門副部門長、人工知能研究センター副研究センター長を経て、現在、首席研究員、確率モデリング研究チーム長、人工知能技術コンソーシアム会長、東工大特定教授、神戸大客員教授、博士(工学)。確率モデリング技術の基礎と応用、社会実装の研究に従事。行動計量学会理事。博士(工学)。

16:30-17:00 「PLASMAの社会実装事例の紹介と人工知能技術コンソーシアムにおける実証実験」
豊田 俊文(産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアム 副会長)
概要:
PLASMAをベースに開発されたPLSAを分析エンジンとする「Target Finder®」とベイジアンネットワークを活用したオンライン学習サービス「河合塾Oneの」紹介と、人工知能技術コンソーシアムで行われているPLASMAの社会実装を目指した実証実験をご紹介します。

略歴:
1987年早稲田大学卒業。1990年東急エージェンシー入社。クライアントの商品開発やブランディング業務を中心としたマーケティング領域の業務を担当。人工知能技術コンソーシアム副会長。

17:00-17:30 「人間中心設計プロセスによるAIの社会実装」
黒田 由加(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 ココロミルラボ 副室長)
概要:
人工知能技術コンソーシアム、社会課題解決WGでは、犯罪・福祉・健康・地域などの 社会課題に対し、多様なメンバーが参加して、その解決のための取り組みを行っています。 その取り組みは、現場で働く人やサービスの受益者に直接関わる取り組みです。 それぞれの課題に対して、どのような結果になることが解決なのか、現場の真の課題の抽出から データ取得、技術適用まで、その一連のプロセスを人間中心設計で取り組んでいます。 本講演では、人間中心設計プロセスによるAIの社会実装について、その事例を交えてご紹介します。

略歴:
2002年 慶應義塾大学政策・メディア研究科修了。同年、 (株)東芝 研究開発センター知識メディアラボラトリに入社。自然言語処理、音声情報処理の研究開発に従事。2013年(株)より東芝 デザインセンターにおいてUXデザイン研究、AI領域における技術の社会実装のためのサービスデザインを中心に取り組む。2017年東芝デジタルソリューションズ株式会社を経て、2018年三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社に入社。人間中心設計に基づくAIを中心としたテクノロジーの社会実装と、ヒトの特性を生かした新たなワーク&スタイルを創る研究開発に従事。

17:30-18:00 「持続可能な開発目標(SDGs)における社会課題解決に向けたDXとAI研究開発」
髙岡 昂太(産業技術総合研究所人工知能研究センター 主任研究員)
概要:
社会課題解決のために、現場で優先的に解決すべき課題の設定、データ化に向けた現場との合意形成とUI/UX、AI研究開発と解析結果のフィードバック、そしてどのように現場の業務改善につなげるかといった、社会課題解決のために必要なポイントについて説明します。

略歴:
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)、臨床心理士、公認心理師。千葉大学こどものこころの発達研究センター特任助教、ブリティッシュコロンビア大学客員研究員を経て、2017年より産総研人工知能研究センター確率モデリング研究チームにて、実社会に役立つAI研究開発に従事。

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